こんにちは。理系就活情報局です。

就活をしているとよくある悩みの1つに「就職浪人は就活で不利になる」というものがあります。

実際にこの記事を読んでいる方でも、就職浪人をしてしまい就活がうまくいくか不安な方も多いのではないでしょうか?

今回は、就職浪人のデメリットや対策方法を紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください!

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就職浪人とは?

就職浪人とは?

就職浪人は新卒扱いになる

就職浪人とは、大学を卒業した後内定を辞退したり、内定が貰えなかったりしたなどの理由で就職せず、自分の力で就職活動を続けている人のことをいいます。

令和4年度の文部科学省「学校基本調査」「大学(学部)卒業者の主な進路状況」によれば、以下のデータが報告されています。

  • ・就職した人: 74.5%
  • ・進学した人: 12.4%
  • ・就職でも進学でもないことが明らかな人: 13.1% 

就職浪人は「就職でも進学でもないことが明らかな者」に含まれています。

この中には進学準備中の人なども含まれていますが、毎年一定数の人が就職浪人になっていることがわかります。

就職浪人は大学を卒業していますが、翌年も新卒枠で就活が可能です。

2010年に厚生労働省によって「3年以内の既卒者は新卒枠で応募受付可能にする」という通達が出されたことより、就職浪人した場合も、新卒扱いとなります。

しかし、新卒枠で応募できるといっても、他の新卒とのブランクや、一般的にみる新卒とは少し違ってくるので、面接などでの質問には万全に答えを用意しておかなければなりません。

このようなことから、既卒でも新卒として企業側に応募することはできるものの、企業側からは少し違った目線で目を向けられるので、内定を獲得することは容易ではないということが挙げられるのが現状です。

参考:厚生労働省「青少年雇用機会確保指針

企業からはどう見られている?

新卒扱いを受けられるようになったとはいえ、就職浪人はネガティブなイメージを持たれやすいのが現実です。

まず、書類選考などにおいて新卒、就職浪人(既卒)で選ぶときに、前者は新卒のタイミングに合わせて準備を進めて、就職活動を行っているので、採用後もしっかり仕事を任せることができるという安心のイメージにつながります。そのため、新卒採用の方が既卒である就職浪人よりは、採用率が上がると言えるでしょう。

実際、企業側の採用担当も、なぜこの人は就職浪人になったのだろうかという理由を聞きたくなるのは当然のことです。就職に失敗してしまったのか、という想像からこの人に採用後も仕事をまかすことはできるのかという負のイメージにつながっていくことの方が多いのも現実です。

しかし、企業側も、就職浪人が応募してくるのを承知の上での既卒枠を募集しているので、就職浪人になったからという理由で就職に100%失敗するということではありません

「なぜ就職浪人になったのか」という理由をしっかり述べた上で、「その経験から何を学んだのか」「その経験を今後どのように生かして成長していきたいか」をうまく伝えられれば、採用側も納得します。

たとえネガティブなイメージを持たれていても、そのイメージを払拭できれば、内定を獲得できるでしょう。

就職留年と就職浪人の違いとは?

就職留年と就職浪人の違いとは?

就職留年と就職浪人の違い

就職浪人とは別に、就職留年という道も存在します。

就職留年とは、就職浪人が既に卒業した後も就活を続ける一方、卒業を延期して、大学に在学したままで就活をそのまま続ける道のことです。

就職留年は大学に在学している扱いになるため、新卒採用で就活が可能です。

新卒で就職活動ができるのは就活留年も同じですが、履歴書には留年の履歴が残ってしまいます

就職浪人と同じく企業側からなぜ留年したのかと理由を聞かれるのに加えて、留年することで学費がかかってしまうなどのデメリットもついてくるのが、就活留年です。

就職浪人はやめとけ?デメリットを紹介!

就職浪人はやめとけ?デメリットを紹介!

