こんにちは。理系就活情報局です。

「エントリーシートでよく聞かれるガクチカだけど、ちゃんとした書き方がわからない」

「書類選考に通過できるガクチカってどんなもの?」

面接でも必ず聞かれる「学生時代に力を入れたこと」は、就職活動とは切っても切り離せない存在です。

必要な時に備えて十分な準備をしておきたいところですが、具体的にどのようにガクチカを書けばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?

今回は、エントリーシートのガクチカの書き方について、例文とともに解説します!

ガクチカに自信がない理系就活生は、ぜひ参考にしてみてください!

ガクチカとは?

ガクチカとは?

ガクチカとは、「学生時代に力を入れた取り組み」のことです。

まずは、ガクチカの基本的なポイントを押さえておきましょう。

ガクチカの文字数

ガクチカの文字数は、企業によってさまざまです。

基本的には、200字〜400字と見ておくのが良いでしょう。

中には、字数指定がない企業や、100字指定の企業もあります。

字数指定がない時は、簡潔に伝えたいことをまとめられるよう400字を目安にしましょう。

ガクチカをあらかじめ用意していても、字数指定によっては1から書き直す必要があります。志望企業を絞り込んだ段階で、自分が応募する企業のガクチカの字数を確認しておきましょう。

ガクチカと自己PRの違い

共に自分の強みをアピールするガクチカと自己PRは、しばしば混同されがちです。

ガクチカと自己PRは、入社への熱意をアピールする伝え方が異なります。

ガクチカは、学生時代に取り組んだ経験をもとに、「その経験をどのように企業で活かせるか?」の「再現性」をアピールします。

自己PRでは、自分の人柄や協調性や論理的思考力など自分の特徴をアピールします。

インターンの選考で必要になる場合も

インターンの選考時に、ガクチカを求める企業も増えています。

インターンは応募者全員が参加できるものではなく、参加時点で選考される場合がほとんどです。

25卒からは採用に直結するインターンも多いため、書類選考の時点で足切りされないよう、ガクチカの対策を早めにすることをおすすめします。

写真の添付が求められることも

最近では、ガクチカに写真の添付が求められることがあります

企業は、写真を通して理系就活生の本来の姿や人間性を把握したいと考えています。

履歴書の写真や文章は、就活用に整えられたものです。

履歴書から、理系就活生の実際の様子や個性を具体的に想像することは難しいと言えるでしょう。

ガクチカで写真の添付を求められた時は、採用担当者の意図を押さえた上で写真を選びましょう。

企業がガクチカを確認する理由

企業がガクチカを確認する理由

なぜ、就活ではガクチカを聞かれるのでしょうか?

企業がガクチカを聞く理由は、3つあります。

①これまでどんなことに挑戦して、どんな結果を出せたのかを知りたい

企業は、学生の経験を通して、「入社後に活躍できる人材か」どうかを量ります。

ガクチカでは、必ずしも「論文が高く評価された」といった明確な結果は必要ありません。

取り組んだ過程にある努力や挑戦する意欲などをアピールすることが求められるため、「自分には立派な成果がない」と悩まないようにしましょう。

②学生の人間性や人柄を把握したい

企業は、入社後のミスマッチを防ぐためにも、ガクチカを通じて学生の人間性や人柄を把握したいと考えています。

ガクチカのテーマに決まりはありません。学業や部活動、サークルといった学校生活のほかにも、アルバイトや趣味もテーマになります。

ガクチカは、採用担当者に自分の人となりが伝わるように、具体的なエピソードを交えて書きましょう。

③入社後に活かせる学びを得ているか確認したい

企業は、ガクチカを通して、理系就活生の強みである専門性を見ます。

入社後に活躍してくれる人材を見分けるためには、どのように学業や研究に取り組んだのか、どんな課題や目標に対して改善したのかという点が評価ポイントとなります。

どのような経験でも、改善や改革への意識を持ち、次につなげる姿勢があれば、入社後に活躍できるポテンシャルがあると評価されるでしょう。

エントリーシート通過率を上げるガクチカとは?

