こんにちは。理系就活情報局です。
エントリーシートでも面接でも、かならず聞かれる二大テーマが「自己PR」と「志望動機」です。
一次面接、二次面接、三次面接と進んでも、「あなたの強み」や「あなたが自社にできること」など形を変えて出てきます。
しかし、どれだけ聞かれ方が変わったとしても基本となる「自己PR」や「志望動機」がしっかり考え抜かれ、言語化できていれば心配ありません。
本記事では、自己PRの書き方や効果的にするポイントをはじめとする実践的な方法を解説しています。
あわせて、実際に自己PRを書く時に役立つテーマ別の例文9選、強み別の例文15選、職種別の自己PR例文10選を紹介しています。
企業が自己PRを聞く理由
自社との相性を見ている
企業が自己PRを通して確認したいのは、就活生が自社の雰囲気や価値観に合うかどうかです。
たとえスキルが高くても、チームの文化や働き方と合わなければミスマッチが起こる可能性があります。
たとえば、挑戦を歓迎する社風の企業なら積極性や行動力が伝わる自己PRが高評価につながります。
面接官は、「この人と一緒に働きたいと思えるか」という視点で自己PRを見ていることを意識しておきましょう。
働き方や強みの発揮パターンを知りたい
企業が自己PRを聞く理由は、働き方や強みの発揮パターンを知りたいためです。
自己PRには、単に「何が得意か」だけでなく「どんな状況でその強みを発揮するか」が表れます。
そのため、企業は自己PRを参考に、就活生が入社後にどのような環境・職種で活躍できるかをイメージします。
たとえば「チームでの協働で力を発揮する」人と、「一人で粘り強く進める」人では適した配属先も異なる可能性が高いです。
自己PRでは、「自分の強みがどう発揮されたか」という具体的なエピソードを示しましょう。
入社後の成長可能性を見極めている
自己PRを聞くことで、今までの実績だけでなく「今後どれだけ成長していけるか」を判断しています。
自己PRから主体性や学習意欲、柔軟性が見られれば、企業は将来の伸びしろに期待を寄せます。
自己PRで「強みをどう育てたか」「どう今後につなげたいか」を語ることで、単なる過去の紹介ではなく未来の可能性として自分をアピールできます。
経団連のアンケートに見る企業の採用要件
日本経済団体連合会「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果」によると、「採用の観点から、大卒者に特に期待する資質・能力・知識」のランキングは下記の通りです。
特に期待する資質 | 特に期待する能力 | 特に期待する意識 | |
1 | 主体性 | 課題設定・解決能力 | 文系・理系の枠を超えた知識・教養 |
2 | チームワーク・リーダーシップ・協調性 | 論理的思考力 | 専攻分野における基礎知識 |
3 | 実行力 | 創造力 | 専攻分野における専門知識 |
4 | 学び続ける力 | 傾聴力 | 数理・データサイエンス・AI・ITに関する専門知識 |
5 | 柔軟性 | 発信力 | 専門資格 |
6 | 倫理観 | 情報活用能力・データ分析力 | |
7 | 精神力・忍耐力 | 異文化理解力 | |
8 | 社会性 | 外国語能力 |
特に期待する資質に関しては、回答企業の約8割が「主体性」「チームワーク・リーダーシップ・協調性」と答えています。能力面では「課題設定・解決能力」「論理的思考力」など、理系学生に強みのある能力が上位にランクインしている状況です。
自己PR作成の3ステップ
企業は、自社の業務に必要な能力を持ち、共に働ける社員を求めています。
自己PRとは、「自分が企業が求める能力を持っていることを説得力を持ってプレゼンすること」と言い換えられます。
自分をプレゼンするために、次の3ステップで準備を始めましょう。
ステップ1:自己分析
表面的な自己分析や企業の求める人材をなぞるような自己分析では、採用担当者の心をつかめません。付け焼刃ではない、自分自身の経験を通じ、自分の行動や思考、心境の変化などを通じて自分の核にあるものを知り、自分がこれまで意識的無意識的に養ってきた能力を知る必要があります。
「なぜそんな行動を取ったのか?」「なぜそんな目的を持ったのか?」「なぜ、そう考えたのか」と「なぜ」「なぜ」を繰り返すことで、自分の思考特性や行動特性を理解できます。
「経験」と「結果」を深掘りしながら、自分の「能力」を見つけましょう。
自分を深く知る自己分析を知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
ステップ2:企業研究
就活で必要な企業研究は、一般的な企業理念や経営方針、財務状況、経営戦略や企業文化だけではありません。例えば、開発を志望している場合は企業の開発業務を精査し、自分にどのような能力を求められているかを考えます。
企業が求める能力をできるだけ細かく挙げていき、「自分のどんな能力がどのように応えられるのか」の一覧表を作成しましょう。その中から自分が志望する業種に求められる能力と、自分の能力の接点を探し、「自己PRの核となる能力」を見つけます。
企業が求める能力 | 自分が持っている能力 |
市場ニーズを理解し新製品を企画する能力 | 分析力・ユーザー視点・論理的思考力 |
製品企画を仕様に落とし込む能力 | 設計知識・制作経験 |
★試作品制作能力 | ★製造知識・状況対応能力・コミュニケーション能力 |
次に、企業が求める能力の中で、自分がまだ持っていない能力を探します。それについてはどのように補っていくかも考えましょう。
企業研究については、次の記事を参考にしてください。
ステップ3:自分をPRするストーリーを作成する
ステップ1、ステップ2で書き出したことをまとめます。基本的な骨子は次の通りです。
- 1.自己PRの核となる能力を持っていることの裏付けとなる経験
- 2.自己PRの核となる能力
- 3.志望企業で求められる能力
- 4.求められる能力のうち、自分が持っていない能力
- 5.持っていない能力を身につける方法
私は(1)____の経験を通じて(2)_____の能力を育成してきました御社の(3)___の業務を通じて(2)の能力を活かしたいと考えています。また、(3)の業務に求められる(4)_____の能力については(5)____によって身につけたいと考えます。御社の一員として(3)の業務に貢献することを心から希望しています |
300字未満の短い自己PRでは、必ずしも(4)と(5)は必要ありません。文字数に合わせて調整してください。
上記の内容を軸に、自分なりの自己PRを作っていきましょう。
自己PRのフレームワーク
STAR法
自己PRでよく使われるフレームワークのひとつが「STAR法」です。
「Situation(状況)」「Task(課題)」「Action(行動)」「Result(結果)」の頭文字を取った言葉で、STAR法を利用すればエピソードを論理的かつ簡潔に伝えられます。
たとえば、研究でトラブルがあったときの対応やチーム活動で役割を果たした場面を上記の順で整理すると、聞き手が内容を理解しやすいです。
