こんにちは。理系就活情報局です。
就活の中で、志望度の高い業界や企業の選考を受けていると「どうしても内定が欲しい」と思うケースもあるでしょう。
少しでも自分をよく見せたいと思った結果、嘘をついてしまうケースもあるかもしれません。
しかし、選考で話を盛ったあまり嘘をつくと、自分の首を絞めることになりかねません。
「就活でどこまで話を盛ったら嘘になるのだろうか」
「就活の選考で嘘を言ってしまった場合、どんなリスクがあるのだろうか」
「就活の中で嘘をついたらどうなるのだろうか?」と考えている理系就活生に向けて、今回は就活で嘘をつくことのリスクや対策について解説します!
これから就活の選考本番を迎える理系就活生は、ぜひ参考にしてください。
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就活でよくある嘘とは?
そもそも、就活の中で嘘とはどのような内容を指すのでしょうか。
サークルなどの活動実績やコンクールの受賞歴・取得資格を偽る
サークルや部活動の活動をしていないのに、あたかも活動していたかのような実績の偽りはもちろんいけません。
活動が熱心な部活動やサークルの場合、大会やコンクールに出場した際の実績・受賞歴・その中で得た資格などで嘘をついて、「少しでもよく見せたい」人もいるでしょう。しかし、嘘をついても実力がなければすぐにばれます。
成績や健康状態を偽る
成績や健康状態を偽るのもご法度です。
特に、成績や健康状態については、選考が進んで内定を受けた時点で大学が発行した「成績証明書」や「健康診断書」の提出を求められるのが一般的です。
万が一、偽造すると「公文書偽造」という犯罪になります。
また、仮に提出を求められなかったとしても、内定後または入社後に企業から健康診断を受けるように指示されます。
企業から指示された健康診断を拒むことは基本的にできません。
企業も、社員の健康を管理することが法律で定められていて、年1回の健康診断を社員に受けさせるのは雇用上の義務だからです。
性格や価値観を企業に合わせて盛る
その企業に対する志望度が高いあまり、適性検査や面接で企業の求める人物像に合わせて性格や価値観を偽る人もいます。
しかし、適性検査には矛盾した答えをしていないか測る内容が盛り込まれており、不自然な答えをすると結果に表れます。
採用担当者も、矛盾した適性検査の結果を見て「正直さ・誠実さに欠けている」と判断して落とすケースがあります。
また、適性検査はうまく乗り切ったとしても、その後の面接やグループディスカッションで検査結果との整合性を判断しています。
面接での受け答えなどで食い違いがあると企業側もその部分をしっかり確認してくるため、正直に答えましょう。
万が一、内定をもらえたとしても入社後につらい思いをする結果になりかねません。
他社の選考状況で内定の有無や数を偽る
他社の選考状況や内定の有無を偽るのも良くありません。
「すでに内定をもらっている」と言うことで自分をよく見せたいと思うかもしれませんが、案外ばれてしまうものです。
特に、同業界の企業を複数受けている場合は企業同士の懇親会や交流の場を持っているケースも珍しくなく、同業界であるほど選考状況は注視しています。
同業界ではなかったとしても、企業同士が取引先だったり、何らかの交流を持ったりしているケースは珍しくありません。
他の学生からも同じように選考状況を聞いているため、一人だけ内定があると言えば本当なのかと疑われかねません。
くれぐれも、嘘をつくのはやめましょう。
面接で背伸びすることと嘘の境目
しかし、選考の中で少しでも自分をよく見せたいと思うことは当然です。
どこまでなら背伸びしてもいいのでしょうか。
証明書などを求められて提出できるかどうか
面接で述べた事実に対して、証明書を提出できるかを基準に考えましょう。
成績は成績証明書、健康状態は健康診断結果を求められます。
また、資格は取得証明書などを求められたときに出せるかどうかが一つのラインとなります。
選考過程で筆記試験の結果などと食い違いが出ないかどうか
企業は、新卒採用・中途採用に関わらず非常に多くの志望者の選考を行っており、豊富な経験から嘘や矛盾にはすぐ気づきます。
また、結果に嘘や矛盾がある場合、面接で何度も質問を変えて確認しようとします。
誠実な態度が見られず、嘘や矛盾を感じる学生はマイナス評価となり、選考で落とすのが一般的です。
志望企業に入りたい気持ちは、面接の受け答え等でアピールし、嘘を盛り込むのはやめておきましょう。
嘘が発覚した時のリスク
嘘が発覚した場合、どんなリスクがあるのでしょうか。
内定取り消し
提出書類や選考内で得た情報に嘘があった場合は、内定取り消しとなるケースがあります。
うっかり書類に記入した内容を間違えた程度だったとしても、内容によっては虚偽と判断されて「経歴詐称」として内定が取り消されることもあるのです。