エントリーシート通過率を上げるガクチカとは?

企業が評価するポイントを押さえる

エントリーシート通過率を上げるためには、企業がガクチカを評価するポイントを理解しましょう。

企業がガクチカを聞くのは、理系就活生がどんな課題にぶつかって、どのような工夫で乗り越えたのかを知りたいからです。

具体的なあなただけのエピソードを通して、企業は理系就活生の人となりや考え方、行動の理由をくみ取り、自社に合う人材なのかを見極めます。

悩んだら、以下の3つのポイントを意識してガクチカを読み返してみましょう。

・ガクチカで書いた経験が、その企業で働くことに繋がるイメージを感じさせるか?

・どんな理由が行動のモチベーションとなるのか? 

・困難な課題にぶつかったときに、どんな行動が取れるのか?/どれくらい熱意を持って取り組めるのか?

企業に合わせて複数のガクチカを使い分ける

ガクチカは、あくまでその企業が求める理系就活生を見極めるためのものです。

企業によって求める人物像は異なるため、複数のガクチカを用意して使い分けることをおすすめします。

ガクチカのエピソードを複数準備することで、協調性やリーダーシップなど幅広い観点から自己PRに繋げられ、企業の求める人物像との接点をアピールしやすくなります。

研究だけでなく、サークル活動やアルバイトなどガクチカに関係するエピソードは複数準備しておきましょう。

たとえば、「長期的な研究を行う研究職」の採用を行う企業は、「コツコツと目の前のことに取り組む、粘り強い人材」を求めています。

そうした企業に、「サークル活動を通じてリーダーシップを身につけた」とアピールしても、ミスマッチになってしまいます。

同じ経験やエピソードから書く場合も、企業が求める人物像に合わせて抽出する箇所を変えてみてください。

関連記事:理系のためのガクチカ作成のコツ【就活初心者必見】

エントリーシートのガクチカを書くための準備

エントリーシートのガクチカを書くための準備

学生時代の棚卸しをする

学生時代に力を入れた取り組みを文章化できれば、"ガクチカ"は完成しますが、力を入れた取り組みが浮かばない方もいるでしょう。

力を入れた取り組みが思い浮かばない方は、まず学生時代の出来事を棚卸しをしましょう。

入学直後から現在まで時系列に沿って、どのようなことに取り組んだのか、何に苦労をしたのかを一つ一つ思い出していきます。

昨今は日々の出来事をSNSや写真に残している方も多くいるため、SNSや写真を振り返るのも1つの方法です。

アピールしたい強みを選ぶ

ガクチカは、自分の強みをアピールすることが目的です。

複数の強みをアピールしようとすると、説得力も弱まってしまいます。

話題がばらけて何を伝えたいのかわからなくなってしまわないよう、アピールしたい強みは1つに絞りましょう。

強みを裏付けるエピソードを用意する

アピールしたい強みを決めたら、根拠となるエピソードを用意しましょう

強みを活かして成功した体験・自分の強みを自覚したきっかけをガクチカに組み込むことで、説得力が高まります。

エピソードは派手さや成果の大きさよりも、伝わりやすさが重要です。結果の大小ではなく、採用担当者が納得できるエピソードを選びましょう。

自分の強みをその企業でどう活かせるのか考える

アピールした強みとエピソードまで完成したら、次は再現性に注目しましょう。

入社後、自分の強みを活かしてどのように貢献したいのかを書き出して、具体的に述べてみてください。思いつかない場合は、募集要項や仕事内容を参考にして、強みの活かし方を考えると良いでしょう。