理系学生の実験・開発・プレゼンなどの経験を語る際にも相性がよく、行動力や課題解決力のアピールに向いています。
PREP法
PREP法は、自己PRにおいて「結論ファースト」で伝えるための有効な型です。
具体的には、「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(再度結論)」の順番で自己PRを構成します。
たとえば「私は責任感がある人間です」と最初に伝え、その理由と具体的な行動エピソードを続けます。最後にもう一度「このように、責任感を持って物事に取り組むことが私の強みです」と締めることで、印象に残る自己PRになりやすいです。
結論から話すと面接官に要点が伝わりやすく、特に時間制限のある面接でPREP法
の自己PRは効果を発揮します。
自己PRを効果的にするポイント
自己PRを効果的にするために、次の3点を押さえておきましょう。
企業にとってより魅力的な能力を知る
自己PRを効果的にするためには、企業が求める能力や特徴を理解し、自分がそれらをどのように持っているかを明確に示すことが重要です。そのため、企業に勤めているOB・OG訪問は最高のチャンスです。
仕事についてできるだけ詳しく聞き、苦労した点や困った点を徹底的に調査し、企業が求める能力をできるだけ深掘りしましょう。
リサーチを踏まえて自分の経験やスキルを企業が重視するポイントにリンクさせることで、自己PRの効果が高まります。
数字や固有名詞で説得力をプラスする
自己PRを裏付ける具体的な事例や数値を盛り込めば、説得力がアップします。
たとえば、過去の実績や成果を具体的な数字で示すことで、自分の能力をより具体的にアピール可能です。また、特定のプロジェクト名や書名、人名や企業名を挙げることで、自分の経験が本物であることを印象付けられます。
自分だけの具体例を一般化して説明する
自己PRは自分の経験や実績をアピールしますが、重要なのは具体的な事例です。しかし、具体的な事例だけでは、再現性のある能力かどうかはわかりません。
企業が求めるのは再現可能な能力で、具体例を一般化して説明すと行動が再現性を持つことをアピールできます。
自分の経験やスキルを一つのプロジェクトや経験にとどまらず、どのような状況でも応用できる普遍性を持つと説明すれば、自己PRの幅を広げられるからです。企業は将来の成長や貢献を期待して求職者を選考するため、自分の経験やスキルを一般的な価値としてアピールすることが重要です。
自己PRとともに志望動機について検討したいときは、次の記事を参考にしてください。
学業に焦点を当てた自己PR例文3選
学業に焦点を当てた自己PRの例文です。
「研究・専門」に焦点を当てたパターンや「大学院進学や留学」などの経験に焦点を当てたパターン、「苦手科目の克服」という経験に焦点を当てたパターンの3種類を紹介します。
例文①研究・専門
ここでは自己分析を通じて、次のようにまとめました。
1.自己PRの核となる能力を持っていることの裏付けとなる経験
研究班で大学ロボットコンテストに出場し、準優勝したこと
2.自己PRの核となる能力
チームの要望を汲み取りながら精密性と信頼性を重視した回路設計の実践を積んだこと
3.志望企業で求められる能力
医療機器製造での設計知識
4.求められる能力のうち、自分が持っていない能力
医療知識
5.持っていない能力を身につける方法
医療機器の勉強をすること
私の強みは精密性と信頼性を重視した回路設計の実践を積んだ経験です。昨年夏、私たちの研究班はロボットコンテストで準優勝しました。その際、私は回路設計を担当したのですが、さまざまな要望を設計に落とし込むのは困難でしたが充実した経験でした。私は自分が学んできた電子工学の知識と回路設計の経験を活かし、人々の健康と生活をサポートする医療機器の開発に情熱を持っています。ロボットや電子機器の製作を通じて培った問題解決能力とチームワークを活かしたいと考えます。今は医療知識や医療機器の知識は不足していますが、今後医療機器の勉強を行い、御社の一員として革新的な製品開発に貢献したいと考えています。 |
例文②大学院進学や留学
大学院進学や留学の経験を、自己分析を通じて次のようにまとめました。
1.自己PRの核となる能力を持っていることの裏付けとなる経験
中国への留学経験
2.自己PRの核となる能力
語学力、コミュニケーション能力
3.志望企業で求められる能力
海外での建築設計に必要な語学力、異文化理解力
4.求められる能力のうち、自分が持っていない能力
BIMが未習得であること
5.持っていない能力を身につける方法
BIMの習得
私は中国への留学経験を通じて、中国語の習得とともに中国の建築産業を志望する中国人学生と共に学び、異文化コミュニケーションの経験を積みました。さらに、建築の未来を見据え、持続可能性やエネルギー効率など、環境への配慮を重視した設計について学んできました。私は自分の語学力と異文化理解力を活かし、御社の建築設計部門の一員となりたいと熱望しています。建築は新しい生活を切り開くとともに、過去の伝統文化とも密接に関連しており、この面で私の持つ能力が活かせると確信しているからです。今後はBIMソフトウェアの習得を通じてデジタルツールを積極的に活用し、より正確で効率的な設計に貢献したいと考えています。 |
例文③苦手科目の克服
苦手科目を粘り強い努力によって克服したことを中心に、自己PRのポイントをまとめました。
1.自己PRの核となる能力を持っていることの裏付けとなる経験
苦手だった複素解析を勉強会などで克服したこと
2.自己PRの核となる能力
粘り強さ、学ぶための工夫
3.志望企業で求められる能力
製品開発における粘り強さ
4.求められる能力のうち、自分が持っていない能力
製品製造知識がないこと
5.持っていない能力を身につける方法
会社での研修・実務に取り組むこと
私は1年生の時、複素解析が苦手でしたが、粘り強い努力と工夫で克服しました。個別学習だけでなく、勉強会を主催し互いに教え合うことで学びを深めるなど工夫を重ね、徐々に理解を深めて成績を向上させられました。この経験は御社の製品開発においても活かせると考えます。新しい製品を開発する過程で、様々な技術的な課題に直面することがあるかもしれませんが、なぜうまくいかないのか仮説検証を繰り返し、協力して粘り強く取り組むことで問題解決を達成できると考えます。現時点で製品製造に関する知識が不足していると感じています。しかし、この欠点を克服するために、私は意欲的に取り組む覚悟があります。会社での研修や実務に積極的に参加し、製造のプロセスや技術を学び取ることで、不足している知識を補うことができると考えています。 |
アルバイトに焦点を当てた自己PR例文3選
アルバイトでの経験を自己PRにする場合は、次の3点のうちから選ぶと書きやすいでしょう。
・達成したこと
・頑張ったこと
・学んだこと
例文①達成したこと
バイトリーダーという立場で、バイトのチームワークの改善に取り組み、連携度合いを高めたことを次の5点にまとめました。
1.自己PRの核となる能力を持っていることの裏付けとなる経験
バイトリーダーとしてアルバイトやパートとコミュニケーションを重ね、連携作業の効率化を行った
