こんにちは。理系就活情報局です。

「自己分析に自分史が良いって聞くけど、いったいどうやって作れば良い?」

「自分史の書き方がわからない」

そんな悩みを持っている理系就活生もいると思います。

自分史を作ると、自己分析から面接準備まで、就活全般でとても役立ちます。

そこで今回は、理系就活における自分史の作り方について質問例付きで解説します。

これから自分史を作ろうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください!

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自分史とは?

自分史とは?

自己理解を深める半生の履歴

就活における自分史とは、これまでの人生の経験や出来事を振り返り、自分自身の価値観や強みといった自己理解を深める半生の履歴です。

自分史を作って半生を振り返ることで、強みや弱み、価値観を客観的に理解できるようになります。

自分ならではのエピソードや価値観を企業に伝えれば、他の応募者との差別化も図れます。

自分らしいキャリアを選択していくためにも、まずは自分史を作りながら自己理解を深めていきましょう。

自分史を作るメリット

自分史を作るメリット

忘れていた出来事を思い出せる

自分史を作るメリットの1つ目は、忘れていた出来事を思い出せることです。

就活では、自分の経験に基づいたエピソードを用いて、自己PRを行います。

自分史を作成することで、これまでの人生で印象に残った出来事を整理しておけば、過去のエピソードを活用できます。

自分史作成のプロセスを経ることで、自身の強みや仕事に対する意欲を裏付ける具体的なエピソードを準備できるようになります。

自分らしさへの理解が深まる

自分史を作るメリットの2つ目は、自分らしさへの理解が深まることです。

自分史を作る時、自分の内面を正確に把握し、それを自分の言葉で分かりやすく表現するステップを踏みます。

改めて自分と向き合うことで、自分自身の新たな一面や課題を発見できるでしょう。

過去を振り返ることは気恥ずかしいかもしれませんが、自分自身を理解する機会として、前向きな気持ちを持って取り組んでみてください。

就活の軸が明確になる

自分史を作るメリットの3つ目は、就活の軸が明確になることです。

自分史とは、幼少期から現在までの経験や出来事を振り返り、自分の価値観や強み、目標を体系的に整理したものです。

自分史を作る過程で、自分がどのような場面で能力を発揮し、何に喜びや達成感を感じたかを再確認できます。

また、自分がどのような環境や仕事に向いているかが具体的に見えてくるため、企業選びや職種選択の基準が明確になるはずです。

自己PRや志望動機のエピソードが見つかる

自分史を作るメリットの4つ目は、自己PRや志望動機のエピソードが見つかることです。

自分史を作ることで半生を振り返ることで得られる一貫性のあるストーリーは、面接やエントリーシートで効果的な自己PRの作成に役立ちます。

そうした意味で、自分史を作ることは、自己理解を深めると同時に納得のいくキャリアを築くための第一歩と言えるでしょう。

自分史のテンプレート

自分史のテンプレート

以下では、自分史作りに役立つテンプレートを3つ紹介します。

何回か試してみて、自分が使いやすいテンプレートを見つけてみてください。

経験したことが軸のテンプレート

経験したことが軸のテンプレートは、経験をベースにテーマを決めて書き出していくため、自己PRなどにそのまま使えるエピソードが見つかりやすくなります。

経験経験の詳細得意だったこと
部活・最初は二軍だったが、三年次は部長として積極的に振る舞った・コツコツと練習すること
・孤立しているメンバーへの声かけ
勉強・苦手な英語を克服するために英語の小説を読みはじめ、今では辞書なしで読めるようになった。・隙間時間の復習
・小説を読むこと
・単語を覚えること
ゼミ・粘り強く研究に取り組んだ結果、研究会で発表できた・コツコツ実験する
・失敗しても諦めない
アルバイト・苦手なコミュニケーションの改善に取り組み、接客態度で表彰された・ミスをくり返さないこと
・ハキハキと挨拶すること

年代別のテンプレート

年代別のテンプレートは、今までの半生を時系列順で書き出していくため、忘れていた思い出を思い出しやすく、網羅的な内容になります。

年代努力したこと嬉しかったこと得意だったこと苦手だったこと
小学生・中学受験・PCの操作を褒められたこと・マインクラフト
・算数
・集団行動
中学生・高校受験
・プログラミングを本格的に学び始める
・アプリを作れるようになった・数学や情報の授業・古典
高校生・勉強と部活の両立
・大学受験のために偏差値を上げた
・マインクラフト仲間ができた
・友達とアプリ開発をした
・アプリ開発
・数学
・プログラミング
・古典
・英語のスピーキング
大学生・自分で作ったアプリのリリース
・英語のスピーキング
・システム開発ができるようになった・課題設定と解決・自分の考えをわかりやすく言語化すること

