理系就活情報局です。

今回は、理系学生におすすめの資格について解説していきます!

理系就活生に限らず多くの就活生は英語の資格であるTOEICや公認会計士などの資格は知っていてもそのほかの資格についてはあまり知らないと思います。

しかし、実際には「就活で有利になる資格」がいろいろ存在します。

そこで、この記事では、「資格の一覧」から「資格を取るメリットとデメリット」まで、解説します。

そして最後に、最低限の資格はとっているが忙しくてそのほかの資格は取れない、また忙しくて資格どころではない理系就活生が楽に就活を進めるために「活用するべき就活ツール」を紹介します。

今後資格の取得を考えている理系就活生は是非参考にしてみてください。

就職に資格は必須ではない

就職に資格は必須ではない

就活を行う上で、資格は必須ではない点を覚えておきましょう。資格は該当分野で一定の知識技術を持っていると証明できますが、採用可否の絶対的な判断基準ではありません。

企業は学生の学習能力・コミュニケーション能力・問題解決能力など、資格だけでは測れない「人間力」を重視します。ただし、特定の資格を持っていれば専門性をアピールでき、就職活動において有利に働くケースもあります。

自分のキャリアパスに合った資格の取得がおすすめです。資格取得は自己投資の一つであり、自分自身の成長につながります。ただし、資格だけに頼らず幅広いスキルを身につけるのが大切です。

就職に有利な資格ランキング

就職に有利な資格ランキング

就職に有利な資格として、以下の8つが挙げられます。

  • ・TOEIC
  • ・簿記
  • ・MOS
  • ・ITパスポート
  • ・FP(ファイナンシャルプランナー)
  • ・社会保険労務士
  • ・弁理士
  • ・普通自動車第一種運転免許

上記の中から、志望企業に求められる資格を取得しましょう。

TOEIC

TOEICは、英語のビジネスコミュニケーション能力を測る国際的な試験です。グローバル化が進む現代社会において、英語力は非常に重要なスキルとなっています。

TOEICのスコアは英語力を具体的に示せるため、多くの企業が採用の際に参考にしています。特に、海外との取引が多い・海外展開を考えている企業では、高いTOEICスコアを持つと大きなアドバンテージです。

簿記

簿記は、企業の財務状況を把握し、適切な経営判断を下すための基礎的なスキルです。簿記の資格を持っていれば会計の基本的な知識を理解していると証明できます。

特に金融業界・経理部門を目指す方にとって、大きなアドバンテージとなります。また、簿記は、自分自身のビジネスを始める際の財務管理などにも役立つ資格です。

MOS

MOS(Microsoft Office Specialist)は、Microsoft Officeのスキルを証明する国際的な資格です。Word・Excel・PowerPointなど、ビジネスで頻繁に使用されるソフトウェアの操作能力を証明できます。

MOSを取得すれば、ビジネスで必要なITスキルを持っていると証明できます。特に事務職・営業職を目指す方にとって、大きなアドバンテージです。また、MOSの知識はパソコンを使った業務の効率を上げるためにも役立ちます。

ITパスポート

ITパスポートは、情報技術の基本的な知識を証明する国家資格です。ITパスポートを取得すれば、ITの基本的な知識を理解していると証明できます。

特にIT業界を目指す方にとって、大きなアドバンテージです。また、ITパスポートの資格取得で得られる知識は自分自身のビジネスを始める際にも役立ちます。

FP(ファイナンシャルプランナー)

ファイナンシャルプランナー(FP)は、個人の資産管理・ライフプラン作成に関する専門的な知識を持つ資格です。FPの資格を持っていると、金融商品・税制・保険などの幅広い知識を持っていると証明できます。

特に金融業界・保険業界を目指す方は取得しておきたい資格です。FPの知識は、自分自身の資産管理・ライフプラン作成にも役立ちます。

社会保険労務士

​​社会保険労務士は、労働法・社会保険に関する専門的な知識を持つ国家資格です。社会保険労務士の資格を持てれば、企業の労務管理に関して高いクオリティの業務が可能であると証明できます。

特に人事部門・労務管理を担当する職を目指す方にとって、大きなアドバンテージとなります。また、社会保険労務士を取得すれば「労働社会保険諸法令に基づく申請書等の作成」など独占業務を行えるため、独立してビジネスを始めるのも可能です。