2.自己PRの核となる能力
人間関係構築力、リーダーシップ、コミュニケーション能力
3.志望企業で求められる能力
MRとして病院とコミュニケーションを深めながら最適な提案を行う能力
4.求められる能力のうち、自分が持っていない能力
応用化学科専攻で薬学系ではないため、薬の知識がないこと
5.持っていない能力を身につける方法
薬学部の知り合いに教えてもらうこと
私の強みは、人間関係構築力、リーダーシップ、コミュニケーション能力です。この力を培ったのは、ファストフード店でのバイトリーダーの経験です。ファストフード店には学生バイトやパートなど、さまざまな年齢とバックグラウンドの人が集まっているため、バイトとパートの間のコミュニケーションは円滑ではなく、連携もうまく取れていませんでした。そこで私はミーティングや交流会を企画し、チームワークの改善に努めました。その結果、繁忙時の業務効率を15%上げることに成功しました。この経験は、MRとして病院とコミュニケーションを深めながら、最適な提案を行う能力に活かせると考えます。私は応用化学科に進んだため、現在は薬学系の知識が不足していますが、薬学部の知り合いに参考文献を紹介してもらい、学ぶことで不足している知識を身につける決意をしています。 |
例文②頑張ったこと
カフェのアルバイトで業務内容を覚え、効率化を工夫し、全体の業務がスムーズに回るように頑張ったことに焦点を当てました。
1.自己PRの核となる能力を持っていることの裏付けとなる経験
カフェのアルバイトで業務内容を覚えるためにメモを取り必死で業務内容を覚え、自分の業務遂行に余裕を持って取り組めるようになってからは、全体業務がスムーズに回るように、全体を俯瞰し、必要なサポートを行えるようになった
2.自己PRの核となる能力
新しいことを真摯に学ぶ能力全体を俯瞰する能力
3.志望企業で求められる能力
生産部門では全体の効率化や正確性への準備が必要となる
4.求められる能力のうち、自分が持っていない能力
製品製造知識がないこと
5.持っていない能力を身につける方法
入社後の研修・実務に取り組むこと
私はカフェのアルバイトの経験を通じて、お客様に商品を提供するための正確なプロセスを学ぶとともに、全体を俯瞰する能力を身につけました。初めたばかりの頃は複雑な作業工程を覚えるためにメモを取りながら必死に取り組みました。半年ほどで自分の業務遂行に余裕を持って取り組めるようになると、今度は全体業務のスムーズな回転に貢献するため、全体を俯瞰し、必要なサポートを行う能力を磨けました。この経験を通して身につけた能力は、生産部門において全体の効率化や正確性を向上させる上で必要とされるものだと考えています。現時点で私は御社の製品製造に関する知識が不足しております。しかし、この点を克服するために、私は積極的に取り組む覚悟を持っています。会社での研修や実務に参加し、製品の製造プロセスや技術について学び取ることで、不足している知識を補い、生産部門での貢献を目指します。 |
例文③学んだこと
テーマパークのアルバイトを通じて、業務報告を行うことの重要性を学んだ経験を元にした自己PRの例です。
1.自己PRの核となる能力を持っていることの裏付けとなる経験
テーマパークのアルバイトで報告書を毎日作成した
2.自己PRの核となる能力
報告書に書くために課題発見と解決能力を身につけた
3.志望企業で求められる能力
IT企業でシステム設計を行う際の課題発見・解決能力
4.求められる能力のうち、自分が持っていない能力
経営者視点
5.持っていない能力を身につける方法
経営者の著作を読み、ユーザー視点だけでなく、経営者としての視点を身につけたい
私はテーマパークのアルバイトを経験し、毎日報告書を書くことの大切さとともに、課題発見・解決の重要性を学びました。報告書の重要性は理解していても、意識しなければ毎日同じ内容を繰り返し書くことになります。充実した報告書を作成するために、日々の業務の中から課題発見に意識を向け、同時にその解決策を考え、提案を行いました。その提案の1つが実際に採用され、今日でも使われています。この経験はIT企業でのシステム設計における課題発見・解決能力に活かせると確信します。ただ、システムを設計する上では顧客企業の経営者の視点が必須だと考えますが、私はその視点を未だもっていません。今後は経営者の著作を読み、経営者の視点を身につけ、より顧客ニーズに合うシステムを開発したいと願っています。 |
サークル活動に焦点を当てた自己PR例文3選
サークル活動では次の3点に焦点を当てた自己PRが書きやすいでしょう。
・果たした役割
・チームワーク・リーダーシップ
・挫折経験
例文①果たした役割
テニスサークルの広報を担当し、ポスターやパンフレットの広告を取って新入生勧誘活動を行ったことを中心にした自己PRの例です。
1.自己PRの核となる能力を持っていることの裏付けとなる経験
サークルの広報担当として新入生勧誘活動を行い、目標とする15人を上回る新入生を獲得した
2.自己PRの核となる能力
分析力、交渉力、デザイン力
3.志望企業で求められる能力
コンサルティングに必要な分析力や交渉力
4.求められる能力のうち、自分が持っていない能力
コンサルティングの知識
5.持っていない能力を身につける方法
マーケティングに関連する本を読む
私は大学のテニスサークルで広報を担当し、分析力、交渉力を身につけました。大学近辺の商店を回って広告を取り、その費用を元にポスターとパンフレットを制作、興味を持った新入生がすぐに連絡できるようLINEと連動させ、すぐにレスポンスを送るようにしました。その結果、目標とする15人を上回る新入生を獲得しました。この新入生勧誘活動で培った分析力や交渉力は、コンサルティングにおいて重要な能力であると自負しています。また、大学で学んだ情報工学の知識は、客観的な視点から的確なデータを分析し、顧客視点に立った解決策を導き出す上で活かせると考えています。コンサルティング分野において、私が足りないのはコンサルティングの専門知識です。特にマーケティングに関連する知識が欠けていると自覚しています。そのため、コンサルティングの理論や実践について学ぶため、マーケティングに関連する本を積極的に読んで補おうと考えます。 |
例文②チームワーク・リーダーシップ
合唱サークルの指揮者として、部員全員を率いて学生コンテストに出場した経験から、リーダーシップを発揮した経験を中心とした自己PRです。
1.自己PRの核となる能力を持っていることの裏付けとなる経験
合唱サークルの指揮者として学生コンテストに出場し、部門で金賞を獲得した
2.自己PRの核となる能力
リーダーシップ、コミュニケーション能力
3.志望企業で求められる能力
研究開発でのリーダーシップやコミュニケーション能力
4.求められる能力のうち、自分が持っていない能力
製造知識
5.持っていない能力を身につける方法
入社後の研修・実務に取り組むこと
