新卒面接の自己紹介にガクチカを取り入れ、人柄をアピールできると良い印象から面接が始められます。

高校や大学で部活に入れ込んだ方も多いため、部活をガクチカとして取り上げる方は多くいます。

部活は取り上げやすいテーマである一方で、どの点をアピールすればよいのか、わからない方も多いでしょう。

今回は新卒面接の自己紹介に、部活のエピソードを取り入れるポイントや例文を解説します。

部活のエピソードを取り入れた自己紹介ができれば、自身の人柄をアピールできます。

新卒面接の自己紹介に部活を取り上げようと検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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新卒面接の自己紹介で部活を取り上げるのはOK

新卒面接の自己紹介で部活を取り上げるのはOK

新卒面接の自己紹介に部活を取り上げてよいのか、また取り上げるメリットが何かを疑問に持つ方もいるでしょう。

結論からいえば、新卒面接の自己紹介に部活を取り上げるのは問題がないだけでなく、メリットが多くあります。

本章では、新卒面接の自己紹介に部活を取り上げることに問題がない理由やメリットを解説します。

部活動の話はコミュニケーションのきっかけになりやすい

部活動は面接官も学生時代に関わってきた方も多いため、コミュニケーションのきっかけになりやすい点がメリットです。

学生と面接官が同じ部活動をしていた場合には、面接でも話が弾みやすくなるでしょう。

また関わりのない部活動が自己紹介で取り上げられても、イメージがしやすい点もメリットです。

たとえば、野球部に関わりのない方でも、どのような活動をしているかはある程度は想像がつきます。

野球部での活動を自己紹介に取り上げても、面接官が内容を理解できない可能性は少なくなります。

部活動は学生時代に多くの方が経験しているため、共通認識がある程度出来上がっている点が強みです。

部活動の経験から自身の特徴を話しやすい

部活動では、普段の生活で味わえない経験を多くできるため、自身の人柄や特徴のアピールにつながるエピソードが用意しやすくなります。

たとえば、レギュラーでなかったとしても、チームを支えた経験があれば縁の下の力持ちとして働けるポジティブな点をアピールできます。

また大ケガから復帰した経験があれば、諦めない精神力がアピール可能です。

部活動に関わる数年間を単に過ごしただけのケースは珍しく、多くの方が何らかの工夫や努力、チャレンジを部活動でしています。

部活動での努力やチャレンジを取り上げると、自身の人柄が伝えられる新卒面接の自己紹介になります。

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得意分野である部活動の話からすると波に乗りやすくなる

新卒面接では誰もが緊張するため、緊張を引きずったまま上手く話せずに面接を終える方も珍しくありません。

新卒面接の冒頭にある自己紹介でいかに緊張を解消して、自身のリズムに乗れるかは面接でのパフォーマンスを上げるためには重要です。

緊張を解消する方法はいくつかありますが、自身の得意分野を話して調子を上げていくのも1つの方法になります。

部活動の話であれば自身の得意分野の話となるため、簡単に話せる方も多くいます。

得意分野である部活動の話から入り、リズムに乗れる点も自己紹介に部活動の話を取り入れるメリットです。

新卒面接の自己紹介を部活動にしている例文

新卒面接の自己紹介を部活動にしている例文

高校や大学で部活動に力を入れている方は多くいるため、新卒面接の自己紹介に部活動を取り上げたい方は多くいます。

本章では新卒面接の自己紹介で部活動をテーマにしている例文を解説します。

ケース1:協調性をアピールする例文

ABC大学理工学部応用化学科から参りました、田中達也です。

私は幼少期から続けているサッカーを高校・大学でも続けており、サッカー部に所属していました。

私が部活動を通じて身につけたことは、和を大切にする姿勢です。

サッカーでは個々がいくら上手くとも、チームとして成立しなければ試合では勝てません。

私はチームの一員としてメンバー1人ひとりと話し合い、団結できる雰囲気作りに努めていました。

部活動で培った和を大切にする姿勢を御社でも発揮し、プロジェクトの成功に貢献したいと考えております。

本日はよろしくお願いいたします。

ケース2:継続性をアピールする例文

ABC大学理工学部応用化学科から参りました、田中達也です。

私は中学生からテニスをはじめ、高校・大学もテニス部に所属しております。

私が部活動のテニスを通じて身につけたことは、継続性です。

私はフォアハンドのショットを苦手としており、試合では苦手なフォアハンドがきっかけで負けた試合が多くありました。

悔しい思いをした経験から今日に至るまで自主練習を繰り返し、フォアハンドの苦手を解消するために粘り強く取り組みました。

御社に入社後は部活動で培った努力を継続する姿勢をいかして、一日でも早く戦力になります。