構成にあてはめて整える

力を入れた取り組みや印象的な出来事をピックアップした後は、紹介した構成にあわせて作り上げます。

構成は以下のとおりです。

・結論:経験の概要

・動機:なぜ行動したのか、困難など

・工夫:困難を乗り越える工夫や行動

・学び:経験をどのように生かしていくのか

企業は構成の中でも「工夫」「学び」の部分を重視するので、文章化の際には詳しく書くとよいでしょう。

エントリーシートにおけるガクチカの構成

エントリーシートにおけるガクチカの構成

力を入れたことの「結論」

まずは、力を入れたことの「結論」を伝えることから始めましょう

結論から始めることで、採用担当者に話の全体が伝わりやすくなり、自分の意図をスムーズに理解してもらいやすくなります。

もし結論から始めず、順を追ってエピソードの背景から話を始めた場合、結論までの時間が長くなり、相手に「学生時代に何を頑張ったのか」が伝わりづらくなる可能性があります。

行動した「動機や課題」

次に、行動した「動機や課題」を書くことで、力を入れたことの背景を伝えましょう。

例えば、研究をテーマにする場合は研究に興味を持ったきっかけについて簡単にまとめます。具体的な背景や動機を説明して、エピソードの中で実際の行動が核となるように伝えましょう。

困難を乗り越えるための「工夫や行動」

ガクチカの中で最も重要な要素は、自分の「工夫や行動」です。

目標や課題に向けて考えたことや実際に行動したことなど、どんなアクションを起こしたのかを詳しく書いてください。

抽象的な表現に留めず、具体的な行動や工夫の詳細を伝えましょう。

行動した結果得た「学びや成果」

最後に、行動した結果得た「学びや成果」を書きましょう。

ガクチカでは、必ずしも大きな成果は必要ありません。

思ったほどの成果が出なかった場合や成功とは言えない場合でも、努力や工夫の過程を伝えることでエピソードを通してあなたの魅力を引き出せます。

自分の経験から学んだことや自身の強みを伝えて、採用担当者があなたの入社後を思い浮かべられるようにしましょう。

ガクチカがない?エピソードの見つけ方

ガクチカがない?エピソードの見つけ方

自分が工夫したことを思い出す

まず、学生時代の経験を振り返って、自分が工夫したことや、これまで取り組んできたことを探してみましょう。

ガクチカのエピソードは、特に目立つものでなくても構いません。

日常的な出来事など、小さなエピソードも振り返ってみると、自分の強みが見つかります。

課題を乗り越えた思い出を振り返る

うまく見つからない場合は、課題を克服した経験を振り返ってみましょう

採用担当者は、ガクチカで理系就活生が失敗をどのように乗り越えたのかを知りたいと考えています。

失敗を乗り越えるまでの過程・課題を乗り越えるためにした工夫を具体的なエピソードとして紹介することで、人間性や人柄が伝わります。

褒められて嬉しかったことを取り上げる

課題の中からエピソードが見つからない場合は、嬉しかったことを振り返りましょう。

中でも、人から褒められた経験は自分では自覚していない強みを知る手がかりです。

たとえば、アルバイト先で「お客様からマニュアルにない要望を受けたのに、即座に対応していてすごいね」と褒められた経験があるなら、柔軟性・判断力・対応力が長所と言えるでしょう。

