こんにちは。理系就活情報局です。
インターンシップは、学生が企業で実際の業務を体験できるプログラムです。
インターンシップには短期・長期などさまざまな種類があり、開催時期や内容も企業ごとに異なります。
インターンシップに参加することで、就活生は自己PRや志望動機に具体性を持たせられ、就活を有利に進めることが可能です。
本記事ではインターンシップの種類やメリット、効果的な探し方について詳しく解説します。
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インターンシップとは?
入社前に企業で仕事の現場を体験する機会
インターンシップとは学生が入社前に企業で仕事の現場を体験する制度で、「就業体験」や「就労体験」とも呼ばれます。
企業で働く社員から仕事のやりがいや面白さを直接聞ける機会があり、プログラムによっては実際の業務を体験できます。
業界・企業・職種ごとの違いを知るだけでなく、職場の雰囲気や企業文化を肌で感じられるため、将来目指したい仕事や企業を見つけるきっかけにもなる点がメリットです。
インターンシップとアルバイトの違い
報酬がでるインターンシップもあり、アルバイトとの違いがわからない方もいるでしょう。
大きな違いは、インターンシップは学生に社会・仕事・自社の魅力を知ってもらうことを目的に開催されている点です。
インターンシップでは、普段触れることの少ない幅広い業種や職種のプログラムが用意されています。そのため、今まで知らなかった仕事に出会い、将来の選択肢を広げられます。
また、企業理念・文化・仕事内容・やりがいを伝えるプログラムもあるため、興味のある業界や職種の研究にも役立ちます。
インターンシップの開催時期
インターンシップは、主に夏・秋・冬の長期休暇期間を中心に実施されます。
夏のインターンシップは7月から8月にかけて開催されるケースが多く、長期休暇を利用して参加しやすいのが特徴です。夏のインターンシップでは、複数の企業を経験する学生も少なくありません。
秋のインターンシップは、10月から11月にかけて行われ、業界や企業によっては選考に直結するケースもあります。
冬のインターンシップは、12月から翌年2月にかけて実施されるケースが多く、年末年始の休暇を利用して参加できます。
時期によってプログラムの内容や目的が異なる場合もあるため、自分のスケジュールに合わせて参加するインターンシップを選びましょう。
インターンシップの開催期間
インターンシップの開催期間は、短期と長期の2種類に大別できます。
短期インターンシップは半日~1日のプログラムが多く、企業説明や業務体験、グループワークが中心です。気軽に参加できるため、複数の業界や企業を比較しやすい点が特徴です。
長期インターンシップは、5日~長ければ数カ月にわたるプログラムが多く、実際のプロジェクトに参加する機会もあります。業務に深く関わることでスキルが磨かれ、就職活動にも役立ちます。 目的やスケジュールに応じて、短期か長期のどちらに参加するかを選びましょう。
インターンシップの種類
汎用的能力・専門活用型インターンシップ
汎用的能力・専門活用型インターンシップは、学生が実際の職場で業務を体験し、社会で求められるスキルや専門知識を実践的に身につけることを目的としたプログラムです。
参加期間 | 汎用的能力活用型は5日以上、専門的活用型は2週間以上 |
開催時期 | 長期休暇期間にあたる春・夏・冬休み、入試休みなど |
開催場所 | 企業・オンライン |
対象 | 学部3年・4年または修士1年・2年 |
高度専門型インターンシップ
高度専門型インターンシップは、実際の就業体験を通じて専門分野の実践力を向上させることを目的としたインターンシップです。
対象者や実施期間については、現在さまざまな議論が行われており、試験的な実施となっています。
- 内容:ジョブ型研究インターンシップ(理系・博士課程対象) 、専門性を重視した修士課程学生向けプログラム
現段階では試行段階ですが、今後の正式な運用に向けて引き続き検討が進められています。
長期のインターンシップは報酬が出る場合も
長期インターンシップでは、報酬が支給されるケースがあります。
実際の業務に近いプログラムの場合は、企業が労働の対価として給与や時給を支払うケースが多いです。
報酬が出るインターンシップは責任のある仕事を任されることが多く、実践的なスキルが身につきます。