私はリーダーシップとコミュニケーション能力を発揮することができると自信を持っています。それは、合唱サークルの指揮者として学生コンテストに出場し、部門で金賞を獲得するという経験を通じて培った能力です。合唱サークルの部員は70人で、合唱経験やスキルが異なる多様なメンバーで構成されていましたが、私は個々の特性に合わせた指導を行い、全員が最も素晴らしいパフォーマンスを発揮できるように努めました。また、団結力を高めるためには一体感を持って練習を進めることが重要だと考え、メンバーとのコミュニケーションを大切にしました。このリーダーシップとコミュニケーション能力は、研究開発プロジェクトで多様な専門分野を持つメンバーと協力して成果を上げるうえでも活かせると考えています。しかしながら、私がまだ持っていない能力として製品製造知識があります。そのため、入社後は研修や実務に取り組むことで、製品製造に関する知識を身につけたいと考えています。努力と学習を重ねることで、製造のプロセスに深く関わり、さらなる成長を遂げ、御社に貢献することを目標としています。 |
例文③挫折経験
ダンスサークルでダンスを頑張っていたけれども出場メンバーに選ばれず、挫折を味わっても、離脱することなく責任感を持って粘り強くサポートに徹した経験を元に自己PRを作成した例です。
1.自己PRの核となる能力を持っていることの裏付けとなる経験
出場メンバーに選ばれなくても全体の成功のためにサポートを行った経験
2.自己PRの核となる能力
粘り強さ、責任感
3.志望企業で求められる能力
食品メーカーの研究開発で求められる粘り強さと責任感
4.求められる能力のうち、自分が持っていない能力
プログラミングスキル
5.持っていない能力を身につける方法
プログラミングを学ぶ
私の強みは粘り強さと責任感です。私はダンスサークルに所属していますが、ダンスコンテストの出場メンバーに選ばれなかったことで大きな挫折を味わいました。しかし、責任感を持って裏方の仕事をしながら同時にサポートメンバーとして粘り強く練習を続け、チームはダンスコンテストで全国大会出場を勝ち取ることができました。御社の食品研究開発においても粘り強さと責任感が求められると考えます。新商品の開発や品質向上に伴う試行錯誤や継続的な取り組みを、粘り強く責任感を持って取り組みたいと考えています。一方で、私がまだ持っていない能力としてプログラミングスキルがあります。これは研究開発においても重要な要素であり、製品開発や品質管理においてデータ分析やシステムの構築に活用されます。そのため、入社後にプログラミングを学ぶことで、自らのスキルセットを拡充し、研究開発の領域でより高度な業務に取り組むことを目指しています。 |
強み別自己PR例文15選
ここでは、自己PRの「強み」にフォーカスした例文を15個紹介します。
例文をもとに、自分の「強み」に当てはめた場合はどんな自己PRになるのかを考えてみてください。
例文①協調性
協調性を自己PRとして書く時は「ただ仲良くできる」だけでなく、「目的達成のために周囲とどう連携したか」を示すと効果的です。
私の強みは協調性です。大学の研究室で、4人チームで環境センシングデータの分析を行った際、解析手法についてメンバー間で意見が対立し、議論が平行線をたどっていました。今のままでは研究が進まないと感じた私は、まず各自の主張を整理し、双方のアプローチの前提と目的を可視化しました。すると、対立していた手法には互いに補完関係があることがわかり、2つの方法を組み合わせた新たな解析プロセスを提案。その結果、より高精度で安定した結果を得ることができ、研究発表でも好評価を得ました。自分の意見だけでなく周囲の考えを尊重し、チーム全体で最適解を導き出す姿勢は今後の業務でも活かせると考えています。 |
例文②主体性
主体性を伝えるときは、「自ら気づき、考え、動いた経験」を中心に書くのがコツです。
周囲の指示を待たずに動いたことで、「チームや成果にどういう変化をもたらしたか」を含めて描くと印象に残ります。
私の強みは主体性です。学部時代、ゼミで行ったグループ研究において、議論が停滞してテーマが定まらず、メンバー全体のモチベーションも下がっている状況がありました。今のままでは提出期限に間に合わないと感じ、まずは全員の興味関心を改めて共有し合う場を提案しました。そこから共通点を探り、最終的に「地域交通の最適化」をテーマに決定。私は文献調査を進めると同時に、現地のヒアリングにも出向き、得られた情報をもとに議論を活性化させました。その結果、ゼミ内でも評価される質の高いレポートにまとめられました。状況を見て動く力、周囲を巻き込んで前進させる力は今後の仕事でも活かせると考えています。 |
例文③リーダーシップ
リーダーシップは「リーダーという肩書き」があるかどうかよりも、「どう周囲を動かし、目標に導いたか」を伝えることが大切です。
私の強みはリーダーシップです。学部3年の研究発表会に向けたグループ課題で、5人チームのリーダーを務めました。当初はメンバー間で役割分担があいまいで、作業の進行が遅れていました。私はまず全体のスケジュールを再構築し、各自の得意分野をもとにタスクを再分配しました。そのうえで、週1回の進捗確認ミーティングを設け、課題があれば早期にフォローできる体制を整えました。さらに、発表練習ではスライド構成の見直しや質疑応答のシミュレーションを行い、全員が自信を持って発表できる状態を目指しました。結果として、学科内でも高く評価される発表を行えました。周囲の力を引き出し、チームを前向きに導く行動力には自信があります。 |
例文④粘り強さ
粘り強さをアピールするときは、「困難にどう立ち向かい、どう乗り越えたか」を丁寧に描くのがポイントです。
失敗や停滞に直面した具体的な状況と改善するために取った行動を通じて、継続力や諦めない姿勢を伝えましょう。
私の強みは粘り強さです。卒業研究では光触媒材料の性能向上を目的に実験を行っていましたが、当初は期待した効果が得られず再現性も安定しませんでした。原因がわからず行き詰まっていたとき、私は既存のデータをすべて見直し、使用薬品の微量な違いや測定環境の変化が影響している可能性に気づきました。そこで、条件を1つずつ変えながら30回以上の再実験を重ね、ついに安定した結果が得られる手順を確立できました。この成果は学内発表でも注目され、指導教員からも粘り強い姿勢を評価されました。失敗をそのままにせず、自分の手で原因を突き止めて改善策を見つける力は、業務においても問題解決力として活かせると考えています。 |
例文⑤論理的思考力
論理的思考力を伝えるには、「複雑な課題をどう整理し、どのように筋道を立てて解決したか」を描くのが鍵です。
研究活動における問題解決の中で、「仮説→検証→結果」の流れを丁寧に示すと説得力が高まります。
私の強みは論理的思考力です。卒業研究では、バイオセンサーの応答特性に関する検証を行っていました。測定結果にばらつきが出る原因を探る中で、デバイスの設計変更だけでなく計測条件や外部環境など複数の要因が絡んでいる可能性がありました。私はまず条件ごとの出力データを整理し、相関分析を通じて主要因を特定。その後、温度と湿度が最も影響していると仮定し、条件を一定に保ちながら再検証を重ねました。その結果、安定した応答を得られる測定条件を導き出し、研究としても一定の成果を挙げられました。このように、情報を整理しながら問題の本質を見極めて解決策を導く力は今後の業務においても大いに活かせると考えています。 |
