客観的に自身のことを見られる方は、就活はもちろん就職後も能力を発揮しやすいため、企業の評価は高い傾向にあります。理系学生の中には冷静な性格の方も多く、客観性の高さに自信を持っている方は多いでしょう。

一方で、客観的な視点・高さのアピールは難しく、「どのようにアピールをすればよいのか」と困っている方は少なくありません。

今回は新卒面接で長所を「客観的」と答えるポイントや例文を解説します。

長所のアピールに不安を感じている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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面接で長所を聞く理由は客観的に物事を見えているかを判断するため

面接で長所を聞く理由は客観的に物事を見えているかを判断するため

面接で長所を聞く理由は、学生の客観性をチェックしてさらなる成長が期待できるのかを判断しているためです。そのため、長所を適切に回答できれば、自然と客観性の高さを証明できることになります。

客観的とは主観にとらわれず物事を判断すること

客観的とは感情や立場ではなく、事実を基に公平に物事を判断することです。

データや数値を基に、誰がみても同じように認識できることが客観的といえます。

企業が客観的な視点を重視する理由

企業が客観的な視点を重視する理由は、問題に気づきいち早く対処できる可能性が高まるためです。

客観的な視点を常に持ち続けると、公平な視点から指摘が生まれるため、軌道修正が適宜おこなえて柔軟な企業経営ができます。

どのような企業でも事業を営む中で、自社製品やサービスに対する目線は主観的になりがちです。

客観的な視点が欠けると、市場の変化や顧客の要望に対して誤った判断を下すリスクが高まります。

客観性の高い人の特徴

言動やふるまいの中で以下の特徴がみられる場合には、自身に客観性の高さが備わっているといってもいいでしょう。

  • ・自身の長所と短所を把握している
  • ・理性的に行動できる
  • ・相手の立場で物事を考えられる
  • ・視野が広い

上記の特徴は性格的な素養がなければ、できないことばかりです。

客観的の言い換え表現一覧

就活で他の応募者と長所の重複を避けたい場合は、以下のように客観性を言い変えて表現しましょう。

  • ・中立的
  • ・冷静
  • ・理性的
  • ・俯瞰的
  • ・公平な

表現を変えるのも他の応募者と差別化する1つの方法です。

面接で答える長所を客観的に確認する方法

面接で答える長所を客観的に確認する方法

本章では面接で答える長所を客観的に確認する方法を解説します。

自身の長所と考える部分はあくまで主観であり、第三者からみたら別の長所があることは珍しくありません。

自己評価と他者からの評価は往々にして乖離しがちであり、面接で長所としてアピールするためには自己認識と他の方からの認識は一致しておきたいところです。

方法①:データや数字を参考にする

自身が考える長所が他の方から見ても長所と確認するには、基準となるデータや数字を参考にしましょう。

データや数字は誰にとっても同じ意味を持つため、比較・分析がしやすいことから長所と証明するにはうってつけです。

たとえば、他の人が数回で諦めるところを何十回もチャレンジする人がいれば、諦めずにチャンレンジできる粘り強い性格といえます。

方法②:自分の考えに疑問を持つ

自身が考える長所に対して疑問を持つことも、客観性を高める1つの方法です。

自身の考えを絶対的とせずに、本当に長所なのかと調査・分析につながるためです。

調査・分析の過程では、自身の考えに対する反論が自然と生まれることになり、思考の偏りが減らせます。

方法③:第三者の意見を伺う

自身が考える長所が他の方から見ても長所と確認するには、他の方に確認するのもよい方法です。

関わり方の度合いで見え方は変わるため、普段から多く接する友人や家族に意見を聞くことをおすすめします。

友人や家族からみた長所が自身の考える長所と一致する場合は、自信を持ってよいでしょう。

同時に、どのような点に長所を感じたかを聞いておくと長所をアピールする際のエピソードに使えます。

反対に、自身の考える長所と一致しない場合は友人や家族からみた長所を採用しましょう。

面接で長所を「客観的である」と答える構成

面接で長所を「客観的である」と答える構成

本章では面接で長所を「客観的」と答える構成を解説します。

結論:長所は客観性の高さと端的に伝える

ビジネスの世界では結論を先に伝えることが常識のため、面接でも同じように冒頭で長所が客観性の高さである点に触れましょう。。

「私の長所は、客観性の高さです。」

エピソード:客観性を生かしたエピソードを伝える

結論を述べた後は、客観性の高さを生かしたエピソードを伝えましょう。

エピソードは具体性が高いほど面接官の印象に残りやすく、説得力がより高まります。

「レベルの高い環境でしたが、周囲と自身の違い、チームで求められるプレーを考えるようにしました。・・・最終的にはスタメンで試合に出る機会が増え、レギュラーを獲得しました。」