これは、社会人になって転職する時も基本的に同じだと覚えておきましょう。
重大な嘘の場合は大学へ報告される
嘘が重大な内容だった場合、大学へ報告されるケースも考えられます。
大学に報告された場合、あなたに何らかのペナルティが課されるのは当然ですが、企業と大学の関係にも大きな影響が出るのは避けられません。
今後、後輩がその企業を志望しても選考機会を与えられなかったり、厳しい選考を受けなければならなかったり、何らかのペナルティを企業が課す可能性もあります。
多くの人に迷惑がかかるリスクがあることを覚えておきましょう。
内容によっては訴訟リスクや逮捕のリスクも
企業に損害を与えるような悪質極まりない内容だったり、故意に重大な嘘をついたりした場合は、訴訟や逮捕されるリスクも出てきます。
例えば、履歴書・成績証明書・資格証明書と言った書類は公的な文書と同じです。
これらの書類を偽造すれば「公文書偽造」や「経歴詐称」となります。
就活で嘘がばれる理由
適性検査と面接選考での食い違い
適性検査は学生の嘘を見抜き、正確な判定ができるよう改良が随時加えられています。
嘘や矛盾がある場合は結果に反映されるような仕組みになっているのです。
書類選考や筆記試験の結果に嘘・矛盾があると感じた場合、企業はその時点で落とすケースもあり得ます。
採用担当者は、多くの学生と会ってきた経験から、嘘や矛盾には敏感です。
くれぐれも、自分をよく見せたいからと嘘をつくのはやめましょう。
証明書の提出
企業は選考が進むと成績証明書・健康診断結果・資格証明書、内定後は住民票の写し・身分証明書などの公的書類・証明書の提出を指示してきます。
当然、書類の中身と選考で得た学生の情報に齟齬がないかはしっかり確認しているため、嘘や矛盾があった場合は当然確認されるでしょう。
内定取り消しなど大事にならなかったとしても、採用担当者からの印象は低下しますし、社会人としてのスタートがマイナスからになりかねません。
周囲の人への確認
業界が違っても、企業同士の付き合いは学生が知らないだけでかなり多く持たれています。
同じ人事担当者同士で交流の機会を持ったり、大学関係者と付き合いがあったりすることもあります。
どこからどんな情報が飛び交うか分かりませんし、時には他の志望学生から聞いた話と違うと些細なことから嘘がばれるケースもあるのです。
くれぐれも、選考中の提出書類や発言には気をつけましょう。
企業が求めているのは誠実で等身大の学生
適性検査などの回答は無理をしない
その企業に入りたい気持ちはわかりますが、嘘をついてまで偽ることはやめましょう。
自分に合った企業は、しっかり自己分析や企業研究を行えば必ず見つかります。
新卒では手が届かなかったとしても、数年経験を積んで成長し、転職する人もたくさんいます。
無理のない範囲で回答を心がけることが大切です。
偽りの自分で内定をもらっても嘘はいつかばれる
偽った自分を演じ続けるのはリスクしかなく、いつかはばれるものだと肝に銘じておきましょう。
採用担当者は、学生を見抜くのに長けています。
また、嘘や矛盾に対しても非常に敏感に反応し、リスクを持った学生は容赦なく落とします。
正直な自分で、精一杯企業にアピールする誠実さが、企業にとっても自分自身にとっても最善であるのを忘れないようにしてください。
等身大の自分を登録してオファーをもらおう
等身大の自分を評価してくれる企業へ入社するのは、社会人人生を始めるにあたって非常に大切なことです。
テックオファーは、学生が登録した内容をしっかりチェックし他企業からのオファーが届きます。
選考でも、等身大の学生を評価してくれるので無理をせず選考を受けることが可能です。
就活の窓口を増やすためにも、登録してみてはいかがでしょうか。
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正直に、前向きに選考でアピールする
選考では、正直に誠実な態度で前向きに熱意をアピールする学生が一番評価されます。
学生も、自分をよく見せたいという思いから多少話を盛っていることは採用担当者も理解しています。
しかし、正直に前向きな熱意を伝える学生と比較された場合、どちらが有利かは考えるまでもありません。
採用担当者は多くの選考経験と人生経験を持ったスペシャリストでもあります。
指摘されなければ、ばれていないと思うかもしれません。
しかし、採用担当者にはお見通しですし、嘘をつき続けるのは不可能だと考えるのが一番です。
くれぐれも、正直な答えを心がけるのをおすすめします。
まとめ
以上、就活の選考で嘘をつくリスクやばれる理由・対策について解説しました。
時には、「うまく嘘をついている人もいるじゃないか」と思うかもしれません。
しかし、嘘偽りのない前向きな熱意とアピールに勝るものはありません。
志望企業の選考に勝ち残るために、しっかりと企業研究・自己分析などを作って本番に臨んでください。