例文⑥探究心
探究心をアピールするときは、「興味をもったきっかけ」と「どこまで深く掘り下げたか」を具体的に描くことが大切です。表面的な関心で終わらず、自主的に学び続けた姿勢や工夫した過程を伝えると説得力が増します。
私の強みは探究心です。もともと材料科学に興味があり、大学では高分子材料の特性評価をテーマに研究していました。授業内の実験で「同じ材料でも温度や湿度で性質が変わる」ことに興味を持ったのがきっかけで、卒業研究ではその現象を定量的に評価する方法を独自に考案しました。関連論文を読み込み、異なる測定法や前処理条件を比較しながら、何度も仮説を立てて検証を重ねました。その過程で教授から別の測定装置の提案を受け、自ら設定条件を調整することで精度を向上させられました。結果として、学内の研究発表で高く評価される成果につながりました。興味を持ったことをとことん掘り下げる姿勢は、今後も新しい技術や知識の習得において活かせると考えています。 |
例文⑦計画性
計画性をアピールするときは、「長期的・複数タスクをどう整理して進めたか」がポイントです。
予定通りに進めたことよりも、「トラブルや変更にどう対応しながら全体をコントロールしたか」を示すと実践力が伝わります。
私の強みは計画性です。学部4年時、卒業研究と資格試験の勉強、学会発表準備が重なった時期がありました。私はまず、それぞれの締切や進捗を一覧にまとめ、月単位→週単位→日単位と細分化したスケジュールを立てました。加えて、突発的な遅れに対応できるよう、各タスクにバッファ期間も設けました。特に卒業研究では、実験装置の使用予約が集中していたため、周囲と早めに調整を取りつけ、確実にデータを取得できるよう工夫しました。その結果、3つの目標をすべて予定どおり達成し、学会発表では質疑応答にも落ち着いて対応できました。複数の業務を見通して計画的に動ける力は、業務の納期管理やプロジェクト進行においても役立つと考えています。 |
例文⑧責任感
責任感は、「任されたことを最後までやり遂げた経験」だけでなく、自分の行動が周囲や結果にどう影響したかを含めて伝えると印象が深まります。
特に「困難な状況でも逃げずに向き合った姿勢」を描くと説得力が増します。
私の強みは責任感です。大学2年のとき、学科のプロジェクト演習で進行管理役を任された際、チームメンバーが体調を崩して離脱し、予定通りの実験が進められない事態が発生しました。私はそのまま遅延するのではなく、自分の作業を効率化して時間を確保し、不足分のデータ採取も引き受けました。また、チーム全体のスケジュールに影響しないよう、他のメンバーと役割の再調整を行い、必要に応じて追加実験も行いました。無事、納期内にすべての作業を終え、発表も好評を得られました。予期せぬトラブルがあっても自分が果たすべき役割を放棄せず、成果に責任を持つ姿勢は仕事においても信頼を築く力になると考えています。 |
例文⑨柔軟性
柔軟性を伝えるには、「予定や方針が崩れたときにどう対応したか」を具体的に描くのが効果的です。変化に動じず状況を冷静に捉えて行動した経験を通して、応用力や対応力の高さをアピールできます。
私の強みは柔軟性です。研究室で行った材料試験の中間発表で、教授から「評価基準が不明瞭」と指摘を受け、当初の研究設計を大幅に見直す必要が出てきました。実験スケジュールも詰まっていたため最初は戸惑いましたが、冷静にタスクを棚卸しし、優先順位を整理。まずは既存データの再分析と条件の再設定を行い、さらに他研究室の事例を調査することで、説得力のある新しい評価指標を設定しました。短期間での再設計にも関わらず、最終的な成果は当初よりも質の高いものとなり、学内でも高く評価されました。想定外の事態にも前向きに対応し、臨機応変に行動できる力は業務においても変化への強さとして活かせると考えています。 |
例文⑩継続力
継続力をアピールする際は、「何を」「どのくらいの期間」「なぜ続けられたのか」が伝わるように構成するのがポイントです。地道な努力を怠らず、成果につなげた経験を通して、信頼性や粘り強さを印象づけましょう。
私の強みは継続力です。大学入学時から現在まで約4年間にわたり英語学習アプリを使って毎日学習を継続しています。きっかけは、海外文献を原文で読めるようになりたいという思いでした。研究で使う専門用語に苦戦しながらも、毎日少しずつ学ぶことでリーディング力が向上し、3年次にはTOEICで850点に到達しました。さらに、卒業研究では英語論文をベースに研究の枠組みを設計し、指導教員からも「英文資料を読みこなす力がある」と評価されました。学習には波もありましたが、目的を意識して地道に努力を重ねることで、自信と成果を得られました。業務でも、目の前の課題に向き合い続ける姿勢を活かし、長期的に価値を生み出せる人材をめざしたいと考えています。 |
例文⑪情報収集力
情報収集力は「何を目的に、どのような手段で情報を集めたか」が伝わるように書くのがポイントです。
行動量の多さだけでなく、「集めた情報をどう活用したか」まで示すことで実践的な力としてアピールできます。
私の強みは情報収集力です。学部3年のとき、研究室配属前に自分の興味に合う研究テーマを選ぶため、先輩の過去の研究や論文、外部機関の発表資料まで幅広く調べました。特に、指導教員が扱っていた材料評価分野に関心を持ち、関連する英語論文を15本以上読み込み、使われていた手法や実験条件をExcelで比較分析しました。その結果、特定の測定法に強みがあることに気づき、自分の研究ではそれを発展させた手法を導入しました。研究室配属後はその事前調査が評価され、スムーズにテーマ設定と実験準備を進められました。必要な情報を的確に集め、目的に沿って活用する力は課題解決や新しい技術習得にもつながると考えています。 |
例文⑫発信力
発信力は「伝える内容」だけでなく、「相手にどう伝わったか」までを意識して書くのがポイントです。
プレゼン・報告・提案などの経験を通じて伝達の工夫と効果をセットで示すと、実践的な力が伝わります。
私の強みは発信力です。研究室の中間発表において複雑なデータの傾向を正確に伝えるため、図表の色分けや構成の見直しを徹底的に行いました。当初は数値中心のスライドで聞き手から「わかりにくい」と指摘されましたが、グラフを活用するなど視覚化する工夫を加えました。さらに、発表前には友人に模擬発表を行い、フィードバックをもとに説明順を修正しました。その結果、教員から「内容が明確で分かりやすい」と評価を受け、質疑応答でも的確に説明できました。自分の意見や成果を相手に伝える際には、相手の視点を踏まえてわかりやすく構成し、納得感を持たせることを意識しています。 |
例文⑬行動力
行動力を伝える際は「気づいたことに対してすぐ動いた」「誰よりも早く行動に移した」というだけでなく、「行動が結果にどうつながったか」まで描くと説得力が増します。
受け身でなく、自発的な動きが伝わるエピソードが有効です。
