こんにちは。理系就活情報局です。
就活は、卒業後の社会人人生でいいスタートを切るためにとても大切な活動です。
自分の強みや特技を生かし、納得できるやりたい仕事や企業に内定をもらえるのがベストですが、先輩たちすべてが必ずしも満足のいく結果を残せたわけではありません。
第一志望に内定をもらって大満足の先輩もいれば、就活対策が足りずに希望通りとはいかなかった先輩もいます。
「就活で最大限の結果を出すために、先輩たちが後悔した事って何だろう?」
「悔いのない就活をするために、できることを今からやりたい。何からしたらいい?」
「しっかり就活をするためにやるべきことを知りたい」と考えている理系就活生に向けて、今回は先輩たちが就活でやっておけばよかったと後悔したことをランキング形式で解説します!
これから就活を始める、または就活本番を迎える理系就活生は、ぜひ参考にしてください。
就活のための対策が入学後から必要な理由
就活対策は3回生または院1回生か羅やればいいと思っているかもしれませんが、入学後から計画的に積み重ねておく必要があります。
エントリーシートに記入する内容はすぐに準備できないことも多い
エントリーシートには、ガクチカや挫折体験、成功体験など、学生時代を通じてどんなことを経験したのかについて記入する欄があります。
これらを準備するためには、入学後から学業だけでなく様々な経験を積み、多くの学びと体験をしておくことが必要です。
就活を本格的に始める時期になり、「何を書いていいのか分からない」と困ることのないよう、学業と課外活動両方に力を入れておくことをおすすめします。
資格取得や留学を考えている場合は、特に計画的な準備が必要になります。
成績や健康状態も1回生からの積み重ね
成績や健康状態は、日頃の積み重ねがとても重要です。
低回生のうちに単位を多く取得するだけでなく、できるだけいい成績を修めておくことも重要です。
いい成績を修めていれば、就活で成績証明書を求められた際に自信を持って提出でき、何より採用担当者に好印象が残せます。
健康状態についても、毎年学校で実施される健康診断で再検査や異常を指摘された時はすぐに医療機関を受診しておきましょう。
また、健康面で忘れがちなのが歯です。
歯科検診は学校の健康診断に入ってないケースも多く、むし歯などに気付くのが遅れがちになります。
就活がスタートすると治療で通院することも難しくなるため、定期的に歯科検診へ行っておくことも忘れないようにしましょう。
余裕があれば、ホワイトニングを受けておくと、印象が良くなります。
学年が上がるほど研究など学業と就活以外に時間を割けなくなる
学年が上がるほどに専門的な授業も増え、学業に割く時間が長くなります。
就活が本格化すると、学業と就活に追われて他の事に時間を割くことが難しくなり、就活対策で何かの経験を積むという時間はほぼ取ることができません。
入学後から計画的な準備をしておけば、就活本番で困ることが少なくなります。
就活の対策には時間と手間がかかる
就活の対策は、自己分析・筆記試験対策・業界や企業研究・職種研究・面接対策とやることが目白押しです。
特に時間がかかる筆記試験対策と業界や企業研究・職種研究は早い段階から取り組むことで視野が広がりやすく、よりよい選択をするために欠かせません。
これらの対策が不完全になれば、それだけ視野が狭まり、いい選択をすることができなくなります。
少しずつ、時間をかけて準備をしていくことが大切です。
就活対策で特に準備が必要となる内容
ガクチカ
ガクチカは、可能であれば複数のネタがあると安心です。
入学後から多くの経験を積んで、書くことができそうな複数の経験を積んでおくことをおすすめします。
特に、3回生または院1回生になるとインターンシップの応募が始まります。
それまでにしっかりと学業と課外活動両方の経験を積みましょう。
資格取得やアルバイトなど学業外の経験
学業以外の経験は、ガクチカや成功・挫折体験の基本となるだけではありません。
あなた自身の成長を促し、視野を広げ、より良い選択をするために必要な経験です。
積極的に資格取得やアルバイトに取り組み、様々な経験を通じて自分の可能性を広げておくことをおすすめします。
自己分析のために自分と向き合う時間
自己分析をするためには、時間が必要です。
単に今までの人生を振り返るだけではなく、どの経験からどんなことを感じ、学んだのかをしっかりと振り返ったり、自分の得意や不得意を見極めたりするためには、短時間ではできません。
時間をかけて、客観的に自分と向き合うことで初めて見えてくるものがあるのです。
少しずつ、自分と向き合うための時間をとるようにしましょう。
普段からの単位取得やいい成績の獲得
普段からいい成績や多くの単位を取ることは、就活や課外活動と同様に重要です。
学生である以上、学業が本分であり、単に単位を取得しただけの状態で就活に臨むと、選考中に採用担当者から必ず見抜かれます。
また、単位の取得は必修・選択科目を含め計画的に行う必要があります。
単位が思うように取得できていないと、就活を行わなければいけない時期に学校へ香代なかくてならなくなり、学業と就活の両立は困難を極めるでしょう。
また、万が一内定をもらっても卒業できない事態となればすべてが水の泡です。
入学後から、しっかりと計画的に単位を取得し、できるだけいい成績を取っておくことをおすすめします。
やっておけばよかったと後悔する理由
先輩たちが、就活でやっておけばよかったと後悔する理由は何でしょうか。
ESの内容を埋められない
就活では、ESの提出を求める企業が大半です。
その内容は、ガクチカだけでなく、長所や短所、志望動機、成功体験や挫折体験など、多くの質問が記載されています。
企業によっては、独特の質問を乗せているところもあります。
これらを書くためには、大学時代のみならず今まで生きてきた人生を振り返って考えなければならない設問も多く、時間がかかるのです。
これらを書くためのネタは、一朝一夕に経験して準備できるものではありません。
