こんにちは。理系就活情報局です。
就職活動を進める際、
「適性検査とSPIの違いは何だろう?」
「どのように対策すべきかわからない」
といった疑問を抱く方が多いのではないでしょうか。
今回は、適性検査とSPIの違いを解説し、就活の最初の一歩を踏み出すために知っておきたい基本を紹介します!
これから就活を始める理系就活生は、ぜひ参考にしてみてください!
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適性検査とSPIの違いとは?
SPIは適性検査の種類の1つ
適性検査とは、仕事に対する適性や人柄といった、企業が求める人材に応募者がマッチしているかを判断するテストの総称です。
SPIは、多くの企業が採用選考に導入している適性検査の中の1つです。
適性検査はカテゴリーを指す言葉であり、その中にSPIが含まれています。
SPIとは?
SPIはリクルートが開発した総合適性検査
適性検査には様々な種類がありますが、中でも特に有名なのがSPIです。
SPIは大手人材サービス会社『リクルート』が提供している適性検査で、業界でトップシェアを誇ります。
2023年3月期実績で利用社数年間15,500社がSPIを導入しており、「適性検査といえばSPI」と認識されているほど、広く活用されています。
能力検査
SPIの能力検査では、どのような職種にも共通して求められる基本的なスキルや知識を身につける際の土台となる「基礎能力」を測ります。
基礎能力が高ければ新しい情報を素早く吸収し、理解・応用が可能です。
コミュニケーション力、思考力、新しい知識・技能の習得能力といった基本的な能力は、「言語分野」と「非言語分野」の2つのカテゴリーの問題を通して評価されます。
言語分野の問題では、語彙の意味理解や話の内容把握など言語に関する力が問われる内容です。一方、非言語分野の問題では数的処理や論理的思考力など言語以外の能力が測られます。
性格検査
性格検査は、日々の行動様式や思考パターンに関する問いかけを通じて応募者の性格特性・適性を把握することを目的とした検査です。
質問項目では日常的な行動や考え方について、各項目にどの程度当てはまるかを回答していきます。
約300問の問題の解答を通じて、応募者の個性・適性・企業文化との適合性を見極めることを目的としています。
SPIの種類
SPI3-U
SPIは4種類あり、大卒採用ではSPI3-Uが主流です。
SPI3-Uは新卒の大学生を対象としており、幅広い分野から問題が出題されます。
問題数が多く、制限時間が短いため、素早い解答力が求められます。
数学の基礎知識も重要で、中学から高校レベルの復習が必須です。
SPI3-U、面接だけでは掴みづらい受験者の性格や能力を評価することを目的としており、就活で1度は通る選考過程です。
SPI3-G
SPI3-Gは、転職を希望する中途採用者を対象としています。
大卒新卒採用のSPI3-Uと比べると言語問題の難易度が高く設定されているのが特徴です。SPI3-Uにはない資料解釈問題が出題されるため、情報を迅速かつ正確に読み取る能力が求められます。
SPI3-Gでは前職と入社希望企業の環境の違いに注目し、応募者の性格を評価することも目的とされています。
SPI3-H
SPI3-Hは、就職を希望する高卒者を対象としています。
問題の難易度はそこまで高くなく、コミュニケーション能力や理解力といった基礎的な能力に加えて仕事や組織への適応性を評価することが目的です。
多くの企業は受験者の性格や組織への馴染み度合いを重視し、仕事や職場での適応力を見る基準にしています。
GSPI3
GSPI3はグローバル人材採用に用いられており、外国人の方を対象としています。
通常のSPI試験が英語・中国語・韓国語に翻訳された内容で、母語が異なる応募者に対応しています。
GSPI3の目的は、面接だけでは掴みにくい応募者の人柄や能力レベルを把握することにあります。語学力や日本語能力を測定するものではありません。
SPIの受験方法
WEBテスト
WEBテストは、自宅やオフィスなど好きな場所からインターネット経由で受験できる形式です。
地域や時間に縛られることなく企業が指定した期間内であれば、いつでも受験可能です。
地方在住者や忙しい理系就活生にとって、便利な形式となっています。