感情が軸のテンプレート

感情が軸のテンプレートは、一つの経験について色んな角度から振り返るので、面接で質問をされた時のバリエーションを増やせます。

感情テーマ:アルバイト
何がどうして
嫌だった・店長の指導方法に納得できなかった・アルバイトスタッフへの配慮に欠けていたから
嬉しかった・アルバイトで売上1位を達成できた・頑張りが報われたから
・自分の中の課題と向き合った結果だから
大変だった・アルバイト間の取りまとめをしたこと
・社員とアルバイト間の折衝をしたこと
・まとめ役をした経験がなかったから
・コミュニケーションに苦手意識があったから
楽しかった・指導した後輩が売上1位になった・自分の指導で後輩の成長を促せたから

自分史の作り方

自分史の作り方

各年代の自分のキャラクターを明確にする

自分史を作る際には、各年代ごとの自分のキャラクターを明確にすることが重要です。

小学生~現在に至るまでの各時期に、自分がどのような性格や価値観を持ち、どんな行動をしていたのかを振り返ることで、成長の軌跡が見えてくると思います。

各年代を振り返り、幼少期は好奇心旺盛だった、自分の得意分野に夢中になっていたなど、自分のキャラクターを明確にしてラベリングしましょう。

そうすれば、各年代の自分が持っていた強みや特徴が浮かび上がります。

自分というキャラクターの変遷を明確にすることで、自分の一貫性や成長のストーリーが構築でき、就活での自己PRや志望動機に説得力を持たせることができるはずです。

エピソードを時系列で書き出す

自分史を作る際には、エピソードを時系列で書き出すことが大事です。

過去の出来事を順番に整理すると、自分の成長や価値観の変化が明確になります。

時系列に沿ってエピソードを整理することで、どのような出来事が自分の性格や価値観を形成してきたのかを理解できます。

また、出来事とともに得た学びや成長も書き出しておくと、就活での自己PRや志望動機を作る時に説得力のあるストーリーを構築しやすくなります。

モチベーションをグラフで見える化する

自分史を作る際には、モチベーションの変化をグラフで見える化することをおすすめします。

モチベーションをグラフで見える化すると、自分の成長過程や転機を客観的に把握できます。

グラフ化する時は、縦軸をモチベーションの高さ、横軸を時間軸(小学生、中学生、高校生、大学生など)としてグラフを作成しましょう。次に、各時期における具体的な出来事や経験を振り返り、そのときのモチベーションの状態を記録していきます。

グラフを通じて、モチベーションが高まった場面では何が原動力となったのか、低下したときはどのように回復したのかが見えてくるはずです。

当時の感情を書き出して分類する

自分史を作る際には、当時の感情を書き出して分類することが大事です。

過去の出来事を振り返るだけでなく、そのときに感じた嬉しい、悲しい、怒りなどの感情を基点にすることで、より自己理解を深められます。

たとえば、「達成感を感じた場面」や「悔しさをバネに努力した経験」など、感情を軸に整理すると、自分がどのような状況でモチベーションが上がり、どのように行動する傾向があるのかが見えてくるはずです。

学びになったことを書き出す

自分史を作る際には、経験から得た学びを書き出しましょう

幼少期から現在までの印象的な出来事を時系列で整理して、それぞれの出来事から「何を学んだのか」を具体的に書き出します。

その過程で、自分がどのような経験によって成長してきたのかが見えてきます。

自分史を作るときのポイント

自分史を作るときのポイント

事実だけを書く

自分史を作る時は、事実だけを書きましょう。

自分史はあくまで自分のために作成するもので、企業に提出したり自己アピールを目的としたものではありません。

自分史を作る時は自分と向き合うことに集中して、良い思い出だけでなく、失敗や挫折といったネガティブな経験も含めて、自分の人生の軌跡を正直に記録してみてください。

そうすれば、完成した自分史は自分が成長するための重要なツールとなるはずです。

小さなことでも気にせずたくさん書く

自分史を作る時は、小さなことでも気にせずたくさん書きましょう。

自分史を作る時は、些細なエピソードでも書き出すことが大切です。

就活の自己分析に関係がないように見えても、自分の価値観を理解する手がかりになる可能性があります。

たとえば、「中学2年生までは勉強が嫌いだったが、塾の先生の言葉がきっかけになり真面目に勉強するようになった」というエピソードがあったとします。

これは一見小さなエピソードに思えるかもしれませんが、人の言葉に素直に耳を傾け、努力できる性格であることや、将来の夢につながるエピソードです。

このエピソードは不要だと最初から決めつけず、できるだけ多くのエピソードを洗い出すことをおすすめします。一見たいしたことないと思うエピソードであっても、改めて見つめ直すことで、自分への理解が深まるかもしれません。