経済的なメリットだけでなく、経験を積みながら社会人としての視点を養えるのは大きなメリットです。
インターンシップに行くメリット
自分を客観的に捉えられる
インターンシップに参加することで、自分を客観的に捉えられます。
実際の業務を体験すると自分の強みや課題が明確になり、自分に何が足りていないのかが見えてきます。
また、他の学生や社員と関われば、自分の立ち位置や社会での振る舞い方を知れるるほか、企業からのフィードバックを受けて成長のヒントも得られます。
業界や企業への理解が深まる
インターンシップに参加すれば、業界や企業への理解が深まります。
実際の職場で業務を体験すると、業界の動向や具体的な仕事内容、企業の文化や方針を肌で感じられます。
HPや四季報では得られないリアルな情報が得られるため、自分が業界や企業に合っているかを判断しやすいです。
社員との交流を通じて仕事のやりがいや課題を知れば、より明確なキャリアビジョンを描けるようになります。
企業選びの軸ができる
インターンシップに参加することで、企業選びの軸を明確にできます。
実際の業務を体験すると、「自分がどのような環境で働きたいのか」「どんな仕事にやりがいを感じるのか」が具体的に見えてきます。
複数の企業でインターンを経験すれば、企業ごとの社風や働き方の違いを比較でき、自分に合った企業の特徴を把握しやすいです。
上記の経験は就職活動での志望動機や自己分析にも役立ち、より納得感のある企業選びにつながります。
本選考に活かせる学びがある
インターンシップに参加すれば、本選考に活かせる学びを得られます。
実際の業務を通じて仕事への理解が深まれば、業界や職種について具体的な経験をもって語れるようになります。
インターンシップの経験は、本選考で自信を持って臨むための重要な糧となります。
採用に直結する場合がある
インターンシップに参加すれば、採用に直結するケースがあります。
企業側はインターンシップで学生が働く姿を見て、「同業他社に取られたくない」と思う人材を早期に確保しようと考えます。
インターンシップ中の姿勢や成果が評価されれば、特別選考ルートに案内されたり、早期内定を獲得できたりするケースもあります。
インターンシップの探し方
気になる業界・企業から探す
興味のある業界や企業がある場合は、そこに絞ってインターンシップを探してみましょう。
もし気になっている企業がインターンシップや1day仕事体験を実施していなかったり、募集が終了していたりしても、同じ業界で似た事業を展開している企業を探すのがおすすめです。
志望する職種から探す
将来目指したい職種を軸に、関連する企業や職種のインターンシップを探すのも効果的です。
例えば、ITやAI分野でスキルを磨きたい場合は、ITエンジニアやデータサイエンティストなどのプログラムに参加してみましょう。
実際の業務を体験すれば、必要なスキルや業界の動向を理解でき、キャリア選択の視野が広がります。
興味のある分野で経験を積むことが、自分の将来像を明確にするきっかけにもなります。
興味のあるプログラムから探す
特に興味のある業界や企業、職種がない場合は、プログラムの内容を基準に探すのも良い方法です。
職場での業務体験やグループワーク、社会人による仕事のやりがいに関する講義など、自分が関心を持ったものに応募してみましょう。
興味のあるプログラムに参加したことがきっかけで、新たな分野や職種への興味が生まれるケースもあります。
参加できる時期から探す
インターンシップは、参加できる時期から探す方法も効果的です。
インターンシップは、夏休みや春休みなどの長期休暇に合わせて実施されるものや、週末や授業の合間に参加できる短期プログラムなど、さまざまな時期に開催されています。
自分のスケジュールと照らし合わせて、無理なく参加できるインターンを選びましょう。
特に、長期休暇中のインターンは業務を体験できることが多く、就活にも役立ちます。時間を有効活用して、興味のある業界や企業の理解を深めましょう。
給料が出るプログラムから探す
インターンシップを探す際、給料が支給されるプログラムから選ぶのも一つの方法です。
報酬があるインターンは実務に近い業務を任されることが多く、より本格的な仕事の経験ができます。
企業側もインターン生に将来の即戦力を期待しており、実践的なスキルや知識が身につきます。
また、収入を得ながら経験を積めるため、経済的な負担を減らせる点も魅力です。給料の有無を条件に加えて、自分に合ったプログラムを探してみましょう。