今一度、日常の中で起こった出来事を振り返り、周囲の人から言われたことを思い出してみてください。

エントリーシートにおけるガクチカの書き方のポイント・注意点

エントリーシートにおけるガクチカの書き方のポイント・注意点

オリジナル性を出す

ガクチカの内容やテーマは、他の学生と重複することがあります。

同じ分野を研究している理系就活生同士なら、研究をテーマにすれば当然似た内容になるでしょう。

採用担当者の関心を惹くためには、ガクチカにオリジナリティを持たせましょう

オリジナリティを出すためには成果を具体的な数字で示したり、相手がイメージしやすい言葉を選ぶのがおすすめです。

ガクチカは、ただ力を入れたことを書くだけでなく「どのように頑張って、何を得たのか」まで伝えなくてはいけません。

他の学生よりも深みのある経験・得た学びについて具体的に語るエピソードにすると、採用担当者の興味を引けるでしょう。

履歴書の自己PRと書き分ける

ガクチカを書く時は、自己PRとの違いを明確にしておきましょう。

ガクチカと自己PRは、以下のように強調するポイントが異なります。

・自己PR:自分の強みや長所がどういうものか

・ガクチカ:自分が頑張った行動や結果

自己PRは「自分の強みや長所」をメインにアピールするのに対し、ガクチカは「目の前の課題に対してどう取り組んだか」という過程を採用担当者にアピールします。

基本的には「その人の強み」が「実際の経験」を踏まえて的確に表現できているかが重要です。

上記のようにそれぞれメインにアピールすべきポイントが異なるため、ガクチカ作成時には留意しておきましょう。

企業が求める人物像を理解する

ガクチカを書く時は、企業の求めるものを理解しましょう。

企業は「理想とする採用像」を明確に定めており、その採用像にマッチする人材に入社してもらうことが採用活動の目的と言えます。

そのため、いくら素晴らしいガクチカを記入しても、企業が求めていることに結びつかなかった場合、エントリーシートの通過率は下がってしまいます。

企業の採用像は採用サイトなどで公開されていることも多いため、事前に確認し企業の採用像にマッチするガクチカを用意しましょう。

エピソードは脚色しない

ガクチカは自身の個性や企業とのマッチ度をアピールできるため、就活では重要な要素です。

重要性を学生側も理解しているため、ガクチカのエピソードを脚色してしまう方もいるかもしれません。

脚色は自身を大きく見せることにつながるため、おすすめはできません。

大きく見せたことで採用が決まった場合、企業側の期待値も相応に高くなるからです。

高い期待値を持たれると、入社後に苦しむ可能性も少なくありません。

次の選考過程や内定が欲しい気持ちはわかりますが、あくまで等身大の自分でアピールするようにしましょう。

エントリーシートに書くガクチカの例文

エントリーシートに書くガクチカの例文

インターンの選考に応募するガクチカ

私が学生時代に力を入れて取り組んだことは、◎◎◎◎をテーマに掲げるゼミの研究活動です。

この研究に取り組んだ理由は、高校生の時に◎◎◎◎を活用したサービスをニュースで知ったからです。

しかし、◎◎◎◎を活用する技術はまだ発展途上にあり、時には無力感に苛まれることもありました。

そこで私はゼミで取り組んでいる◎◎◎◎の研究状況を共有する場を設けて、ゼミ内の研究が互いに相乗効果を出せる環境作りを行いました。

その結果、ゼミ内での協力関係が強固になり、意見交換が活発になったことで研究を進めていけました。

現時点では具体的な成果には結びついていないものの、目下研究を進めており、来年度には研究会での発表を視野に入れています。

私はゼミの研究活動を通して、自分にできることを見つけるために視野を広く持つ重要性を理解しました。

貴社のインターンに参加できましたら、視野を広く持ち、インターン参加者とともにプロジェクト進行に貢献したいと考えています。

学業・研究をアピールするガクチカ

私が力を入れたことは、専門分野である◎◎◎の研究です。

私は物心ついた頃から、一度気になったものはとことん調べ尽くす性格でした。結論が出るまで諦めないこの性格は、私の研究活動の原動力でもあります。

私の研究テーマは、◎◎◎物質を医療に使用することを目指すというものです。

しかし、◎◎◎物質の先行研究は少なく、最初はどのように研究を行えば良いのかわからず、手探りの状態が続きました。それでも諦めずに教授や研究室の先輩と相談しながら研究を進めるうちに、◎◎◎物質と似た性質を持つ△△△物質と比較する道を見つけました。

