「正直、受ける企業がなくなってきて、一気に危機感がきました」
そう語るのは、神戸大学大学院で電気電子工学を学びながら、材料・ナノ粒子の実験研究に没頭していた0.A.さん。
今回は、O.A.さんに就活エージェント(TECH OFFERコンシェルジュ)を利用したリアルな就活体験についてインタビューしました。
この記事でわかること
本記事では、6月時点で内定がなく「就活失敗」の危機に瀕した理系院生が、短期間で大手化学メーカーへの内定を掴むまでの経緯を紹介します。
研究実績があるのになぜか選考に通らない「理系特有の落とし穴」とは何か。焦りの中でエージェントを活用し、独りよがりな志望動機を「人事に刺さる言葉」へと変換したプロセスを詳述。
専攻に固執しない企業選びと、第三者視点を取り入れた戦略修正で、内定ゼロから最短ルートで納得の内定へ繋げる具体的な解決策が分かります。
それでは、O.A.さんの就活を振り返っていきましょう。
学生プロフィール

大 学:神戸大学大学院
専 攻:工学研究科 電気電子工学専攻
研 究:シリコン系ナノ粒子に関する研究
活 動:弓道部 主将/個別指導塾のリーダー講師
内定先:三菱ガス化学株式会社(プラントエンジニア)
研究も部活も本気。忙しかったけど、自信につながった
Q. 研究はどんな内容ですか?
A. ナノ粒子に関する研究で、材料はシリコンです。うちの研究室で真球度の高い、まん丸な粒子を作る方法が確立されていて、その粒子を作るときのアニール温度と粒子の大きさの関係を調べていました。毎日実験室に行って研究していました。
Q. 研究以外の大学生活はどんなでしたか?
A. 大学時代は弓道部に所属していて、勝ちをメインに行く部活でした。2回生から3回生にかけて主将を経験して、当時は忙しかったです。毎日、朝から夜まで練習していましたね。今は塾講師のリーダーもやってます。忙しかった分、やり切った自負はありますね。
Q. リーダー役はもともと得意だったんですか?
A. 元々は自分から行くタイプじゃなくて、ちょっと控えめな感じでした。でも大学時代に役割を立て続けにいただいて、自分でも自信になってきてるところかなと思ってます。
就活エージェント利用前の状況

3月の学会で出遅れ、自己分析も企業理解も甘かった
Q. 就活はいつ頃から本格的に動きましたか?
A. 周りと比べて僕自身は出遅れたと思ってます。3月の半ばに学会が1つあって、そこにすごく注力していたので、みんなが就活してた期間が空白になってしまっていました。「ここからでも間に合うかな」という甘い設計もあって、最初は出遅れましたね。
Q. 当初の準備状況はどうでしたか?
A. 受ける企業はなんとなく決めて説明会にも行ってたんですけど、面接対策や志望動機の詰めは、他の人と比べても当初は甘かったと思ってます。
インターンは行かず、研究室中心だった
Q. インターン参加はしていましたか?
A. 自分からインターンに行ったりっていうことは一切なくて、ほとんど研究室にこもりきりだったと思います。やったのは1月にプレエントリーをしたり、気になる企業の説明会を2つ受けたり、学内イベントに顔を出したり、OB訪問をしたり、そういう感じです。
登録はしていたが、オファー型は見切れていなかった
Q. 外部サービスの利用状況はどうでしたか?
A. 登録だけはしてみたんですけど、スカウトが届いてもこっちからアクションを起こすことはなくて、登録した当初はアクティブに動いてなかったです。オファー型は色々来たんですけど、思ってなさすぎるところからもいっぱい来てて、重要視せずに流してました。結果的に、興味を持つところも見逃してた気はします。
就活エージェント利用前の悩み