本日はよろしくお願いいたします。

ケース3:リーダーシップをアピールする例文

ABC大学理工学部応用化学科から参りました、田中達也です。

私は高校から始めたブラスバンドを大学でも続けており、ブラスバンド部に所属していました。

私はブラスバンド部で、リーダーとしてチームを牽引する経験をしました。

所属するブラスバンド部は個々人のスキルは高いものの、自信のなさから良い演奏ができない状態でした。

私はリーダーとしてチームを引っ張ることを意識して、チーム全体に自信がつくように努めました。

部活動で培ったリーダーシップを生かして御社のプロジェクトでも率先して行動し、御社に貢献したいと考えております。

本日はよろしくお願いいたします。

新卒面接の自己紹介を部活動にする場合の構成

新卒面接の自己紹介を部活動にする場合の構成

部活動での経験を自己紹介として丸々取り上げると自己PRと変わりがなくなるため、おすすめはできません。

本章では新卒面接の自己紹介に部活動を取り入れる場合の構成を解説します。

部活での経験を上手に取り入れ、印象に残る自己紹介にしていただければと思います。

STEP1:あいさつ・名前・大学名から伝える

自己紹介は自身の基本情報を伝えることを目的としているため、冒頭では名前と大学名を伝えます。

「ABC大学理工学部応用化学科から参りました、田中達也です。本日はよろしくお願いいたします。」

入室時に学校名と名前を名乗る場合もありますが、自己紹介を求められた場合にはもう一度名乗るようにしましょう。

STEP2:部活と部活動に関するエピソードを紹介

基本情報の紹介を終えた後、学生時代に力を注いだ部活と部活に関するエピソードを紹介します。

「私は高校から始めたブラスバンドを大学でも続けており、ブラスバンド部に所属していました。私はブラスバンド部での活動の中で、リーダーとしてチームを牽引する経験をしました。私はリーダーとしてチームを引っ張ることを意識して、チーム全体に自信がつくように努めました。」

部活動と部活動のエピソードは自己紹介でもメインの部分になるため、ボリュームは割くようにしましょう。

STEP3:面接の意気込みを伝える

部活動と部活動のエピソードを伝えた後は、入社後の熱意や面接への意気込みを伝えて、自己紹介をしめます。

「部活動で培ったリーダーシップを生かして御社のプロジェクトでも率先して行動し、御社に貢献したいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。」

新卒面接の自己紹介を部活動にする場合の注意点

新卒面接の自己紹介を部活動にする場合の注意点

新卒面接の自己紹介に部活は取り上げやすいテーマである一方で、いくつか注意点があります。

本章では、新卒面接の自己紹介に部活を取り上げる際の注意点を解説します。

成果・実績をアピールしすぎない

部活動経験者の中には、全国優勝や金賞受賞など輝かしい実績を残した方もいるでしょう。

自己紹介文に成果や実績を取り入れた内容にすれば、良いアピールになると考えがちですが、逆効果になる可能性があります。

自己紹介は、基本情報の確認や簡単なコミュニケーション力のチェックが目的とされています。

自己紹介での過剰な実績のアピールは自己PRと違いがなくなるため、質問の目的が理解できていないと判断される可能性が少なくありません。

自己紹介文には成果や実績面は控えめに表現するだけにとどめ、自己PRの方でアピールするようにしましょう。

難しい専門用語は用いない

自己紹介を通じて、自身の人柄を伝えるためには、自己紹介の内容を理解してもらう必要があります。

たとえば、音楽に関わる部活動では「アッチェレランド」「カンタービレ」のように、経験者しかわからない用語も少なくありません。

難しい専門用語を使うと、自己紹介の内容が正しく伝わらない可能性が高くなるため、誰でも理解しやすい言葉に置き換えるようにしましょう。

内容を複雑にしない

部活動ではさまざまな経験ができるため、アピールしたい内容が多くある方もいます。

アピールしたい内容を多く含めれば面接官の印象に残りやすいと考える方もいますが、逆効果となります。

「私はサッカー部で主将を務める傍ら、県の選抜に選ばれ、また学校の部活動代表者も務めていました。」

アピール内容が多いと印象に残りづらくなるため、一点に絞ってアピールした方が印象に残る自己紹介になります。

まとめ

今回は新卒面接の自己紹介に部活のエピソードを取り入れるポイントや例文を解説しました。

今回解説した内容をまとめると以下のとおりです。

・新卒面接の自己紹介に部活を取り上げるメリットは多い
・新卒面接の自己紹介に部活を取り上げる際には成果や実績を強く強調しない
・部活動の専門用語はできるだけ使わない

自己紹介に部活のエピソードを上手に取り上げれば、良い印象のまま面接が始まります。

ぜひ本記事を参考にしていただき、部活動での経験を自己紹介に含めましょう。

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