まずは△△△物質の研究を理解するため、学術雑誌や研究書に一から当たり、時には学会に参加して先行研究について情報を集めることで、理解を深めていきました。

その結果、◎◎◎物質でも応用できる研究方法と比較できる要素が特定できたので、◎◎◎物質を医療に使用する試みについて、検証できるようになったのです。

正解が分からないという困難な状況においても決して諦めず、地道に取り組んで結果へとつなげる経験ができたことは、私にとって大きな強みとなっています。

アルバイトをアピールするガクチカ

私が学生時代に最も力を入れたことは、レンタカーのコールセンターのアルバイトです。

給与の高さに惹かれて始めたアルバイトでしたが、お客様からいただく「ありがとう」の言葉に励まされ、次第にやりがいを見いだすようになりました。

その一方で、課題も感じていました。コールセンターでは1日に約◎00件の電話に対応しますが、マニュアルに記載されていないイレギュラーな対応が多く、繁忙時には挙手をしても管理者に対応してもらえず、クレームに発展してしまうこともしばしばでした。

そこで私は、アルバイト同士でその日に受けたイレギュラー対応をリストアップし、「習っていなかったが対応する機会が多いもの」について、管理者の承諾なしに進めて良い条件を整理してマニュアル化する流れを作りました。業務の傍らマニュアルを整備するには苦労することも多く、その都度管理者に検討してもらう必要がありました。

しかし、完成した追加マニュアルをアルバイト間で共有したところ、1件あたりの対応時間が平均15%削減された上に、1件あたりの対応時間も15分以内に収まるようになりました。管理者や社員からは「業務効率化に貢献してくれてありがとう」との言葉をいただき、アルバイトの身としては異例ながら、表彰を受けました。

この経験から、私の強みは、効率化を目指す熱意と思考力だと感じています。

私の強みを活かして、様々な業務効率化サービスを提供して業界を牽引する貴社で、世の中に溢れている様々な悩みを解決していきたいと考えています。

資格の取得をアピールするガクチカ

私が学生時代に力を入れたことは、TOEICの点数アップです。

最初は就活や将来に役立つからと始めましたが、駅で外国人の方に話しかけられた際に、

全く聞き取れなかったのがきっかけで、力を入れて取り組むようになりました。

600点までは順調にスコアを伸ばしていましたが、徐々に伸び率が鈍化して、壁に当たるようになりました。

当初は点数が伸びない苦手分野の対応に注力しましたが、結果は変わらず、むしろ悪化の一途を辿りました。

600点という点数自体もそこまで悪い点数ではないので、途中であきらめかけましたが、力を入れるようになったきっかけを思い出して踏みとどまりました。

最終的に850点までスコアを伸ばすことになりますが、要因は私の粘り強い性格だと考えています。

初志貫徹という言葉があるとおり、小さい頃から一度決めた目標を最後までやり抜く性格が功を奏しました。

点数アップのために、単に苦手部分の対応をするのではなく、問題解き方やタイムマネジメントまで一から見直しをおこないました。

また大学で高スコアを出している友人に話を聞くなど、情報を集めて理解を深めていきました。

その結果、850点までスコアを伸ばし、リスニングにもかなり自信が持てるようになりました。

壁に当たり諦めそうになりましたが、決して諦めなかった点は大きな財産です。

同時に地道に取り組みを続ければ、結果がついてくることを経験できた点は大きな強みだと考えています。

インターン経験をアピールするガクチカ

私が学生時代に力を入れたことは、長期インターンシップです。具体的には、エンジニアとして、医師と患者のマッチングを図るサービスの開発に携わりました。

インターンに参加した目的は、チームでのサービス開発を学ぶことでした。これまでは一人で開発の勉強をしてきたため、インターン中はGit管理をするのもはじめての経験です。

はじめはDB構造を理解するのにも時間がかかりました。しかし、プロダクトの全体像を掴めてからは業務へ積極的に取り組めるようになり、最終的には開発メンバーとしてプロジェクトに参加できました。

私はインターン経験を通じて、チームで連携して仕事を進める力を養い、プログラミングスキルの向上だけでなく、一つの目的に向かって協力しあうコミュニケーションスキルを身につけています。