弁理士

弁理士は、特許・商標などの産業財産権に関する専門的な知識を持つ国家資格です。弁理士の資格を持てれば、あなたが知的財産に関する専門が遂行可能であると証明できます。

特に特許事務所・企業の知的財産部門を目指す方は、ぜひ取得しておきたい資格です。弁理士の資格を取得すれば「産業財産権の取得」など独占業務を行えるため、独立してビジネスを始めることもできます。

普通自動車第一種運転免許

普通自動車第一種運転免許は、自動車の運転に必要な基本的な知識と技術を証明する資格です。普通自動車第一種運転免許を取得していないと、当然ながら車を運転できません。

運輸業・営業職など多くの職種で業務に自動車を用います。自動車の運転がある職種に就く可能性がある場合は、必ず取得しておきましょう。

英語に関する資格

英語に関する資格

理系就活生だけではなく、多くの就活生が取る資格として英語の資格であるTOEICがあります。

ここでは、TOEICだけでなく、TOEFLに関する説明をし、最後には就活で有利に働く点数について紹介します。

これから受ける予定の学生は是非参考にしてみてください!

TOEIC・TOEFL

まずはTOEICから説明します。

TOEICには様々なテストの形式があります。

多くの企業で英語力の評価の基準とされているのは、TOEIC Listening & Reading Test です。

次にTOEFLについて説明します。

TOEFLは、ListeningやReadingだけでなくSpeakingとWriteningを含む4技能のテスト形式です。

難易度もかなり高く、高得点を取るにはかなりの勉強が必要になるといわれています。

また、TOEICに比べてTOEFLを受験する人は少ないですが、大学院に進学する際や留学する際にTOEFLの受験を必須とする学校もあるため、理系学生の中には受けたことがある人や今後受ける予定の人もいると思います。

就活で有利になる点数

まずはTOEICの点数から説明します。

一般的に履歴書に記載できる点数は600点以上からであるといわれています。

また、800点を超える場合には英語力があるとみなされ、有利に働く場合もあります。

しかし、難易度の高い企業を志望する場合、選考を受ける学生層の英語力も高くなるため、より高い点数を必要とされ、一般的には高い点数であっても英語力が低いとみなされてしまう場合があるため、点数を記載する際には注意が必要です。

次は、TOEFLについてです。

TOEFLでは、留学する際に70点から80点を超える点数の場合、海外大学の足きりを突破できると言われています。

そのため、70点以上の点数の場合、英語力はあるとみなされ、有利になる場合があります。

しかし、実際に受験する学生が少ないため、TOEFLの点数を英語力の目安としている企業は少なく、また受験費用も高いため、TOEFLを無理して受ける必要はないです。

資格を取るメリットとデメリット

資格を取るメリットとデメリット

ここでは資格を取得するメリットとデメリットについてまとめてみました

メリット

まずはメリットについて解説します。

志望する職種に直結している資格を取得した場合、就活で有利になる場合があります。

また、難易度の高い資格を取得した場合には、習得までにかかる多くの時間や勉強の努力量が必要です。

そのため、信頼度や継続力の指標となる場合があり、結果として就活に有利になります。

また、資格に守られているため、職を失うことのない安心感があります。

デメリット

次はデメリットについてです。デメリットは、主に2つ考えられます。

1つ目は、就活でアピールにならない場合です。

希望の職種に関係のない資格を取得している場合、就活で有利に働くことは少ないです。

また、知名度のない資格を取得している場合でも信頼度や継続力の指標にならない場合があります。

2つ目は、コストパフォーマンスが悪い場合があります。資格の中には、難易度が高く、勉強量が多くなってしまうものもあります。

ここで、資格を取る明確な目標がある場合はデメリットには繋がりませんが、とりあえず資格を取りたいという学生の場合、勉強量が多いことで他の事との両立が出来なくなってしまう場合があります。

特に、就活を有利にしたいと考える場合には、取得する資格についてよく考えるようにしましょう。

資格取得で失敗しやすいパターン

資格取得で失敗しやすいパターン

資格取得で失敗しやすいパターンとして、以下の2つが挙げられます。

  • ・志望企業にマッチしていない
  • ・就活対策をおろそかにしてしまう

志望企業にマッチしていない

資格は専門性をアピールするための有力な武器ですが、志望企業の求めるスキルとマッチしていなければ意味がありません。例えば、IT企業を目指しているのに簿記の資格を取得するのは時間と労力の無駄になるかもしれません。志望企業が求めるスキルを理解し、マッチした資格を選ぶのが重要です。

