こんにちは。理系就活情報局です。

「適性検査の対策をそろそろ始めないといけないけど、たくさん種類があってわからない」

「適性検査は全部対策しなくちゃだめ?」

これから適性検査の対策をはじめるにあたって、そんな疑問を持つ理系就活生も多いとも居ます。

今回は、適性検査の種類とその特徴について解説します!

これから適性検査に取り組む理系就活生は、ぜひ参考にしてみてください!

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適性検査にも種類がある?

適性検査にも種類がある?

基本は主要なものを押さえて対策する

適性検査にはさまざまな種類があります。

どの適性検査を導入するかは企業によりますが、代表的な適性検査であるSPIと玉手箱を中心に対策しましょう。

自分が受ける業界の主要な適性検査を調べておくと、効率良く対策できます。

適性検査の種類については、クチコミサイトやOB訪問で調べましょう。

直前になってしまいますが、企業からWEB適性検査のURLが送られてきた後に、アドレスから種類を特定することも可能です。

企業オリジナル問題もある

独自に開発した適性検査を行う企業もあります。

企業オリジナル問題は志望企業・業界の知識から職種に必要な専門知識、さらには一般常識まで幅広い問題が出題されます。

一般的な適性検査のようなものから入試問題に近いものまで、出題スタイルは異なります。

オリジナル問題を採用する企業は以前から継続している場合が多いため、先輩たちの就活情報を参考にしましょう。

就活でよく使われる主な能力適性検査6種

就活でよく使われる主な能力適性検査6種

SPI

SPI(Synthetic Personality Inventory)は、リクルートが提供している年間1万社以上の企業で導入されている適性検査で、受検者数は180万人にも上ります。

SPIは単なる能力検査にとどまらず性格検査の要素も含まれているため、受験者の総合的なポテンシャルを把握したい企業から人気を得ています。

SPIは回答状況に応じて出題内容が変化し、正答率が高ければ検査の難易度が上がっていく特徴があります。

能力検査・性格検査に加えて、英語力や造的把握力などを問うテストの追加も可能です。

名前SPI
出題科目言語・非言語・性格
時間言語+非言語:約35分性格:約30分
オプション英語検査・構造的把握力検査
WEBテストのURLhttp://arorua.net/

ENG

英語能力判定テストENG(English Numeric Grade)はSPIと同じくリクルート社が提供する検査で、SPIのオプションとして追加される英語科目です。

SPIの受験時に英語科目がある場合、ENGになります。

ENGはすべて英語で出題され、難易度は英検準2級程度です。

名前ENG
出題科目英語
時間約30分
WEBテストのURLhttp://arorua.net/

玉手箱

日本SHLが提供する「玉手箱」は、SPI に次いで広く利用されている適性検査です。

SPI と同様に、能力検査と性格検査で構成されています。玉手箱では、短時間で多くの問題を解く必要があり、スピードが重要視されます。

玉手箱の特徴は、能力適性検査に英語問題が含まれていることです。

英語の長文を読んで回答する問題が出題されるため、時間内に英文を速く正確に読む能力が求められます。

玉手箱のテストセンター方式は「C-GAB」と呼ばれており、同じ問題が出題されます。しかし、電卓の使用が禁止されているため、筆算で素早く解かなければなりません。 

名前玉手箱
出題科目言語・計数・英語
時間■言語論理的読解/GAB形式 :32問/15分趣旨判定/IMAGES形式 :32問/10分趣旨把握 :10問/12分
■計数四則逆算 :50問/9分図表読み取り :29問/15分表推測 :20問/20分
■英語論理的読解/GAB形式 :24問/10分長文読解/IMAGES形式 :24問/10分
WEBテストのURLhttps://web1.e-exams.jp/https://web2.e-exams.jp/https://web3.e-exams.jp/https://tsvs1.e-exams2.jp/https://tsvs2.e-exams2.jp/https://tsvs3.e-exams2.jp/https://nsvs1.e-exams4.jp/https://nsvs2.e-exams4.jp/