生かし方:客観性を生かしてどのように活躍するかを伝える

面接で長所を聞かれるのは、自社で活躍できる人材なのかを確認しているためです。

回答の最後は、「入社後に客観性の高さを生かしてどのように活躍するか」を伝えて活躍できる人材であることをアピールしましょう。

「周囲や自身に求められることを理解して、クライアントに最適なサービスを提案したいと考えております。」

面接で長所を「客観的である」と答える例文

面接で長所を「客観的である」と答える例文

本章では、面接で長所を客観性の高さにしている例文を解説します。

面接で長所を「客観的である」と答える例文①:部活

私の長所は客観性の高さであり、長所は大学の部活で発揮できました。

大学サッカー部は強豪であり、中高の全国大会経験者が多く入部するレベルでした。

レベルの高い環境でしたが、周囲と自身の違い、チームで求められるプレーを考えるようにしました。

周囲ができないことの穴埋めやチームが求めるプレーを体現できるようになると、スタメンで試合に出る機会が増え、レギュラーを獲得しました。

どのような状況でも周囲を見回して、何が求められるかを見分ける力には自信があります。

周囲や自身に求められることを理解して、クライアントに最適なサービスを提案したいと考えております。

面接で長所を「客観的である」と答える例文②:サークル

私の長所は客観性の高さであり、長所は大学のサークルで発揮できました。

私の所属するサークルでは部長は挙手制であり、先輩のようになりたいと考えて部長に立候補しました。

数人の方が立候補したため、選抜が必要となって候補者がサークルの今後や自身の考えをアピールする機会が設けられました。

私は自身の考えるサークルの今後を数字やデータ、メンバーからの意見を反映させて作り上げました。

選抜の結果、私の考えがより多くの方の意見を取り入れていると評価され、部長に決まりました。

御社に入社後は、さまざまな方の考えを取り入れつつクライアントに最適なサービスを提案いたします。

面接で長所を「客観的である」と答える例文③:インターンシップ

私の長所は客観性の高さであり、長所はインターンシップに参加したときに発揮できました。

私はIT企業のインターンシップに参加する中で、システム運用に携わるなど貴重な体験ができました。

運用の現場ではお客様からのご意見やクレームを伺う機会があり、社員さんと対応に当たりました。

インターシップ先の企業の言い分も分かる一方で、お客様の考えも大いに理解できたため、コストができるだけかからずに納得する解決策を提示しました。

御社に入社後は自社やクライアントの考えを尊重しつつ、クライアントに最適なサービスを提案いたします。

面接で長所を「客観的である」と答えるNG例文①:エピソードが具体性に欠ける

私の長所は客観性の高さであり、長所は大学の部活で発揮できました。

大学サッカー部は強豪であり、中高の全国大会経験者が多く入部するレベルでした。

レベルの高い環境でしたが周囲をよく見まわしてプレーした結果、スタメンで試合に出る機会が増えてレギュラーを獲得しました。

どのような状況でも周囲を見回して、何が求められるかを見分ける力には自信があります。

周囲や自身に求められることを理解して、クライアントに最適なサービスを提案したいと考えております。

上記の例では、客観性の高さに関するエピソードが不足しているため、説得力に欠けます。

客観性の高さを証明するエピソードを盛り込むようにしましょう。

面接で長所を「客観的である」と答えるNG例文②:主観的になっている

私の長所は客観性の高さであり、長所は大学の部活で発揮できました。

大学サッカー部は強豪であり、中高の全国大会経験者が多く入部するレベルでした。

レベルの高い環境でしたが、自身の良さを出すことが一番と考えて、自分に集中するようにしました。

自然とスタメンで試合に出る機会が増え、レギュラーを獲得しました。

周囲や自身に求められることを理解して、クライアントに最適なサービスを提案したいと考えております。

上記の例ではエピソードから客観性の高さを感じられません。

客観性の高い方は周囲をよく見渡せる能力を持っているため、俯瞰的に周囲を見渡したエピソードを盛り込みましょう。

自分の客観的な評価を知りたいならスカウトサービスを

自分の客観的な評価を知りたいならスカウトサービスを

一般的に就活では選考過程を通して、企業側に自身の人柄を知ってもらいます。

従来の就活方法もよいですが、自身の特徴や良さに興味を持ってもらうことから就活が始まるスカウトサービスもおすすめです。

スカウトサービスでは、登録済みの学生のプロフィールを基に企業が学生へスカウトを送るサービスです。

思いもよらない企業からオファーを受けられる可能性があるため、広い視野で就活ができる点もおすすめになります。

スカウトサービスは数多くある中で、理系学生におすすめなのが『TECH OFFER』です。

『TECH OFFER』は理系学生に特化したサービスであり、学生の特徴を理解して採用に臨みたい企業が『TECH OFFER』を利用しています。

会員登録は無料、そして最短3分で登録が完了するため、この機会に登録してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

今回は新卒面接で長所を「客観的」と答えるポイントや例文を解説しました。

今回解説した内容をまとめると以下のとおりです。

  • ・客観的とは主観にとらわれず物事を判断すること
  • ・客観的な視点は公平な指摘が生みだす
  • ・長所の客観的に確かめるにはデータや数字の活用、第三者に伺うこと

客観的に物事を捉えられる方は自身の長所も短所も把握しているため、今後の成長が期待できる人材です。

本記事を参考に企業に好印象を与えられる回答を作り上げ、面接に臨んでください。