うまくいかない初動で、足元をすくわれた感じがした
Q. 相談前の心境はどうでしたか?
A. 思ってたよりだいぶうまくいってなかったので、危機感は少しありました。初動が良くなかったのが大きくて、「どうしよう」って感じで、足元をすくわれたような危機感がかなりありました。
経歴には自信があったが、就活での説明が疎かだった
Q. もともと就活はうまくいくと思っていましたか?
A. 経歴には多少の自信があって、それがあれば就活は乗り切れるかなって正直思っていました。部活動でしっかりやってきたり、研究をしっかりやってきた自負もあって、話す内容も用意できるかなと思ってたんですけど、逆に「就活でどう説明するか」がおろそかになってたと思います。
受ける企業が落ちてなくなり、手詰まり感が出てきた
Q. 相談しようと思った直接のきっかけは何でしたか?
A. 当時は受ける企業が落ちてなくなってきて、「もうこれどうしようかな」ってなってました。このまま1人で行くと手詰まりになりそうだと思って、相談しようと決めました。
就活エージェントの具体的な使い方

友人の一言で、6月後半に“相談する決断”ができた
Q. いつ、何がきっかけで相談しましたか?
A. 6月後半くらいですね。友人が『テックオファーの人に相談したらすごく良かった』って言ってて。半分冗談、半分“やばい”で相談したら、面接対策も企業選びもやってくれるよって。じゃあ自分も…って思い、相談しました。
企業選びから面接対策まで、何度も面談した
Q. 初回面談では何を相談しましたか?
A. 1番最初は受ける企業から相談に乗ってもらいました。自分がその業界に本当に行きたいか、企業選びの最初のところからです。
Q. 面談はどれくらいの回数でしたか?
A. 初回面談のほかにも対策で複数回面談をしました。対策では、企業勉強のアドバイスだけでなく、就活軸や学生時代頑張ったことなどの頻出質問に対する回答の壁打ちも行い、就活準備の基礎固めから応用まですべて手伝ってもらいました。各社ごとの面接対策も、1社の1回の面接に対して複数日に渡って対策の時間をとってもらったりして、本当に手厚かったです。
就活エージェントを利用して良かった点

志望動機の“作り方”を具体的に教えてくれた
Q. 一番ありがたかった支援は何でしたか?
A. 志望動機の書き方が当初わからなかったんです。2〜3回目くらいの面談で「3つの軸で作ろう」みたいに、作り方を丁寧に教えてくれた。「こうやって企業に説明するんだ」って信頼が生まれたと思います。
自分の内面や強み・弱みを言語化できた
Q. 面談を通じて気づきや変化はありましたか?
A. 「こう言えばいいんや」って気づかせていただいたことばっかりでした。就活の軸って「この企業しかじゃないとダメ」くらいのものを作らないといけないと思ってたんですけど、もっと基本の「電気で活躍したい」「海外の人と仕事したい」みたいなところを説明して、プラスでその企業がいい理由を言えばいい、という作り方を引き出してもらえたと思います。自分がどういう人間か、という内面のところも一言一言言ってくださって、強み・弱みとして説明できるようにサポートしてもらいました。1人では難しかったと思います。
専攻に囚われず、“こういう仕事もある”を知れた
Q. 求人紹介はどうでしたか?
A. 電気の学生だから電気の仕事、だけじゃなくて、「こういう仕事もありますよ」って積極的に渡してもらえたのはありがたかったです。専攻に囚われずいろんなことに挑戦できると分かったし、新しい発見がありました。
Q. 紹介は何社で、実際に受けたのは何社でしたか?
A. 紹介していただいたのは4社で、そのうち2社を実際に応募して面接を進めました。最初から「この2社でも決めよう」と思っていて、これ以上は受けずに行こうと自分で思ってやってました。
三菱ガス化学株式会社に内定承諾した理由

電気電子“だけ”で勝負しない、化学メーカーという選択
Q. 最終的に三菱ガス化学株式会社を選んだ決め手は?
A. 最初は電気電子ど真ん中を見てたんですけど、“貴重な人材になりたい”気持ちが出てきて。化学材料メーカーの中で、電気電子の自分がどう価値を出すかにワクワクしました。紹介で仕事内容のイメージが湧いて、“この仕事したい”って思えたのが大きいです。
Q. 他社比較で効いたポイントは?
A. 共通して“年収が高い”のは正直ありました。でも一番は“電気電子の学生が活躍できる”前提があって、その上で「ここなら後悔しない」と思えたか。仕事内容の納得感が決め手でした。
“自分だけができる仕事”を増やしていきたい
Q. これから社会人として、どうなっていきたいですか?
A. 電気電子の中で勝負するっていうより、他分野で自分だけができる仕事、自分だからできる仕事をどんどん見つけて増やしていきたいです。今はプラントエンジニアで行くつもりなので、新しい材料の作り方が分かって工場を作っていくってなったときに、「こいつに任せよう」になれるようになりたいと思ってます。
これから就活を行う理系学生へのアドバイス