GAB

GABは、玉手箱と同じく日本SHLが提供する新卒総合職向けの適性検査です。

玉手箱が一般的な基礎能力や性格を判断するのに対し、GABはより専門的な能力を評価する試験となっています。GABは、新卒総合職の採用試験で多く用いられています。

名前GAB
出題科目言語・計数・パーソナリティ
時間言語:25分計数:35分パーソナリティ:約30分
WEBテストのURLhttps://web1.e-exams.jp/https://web2.e-exams.jp/https://web3.e-exams.jp/https://tsvs1.e-exams2.jp/https://tsvs2.e-exams2.jp/https://tsvs3.e-exams2.jp/https://nsvs1.e-exams4.jp/https://nsvs2.e-exams4.jp/

CAB

CABは、玉手箱・GABと同じく日本SHLが提供する、SEやプログラマーを対象とする適性検査です

コンピューター関連の職種、特にシステムエンジニアやプログラマーの人材を確保したいIT業界の企業は、CABを活用しています。

SPIとは異なり、論理的思考力を測る問題が出題されるのがCABの特徴です。

名前CAB
出題科目能力・性格
時間■能力四則逆算:50問/9分法則性 :30問/12分命令表 :36問/15分暗号 :30問/16分
■性格:68問/約20分
WEBテストのURLhttps://web1.e-exams.jp/https://web2.e-exams.jp/https://web3.e-exams.jp/https://tsvs1.e-exams2.jp/https://tsvs2.e-exams2.jp/https://tsvs3.e-exams2.jp/https://nsvs1.e-exams4.jp/https://nsvs2.e-exams4.jp/

TG-WEB

TG-WEBは、ヒューマネージ社が提供する適性検査です。

コンサルティング業界や金融業界で利用されており、他の適性検査に比べて問題数が少ない反面、難易度が高い特徴があります。

TG-WEBには従来型と新型のバージョンがあり、従来型の方が難易度が高く、新型は難易度が低いものの問題数が多い違いがあります。

名前TG-WEB
出題科目言語・計数・英語
時間■従来型言語:12問/12分計数:9問/18分英語:10問/15分
■新型言語:34問/7分計数:36問/8分英語:10問/15分
WEBテストのURLhttp://assessment.c-personal.com/http://assessment.e-gitest.com/https://www.c-personal.com/

そのほかの能力適性検査

そのほかの能力適性検査

SCOA

SCOAは、株式会社日本経営協会総合研究所が提供する個人の多様な特性を総合的に評価する適性検査です。

SCOAは、「知」「情」「意」の3つの側面から個人の適性を把握するスタイルです。受験形式には、ペーパーテスト形式・テストセンター形式があります。

名前SCOA
出題科目能力・性格
時間能力:60分性格:35分

CUBIC(tanθ)

CUBICは、同名の会社が提供する「人と組織を可視化する」適性検査です。

人や組織の見えにくい部分にフォーカスしており、分析からコンサルティングまで活用できるのが特徴です。

CUBICをもとに開発された「タンジェント(tanθ」)という適性検査は、「性格」「欲求」「思考タイプ」といった個人の潜在意識や資質を測定します。

名前CUBIC
出題科目能力・性格
時間能力:40~120分
性格:約20分

TAP

TAP(Test of Academic Proficiency)は、認知能力・論理的思考力・コミュニケーション能力など多岐にわたる要素を総合的に測定する適性検査です

企業が求める人物像とのマッチ度を判断するために導入する企業もあり、採用面接やグループディスカッションの場で活用されています。

名前TAP
出題科目能力問題・性格検査(職務バイタリティ・対人的側面・行動的側面)
時間総合(能力・性格):60分
オプション英語・事務適性・情報処理・オリジナル