スマートフォンやタブレットからも受けられますが、問題の表示方法や接続の不安定さという懸念があるため、PC受験がおすすめです。
試験時間は能力検査が35分、性格検査が30分で設定されています。
ペーパーテスト
企業指定の会場で行われるペーパーテストは、冊子の問題に紙のマークシートで解答する形式です。
能力検査は70分、性格検査は40分と制限時間がありますので、スピーディに解答を進めることが重要です。オンラインやパソコンでの受験とは異なる形式ですが、時間管理に気をつけながら回答していきましょう。
インハウス
インハウスは、直接企業に赴いてパソコン上で能力試験を受ける受験形式です。
企業によっては、能力検査と面接が同時に行われることもあります。
制限時間は能力検査が35分、性格検査が30分です。
企業に直接出向いて受験するため、他の形式とは異なる緊張感を感じるかもしれません。自分の実力を十分に発揮できるよう対策していけば安心です。
テストセンター
テストセンターは、企業が指定する期間内で受験者が希望の日時と会場を予約し、パソコンを使用して受ける形式です。
就活シーズンはニーズが高く希望の枠が埋まりやすいため、テストセンターで受験する場合は早めの予約がおすすめです。
能力検査は35分、性格検査は30分と問題ごとに制限時間があります。
WEBテストと同様の形式なので、素早く解答できるよう事前に練習しておきましょう。
企業がSPIを適性検査に選ぶ理由
幅広い人材を求めているから
企業がSPIを適性検査に選ぶ理由の1つ目は、幅広い人材を求めているからです。
幅広い人材を求めている企業は、履歴書や面接だけでは就活生の見極めが難しいと考えています。
企業はSPIを活用して、就活生の能力だけでなく人間性・業務との適性・社風との相性などを判断しています。
精度の高い結果が得られるから
企業がSPIを適性検査に選ぶ理由の2つ目は、精度の高い結果が得られるからです。
SPIは長年にわたって幅広い業種で利用されてきたことから、膨大なデータを所持しています。
数ある適性検査の中でもクオリティが高いものを求めて選ばれている理由は、データに裏打ちされた信頼性にあります。
入社後の育成にも活用できるから
企業がSPIを適性検査に選ぶ理由の3つ目は、入社後の育成にも活用できるためです。
企業にとって、採用後のミスマッチは大きな問題となっています。内定取り消しや早期退職などの事態に見舞われるのが現状です。
最適な人材配置を実現してミスマッチを未然に防ぎ、入社後の育成にも役立てたいという考えからSPIは選ばれています。
求める人物像と合っているか確認したい
企業がSPIを適性検査に選ぶ理由の4つ目は、求める人物像と合っているか確認したいからです。
就活生と同じように企業にも個性があり、社内のコミュニケーションスタイルや社員の雰囲気もさまざまです。
SPIを活用すれば、社内で活躍する人と似た特性を持つ人材を見つけ出して企業文化に馴染みやすい人材を採用できます。
スカウトサービスで企業に自分を売り込もう
理系の就活生にとって、スカウトサービスは非常に有用なツールです。
スカウトサービスを活用することで自分のプロフィールや経歴をアピールし、企業からのオファーを受けられます。
スカウトサービスを活用する際には自分のプロフィールを充実させ、企業の情報を確認することが重要です。
オファーを受け取った際には慎重に検討し、自分に合った選択をしましょう。
実際にスカウトサービスの活用を検討しているのであれば、『TECH OFFER』がおすすめです。
『TECH OFFER』は理系学生に特化したスカウトサービスであり、利用する企業も理系学生の採用を目指す企業ばかりです。
理系就活生の皆さんはスカウトサービス『TECH OFFER』を活用して、自分に合った職場を見つけてください。
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まとめ
理系就活生にとって、適性検査は就活において乗り越えるべき大切なステップです。
適性検査を通過しなければ、志望企業の面接を受けられません。
自分の将来を切り開いていくためにも、適性検査やSPIについて理解した上で対策を念入りに行い、就活を有利に進めましょう。