商品や製品を担う開発職には、どんな方が向いているのでしょうか。開発職への就職を目指す場合は、まずは自分の性格に合っているかを確認しておきたいところです。適性を理解したうえで、就活の参考にすることをおすすめします。
本記事では「開発職に向いている人の特徴や必要資格・スキル、開発職を目指すうえで知っておきたい企業選定の方法」などを解説します。
▼あなたに合った企業の情報が届く▼
TECH OFFERで優良オファーを受け取る
開発職とは?
まずは開発職の仕事内容や、開発職の種類を確認しておきます。
開発職の仕事内容
開発職とは製品や商品、新しい技術を生み出すお仕事です。あらゆる製品や商品の開発に関わっているため、開発職なしではメーカーは成り立たちません。そのため、開発職は企業やメーカーの花形とも言われ、就活においても人気の高い職種となっています。
開発職と一口に言っても、仕事内容は企業によって千差万別です。開発職として採用されても開発業務だけをするわけではなく、一般消費者へのアンケート調査や製品比較研究を行う場合もあります。就活を通して企業ごとの仕事内容をしっかり知ることも、非常に大切です。
開発職の種類
開発職は、主に下記の3つの種類にわけることができます。
研究開発職
研究開発職は、研究を通して新しい製品や商品を生み出す仕事です。たとえば薬剤の研究開発職であれば、薬の成分研究や治験を通して用途に合った薬剤を開発します。このように開発業務だけではなく、開発に必要な研究を行うのが研究開発職です。理系の場合は大学での研究成果や経験も、活かすことができる職種だと言えます。
技術開発職
技術開発職は、新しい技術の開発とともに製品開発も行う役割を担います。世の中や製品開発に必要な技術をゼロから開発しますので、深い探求心とチャレンジする意欲を持ち続けることを求められるお仕事です。
新しく開発した技術は特許取得できることもあり、その場合はより良い製品の開発にも繋がり、社会のあらゆる場面で役立てられることもあります。大変な面もある一方で、非常にやりがいを感じられるポジションです。
商品開発職
商品開発職は、自社企画部門などからの企画をもとに開発を進めるお仕事です。「こんな商品をつくりたい」という企画を、実際の商品に作り上げる役割を担います。企画自体はあくまで企画ですので、商品化できないこともあるのが商品開発職の特徴です。
できない場合は作るための方法を研究したり、より企画に近づけるための提案を行う場合もあります。調整力やコミュニュケーション能力も必要となるため、文系の人材が働くこともあるポジションです。
開発職に向いている人
ここからは、開発職が向いている人の代表的な特徴について解説します。企業や仕事内容によって適性も変わりますので、一般的な基準としてご参考ください。
粘り強く取り組める人
製品や商品・技術をあきらめずに開発し続けられる、粘り強い性格の方には開発職が向いています。まったくベースのない所から開発することも多いため、失敗や試行錯誤は日常茶飯事です。また、研究を進めながら開発するポジションであれば、思ったような結果がでないことも少なくありません。そのため、上手くいかないときにも根気強く取り組める力が求められるでしょう。
逆に、粘り強く取り組む能力を学生時代に身につけておけば、ある程度どんな研究職にも対応することができるはずです。また、好きな分野の研究職を選ぶことでも、粘り強さを大きく向上させられます。現在粘り強さが足りないと感じている場合は、企業選定や日々の鍛錬にも意識をおいて、残りの学生生活を活かすことが非常に大切です。
協調性のある人
社会人として開発に携わりますので、協調性ももちろん必要になります。たとえば商品開発職であれば企画職との調整が必要になったり、他社との共同開発を行ったりすることもあるお仕事です。周囲と協調し協力することが非常に大切なポジションであるため、必然的に協調性が求められる傾向にあります。
現在能力が不足している場合も、日々の意識で徐々に育ちやすいのがコミュニケーション能力です。学校内や研究室での会話をいつもより意識して行うことで、相手にとって分かりやすい、気持ちの良いコミュニケーションをできるようになります。入社後の活躍にも繋がりますので、普段から少しづつ練習していくことをおすすめします。
開発の目的を意識できる人
企業に所属する開発職は、開発の目的を忘れないことも非常に大切です。企業である以上大前提として、利益を上げることが重要になります。そのうえで社会的意義や消費者への影響などを考慮して目的化し、その目標を踏まえて開発を進めることが大切です。開発できる能力をどう活かしていくのか、学生のうちから考えるのも良い練習になります。