私の強みは行動力です。大学1年のころ、地域課題をテーマにした授業で「公共交通の利用率向上」を提案することになりました。現地のデータがほとんどなかったため、私は自ら駅前やバス停を訪れて、利用者の動向を観察し、地元住民へのヒアリングを実施しました。授業内では文献調査にとどまる学生が多い中、実際に現地で得た情報をもとにレポートを作成しました。その結果、より具体的な改善案を提示でき、発表では「説得力がある提案」として高評価を得ました。計画を立てることも大切ですが、状況に応じてすぐに動いて現場に飛び込む姿勢は自ら課題を掘り起こして行動できる力として今後も活かせると考えています。 |
例文⑭応用力
応用力を伝えるには、「学んだ知識やスキルをどのように他の場面で活かしたか」を明確に描くことが大切です。「学びと実践がつながっている」こと、そして応用が「価値ある結果につながった」ことを示すと、評価されやすくなります。
私の強みは、状況に応じて柔軟に知識を応用できる力です。大学では生物学を専攻し、DNA解析に関する研究に取り組みました。研究では実験が思い通りに進まないケースも多くありましたが、そのたびに論文を調べて異分野の手法を取り入れ、解決策を見出してきました。特に、卒業研究では予定していた分析方法が機材トラブルで使えなくなりましたが、化学分野の分析技術を独学で習得して研究を完成させられました。この経験を通じて既存の知識を組み合わせ、新しい状況に対応する応用力を磨けたと考えています。御社に入社後も予想外の課題に直面しても柔軟に考え、最適な方法を見つけて成果を出す力を発揮できると考えています。 |
例文⑮ものづくりへのこだわり
ものづくりのこだわりを伝えるときは、「完成させたこと」よりも「どの工程で工夫や改善を重ねたか」に焦点を当てると良い印象を与えます。
設計・試作・改善など、細かなこだわりが成果につながった流れを丁寧に描くのがコツです。
私の強みは、ものづくりへのこだわりです。大学の授業で行ったロボットアームの制御装置製作では既存の回路を流用するだけでなく、用途に応じて最適な配線レイアウトと放熱設計を自分なりに工夫しました。初期試作では配線が複雑で保守性に難があったため、回路の引き回しを再設計して3Dプリンタで作成した専用ケースに収め、見た目と機能の両面を向上させました。また、操作性にも注目し、ユーザーインタフェースをわかりやすく改良し、評価会では「完成度が高く、実用性もある」とのコメントをもらいました。完成度だけでなく細部まで手を抜かず工夫し続ける姿勢は、今後の製品開発や技術改善においても活かせると考えています。 |
職種別自己PR例文10選
ここでは、職種別の自己PR例文を10個紹介します。
自身の希望職種に応じて、以下で紹介する例文を参考に好印象を与えられる自己PRを作成しましょう。
例文①開発
開発職では、「課題に対してどうアイデアを出し、形にしていったか」が評価されます。
自己PRでは、論理性と創造性をバランスよく伝えることがポイントです。
失敗や試行錯誤をどう乗り越えたか、チームでどう価値を生んだかまで言及すると好印象です。
私の強みは、アイデアを着実に形にする開発力です。学部時代に取り組んだ電動搬送機の開発では、既存モデルに比べて旋回半径を小さくする設計を担当しました。当初は構造が複雑化し、重量バランスの問題で転倒が起きやすくなってしまいました。しかし、試作を重ねる中で二重構造のフレームを採用し、モーター位置の見直しを行うことで安定性を確保しました。さらに操作性を向上させるため、制御プログラムにも手を加えました。これらの工夫により、機体の旋回性能と安全性の両立を実現して学内コンテストでは機能性を高く評価されました。課題を見つけ、改善を重ねながら具体的な成果へつなげる力を今後の製品開発でも活かしたいと考えています。 |
例文②研究
研究職向けの自己PRでは、「課題設定→仮説→検証→成果」という流れを明確にしながら、自分の工夫や粘り強さをどこに発揮したかを伝えると効果的です。単なる結果報告ではなく、取り組む姿勢や思考の深さが伝わる内容にしましょう。
私の強みは、課題を深く掘り下げる粘り強さです。修士課程では、微粒子の沈降挙動に関する数値解析研究に取り組みました。理論式と実験結果にズレが生じており、原因を突き止めることが研究の核心でした。私はまず、既存のモデルの前提条件を1つずつ検証し直し、境界条件の設定に見落としがあることを発見しました。そこから条件を再構築し、数式の再導出とシミュレーションを繰り返して実験結果と高い相関を示す予測モデルを構築できました。予期せぬ誤差に対してもあきらめずに原因を追求し、再現性のある形で示せたことは大きな達成感につながりました。研究職においても探究心と論理的思考力を発揮し、課題解決に貢献したいと考えています。 |
例文③生産技術
生産技術職では、「現場の課題を見つけ、改善につなげた経験」が評価されます。
効率化や品質向上を意識し、改善提案に取り組んだ姿勢や工夫を伝えることで現場視点と技術応用力の両方をアピールできます。
私の強みは、課題を見つけて改善につなげる力です。製造実習で小型機械部品の加工を担当した際、加工順の指示通りに進めても微細な寸法誤差が発生するケースがありました。私はその原因を探るため、工程ごとの工具摩耗や素材の熱膨張を計測し、誤差が再現性を持って発生していることを確認しました。そこで、加工順序を見直すとともに温度安定後の一時停止工程を提案しました。その結果、寸法誤差の再発が抑えられて全体の歩留まりも向上しました。現場の課題に気づき、細かな工夫を加えることで精度と効率を両立できた経験は、実際の生産現場でも応用できると感じています。今後も現場目線を大切にし、改善の積み重ねで価値を高める技術者をめざしていきたいです。 |
例文④品質保証・品質管理
品質保証・品質管理では、「ミスや不具合を未然に防ぐ姿勢」「データや根拠に基づいた判断力」が重視されます。
細かな異常に気づき、原因を分析・対策につなげた経験を具体的に伝えると慎重さと信頼性がアピールできます。
私の強みは、ミスや異常に気づく観察力と再発防止に向けた改善提案です。材料実験の中で、特定条件下でのみデータのばらつきが大きくなる現象に気づきました。最初は測定ミスと考えられていましたが、私は違和感のある試料表面の状態に注目し、加工工程に問題があるのではと仮説を立てました。加工担当と連携して工程を再現・検証したところ、冷却時間が不十分な状態での加工が原因であることが判明しました。対策として冷却工程を延長し、作業手順書にも明記する改善を行った結果、データのばらつきは大きく改善されました。品質保証や管理の現場でも細かな現象を見逃さず、根拠を持って対処できる姿勢を活かしたいと考えています。 |
例文⑤ITエンジニア
ITエンジニアの自己PRでは、「論理的に課題を分析し、改善や実装につなげた経験」が重視されます。
スキルに加えて、自ら学び動いた姿勢やチームとの連携も盛り込むと成長意欲や実践力が伝わります。