始めたきっかけややめた理由を振り返る

自分史を作る時は、何かを始めたきっかけややめた理由を振り返ることを意識しましょう。

自分の経験を振り返ることで、自分の価値観や目的意識を明確に把握することができます。

たとえば、バレー部に入部した理由が「憧れの先輩がいて、自分も先輩のように強くなって春高バレーへ出場したかったから」であれば、高い目標を意識することがモチベーション向上につながると分かります。

このように、何かを始めたきっかけややめた理由は、自分に合った環境ややりがいを見つけるヒントになります。

習い事や部活、アルバイトの経験を振り返ることで、自分の就活の軸が見えてくるでしょう。

モチベーションの上下に着目する

自分史を作る時は、モチベーションの上下にも着目してみましょう。

自分の中で大きな存在となっている物事があるのなら、モチベーションの推移をグラフ化することをおすすめします。

縦軸にモチベーションの高さ、横軸に時間を設定したグラフを作成することで、自分の気持ちの変化を一目で把握できます。

このように、自分史にモチベーショングラフを組み込むことで、各時期における自身の状況を明確に理解することができます。

周囲にヒアリングして情報を補う

自分史を作る時は、周囲にヒアリングして情報を補うと良いでしょう。

家族や友人に話を聞けば、忘れていた自分の思い出を振り返ることができます。

自分の人生は、自分一人では完結しません。さまざまな人との関わりの中で、自分がどのように成長してきたかを知ることで、自分がどんな人物なのかが浮き彫りになります。

自分史を作成する際には、周囲にヒアリングして、自分を俯瞰してみましょう。

自分史を作る時に使える質問例

自分史を作る時に使える質問例

幼少期から個性を見いだす質問

・子どもの頃、夢中になったことや好きだった遊びは?

・初めて達成感を感じた出来事は何? どんな気持ちだった?

・家族からどんな性格だと言われる?

・家族からよく言われる幼い頃のエピソードはある?

小学生時代から個性を見いだす質問

・小学生時代に挑戦したことや、結果的に成長につながった出来事は?

・部活動や習い事を通じて学んだことや得たスキルは何?

・誰かに助けられた経験や、自分が誰かを助けた経験はある?

・小学生時代に夢中になったことは?

中学生時代から個性を見いだす質問

・中学生時代に挑戦したことや、結果的に成長につながった出来事は?

・部活動や習い事を通じて学んだことや得たスキルは何?

・学校生活で自分がリーダーシップを発揮したエピソードは?

・自分が「他人と違う」と感じたエピソードは?

高校生時代から個性を見いだす質問 

・高校生時代に挑戦したことや、結果的に成長につながった出来事は?

・部活動や習い事を通じて学んだことや得たスキルは何?

・一番大変だった出来事は何?どうやって解決した?

・将来を考えた時に壁や挫折はあった? どうやって乗り越えた?

・夢中になった趣味は何? 趣味が自分にどのような影響を与えていると考えている?

大学生時代から個性を見いだす質問

・大学生時代に挑戦したことや、結果的に成長につながった出来事は?

・ストレスや困難に直面したとき、どのように対処した?

・好きなことを通じて得たスキルや経験は何?

・「これだけは誰にも負けない」と思う特技や得意分野は?

自分史を作ったら逆求人で効率的に就活を進めよう

自分史を作ったら逆求人で効率的に就活を進めよう

自分史を作成することで、自分の強みやアピールポイントが明確になり、就活の自己PRに具体性が増します。

自分史を作った後は、逆求人サイトを活用することで効率的に就活を進めましょう。

逆求人サイトでは、自分のプロフィールを公開することで、企業から直接オファーを受けられます。

自分史をもとに具体的なエピソードやキャリア目標を盛り込めば、企業の目を惹くプロフィールを作成でき、効率的に自分とマッチする企業と出会える可能性が高まります。

自分史と逆求人サイトの組み合わせは、効率的かつ戦略的に就活を進めたい方にぴったりです。

逆求人サイトの中でも理系就活生におすすめなのが、「TECH OFFER」です。

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まとめ

自分史を作成し、逆求人サイトを活用することで、理系就活生はより効率的に就職活動を進めることができます。

ぜひ自分史を作成して自分自身の強みを理解して、自分らしい将来を手に入れましょう!