また、企業研究などをする際にも、企業の研究目的を考えることを意識することもおすすめです。企業のマインドや方針に触れることもできますので、自身との相性もはかりやすくなり面接を有利に進める材料にもなります。就活を進めるなかで、目的をみつける視点を育てていきましょう。
開発職に必要な資格やスキル
開発職に向いている人がわかったところで、次に開発職に必要な資格やスキルを確認しておきます。
必要な資格は業界ごとに異なる
必要な資格やスキルは、業界や企業ごとに異なるというのが事実です。就活時の企業説明会・インターン・面接などの機会を利用して、必要資格・スキルを把握すると良いでしょう。必要な資格やスキルが把握できたら、可能な限り早めに勉強を始めることがおすすめです。
仕事に必要な資格やスキルが身について入れば、入社後の活躍に繋がります。できるだけ早めに必要資格・スキルを確認し、早めに取得に向けた準備を進めましょう。
語学力が必要になることも
海外スタッフとの仕事や海外への連絡などで、語学力が必要になることもあります。企業やポジションによって異なりますので、就活を通して確認しておくことが大切です。
外国人との共同研究ができるようになれば、知見も広がりスケールの大きな開発に携われます。就活時の隙間時間などに、英語を学んでおくだけでも非常に役立つでしょう。
コミュニケーション能力
近年、開発職にはコミュニケーション能力も求められるようになってきています。企業内での調整はもちろん、他社との共同開発が増えたことがその理由のひとつです。
難しい会話をする必要はありませんが、正確に話を聞いて調整するなど、基本的な会話能力が求められています。苦手な方は学生のうちから意識しておくと、少しづつ能力は向上するでしょう。
開発職が知っておきたい企業選定の方法
最後に、開発職を目指す皆さんに向けた、失敗しない企業選定の方法を解説します。沢山の企業から自分に合った組織を見つけるために、ぜひご参考ください。
得意分野が活かせる企業を選ぶ
開発職としての仕事内容を事前に確認し、得意分野が活かせる企業を選ぶことをおすすめします。入社後に必要とされる知識や能力と、自身の得意分野が合致していれば、入社後の貢献に繋がりやすいことが最大の理由です。
企業としてもすでに必要な知見や経験があれば、求める人材に間違いありません。入社までの選考もスムーズに行われ、内定を高確率で貰えます。また、すでに得意でなくても、現在一番興味があって追及したい分野があれば、飛び込んでみるのも良い選択です。好きなことを仕事にできれば、モチベーションも高く維持できます。まずは得意や好きを軸に、企業を選定してみましょう。
説明会やインターンの雰囲気で決める
得意や好きがいまいち分からない方は、説明会やインターンに参加するのも良策です。説明会やインターンに参加すれば、実際に働く人や環境に触れられ、イメージが湧きやすくなります。自分が入社したらどんな働き方をし、どんなキャリアを築けるのかを考えて、企業を選定するのも良い方法です。
また、インターンに参加すれば、実際の開発業務に参加できる場合もあります。志望する企業の仕事が自分にあっているか、また追及していきたいものであるかを確認することも、企業選定の良い材料になるはずです。実際に働く場所や人に触れることは、失敗しない企業選びの最大のポイントです。
逆オファー型就活サイトの助けを借りる
企業選定に迷いがある場合は、「TECHOFFER」などの逆オファー型就活サイトを活用することもおすすめです。TECHOFFERの場合は、簡単なプロフィール登録をするだけで、企業からの面接やインターンのオファーを受け取れます。企業はプロフィールを参考に自社に合った人材にオファーを送るため、内定率も高いことが大きな特徴です。当然相性も良いはずなので、入社後も活躍しやすい企業です
登録の際は、専攻や研究分野・実績のほか、志望業界や志望職を記載できます。プロフィールを充実させておけば、オファーを受け取り相手企業へメッセージが可能です。意外な企業からオファーが届く場合もありますので、早めに登録しておくことが非常に大切です。就活サイトの助けも借りながら、自分に合った企業選定を進めていきましょう。
▼あなたに合った企業の情報が届く▼
TECH OFFERで優良オファーを受け取る
まとめ
今回は「開発職に向いている人の特徴や必要資格・スキル、開発職を目指すうえで知っておきたい企業選定の方法」などを解説しました。開発職の適性などについて、理解いただけたでしょうか。企業選定の方法も参考にして、早いうちから準備しておくことが大切です。TECHOFFERへの登録がまだの方は、まずはプロフィール登録から始めていきましょう。