就活対策をおろそかにしてしまう

資格取得に集中しすぎて、就活対策をおろそかにしてしまわないよう気をつけましょう。資格はあくまで就活の一部であり、エントリーシートの作成・面接対策など他の就活対策も同時に進める必要があります。資格取得・就活対策のバランスを取ることが、成功への鍵となります。

就活で資格をアピールするポイント

就活で資格をアピールするポイント

就活で資格をアピールするポイントとして、以下の3点が挙げられます。

  • ・資格を取得した目的を明確にする
  • ・取得したプロセスをアピールする
  • ・資格を業務にどう活かしていくか伝える

資格を取得した目的を明確にする

就活で資格をアピールする場合、取得した目的を明確にして伝えましょう。資格を取得した目的を明確にすれば、自己啓発のためにどのような努力をしてきたのか企業に示せます。

資格を取得した理由・学んだ内容・どのように成長したのかを具体的に説明すれば、意欲・成長の可能性をアピールできます。結果的にポテンシャルが高いと判断されて、選考での評価も向上し内定につながりやすくなる点がメリットです。

取得したプロセスをアピールする

取得したプロセスをアピールする点も重要です。資格取得のプロセス自体が、努力・成長を示すエピソードとして伝えられます。

資格取得のためにどのような学習計画を立て、困難を乗り越えてきたのかを具体的に説明すれば問題解決能力・継続力などをアピールできる点がメリットです。問題解決能力・継続力などは多くの業務で求められるため、必然的に選考での評価は高くなります。

資格を業務にどう活かしていくか伝える

資格を取得しただけではなく、どのように業務へ活かしていくのかを具体的に説明するのが重要です。資格を使ってどのように企業に貢献できるのか具体的なアクションプランを提示すれば、キャリアビジョン・実行力などをアピールできます。上記の内容がアピールできれば企業が入社後の活躍イメージを明確化できるため、内定に大きく近づけます。

就活のES・履歴書に資格を書く際の注意点

就活のES・履歴書に資格を書く際の注意点

就活のES・履歴書に資格を書く際の注意点として、以下の2点が挙げられます。

  • ・資格の有効期限が切れていないか確認する
  • ・取得予定の資格も記載する

資格の有効期限が切れていないか確認する

資格の有効期限が切れていないか確認しましょう。多くの資格では有効期限が定められています。

有効期限が切れている資格を書くと、発覚したときに誤った情報を提供していると見なされて信頼性を失う可能性があります。有効期限が近い資格については早めに更新をしておきましょう。

取得予定の資格も記載する

既に所有するものだけでなく、取得予定の資格も記載することをおすすめします。取得予定でも記載しておけば、自己啓発に積極的で将来的に更なるスキルを身につける意欲があると示せます。

取得予定の資格を記載する際には、具体的な取得予定日・学習計画を明記しておきましょう。計画性・実行力も同時にアピールできます。

活用するべき逆オファーサイト「TECH OFFER(テックオファー)」

活用するべき逆オファーサイト「TECH OFFER(テックオファー)」

これまで、理系学生に向けた資格一覧や年収・難易度ランキング、メリットやデメリットを紹介してきました。

多くの理系学生は学校や研究が忙しかったりと現実的に資格に時間を割くことは難しいです。

また、資格を取得することで就活を有利に進めたいと考えている場合でもどのような資格を取ればよいのか悩んでしまう場合も多いと思います。

そんな理系学生が活用すべき逆オファーサイトは、「TECH OFFER(テックオファー)」です。

TECH OFFER(テックオファー)は、理系専用のため、もちろん採用企業は多いですし、大手企業から中小企業まで、技術系の職種を中心にスカウティング(面談や早期選考案内の声掛け)が活発です。

素養や性格、経験・求める就職条件などをもとにマッチングを行うことも可能で、自身が思ってもみなかった優良企業と出会えることも多々あります。

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これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

理系学生の就職に資格は必須ではありませんが、有利に働くケースもあります。TOEIC・簿記などさまざまな資格がありますが、志望企業にマッチしたものを選ぶことが重要です。

しかし、資格取得に集中しすぎて就活対策をおろそかにするのは避けましょう。資格をアピールする際は、取得目的・活用方法を明確に伝えることが大切です。資格を有効活用して、志望企業の内定獲得を目指しましょう。