貴社に入社後もこの強みを活かして、チームの一員として◎◎◎◎の事業を発展させていきたいと考えています。

エントリーシートのガクチカで写真を提出する時のポイント

エントリーシートのガクチカで写真を提出する時のポイント

自分がはっきり映っている写真

ガクチカで写真を提出する時は、自分がはっきり映っている写真を選びましょう

ガクチカの写真は、採用担当者に「あなたらしさ」を伝えるものです。

大人数で写っていたり、遠すぎて顔がはっきり写っていない写真は避けましょう。

もし友達と一緒に写っている写真を使う場合は、ガクチカに使いたいと伝えてからにしましょう。人には肖像権があり、勝手に写真を使われて嫌な思いをする人もいます。

トラブルになって困らないように、事前に許可を取りましょう。

ガクチカとの繋がりが明確な写真

ガクチカで写真を提出する時は、ガクチカとの繋がりが明確な写真を選びましょう

どれだけ素晴らしい内容のガクチカを書いたとしても、関連性のない写真を添付してしまうと何を主張したいのかわからなくなってしまいます。

ガクチカの内容とマッチする写真を選ぶことで、ガクチカの内容に説得力が増します。

ガクチカの写真は、あくまで文章で書いた内容を裏付けるものだということを念頭に置いて、写真を選んでください。

複数人の写真もおすすめ

ガクチカで写真を提出する時は、1人よりも複数人で映っている写真がおすすめです。

1人しか映っていない写真だと、「協調性に欠ける」「人とのコミュニケーションが苦手」といった印象を与えてしまう可能性があります。

会社では、コミュニケーションをとりながら仕事を行うため、写真が与えるイメージを考慮しながら、「一緒に働いてみたい」と思われるものを選びましょう。

過度な加工はしない

ガクチカで写真を提出する時は、過度な加工はやめましょう。

写真の画質が悪すぎるものはもちろんNGですが、過度に加工された写真も避けてください。

企業は、理系就活生の本来の姿を見たいと考えています。

過度に加工された写真では、採用担当者の目的を果たせません。

加工する場合は明るさの調整や写りを良くするための加工に留めて、自然な仕上がりになるように注意しましょう。

写真がない場合の対処法

ガクチカで写真を提出する写真がない時は、友達に頼んで撮影してもらうか、写真を送ってもらうと良いでしょう。

自分では写真を撮っていなくとも、友達が撮影して保存しているかもしれません。

自分のガクチカの内容・伝えたいことを友達に伝えて、写真があるかどうか探してもらいましょう。

それでもない場合は、友達に撮影してもらいましょう。

写真の撮影時期は、必ずしもガクチカで書いたエピソードの当時でなくとも構いません。

「写真がないから」と諦めるのではなく、今からでも写真を撮って添付しましょう。

ガクチカの内容は企業によって変えた方が良いケースもある

ガクチカの内容は企業によって変えた方が良いケースもある

就活では、数十社の企業にエントリーします。

中には、毎回ガクチカを書き下ろさないといけないのかと疑問に思う理系就活生の方も多いはずです。

必ずしも毎回違うガクチカを作成する必要はありませんが、すべての企業のエントリーシートで同じガクチカが使えるわけではありません。

自分のガクチカと企業が求める人物像との間に大きな違いがある場合、内容を変更することが望ましいでしょう。

同じエピソードでも、長所・強みが業務にどのように活かされるかを変化させることで、将来の活躍のイメージを伝えられます。

ガクチカでは、自分がその企業にアピールしたい能力や考え方、行動特性に応じて、より効果的に伝わるエピソードを選択する必要があります。ガクチカでどのエピソードをアピールするかは、企業が求める人物像に照らして検討しましょう

エントリーシートに書くガクチカに関するよくある質問

エントリーシートに書くガクチカに関するよくある質問

ガクチカが本当にない場合はどうすればよい?