就活でマイナスイメージを持たれやすい

新卒と比較したときに、就職浪人はマイナスイメージを持たれやすいことは理解しておきましょう

一概には言えませんが、企業の採用担当者は、評価が同じ程度の「就職浪人」と「新卒」がいれば、新卒を採用する傾向にあることは想像できると思います。

既卒3年以内は新卒枠での応募ができるとは言え、企業が「就職浪人」に対してマイナスイメージを持つ可能性が高いことを理解した上で、対策を練りましょう。

就職浪人期間の行動が問われる

採用担当者は、就職浪人した理由と同じくらい、「就職浪人期間中にいったいどのように行動したのか」という点も厳しく見ています

就職浪人した理由をしっかり説明できたとしても、そこから得た学びや経験に乏しければ、就活への意欲や準備不足と捉えられてしまうでしょう。

就職浪人した事実を変えることはできませんが、就活に向けた行動は起こせます。

理由をきちんと説明できて、反省から来る確かな行動や成長をアピール出来れば、就職浪人というデメリットを強みにできます。

大学のサポートが受けられない場合がある

就職浪人は既卒扱いとなるため、大学によっては、キャリアセンターなどの就活サポートを受けられない場合があります。

大学のキャリアセンターは、長年蓄積した就活情報や卒業生のデータ、その大学独自の就活ノウハウを持っています。そうした情報や、求人やOG・OBの紹介、面接の練習などの機会が失われてしまうのは、就職浪人にとって大きな痛手です。

就職浪人することが確定した時は、すぐにキャリアセンターに問い合わせて、卒業後もサポートを受けられるのか確認しておきましょう。

精神的なダメージを受けやすい

就職浪人で注意が必要なデメリットに、精神的なダメージを受けやすいことがあります。

自分では気にならないと思っていたとしても、大なり小なり、新卒で就職した友人の話を聞くうち劣等感が育っていったり、家族との関係がぎこちなくなってしまったりします。

劣等感や申し訳なさを募らせて誰にも相談できなくなってしまうと、孤立感を感じてしまうでしょう。気持ちが沈んでしまいそうになった時は、意識して頭を切り替えたり、友人とは一旦距離を置くなどして、自分の心を守ってください。

就職浪人にならないためには?対策方法3つ

就職浪人にならないためには?対策方法3つ

大学院に進学する

就職浪人にならないための対策1つ目は、大学院に進学することです。

大学院に進学することで専門性も深まり、「就活浪人」ではなく「大学院を出た新卒」として扱われるため、就職浪人のままでいるよりも就活が上手くいきやすいと言えるでしょう。

一方で、大学院進学を選んだ場合は、学費と社会に出るまでの時間がかかってしまうので、人によってはデメリットとなる側面もあります。

海外留学をする

就職浪人にならないための対策2つ目は、海外留学をすることです。

大学4年生の途中から留学に行くことで、就活が遅れてしまった正当な理由を作ることができます。

しかし、海外留学に行く理由がただ就活を遅らせたいという理由だけだと、面接の際にうまく答えることができません。加えて、目的のない留学をすることで、時間とお金を無駄にしてしまうことになってしまいます。

就活留年をする

就職浪人にならないための対策3つ目は、就活留年をすることです。

前述で紹介したように、就活留年とは、就活のために卒業を1年遅らせるというものです。

就活留年をすることで新卒という切符を使える一方、学費がもう1年かかってしまうなどのデメリットもあります。自分にとって就活留年が一番良い選択なのであれば、面接官が納得できる理由を説明できるように整理して、就活留年中の行動で反省と成長を示しましょう。

就職浪人がきついと感じる場合は「逆求人型サイト」を利用

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ここまで読んできて、就職浪人をするのはきついと感じた理系就活生もいると思います。

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まとめ

今回は、就職浪人について解説しました。

デメリットがある一方、ほかの選択肢や対策方法もあり、就職浪人したからと言ってすべてがだめになるわけではありません。

自分が思い描く未来を実現するために、今から出来るアクションを起こしていきましょう!