eF-1G

eF-1Gは、株式会社イー・ファルコンが提供する就活生一人ひとりのポテンシャルの把握を目的とした適性検査です。

就活生の個性にフォーカスしており、積極性・学習姿勢・ストレス耐性・コミュニケーション力・エモーショナルコンディションなどの側面から就活生を分析しています。

時間制限付きで、数字や記号の数え上げ・連想ゲームなどの問題が出題されます。難易度が高いため、eF-1Gを実施する企業を狙う場合は本番前にしっかり対策しましょう。

名前eF-1G
出題科目能力・性格
時間■能力:114問/30分
■性格:251問/約20~40分

3E-IP

3E-IPは、エン・ジャパンが開発した適性検査です。

3E-IPは、「3E-i(知的能力テスト)」と「3E-p(性格・価値観テスト)」の2つで構成されています。

合計35分という短い検査時間で、組織で活躍する「人財」を発見することを目的としています。

名前3E-IP
出題科目能力・性格
時間■3E-i(知的能力テスト):20分■3E-p(性格・価値観テスト):15分

ミキワメ

ミキワメは、株式会社リーディングマークが提供する企業と就活生のミスマッチを減らし離職を防ぐことを目的とした適性検査です。

制限時間が短いものの、全体を俯瞰して確実に解けるよう設計されています。

能力検査では、言語と計数の問題が出題されます。計数では各Webテストの問題を集めたような形式で出題されているため、SPI・玉手箱対策をしていれば対応できるでしょう。

名前ミキワメ
出題科目能力・性格
時間■能力:20分■性格:10分

GPS

GPSは、ベネッセi-キャリアが提供する音声・動画を使用した思考力を問う適性検査です。

基礎能力やパーソナリティに加えて、社会で活躍するために必要な「課題発見力・解決力(思考力)」を重視しています。

思考力の問題は「短音声問題」「動画・音声」「テキスト問題」から成り立っているのが特徴です。基礎能力の問題は、一般的なWebテストと同様の推論などの問題が出題されます。

問題の難易度自体は高くありませんが、出題形式が特殊なため事前に対策しておくことをおすすめします。

名前GPS
出題科目思考力・基礎能力・パーソナリティ
時間■思考力:35問/45分
■基礎能力:30問/25分
■パーソナリティ:23問/10分

就活でよく使われる主な性格適性検査3種

就活でよく使われる主な性格適性検査3種

TAL

TALは、人総研が提供している脳科学と図形式検査を掛け合わせて受検者の潜在的人間力を測る適性検査です。

受検者の内面に着目し、コミュニケーション力やストレス対応力といった要素を詳細に分析するのがTALの特徴です。

書類審査や面接だけでは見えにくい受検者の本質的な資質を引き出すことができるのが強みとなっています。一方で、明確な対策方法はほとんどなく、直感的な回答が求められます。

名前TAL
時間■文章形式:約15分■図形配置:約5分

BRIDGE

BRIDGEは、リンク・アンド・モチベーション社が提供する適性検査です。

ポータブルスキル(能力適性)・モチベーションタイプ(価値基準・意欲)・ポテンシャル(学力・性格)の3つの側面を総合的に評価することで、就活生の適性を包括的に判断しています。

BRIDGEは一般的な性格検査と異なり、受験者にも結果を公開しています。

名前BRIDGE
時間約60分

内田クレペリン

内田クレペリン検査は、株式会社日本・精神技術研究所が提供する90年近くにわたって日本で用いられている作業検査法です。

問題兼回答用紙に記載された1桁の数字を順番に足し算していく検査です。個人の能力・性格・行動特性を総合的に評価し、応募者の仕事ぶりを把握できます。

名前内田クレペリン検査
時間15分間×2、5分の休憩

適性検査対策と同時にスカウトサービスに登録しよう

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これから適性検査の対策を進める理系就活生は、スカウトサービスにも登録しましょう。

就活はエントリー時期を逃せば選考に参加できません。企業も複数の就活サービスを利用していますが、それでも自分に合う企業が見つからないと悩んでいる方も多いのが現状です。

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まとめ

理系の学生にとって適性検査は重要な試練ですが、適切な対策を行うことで乗り越えられます。

就活成功への第一歩は、適性検査の対策からです!

対策をしっかりと行い、自分自身の能力を企業に証明しましょう。