こんにちは。理系就活情報局です。
就活中の髪色や髪の明るさ(トーン)について迷っている人は意外に多いのではないでしょうか。
「自分らしさや個性をアピールしたい。自分に似合う髪色で就活してもいいのでは?」「黒髪にしないとイメージが悪いのかな?」など、悩みの種になっているかもしれません。
本記事では、髪色や髪のトーンがどのくらい就活に影響を与えるのか、そして、就活中に好印象を与える髪色やトーンについて解説します。
髪色の疑問を解決して就活を成功させたい理系就活生は、ぜひ最後までお読みください。
髪色は就活に影響する?
髪色やトーンは就職活動に影響するのでしょうか。結論から述べると、身だしなみのひとつである髪色は、就活には大きく影響します。「中身で勝負します」と言う人もいるでしょう。もちろん中身も大事ですが、身だしなみは必ず評価されるポイントだということを忘れないでください。
就活で清潔感は重要ポイント
採用面接や説明会、OB・OG訪問で、人事部の人や社会人の先輩に会うときは、全体的な身だしなみがチェックされます。
これから社会人として企業で仕事をしていく上で、清潔感は欠かせません。一緒に仕事をする仲間として選考する基準には「清潔感」も入っています。
ただ、個性を出してはいけないわけではありません。人から見て好印象を持たれるよう清潔感を保ちながら、自分らしさを出して就職活動に臨みましょう。
業種によって違う
就活で、どのくらいの髪色まで許容されるかは、業界によっても異なります。
たとえば、クリエイティブ系の業界、美容業界、アパレルなどは、髪色も比較的自由度が高い場合があります。
製造業や金融系、医療業界など堅実な社風の企業を志望している就活生は、黒に近い髪色が必須です。
就活は第一印象で決まる?
就職活動、特に面接は第一印象が大事です。なぜ第一印象が大事なのか、またエントリーシートの写真やインターンシップで気をつけるべき点を解説します。
面接は最初の数秒が肝心
初対面の人と会うときは、第一印象が非常に大きな影響を与えます。
アメリカ合衆国の心理学者アルバート・メラビアンが論文で発表した「メラビアンの法則」によると、人が第一印象を決める3つの要素のうち、印象に影響を与える割合は次の通りです。
- ・言語 7%
- ・聴覚 38%
- ・視覚 55%
視覚が圧倒的に高い割合を示しています。しかも、第一印象が決まる時間は3~5秒と言われています。そのため、面接では開始数秒の印象が重要です。パッと見た一瞬で好印象を与えられるに越したことはありません。
メイクや服装、表情、姿勢ももちろんですが、髪型、髪の色は一瞬で目に映ります。たとえ好印象な受け答えをしたとしても、視覚的な印象も良い人のほうがプラスになるでしょう。
見た目の中でも、髪色・トーンは自分でコントロールできる要素なので、就活を意識して対策しましょう。
エントリーシート用の写真は?
面接のみならず、エントリーシート用の写真でも髪色は目立ちます。多くの企業では、エントリーシートの写真は、個性や華やかさより、清潔感、誠実さを重要視します。「この学生に会ってみたい」「面接選考に進んでほしい」と思われる写真を提出することが大事です。
そのためには、髪色や髪のトーンを意識して、選んでもらえる写真を準備しましょう。
インターンシップでは?
「インターンシップでは、採用面接ほど気を使わなくてもいいだろう」と思う人もいるかもしれません。
しかし、インターンシップの面接やインターンシップ参加中も、人事担当者や社内の人たちが学生を見ています。仕事ぶりやマナーはもちろんですが、身だしなみもチェックされます。
髪色や髪のトーンは印象に残りやすいため、採用面接と同じように気をつけることをおすすめします。
就活で好印象の髪色・トーンは?
髪色やトーンが就活に与える影響を見てきました。「では、具体的に良い印象を持たれる髪色やトーンはどうなの?」という疑問について解説していきます。
黒髪がベスト
就活は黒髪を基本とするのがベストです。もともと地毛が黒髪や暗い茶色ならそのままの自然な髪色で就活をするのがいいでしょう。
なぜ黒髪の印象がいいのかというと、やはり清潔、品が良い、落ち着いているというイメージを持ちやすいからです。
茶髪は7トーンまでがおすすめ
髪色の明るさを表す単位をトーンと言います。美容院でカラーをしたことのある人は、美容師からカラーチャートを見せてもらった経験があるのではないでしょうか。
トーンは数字が上がるほど明るくなります。目安としては、4〜5トーンは日本人に多い黒髪、6~7トーンはダークブラウン、15トーン以上は明るい金髪です。
就活用には、7トーンまでなら地毛に近いので、目立ちすぎず落ち着いて見えます。「清潔感」を意識して、好感度を上げられるようにしましょう。
就活でNGな髪色
ここからは、就活でNGな髪色について見ていきましょう。
金髪
ファッションのひとつとして、ふだん金髪や金色に近い髪色にしている人もいることでしょう。ただ、就職活動では基本NGです。
リクルートスーツなどのカラーともマッチせず、他の就活生と比べても極端に目立ってしまい、自己主張が強くなりすぎます。
就職活動に合わせて、早めに髪色を変えましょう。
明るすぎる色
明るすぎる茶髪やアッシュの髪色も就活には向いていません。面接官が持つ印象がマイナスになる可能性が高くなります
地毛が明るい茶色の場合は、あえて黒染めする方がいいのか迷うと思いますが、前述した「トーン」によっては、カラーリングをすることも検討してみましょう。
ただし、多様性を尊重する時代において、地毛が明るい人はあえて染めないという選択肢もあります。
就活は髪色も含めて身だしなみが大事
面接もインターンシップも、今後の人生を左右する大切な場です。就活中は身だしなみが必ず評価されているので、第一印象で良いイメージを持ってもらえるよう対策してください。
当記事を参考にして、自分の希望する企業イメージに合った髪色、トーンにしましょう。鏡を見て確認したり、先輩や周りの人に自分の印象を聞いてみると、客観的な声を聞くことができることでしょう。髪色も含めて就職活動の準備を着々と進めていってください。