こんにちは。理系就活情報局です。

就活を意識して準備を進めていくと、特定の企業に興味を持ったり、志望企業としてより深く調べる必要が出てきます。

「企業研究のやり方が分からない」

「企業研究で調べておいたほうがいいポイントを押さえておきたい」

と考える理系学生のために、今回は企業研究が必要な理由や、企業研究のやり方などについて解説します。

これから企業研究を行おうと考えている理系学生は、ぜひ参考にしてください。

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企業研究が必要な理由

企業研究が必要な理由

なぜ企業研究が必要なのでしょうか。

それは、インターンシップ選考や就活本番の対策だけではなく、卒業後より自分に合った企業で働くためです。

自分に合った業界・企業を見極めるため

興味をもった業界・企業が自分に合っているかどうかは、しっかり調べてみないと正しく判断できません。

募集要項や、新卒就活サイトに書いてある情報はほんの一部です。

ごく一部の情報だけで判断すると、あとで「そんなことは知らなかった」「あの時、きちんと調べておけばよかった」と思うことになりかねません。

また、本当に自分がやりたいと思っていた仕事なのか、長く働くことができる環境かなど、卒業後の社会人生活を考えた長期的視点で判断できます。

専攻が生かせそうかという視点だけでなく、働きやすさなど多角的に判断することが大切です。

自己分析のため

憧れの企業や仕事で、自分の能力や強みが生かせるかどうかは別問題です。

やってみたいと思うことと、できることが必ずしも一致するとは限りません。

企業のことを調べ、自分の持っている性格や強みをどのように生かせるのか共通点を探せば、卒業後のミスマッチを防げます。

応募書類や面接対策のため

インターンシップや就活本番では、ESなどの応募書類や面接で必ずと言っていいほど、志望動機・その企業を選んだ理由について聞かれます。

大企業や人気企業になるほど、多くの学生が殺到する中で、自分なりの視点で説明できるかどうかは、合否のカギとなるでしょう。

どこの企業にでも使えるような内容ではなく、企業研究で得られた内容でしっかりと志望動機やその企業を選んだ理由を話せる学生が選考を通過し、内定を得られるのです。

スカウト型サイトに登録するのもおすすめ

効率良く相性の良い企業を探すのであれば、スカウトサービスもおすすめです。

スカウトサービスは、サイトに登録している学生情報から企業が検索し、学生へオファーを送るサービスです。

またスカウトサービスでは膨大なデータに基づき、相性の良い企業と学生をマッチングする機能もあります。

企業側の主観だけでなく、データに基づくマッチングをスカウトサービスでは実現しています。

様々なスカウトサービスがある中で理系学生におすすめなのが、『TECH OFFER』です。

『TECH OFFER』は理系学生に特化したサービスであり、理系学生を採用したい企業が活用するサービスです。

会員登録は最短5分で完了し、企業からのオファーは平均で20社となっています。

自身に合う企業探しをおこなっているのであれば、独自のマッチング機能を持つ『TECH OFFER』を活用してみませんか。

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企業研究で調べることとは

企業研究で調べることとは

企業研究では、必ず調べておきたい項目がいくつかあります。

どんな内容を調べればいいのか、解説します。

志望企業のサービスや商品

志望企業が取り扱っているサービスや商品を知ることは、その企業の業務内容を知るために必要不可欠です。

わたしたちがCMや街中で見かける商品・サービスは、企業のごく一部でしかありません。

例えば、トヨタ自動車と聞くと「自動車製造・販売をしている」というイメージがあります。確かに主力事業は自動車ですが、それ以外にも金融事業やアグリバイオ事業(農業支援)・マリン事業(自家用クルーザー製造・販売)を行っています。

企業のコーポレートサイトなどでしっかりと調べ、事業内容を把握しておきましょう。

業界での立ち位置・競合他社との違い

志望企業の業界内での立ち位置・競合他社との違いを把握することは大切です。

自動車業界を例に挙げると、車のサイズや販売価格帯・ターゲットとしている層などは企業によって少しずつ違います。

逆に、大衆車ではなく商用車やトラック・バスに強い企業もあります。

同じ業界でも、企業によって立ち位置や競合他社との違いはどこかにあるはずです。

これらを知ることで「同業他社ではなくこの企業に入りたい」という強い志望動機を作れます。

企業の社風

企業によって大きく違うものの1つが「社風」です。

社内行事の多さ、上司や先輩・同期との関わり方、伝統的な価値観を持っているか、新しいことにチャレンジしていくのかなど、新卒就活サイトや募集要項だけでは判断できません。

