エントリーシートには写真の貼付が求められます。就活を続ける間には何枚ものエントリーシートが必要となるため、それに応じて写真も枚数が必要になります。明日、急に証明写真が必要になった、という場合もあるでしょう。

本記事では、証明写真は写真ボックスが利用できるかどうかや、証明写真ボックスと写真館を比較した際のメリット・デメリット、それぞれを利用するうえでの注意点について解説します。

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就活に証明写真ボックスを利用しても大丈夫

就活に証明写真ボックスを利用しても大丈夫

一般に、就活写真は写真館で撮るものといわれています。写真館の前に掲示された「就活用証明写真」などの広告を目にしたことがある人も多いでしょう。

一方、近年では店舗前などに設置された証明写真ボックスを目にする機会も増えています。写真館で撮るよりリーズナブルな価格も魅力です。就活で利用する写真は証明写真ボックスで撮影しても大丈夫なのでしょうか?

大丈夫です。エントリーシートになぜ写真を貼布しなければならないのかの理由を考えてみれば、納得ができるでしょう。エントリーシートに写真を貼付するのは、受験票やパスポートに写真の貼付が求められるのと同様、本人確認のためです。

エントリーシートに貼付された写真が、面接での人物と同じであると確認できさえすれば、基本的な要件は達しているといえます。

そのため、証明写真は3か月以内に撮影したものであり、髪型や肌の色、全体の印象が変わらず、一目で本人確認ができることが大切です。

エントリーシートに写真の貼布が必要な理由は?

エントリーシートに写真の貼布が必要な理由は?

就活のエントリーシートの場合、本人確認以外にも副次的な理由があります。その主なものは次の2点です。

  • 視覚的なイメージを提供するため

写真がある方が、より就活生を具体的にイメージできます。採用担当者は個々のエントリーシートを確認する中で、顔写真を通じて応募者の印象を把握します。清潔感や礼儀正しさが写真から伝わることで、ポジティブな印象を与えることが期待できます。

  • 企業文化への適合度を確認するため

一部の企業は、企業文化や社風に合った人物かどうかを写真を通じて見極めようとします。たとえば、従業員に生真面目さよりもむしろ、カジュアルでアットホームな人柄を求める企業の場合、堅苦しい雰囲気の写真からは、自社とは合わないかな、という第一印象を持つ可能性があります。

ただし、写真の貼付けが必須ではない企業もあります。就活生は各企業の応募要項をよく確認し、指定された要件に従ってエントリーシートを提出するようにしましょう。

就活で証明写真ボックスを利用するメリット

就活で証明写真ボックスを利用するメリット

証明写真ボックスには、3つのメリットがあります。

時間を選ばない

証明写真ボックスは通常、24時間いつでも利用できるため、就活と授業に追われて忙しい理系就活生でも自分の都合に合わせて証明写真を撮ることができます。写真館であれば営業時間が限られるため、いつでも撮れる写真ボックスは大きな利便性があります。

すぐに用意できる

証明写真ボックスを利用すると、撮影から印刷まで数十分で写真が完成します。明日、面接が入った、エントリーシートの作成を忘れていた、あると思っていた証明写真がもうなかった…など、急に用意が必要な場合でも対応しやすいです。

低コスト

証明写真ボックスを利用することは、写真館で撮ってもらうより低コストです。何かとお金がかかる就活では、証明写真ボックスはありがたい選択肢です。

就活で証明写真ボックスを利用するデメリット

就活で証明写真ボックスを利用するデメリット

証明写真ボックスは写真館にくらべて次の3点のデメリットがあります。

枚数が少ない

証明写真ボックスの種類にもよりますが、1度の撮影で5〜6枚の写真が出てきます。しかし、就活では何十枚も写真が必要になるので、写真ボックスを使用すると何度も撮りに行かなくてはならなくなります。

写真館と比較すると画質が悪い

証明写真ボックスでの撮影は、プロの写真スタジオと比較して画質が劣ることがあります。ボックス内の照明やカメラの性能が制約されているため、細かなディテールやトーンの表現が制限されがちです。特に高画質が求められる場合、写真館での撮影が好まれることがあります。

自分では気づかない癖が出ている可能性がある

 証明写真ボックスは、自分でポーズや表情、髪や服装の乱れや歪みをコントロールする必要があります。しかし、無意識の癖は自分で気が付かないことも多く、満足のいく仕上がりにならない場合もあります。