情報が少ない中、1人で進めている人におすすめ
Q. どんな学生におすすめしたいですか?
A. 情報が少ない中で1人で就活してる人は、情報も限られるし対策方法も自己流になると、他の学生と差がついちゃうと思うので、特に1人で就活を進めて「どう進めばいいんやろう」って悩んでる人は、ぜひやってみたらいいと思います。実際に後輩にも紹介しました。
理系学生が就活エージェントを利用するうえでのポイント

自分に合ったエージェントを選ぶ
就活エージェントを効果的に活用するためには、自分に合ったエージェントを選ぶことが大切です。人それぞれ志望する業界や職種、就活への取り組み方は異なります。そのため、エージェントの提供するサービス内容や得意とする業界が、自分のニーズに合っているかを事前に確認することが必要です。
例えば、エンジニア職を目指す方であれば、理系就活や技術職の支援に強いエージェントを選ぶと良いでしょう。また、複数の就活エージェントを比較することで、自分に最善の選択肢を見つけやすくなります。
エージェントの評判と口コミを確認する
エージェント選びで迷った際は、ネット上の評判や口コミを確認することも重要です。「就活エージェントはやめとけ」や「おすすめしない」といったネガティブな意見もありますが、それは必ずしもそのエージェントが悪いというわけではありません。
担当者との相性や個々の利用者の期待と実際のギャップが原因であることが多いです。そのため、口コミを見る際は、具体的なサービス内容や利用体験を参考に、自分にとってのメリット・デメリットを客観的に判断することが必要です。
初回面談で伝えるべきポイントを明確化する
初回の面談では、エージェントに自分の希望を明確に伝えることが大切です。志望する業界や職種、希望条件(勤務地、働き方、求める企業規模など)が明確だと、エージェント側も適切な求人を紹介しやすくなります。
さらに、自分の強みや弱みを理解し、自分がどのようなキャリアを目指しているのかを伝えることで、エージェントとのコミュニケーションがスムーズになります。準備を怠らないことで、エージェントとより充実した就活サポートを実現できます。
エージェントとの信頼関係を構築する
エージェントを活用する上で、担当者との信頼関係を築くことも重要なポイントです。担当者は企業との橋渡し役を担っており、自分に合った求人紹介や選考対策をしてくれます。
そのため、日々のやり取りや相談を通じて、担当者に感謝を伝える姿勢や信頼できる印象を与えることが重要です。信頼関係が強まることで、担当者もより親身にサポートしてくれる可能性が高くなります。
就活エージェントだけに依存しない姿勢を持つ
就活エージェントは非常に便利なサービスですが、全てを任せることにはリスクも伴います。エージェントが紹介してくれる求人だけに頼るのではなく、自分自身での企業研究や応募活動も併行して行いましょう。
特に志望度の高い企業がエージェントの取り扱い対象外である場合は、自分で調査を進める必要があります。エージェントを「補助的な役割」と考え、自発的に動くことで、より効率的な就職活動を実現できます。
TECH OFFERコンシェルジュという選択肢

就職活動は、ひとりで抱え込むほど視野が狭くなり、不安が増幅してしまうものです。
今回のインタビューのように、「周りが出遅れている」「持ち駒がなくなった」という状況でも、決して手遅れではありません。
TECH OFFERコンシェルジュは、単なる求人紹介にとどまらず、理系学生特有の忙しさや研究内容を理解したコンシェルジュが、あなたの就活に並走します。
自分では気づけなかった強みの言語化から、思いもよらなかった活躍フィールドの提案まで。現状を打破し、納得のいく内定をつかみ取るための「戦略」を一緒に考えます。
まずは今の悩みを話すことから始めてみませんか。