また、しっかりとした答えを書くためには、自分なりの言葉で練り上げることも大切です。
ESを埋められなければ、志望企業に応募することすらできなくなり、せっかくのチャンスを逃しかねません。
面接などの選考でアピールするネタがない
面接では、質問内容を変えながらも基本的には似たようなことを何度も聞いてきます。
内容としては、ESで書いたことだけでなく、入社したらどんな貢献ができるか、他社との違いなど、多くの質問を受けることになるでしょう。
その時、アピールできるネタを豊富に持っているかどうかは、選考の出来にも大きく影響します。
集団面接で先に他の学生に同じ答えを言われた時、ESとは違う内容を答えるように求められた時に対応できるかどうかも、採用担当者は見ています。
しっかり対応できるよう、準備しておきましょう。
対策不足で志望企業の選考で力を発揮できなかった
どんなに対策をしても、準備万端ということはあり得ません。
実際の選考で、どんな質問を投げかけられるか、どんな流れになるかは、その時にならないと分かりません。
必ずしも去年までと同じとは限らないのです。
特に、企業研究が足りず志望動機をアピールしきれなかったという声はよく聞きます。
全力でアピールした結果、落ちたのであれば諦めもつきますが、自分の中で不完全燃焼だった場合は悔やんでも悔やみきれない結果となります。
対策はしっかりと行い、直前までなんどもブラッシュアップするようにしましょう。
自分に合った企業を見つけられなかった
自己分析や業界・企業研究がしっかりできていないと、自分に合った企業を選ぶことができません。
学生が知っている企業は、マスメディアで宣伝していたり、店頭で見たことがある商品、サービスを扱っている会社が大半です。
しかし、世間にはその何万倍という会社が存在し、中にはニッチでなかなか知られていない業界や優良企業も多数存在しているのです。
その中には、あなたの専攻や強みを生かせる企業が隠れている可能性も充分あります。
そんな優良企業を見逃さないためにも、しっかりとした自己分析や業界・企業研究を行うことが大切です。
また、テックオファーのようなオファー型サイトへ登録しておくと、知らなかった優良企業からスカウトが届く可能性があります。
学業で忙しい中、効率的に就活を行うためにもぜひ登録しておくことをおすすめします。
就活の対策でやっておけばよかったと思うことランキング
1位:自己分析
自己分析は、自分の強みや弱み・特技を知るために欠かせない作業です。
これができていないと、自分と合っていない企業や職種を選ぶことになりかねません。
自分らしさを生かせる企業を見つけるために、徹底して行いましょう。
2位:学業以外の様々な経験を積んでおく(ガクチカ対策)
ガクチカ対策として、学業以外の様々な経験を積んでおけばよかったと思う先輩もたくさんいます。
もちろん、研究や学業の中で経験したことを語っても問題ありませんが、様々な経験をしておけば、ガクチカなどの対策がスムーズになるでしょう。
3位:志望企業や業界分析
業界分析や企業研究は、ここまでやったから大丈夫というラインはありません。
情報は常に新しくなり、志望企業のニュースも業種によりますが日々報道されています。
定期的に新しい情報を取り入れ、他の学生に負けないしっかりとした志望動機を作り上げましょう。
4位;筆記試験対策
筆記試験対策は、SPIの問題集を1冊やっておけば十分だと思われがちですが、志望企業や職種によっては不十分です。
筆記試験は他にも種類があり、企業によって合格ラインも違います。
1冊の問題集をやったうえで、他の種類の筆記試験にも対応できるようにしておきましょう。
5位:多くの企業のインターンや説明会に参加する
できるだけ、多くの企業のインターンや説明会に参加しましょう。
私たちが知らない企業は、世の中にたくさんあります。
特に、学内で行われる企業説明会は「その大学の学生を採用したい、採用実績がある」ということで採用担当者も前向きです。
知らない企業こそ、積極的にインターンや説明会に参加して採用担当者から有益な情報を得ましょう。
後悔しないために今からできること
低学年のうちに学業以外の体験を多くしておく
低回生のうちに、アルバイトやサークル活動・ボランティア活動・留学・資格取得などできるだけ多くの経験をしておきましょう。
学年が上がっていくと、学業が忙しくなり、なかなか時間が割けません。
筆記試験対策をしておく
筆記試験対策は、志望業界や企業が決まっていなくてもある程度できる就活対策です。
まずはSPIの問題集をやり、その後他の筆記試験の問題を繰り返し解いて慣れておきましょう。
早いうちから業界研究セミナーなどに参加して多くの企業を知る
業界研究セミナーなどは、低学年から参加できるケースも珍しくありません。
また、学外で開催されるイベントや講演会など、できるだけ参加して多くの企業を知るきっかけを作りましょう。
多くの業界や企業を知っていれば、就活が本格化する頃の選択に大いに役立ちます。
自己分析を納得いくまでやってみる
自己分析も、志望業界や企業を決めるために欠かせない作業です。
できるだけ早くから取り組み、自分の得意なことや苦手なこと、強みや弱みをしっかり把握しておくと、業界や企業選択に役立ちます。
就活スケジュールから逆算してスケジューリングする
就活スケジュールは、年々早まる傾向にあります。
大学のキャリアセンターなどが主催するガイダンスでスケジュールなどの説明がありますが、可能であればそれより前にスケジュールを把握して逆算した計画を立てましょう。
まとめ
以上、就活でやっておけばよかったと先輩たちが後悔したことや、公開しないためにできることを解説してきました。
就活は、ただの活動ではありません。
ファーストキャリアとして、どの企業を選択し、入社するかはその後の社会人人生にも大きくかかわってくる重要な選択です。
自分に合った企業を選び、公開のない就活をするために計画的に準備を進めていきましょう。