インターンシップに参加するための準備
自己分析
インターンシップに参加するために必要な準備の1つ目は、自己分析です。
自己分析は、インターンシップの選考で求められる「人物像」を把握し、自己PRで伝える「強み」を明確にするための重要なステップです。
自己分析を進める際は過去の経験を振り返り、成功体験や失敗から得た教訓を整理しておきましょう。
さらに、自己分析ツールの活用やキャリアセンターが開催するワークショップに参加すれば、より客観的な視点で自分を見つめ直せます。
業界・企業研究
インターンシップに参加するために必要な準備の2つ目は、業界・企業研究です。
業界・企業研究を行えば、インターンシップの選考で業界や企業への理解度をアピールできます。また、自己PRにも具体性が生まれ、説得力が増します。
業界研究では業界団体のホームページや業界本を活用し、興味のある業界の特徴や動向を把握しましょう。
企業研究ではコーポレートサイトや四季報などを参考に、事業内容・業界内での立ち位置・競合他社との違い・経営理念・今後の事業方針・福利厚生について調べましょう。
自己PR・志望動機
インターンシップに参加するために必要な準備の3つ目は、自己PR・志望動機です。
インターンシップに参加するためには、自己PRと志望動機の準備が欠かせません。
企業はインターンシップを通じて、自社の文化に合う学生や将来の戦力となる人材を見極めます。
自己PRでは自分の強みやこれまでの経験を具体的に伝え、企業にどのように貢献できるかを示しましょう。
志望動機では企業のインターンを選んだ理由や学びたいことを明確にし、熱意をアピールすることが重要です。
ビジネスマナー
インターンシップに参加するために必要な準備の4つ目は、ビジネスマナーです。
インターンシップは実際の職場で社会人と接する場のため、ビジネスマナーの基本ができているかが評価につながります。
挨拶や言葉遣い、報告・連絡・相談などの基本的なマナーを身につけておけば、良い印象を与えられます。
ビジネスマナーは、入社後にも必要不可欠なスキルです。
インターンシップ前にしっかり準備し、自信を持って実習に臨めるようにしておきましょう。
インターンシップでよくある質問
研究と両立が難しい。参加を見送ってもいい?
研究との両立が難しい場合、インターンシップへの参加を見送るのも一つの選択肢です。
しかし、短期間やオンラインで参加できるインターンも増えており、無理なく参加する方法もあります。
研究が忙しくてもインターンで得られる経験は就活で大きな武器になるため、できる範囲で挑戦してみるのがおすすめです。
研究内容と関連する業界のインターンを選べば、相乗効果も期待できます。
何社くらい参加するべき?
インターンシップの参加数に決まりはありませんが、2〜5社程度を目安にすると良いでしょう。
幅広く業界を知りたい場合は、異なる業界や職種のインターンに参加するのが効果的です。
一方で、特定の業界や企業に強い関心がある場合は、志望度の高い企業を中心に参加すると理解が深まります。
無理に数を増やすより、一つ一つのインターンでしっかり学び、得た知識を就職活動に活かしましょう。
オンラインで受けられるインターンシップもある?
近年は、オンラインで参加できるインターンシップも増えています。
オンラインのインターンシップは移動が不要で、研究や学業と両立しやすいのが魅力です。また、全国の企業のインターンに気軽に参加できるため、視野を広げるチャンスにもなります。
内容は短期間のワークショップ形式から、実際の業務を体験するプログラムまでさまざまです。取捨選択して参加しながら、経験を積みましょう。
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逆求人サイトを活用すれば、インターンシップのオファーをもらうことが可能です。
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まとめ
インターンシップは業界や企業への理解を深めるだけでなく、実際の仕事を体験して成長できるチャンスです。
早い段階でインターンシップに参加すれば、就職活動の方向性を明確にし、志望企業への理解を深められます。
自分に合ったインターンシップに参加すると、未来のキャリアがより具体的に見えてきます。
自分の可能性を広げるために、積極的にインターンシップに参加してみましょう!