就活で証明写真ボックスを利用する際の注意点

就活で証明写真ボックスを利用する際の注意点

証明写真ボックスを利用する場合の注意点を整理しておきましょう。

外光

証明写真ボックスで撮影する際は、外光の影響を最小限に抑えるようにしましょう。屋外の明るい日差しや影が顔にかかることを避け、均一な照明下で写真を撮影することが重要です。

目線の位置

証明写真では通常、正面を向いて目線をカメラに向けることが求められます。目線が斜めや上下にずれていると、印象が変わってしまう可能性があります。

姿勢

自然でまっすぐな姿勢を心がけましょう。肩を自然な位置におろし、頭のてっぺんでつられているようなイメージを持つと、力まずにまっすぐに身体を保つことができます。姿勢が安定していれば、自信を感じさせる写真に仕上がります。

表情

無理な笑顔や強張った表情は避け、自然体でリラックスした表情を心がけます。普段よりも少しまぶたに力を入れて目を開き気味にします。口角が下がらないように気を付けます。写真を撮る前に、口に力を入れて「う」と「い」を数回くりかえすと、表情がやわらかくなるでしょう。  

髪や服の乱れ

写真を撮る前に髪の毛を整え、スーツやシャツにしわや汚れがないか、ネクタイがゆがんでいないかをチェックしましょう。

データを転送できる機種も

証明写真ボックスの中には、撮影したデータを直接転送できる機種もあります。この機種であれば撮影後に手軽にデータを保存でき、エントリーシートを電子ファイルとして送信する場合でも利用できます。

就活で写真館を利用するメリット

就活で写真館を利用するメリット

就活で写真館を利用する場合のメリットとして、次の3点があります。

プロに撮影してもらえる

写真館ではプロのカメラマンが撮影を行います。スキルと経験の豊富なカメラマンは、光の使い方やポージングに優れ、被写体を引き立てる技術を持っています。また、姿勢や表情についてもアドバイスをしてもらえます。プロの手による撮影は、高品質で印象的な証明写真を得ることが期待できます。

必要なサイズ・枚数を指定できる

写真館では、企業が求める証明写真のサイズや枚数を指定できます。これにより、エントリーシートやエントリーシートに必要な写真を適切な仕様で入手でき、就活活動にスムーズに活用できます。

データがもらえる

写真館では撮影したデータをデジタルで提供してくれます。これにより、Web経由でエントリーシートを出す場合でも、簡単に提出することができます。また、エントリーシートに限らず、オンラインプロフィールなど、デジタル媒体での活用が可能です。

就活で写真館を利用するデメリット

質の高い写真を用意できる写真館ですが、デメリットもあります。デメリットをふまえたうえで、どちらを利用するかを決めましょう。

費用がかかる

写真館でのプロの撮影は、一般的に証明写真ボックスよりも費用がかかります。また、電子データについても追加料金が発生する場合があります。そのため、1回あたり1,000円以下の証明写真ボックスに比べると、負担感があるでしょう。

写真ができるまで日数がかかる

写真館では予約や撮影後の処理など、写真ができるまでに数日から1週間ほどかかることがあります。また、焼き増しの依頼も場合によっては即日対応してもらえないことも。急に面接の連絡が来たり、提出の締め切り間際に写真がなくなった時に対応できないというデメリットがあります。

就活で写真館を利用する際の注意点

就活で写真館を利用する際の注意点

デメリットをふまえたうえで、写真館を利用する場合は、次の2点に気をつけましょう。

計画的に利用する

写真館を利用する際は、写真を受け取るまでに時間がかかることを考慮し、就活のスケジュールに組み込む際は計画的に進めましょう。特に、エントリーシートの締め切りが近い場合や急な面接が入る可能性がある場合は、余裕をもったスケジュールを心がけ、枚数も多めに用意することが重要です。 

費用の相場を確認しておく

写真館での撮影には費用がかかりますが、写真館によって価格が異なります。事前に費用の相場を確認し、自分の予算に合った写真館を選ぶよう心がけましょう。予想外の追加費用が発生しないよう、契約前に詳細を確認することも大切です。

写真ボックスと写真館をうまく使い分けよう

本記事で紹介したように、写真ボックスと写真館はそれぞれにメリットとデメリットがあります。予算と日数を考え、写真を用意する計画を立てましょう。

就活では数多くの企業にエントリーシートを出すため、証明写真も枚数が必要です。そのため、証明写真ボックスと写真館それぞれのメリットを考え、うまく使い分けましょう。

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