私の強みは論理的に課題を分析し、改善策を形にする力です。大学の授業で使用していたレポート提出システムが使いづらく提出ミスが多発していたことに疑問を持ち、改善案を自主的に考えました。原因を探るため、複数人にインタビューを行い、操作の煩雑さと通知機能の不足が問題であると特定しました。そこで、簡易なUIとリマインダー機能を備えたWebアプリを自作し、試験的にゼミ内で導入しました。その結果、提出漏れがゼロになり、他の学生からも「使いやすい」と好評でした。この経験を通じて、プログラミングの知識だけでなく、ユーザー目線でシステムを設計する重要性を学びました。現場でも常に課題に目を向け、改善と実装を繰り返す姿勢を活かしたいと考えています。 |
例文⑥機械設計
機械設計職では、「設計上の課題にどう対応したか」や「強度・安全性・使いやすさなどをどう考慮したか」がポイントです。
制約条件の中で工夫を重ねた経験や、現場目線を意識した設計を盛り込むと実践力が伝わります。
私の強みは、制約の中で最適な形を追求する設計力です。大学の演習で、自動搬送機のフレーム構造設計を担当した際、使用素材や全体寸法に厳しい制限があり、強度と軽量化を両立させることが求められました。私は過去の構造事例や力のかかり方を調査し、必要な部分にのみ補強を加えるリブ構造を採用しました。加えて、加工しやすさを考慮して部品点数を削減し、組立性も改善しました。実際に組み上げた試作機では、想定荷重下でもたわみを抑えられ、耐久試験でも問題なく合格しました。この経験を通して図面上の工夫だけでなく、使う人や製造工程まで意識して設計する大切さを学びました。今後も、機能性と現実性のバランスを大切にした設計を追求していきたいと考えています。 |
例文⑦アクチュアリー
アクチュアリーを目指す自己PRでは、数理的な分析力とともに、慎重さや論理的な思考の積み重ねをアピールすると効果的です。
複雑な情報を整理し、根拠を持って説明・提案した経験があると説得力が高まります。
私の強みは、数値をもとに論理的に考え抜く力です。ゼミでは保険商品の設計に関連するリスク評価の演習を行い、仮想顧客に対して最適な保険料率を提案する課題に取り組みました。私はまず、過去の疾病率や年齢ごとの統計を収集し、Excelを用いて死亡率と発生率の推移を数式化しました。その上で、価格設定が収益性と公平性の両面から妥当であるかを繰り返し検証し、複数のプランを比較できる提案書を作成しました。講義内での発表では「根拠が明確で納得感がある」と評価を受けました。地道な分析と検証を重ねながら根拠ある判断を下す力は、アクチュアリーとしての資質に通じると感じています。数字に正確に向き合い、リスクを読み解く専門職としての力を磨いていきたいと考えています。 |
例文⑧データサイエンティスト
データサイエンティストの自己PRでは、「大量のデータからどんな課題を発見し、どう活用したか」が評価されます。
分析だけでなく、「その結果をどう活かし誰にどう伝えたか」をセットで語ると、ビジネス視点と技術力の両方を印象づけられます。
私の強みは、ものづくりへのこだわりです。大学の授業で行ったロボットアームの制御装私の強みは、データをもとに仮説を立て、改善に結びつける力です。ゼミ活動では、大学内カフェの利用実態を分析するプロジェクトに参加しました。私はPOSデータとアンケート結果を組み合わせて解析し、曜日ごとの売上と席の滞在時間に明確な偏りがあることを発見しました。そこから「時間帯別メニューの見直し」が有効ではないかと仮説を立て、シミュレーションと現地調査を繰り返しました。その結果、期間限定で提案したメニュー施策では平均客単価が向上し、利用者満足度も上がりました。分析だけでなく、現場での検証や提案まで一貫して取り組めた経験は、今後の業務にも活かせると感じています。今後もデータを通じて課題の本質を見抜き、価値ある改善を実現できる人材を目指したいです。 |
例文⑨技術営業職
技術営業では、「専門知識とコミュニケーション力をどう融合させて顧客の課題を解決したか」が鍵になります。
理系出身として「技術をわかりやすく説明する力」「信頼関係の構築」を意識したエピソードが効果的です。
私の強みは、技術的な内容を相手に合わせてわかりやすく伝える力です。学外の製品開発プロジェクトに参加した際、私は仕様検討を担当してエンジニアと非技術系のクライアントとの橋渡し役を務めました。当初、技術的な用語や図面の説明に戸惑う様子が見られたため、私は図解や比較表を用いて機能やコストの違いを明確に説明する工夫をしました。クライアントからは「選びやすくなった」と好意的な反応をいただき、結果としてスムーズに仕様が確定し、プロジェクト全体の進行にも好影響を与えました。相手の理解度に応じた表現や対応を意識することは、技術営業職において信頼関係を築く上で重要だと実感しています。今後も専門知識を活かしながら、相手の視点に立った提案ができる営業を目指したいです。 |
例文⑩MR
MRでは、「正確な情報を伝える責任感」と「医師や医療従事者と信頼関係を築く対人力」が求められます。
相手に合わせて説明の工夫をした経験や誠実な対応で信頼を得たエピソードがあれば、積極的に盛り込みましょう。
私の強みは、相手の立場に立って丁寧に説明し、信頼を築く力です。学生時代に医療系のインターンに参加し、医療従事者への情報提供の補助を担当しました。はじめは薬剤情報を専門用語で伝えてしまい、「分かりづらい」と指摘を受けましたが、説明資料を見直して図や日常例を交えながら伝える工夫を重ねました。さらに、相手が重視している副作用データや先発品との違いを事前に調べて整理するようにし、質問にも正確に答えられるよう準備を徹底しました。その結果、信頼を得て再度説明を依頼される機会も増えました。この経験から、医療の現場では誠実な姿勢と確かな情報伝達が何より大切だと学びました。今後も相手の視点を大切にし、根拠ある提案を行うMRを目指したいです。 |
NG例はこうする!Before&After
ここでは、自己PRのNG例を紹介しつつ、添削した文章を3パターンに分けて紹介します。自身の自己PRを見直してNG例に該当する要素がある場合は、すぐに修正しましょう。
添削①協調性をアピールする場合の自己PR
NG例
私は協調性があると思います。学校生活では友人やグループの仲間と円滑な関係を築き、協力しながら課題に取り組んできました。グループワークでは意見がぶつかることもありましたが、私はできるだけ相手の意見を尊重し、場の雰囲気が悪くならないよう気を配ってきました。実際に大きなトラブルが起こることはほとんどなく、スムーズに活動を進めることができました。また、友人からも「一緒に作業しやすい」と言われることが多く、人間関係を良好に保つ力が自分の強みだと感じています。これからも相手を尊重しながら、協力して取り組む姿勢を大切にしていきたいと思っています。 |
NGポイント
・「仲良くする」こと=協調性という表現にとどまり、成果や貢献が見えない
・「相手に合わせる」姿勢が、受け身で消極的な印象を与える
・具体的なエピソードがないため、行動の信ぴょう性が弱い
改善ポイント
・具体的な対立場面と、その調整行動・合意形成を描写することで、協調性の中に主体性と貢献性があることを明確にする。
・協調=受け身という印象を払拭し、能動的に関係を動かす力として表現する。
改善例
