新卒二次面接での逆質問の内容は、一次と同じという訳にはいきません。新卒二次面接を行われる前提を踏まえて、アピールに繋がる逆質問をしたいものです。質問の終わり方を把握したり、逆質問例を参考にすることで、より印象に残る逆質問をしましょう。

本記事では、新卒二次面接での逆質問例30選とともに、質問の終わり方や思いつかない場合の対処法を解説します。ほかの就活生との差をつけるためにも、ぜひご参考ください。

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新卒二次面接で求められる逆質問とは?

新卒二次面接で求められる逆質問とは?

まずは、新卒二次面接の傾向や前提などを確認しておきます。

新卒二次面接の傾向

新卒二次面接は、一次面接と同様の人事か別の人事のほか、現場で実際に勤務している社員が同席することもあります。二次面接は一次面接に比べて、より勤務する部署や職種との相性を重要視する傾向にあることが大きな特徴です。実際の社員が面接を行い人物を見ることで、活躍できる・組織に馴染めるかどうかの判断を行います。一次面接時より一歩踏み込むことを意識して、面接に望むと良いでしょう。

一次面接と同じ逆質問はNG

二次面接を行う意図は一次とは異なるため、同じ人事担当に同じ逆質問をしてもあまり意味がありません。自分自身が組織に合うかどうかをたしかめるためにも、別の質問や別の人物への質問をすることが良策です。現場で実際に勤務している社員が同席していれば、日々の勤務に関する疑問やキャリアパスなど、より具体的な意見を聞くと参考になるでしょう。

同じ質問を避けるために、一次面接で聞く逆質問と、二次面接で聞く逆質問をあらかじめ決めておくことも有効だといえます。たとえば、一次は人事担当が中心の選考となるため、事業や組織の大枠に関する逆質問をし、二次では職場の雰囲気やキャリアパスについての逆質問をするといった感じです。おおまかにテーマを決めておけば逆質問しやすく、当日でも疑問点をみつけやすくなります。一次と二次、それぞれの面接が行われる意図を理解し、適切な逆質問をすることを心がけましょう。

より深い質問をすることがアピールに繋がる

新卒の二次面接へと選考が進んでいるため、より深い逆質問をする必要があります。企業側も応募者を選考を通して理解し、応募者も企業のことを選考を通して深く知るのが面接の目的です。そのため、一次面接に比べて二次面接では、より深い理解のもと具体的な逆質問をすることがアピールに繋がります。

理解度が高まったことをアピールする簡単なテクニックとしては、「一次面接で〜と伺いましたが、」と一次面接で行った逆質問の回答をベースに質問する方法もおすすめです。一次と同じような質部分について、より詳細に質問ができるため、企業との相性を計るのにも有効だといえます。とはいえ、テクニックに頼らず、まずはより深い企業研究をすることが大切です。企業理解を深め、より深い内容の逆質問を行いましょう。

新卒二次面接での逆質問例30選

新卒二次面接での逆質問例30選

では実際に新卒二次面接で参考にできる、逆質問例をご紹介します。

企業文化や社風に関する逆質問例10選

企業文化や社風に関する逆質問例は以下の通りです。文化や社風は1次で逆質問しても良いですが、2次に現場の社員が同席していれば、現場の声を直接聞いた方が実際の環境とのズレが少なくなります。組織の価値観や雰囲気は働くうえで重要な要素のひとつ。しっかりと不安点や疑問点を解消しておきましょう。

・他社よりも誇れる独自の文化などはありますか?

・御社ならではの企業文化があれば、教えてください

・組織として一番大切にしている価値をご教示ください

・社会貢献活動などは行われていますでしょうか?

・表彰制度などはございますか?

・事業部や部署によって、組織風土に違いはありますか?

・役職者の方の男女比率はどのような割合でしょうか?

・〇〇という理念が生まれた背景を教えていただけますでしょうか。

・企業理念が組織に浸透しているエピソードなどはありますか?

・御社で働いて良かったと思える点はありますか?

キャリアパスや働き方に関する逆質問例10選

キャリアパスや働き方に関する逆質問例は以下の通りです。この質問もできれば現場で働く方に聞くのがベターだと言えます。ただ、教育制度や異動、幅広いキャリアパスの質問は、人事の方に聞く方が良策です。知りたい内容に合わせて、質問をうまく使い分けましょう。

・社員の能力開発や育成制度の具体例をご教示いただけますでしょうか。

・〇〇業務に携わることが目標ですが、どのようなキャリアパスを積めばよいでしょうか

・評価の高い社員さんの共通の特徴などはありますか?

・入社後単独で業務を任せていただけるまでには、どのくらいの期間が必要ですか?

・海外事業部での勤務を目指していますが、どのような経験や実績が必要でしょうか?