ガクチカの内容や表現以前の問題として、ガクチカが本当になくて困っているという方も多いでしょう。

結論、ガクチカが全くない方は基本的にはいません。

自分の中から引き出せていないケースがほとんどです。

些細な点だったので力を入れた取り組みにカウントしていないだけで、棚卸しをすれば、力を入れた取り組みとして成立するケースはあります。

どのような些細な点でもいいので、力を入れた取り組みを洗い出してみることから始めましょう。

印象に残る面白いガクチカを作るにはどうすればよい?

多くの学生がエントリーする企業では、印象に残るようなガクチカでアピールができれば、選考で有利に働く可能性があります。

印象に残る面白いガクチカを作るには、2つ方法があります。

1つ目は独特な体験をすることです。

ガクチカの元となるエピソード自体が独特であれば、自然と印象に残るガクチカとなるため、目を引く内容になるでしょう。

ただし独特な体験自体の難易度が高いため、簡単な方法ではありません。

2つ目は表現の方法を変えることです。

ガクチカの元となるエピソードがありふれていても、表現を変えれば、目を引く内容になる可能性があります。

学生の多くはテンプレートに近いガクチカにしているため、できるだけオリジナリティの高い内容・表現にすれば、印象に残りやすくなるでしょう。

エントリーシートの自己PRとガクチカがかぶる場合はどうすればよい?

ガクチカと異なり、自己PRは、自分の能力をアピールするものです。

同じテーマを扱っていてもアピールポイントが異なるため、かぶっても気にすることはありません。

ただし、ガクチカと自己PRの書き分けが出来ていない場合は、書き直すことをオススメします。

ガクチカの写真にほかの人が写っている時はモザイクをかけたほうがよい?

特に指定がなければ、写真にモザイクをかける必要はありません

企業側も写真を個人情報として扱い、インターネットなどに公開することはないからです。

ただし、企業側からモザイクの指定がある場合は、必ず従いましょう。

どうしても写真がない時はフリー素材でもよい?

写真をあまり撮らない理系就活生は、ガクチカに添付する写真がないと悩むと思います。

今から撮影するのも難しい場合は、最終手段としてフリー素材を添付することも可能です。写真を添付せずに提出することは絶対に避けましょう。

スカウトサービスでガクチカをアピールしよう

スカウトサービスでガクチカをアピールしよう

一般的な選考方法の場合、ガクチカを活用する機会は、エントリーシートと面接だけです。

時間をかけてガクチカを組み上げたのであれば、できるだけ利用したいと考える方は多いでしょう。

作り上げたガクチカを活用したいのであれば、スカウトサービスへの登録がおすすめです。

スカウトサービスでは学生のプロフィールやガクチカを参考にして、学生へ逆オファーをおこなっています。

ガクチカがきっかけとなり、企業からのオファーを受ける可能性は十分にあります。

実際にスカウトサービスの活用を検討しているのであれば、『TECH OFFER』がおすすめです。

『TECH OFFER』は理系学生に特化したスカウトサービスであり、利用する企業も理系学生の採用を目指す企業ばかりです。

『TECH OFFER』への登録はたったの5分でおこなえ、1人あたり20社のオファーを受け取っています。

ガクチカを最大限に活用したい場合には、『TECH OFFER』がおすすめです。

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まとめ

ガクチカは、エントリーシートの通過率を左右します。

頑張ったことを並べるだけでなく、企業が求める人物像を押さえて、ピンポイントに訴求しましょう。説得力のあるガクチカは、次の選考へと進む後押しとなります。

ガクチカの準備と併せて理系就活生におすすめしたいのは、「TECH OFFER」への登録です。

「TECH OFFER」は、理系に特化した逆求人型サイトで、これまでの学びや体験をもとに、理系就活生の価値を最大化して、さまざまな企業とマッチングするサービスです。

就活生側からのアクションではなく、企業オファーから就活がスタートするため、知らなかった優良企業との出会いや、自分の専門性を活かせる道が見つかります。