私の強みは、意見の異なるメンバーの橋渡し役となり、チーム全体の前進に貢献できる協調性です。ゼミのグループ研究で調査手法の選定をめぐって対立が起き、議論が進まなくなったことがありました。私はまず全員の主張を可視化し、メリットと懸念点を整理したうえで、両者の要素を組み合わせた新しい手法を提案しました。その結果、全員が納得できる形で方針を決定でき、研究発表までスムーズに進められました。この経験を通じて、協調性とは単に仲良くすることではなく立場の違う人々をつなぎ、共通の目標に向かってまとめていく力であると実感しました。今後も周囲の意見に丁寧に耳を傾けながら、成果につなげるチームづくりを目指していきたいと考えています。 |
添削②主体性を自己PRする場合の自己PR
NG例
私は主体性があると自負しています。グループ課題や共同作業では、他の人が動き出す前から自分でやるべきことを判断し、積極的に取り組んできました。例えば、レポート作成の際にはテーマを自分で決めて下調べを進め、誰よりも早く資料を集めて取り組みました。進行が遅れている場面では、他のメンバーに声をかけることもありますが、基本的には自分の手でできることを進めるスタイルです。課題を放置せず早め早めに動くことが周囲の信頼にもつながっていると感じています。今後もこのように、自ら考えて先に行動し、結果を出す姿勢を大切にしたいです。 |
NGポイント
・「誰よりも早く動く」という表現が、独断的・単独行動に聞こえる可能性がある。
・チームに対する貢献よりも、自分の作業の速さを強調しすぎている。
・成果や効果の説明が弱く、主体性が価値として伝わりにくい。
改善ポイント
・自分が動いたことによってチーム全体に好影響を与えたプロセスを描写し、「早さ」ではなく働きかけと巻き込みによる前進力=主体性として表現する。
・具体的成果も明示することで説得力を高める。
改善例
私の強みは、状況を見て自ら動き、周囲を巻き込みながら課題を前に進める主体性です。ゼミでのグループ発表において、意見がまとまらず作業が停滞していた場面がありました。私は全体の進捗を可視化するためにタスクを整理し、共通の共有シートを作成しました。そのうえで、各メンバーの得意分野をもとに役割を再分担し、作業の優先順位を明確にしました。結果として、グループ全体がスムーズに動き出し、予定通りに発表を完成させることができました。ただ自分の作業を先に進めるのではなく、チーム全体の動きを意識しながら行動できた経験を通じて、課題解決に向けた主体性を発揮する重要性を学びました。今後もその力を現場で活かしていきたいです。 |
添削③論理的思考力をアピールする場合の自己PR
NG例
私は論理的思考力に自信があります。データ分析の授業では、回帰分析や分散分析、クラスター分析などの手法を使ってデータの傾向を整理し、結論を導き出しました。統計ツールの使い方にも慣れており、複雑な数値データでも冷静に判断できると感じています。問題解決の際は感覚ではなくデータや根拠を重視し、客観的に物事を判断するように心がけています。友人からは「理屈っぽいけど筋は通っている」と言われることもあり、自分なりに論理的に考える力が強みだと捉えています。今後も分析力を活かして、現場での課題解決や提案に取り組みたいです。 |
NGポイント
・分析手法やツール名が並ぶだけで、何をどう解決したかが伝わらない。
・成果や相手の反応の記述がなく、自己評価で終わってしまっている。
・「論理的に考える人です」だけでは行動の具体性や信頼性に欠ける。
改善ポイント
・データ異常の検証プロセスから仮説の立て直し、結果の伝達までを具体的に描写する。
・論理的思考が問題解決にどう活きたかを示す。
・「納得感」「評価された点」を補うことで、相手目線での説得力も補強する。
改善例
私の強みは複雑な情報を整理し、根拠をもって伝える論理的思考力です。ゼミの実験で、ある条件下で想定と異なる測定結果が出た際、要因を突き止めるために測定条件や装置の精度をひとつずつ検証しました。そして、異常の出る条件を再現してデータを比較し、測定装置のセンサー位置に問題があることを特定できました。さらに、得られたデータを図表にまとめて発表して論理の流れを明示したことで、教員から「説明に納得感がある」と評価を受けました。この経験を通して、仮説→検証→根拠の提示というプロセスを意識することの大切さを実感しました。今後も物事の因果関係を丁寧に追い、説得力のある提案ができる人材を目指します。 |
自己PRを書く時によくある疑問5選
文字数の目安はある?
企業によって自己PRの指定文字数は異なりますが、エントリーシートでは300〜400字程度が基本の目安です。
Web入力の画面では「最大200字」など短く指定されることもあるため、同じテーマでも長文・短文それぞれのパターンを用意しておくと安心です。
面接では口頭での説明になるので、1分程度=200〜250字で要点を伝えられるとベストです。
どんなテーマを選べばいい?
自己PRのテーマは、「強み」でも「経験」でも構いませんが、企業が評価しやすい行動や姿勢に結びつくものを選ぶのがポイントです。
たとえば「粘り強さ」や「主体性」、「チームでの工夫」など、仕事に直結しそうなエピソードがあると印象に残りやすくなります。
エピソードが1つでも、考え方や工夫が伝われば充分アピールにつながります。
ありきたりな内容になってしまう
「協調性」「責任感」などはよくある自己PRのテーマですが、それ自体が悪いわけではありません。
大切なのは、自己PRで強みをアピールする際に「自分らしいエピソード」や「行動の工夫」で具体性を出すことです。
たとえば「責任感」をアピールするなら、「どんな責任を感じ、どんな行動をとったか」を明確に描くことで差別化できます。内容ではなく、伝え方に工夫を加えることが鍵です。
強みが1つに絞れない
自己PRに複数の強みを詰め込むと、印象がぼやけてしまうおそれがあります。
1つに絞れないときは、ひとつの強みに軸を置き、他は補足として組み込む方法がおすすめです。
たとえば「主体性が強み+協調性も活かして行動した」という構成にすれば、伝える情報量は多くても軸がぶれずに説得力が出ます。
文字数制限内でうまくまとめられない
文字数制限内でうまくまとめられない場合は、「結論→具体例→まとめ」という構成にすると端的に内容を伝えやすくなります。
また、長く書ける場合でもダラダラと書くのではなく目的と成果を明確に示すことが大切です。
自己PRは「自分を知り、企業を知ること」を踏まえて
本記事では34パターンの自己PRの例文を紹介しつつ、自己PRの書き方について説明しました。
自己PRのカギとなるのは、企業が求める能力を自分が持っていることを説得力を持って説明することです。その説得力は、徹底した自己分析と企業分析によって生まれます。
自分を掘り下げた自己PRを作っておくと、エントリーシートから面接に至るまで、かならず役に立ちます。ぜひ質の高い自己PRを作ってください。
自己PRの練習と併せて、就活の準備を進めましょう。
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