・入社までに勉強しておくことは、どんなことがあるでしょうか。

・先輩社員に業務上の相談はしやすい環境でしょうか?

・日常の業務フィードバックはどのような方法で行われていますか?

・入社後の基本的な研修の流れをご教示いただけますか?

・教育制度は今後ブラッシュアップされる予定などはありますか?

その他の逆質問例10選

その他の逆質問例は、以下の通りです。

◯◯職種として活躍するのに必要な知識は、どんなことがありますでしょうか?

入社までに準備しておくべきことなどはありますか?

語学が私の強みですが、海外転勤などの機会はありますでしょうか?

御社の◯◯という商品が大好きですが、なぜヒットしたとお考えでしょうか?

部署間の競争などはありますでしょうか?

他の支社や他部署とコミュニケーションはありますか?

実は◯◯が得意ですが、この能力を活かせる場はありますでしょうか?

差し支えなければご入社の動機を伺えますか?

業務を進めるうえで、心がけておいた方がよいことはなんでしょうか?

新卒二次面接の逆質問の終わり方例

新卒二次面接の逆質問の終わり方例

逆質問をした後の〆の言葉を覚えておくと非常に便利です。ここからは面接で使いやすい、逆質問の終わり方の例を解説します。

理解したことを伝えて終える

「お答えに非常に納得致しました。今後はしっかりと心にとめておきたいと考えています。」

逆質問をして回答が返ってきた際には、理解したことを伝えると好印象です。学びがある回答であれば、今後は回答を踏まえてどうしていきたいかを伝えると、さらに印象が良くなります。素直な印象に映る〆の言葉ですので、入社後も活躍できる印象を与えることが可能です。

意欲を伝えて終える

「お答えに深く共感し、入社意欲がさらに高まりました。入社後に活躍できるよう、残された学生期間を大切に過ごしたいと思います。」

逆質問に対する回答のお陰で、入社意欲や働く意欲が高まったことを表現します。先程ご紹介した「理解したことを伝えて終える」方法と同様、この先の自分の目標や思いを伝えることも有効です。入社意欲が高まったため、〇〇していくという姿勢を表現することで、大きなアピールにも繋がるでしょう。

感謝の言葉で終える

「丁寧に回答いただきまして、ありがとうございました。」

逆質問に対する回答を貰ったら、必ず伝えたいのはお礼の言葉です。ここまでご紹介したすべての〆言葉の後につけても問題ありません。感謝を表現するなど前向きな言葉は、印象を良くする効果もあります。「ありがとうございます」「助かりました」「嬉しいです」などの前向きな言葉は、面接時にしっかりと伝えるようにしましょう。

逆質問が思いつかない場合の対処法

逆質問が思いつかない場合の対処法

最後に、逆質問が思いつかない場合の対処法を解説します。対処法が分かっていれば、いざ本番で逆質問が思いつかなくても、パニックに陥ることがありません。不安なく面接をやり通すために、対処法もしっかりと覚えておきましょう。

働いている自分をイメージしてみる

逆質問が思い浮かばない場合は、自分が実際に入社した後のことをイメージすることをおすすめします。入社して社内の雰囲気を感じて、研修を受けて独り立ちする。数年働いて自分はどうなっていて給与はどのくらいかなど、入社後のイメージをできるだけ丁寧にすることで聞いておきたい部分が明確になります。不安や疑問を解決することで入社意欲が増しますので、この機会に気になることを解消しておくことをおすすめします。

無理に質問しない

逆質問が思い浮かばない場合は、無理に質問しないことも方法のひとつです。本来はアピールに繋がる逆質問ですので、できれば質問無しは避けたいもの。しかし、焦って質問をすると、意図がわからない質問や浅い質問になりがちです。必ず毎回逆質問をしなければいけないという訳ではないため、まずはリラックスを心がけましょう。

事前に面接の経験を沢山積んでおく

逆質問が思い浮かばないことを避けるために、事前に面接の経験を積んでおくことも良策です。たとえばTECHOFFERなどの逆オファー型就活サイトを活用すれば、面接の経験を効率良く積むことができます。TECHOFFERは簡単なプロフィール登録をすれば、すぐに企業からのインターンや説明会、本面接などのオファーを受け取ることが可能です。早期の登録がオファー数を増やすコツですので、できるだけ早めの登録をおすすめします。面接の経験を増やすことで、全体の面接スキルが向上し、結果的に内定確率を上げることにも繋がるでしょう。

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まとめ

本記事では、新卒二次面接での逆質問例30選とともに、質問の終わり方や思いつかない場合の対処法を解説しました。新卒二次面接の逆質問は、企業・応募者の双方がより深くお互いを知るための重要なコミュニケーションの場です。面接官の意図や二次面接の前提を踏まえたうえで、アピールに繋がる逆質問を心がけましょう。