私たちの性格が一人ひとり違うように、企業にも培われてきた雰囲気や文化があります。

同じ企業内でも、拠点や部署・職種によって変わることもあるでしょう。

分かりやすい例として、高校や大学の校風が挙げられます。

志望校を決める時に、その学校の雰囲気を確認したのではないでしょうか。

企業で働く場合、学校のように期間限定ではありません。

長い期間働くことを想定し、自分の性格や志向と合うかどうかしっかり見極めることをおすすめします。

企業経営者の考え

企業経営者は、代表として事業に関する考え方・中長期的な経営計画・ビジョンなどを会社の顔として様々なメディアで多く話しています。

上場企業であれば、決算期の記者会見や株主総会・新商品・サービスの発表会といった機械をはじめ、業界紙や雑誌・TVの取材を受けることもあります。

過去のものから最近のものまで比較してみると、その企業の考え方や今後の方向性がより詳しくわかるので、ぜひ調べてみることをおすすめします。

企業研究の情報の集め方

企業研究の情報の集め方

企業の情報を集める方法は、いくつかあります。

代表的な手段について紹介します。

企業のコーポレートサイト

ごく一部を除き、企業はコーポレートサイトを持っています。

コーポレートサイトは、企業概要・社長のメッセージ・企業理念・事業概要などが載っており、いわばその企業の自己紹介と言えるものです。

基本的な情報はコーポレートサイトで把握できるため、必ずチェックするようにしましょう。

企業の採用ページ

近年では、採用に注力している企業が増えています。

新卒採用はもちろんですが、中途採用にも力を入れていることが多いので、採用に関するページが充実しているケースがあります。

企業がコーポレートサイトの一部を掲載、またはコーポレートサイトへのリンクを貼っていることもあるため確認しておきましょう。

転職情報サイトに採用ページに関する情報が出ていることもあります。

新聞や経済雑誌・会社四季報

日本経済新聞をはじめとする一般紙・業界紙・経済雑誌に新商品やインタビューをはじめ、業界の特集を組まれて掲載されるケースがあります。

また、上場している企業であれば、決算情報などを会社四季報で把握できます。

これらの新聞や雑誌・会社四季報は自分で購買するとお金がかかりますが、大学に併設された図書館や、都道府県の大きな図書館で閲覧できます。

情報が欲しい場合は、図書館の職員に聞いてみると所蔵資料などを紹介してくれるため、ぜひ利用してみることをおすすめします。

キャリアセンター

大学のキャリアセンターには、就職に関するあらゆる情報が蓄積されています。

志望企業で活躍するOB・OGが面接で聞かれた質問や選考内容、卒業後どのようなキャリア形成をしているのかなどを把握できます。

キャリアセンターの職員も、多くの学生の相談に乗って来たスペシャリストなので、気軽に質問をしてみるといいでしょう。

インターンシップ・会社説明会

インターンシップや会社説明会に参加すると、最新の情報を得られます。

また、キャリアセンターが大学独自で企画する先輩社員との座談会や、学内説明会には比較的若手とされる卒業生が登壇することも多く、採用担当者より気軽に話を聞くことも可能です。

新卒情報サイトに登録するだけでなく、大学からの案内も積極的に見ることをおすすめします。

また、TECH OFFERのようなスカウト型サイトに登録しておくと、思わぬ企業から声を掛けられることもありますので、ぜひ活用しましょう。

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OB・OG訪問で生の声を聞く

OB・OG訪問で情報収集することもおすすめです。

キャリアセンターには、卒業生が就職した企業の情報が蓄積されています。

連絡先を公開していることも多く、直接アポイントを取って会い、ホームページなどではわからない生の声を聞くと、より企業の情報を得られます。

ただし、OB・OG訪問を受けた先輩社員が採用担当部署へ学生と面会したことを報告していることもありますので、くれぐれも質問内容やマナーには注意しましょう。

企業研究で見ておきたいポイント

企業研究で見ておきたいポイント

企業研究で、見ておきたい重要なポイントを紹介します。

業績や今後の動向

志望企業の業績や今後の動向を見ることは、必要不可欠です。

万が一業績不振だったり、今後の見通しが悪かったりすると、新卒採用を行わない可能性もありますし、長く働ける環境ではないかもしれません。

新卒採用の実績や配属

新卒採用の人数や配属先は、入社後の社会人生活に大きな影響を及ぼします。

企業によっては、新卒では配属されない部署もあるため確認しておきましょう。

最近では、職種を限定した採用を行っている企業もあり、採用担当者に聞いてみるのもいいかもしれません。

キャリアプラン

入社後の部署異動や転勤の有無、ステップアップのモデルを例示している企業もあるため、ぜひ見ておきましょう。

自分が入社後、どのように企業内でステップアップしていくのかを想像することは、面接で「入社後にやりたいこと」「数年後、どのように働いていたいか」といった質問への対策にもなります。

逆に、入社後のキャリアプランがまったく想像できない場合は、企業の情報収集が足りなかったり、そもそもその企業に対する志望度や興味が薄かったりする可能性も有るかもしれません。

勤務条件

給与はもちろんですが、年間休日や福利厚生といった勤務条件は長く働く上で見逃せないポイントです。

住宅手当や資格手当など、基本給とは別につく手当なども確認しておきましょう。

また、資格取得に対する支援や、奨学金返済を援助している会社も一部ですがあります。

取引先や関連企業

企業の取引先や関連企業も確認しておきたいポイントです。

意外な企業とつながりがあったり、関連企業でまったく違う事業を行っていたりと、思わぬ発見があります。

企業の課題や弱点

どんな企業であっても、課題や弱点はあります。

志望動機などで、「企業の課題をどんな風に解決できるか」という視点で話せると、同業他社との比較などにもつながります。

まとめ

この記事では、企業研究が必要な理由や、調べる内容について解説してきました。

もう一度おさらいします。

・企業研究は、就活においてとても大切な作業である。

1.憧れではなく、自分の強みや専攻を生かして働けるのかを確認する。
2.「どうしてその企業でなければいけないのか」を調べ、志望動機や企業選択に反映する。面接などの選考対策としても必要である。
3.企業研究は、卒業後の社会人生活をより良くするために欠かせない。

・企業研究で調べること

1.業務内容やサービス、取扱商品
2.業績や他社との違い・業界での立ち位置
3.課題や弱み
4.勤務条件や配属・キャリアプラン