建築業界を目指す就活生の皆さんは、インターン開始時期はいつからかご存じでしょうか？志望業界や企業が定まったら、インターン開始時期を調べて実施内容を把握しておくことが大切です。事前に必要な準備もこの機会に把握しておきましょう。
本記事では建築業界を目指す就活生に向けて、インターン開始時期や実施内容、準備するべきことなどを解説します。
建築業界のインターンはいつから？
「建築業界のインターンはいつから？」と気になっている皆さんに向けて、まずは建築業界のインターンの開始時期や特徴を解説します。
建築業界のインターン開始時期
建築業界のインターンシップの開始時期は企業によって異なりますが、夏と冬に実施されることが多い傾向です。企業によっては早い時期からインターンの募集が始まる場合もあるため、締め切りまでにエントリーできるよう情報収集しておきましょう。
具体的な時期の目安としては、夏季インターンは6月〜8月、冬季インターンは12月〜1月の期間となります。スケジュールは前後しますが、多く開催される時期はある程度決まっているため、あらかじめ目途を立ててスケジュールを確保しておくとスムーズです。
また、インターンの参加までには、多くの場合ESでの書類選考と面接が必要になります。事前準備としてESや面接の練習なども必要となるため、できるだけ早めのアクションを心がけましょう。
建築業界の主な職種
建築業界の主な職種としては、以下のようなものがあります。
・建築家
建物を構造や機能性を考慮してデザインし、企画・計画を担当します。依頼者や施工主の要望を反映した設計が求められるため、高度な技術と豊富な経験が必要な職種です。
・施工管理技士
建設現場で工事がスケジュール通り進められるよう、進行管理を行う役割です。品質や安全基準にも配慮しながら、技術スタッフを動かすマネジメントも必要になります。
・構造エンジニア
安全に建物を使用できるよう、耐震性や強度を計算し、安全性を確保するための設計を行う役割です。
・設備エンジニア
建物に設置されている、空調・電気・配管などの設備設計などを行う職種です。
・不動産開発
建物を建てる土地の選定・調達から建設・販売までを担当する職種です。企業によっては販売だけを行う営業職が在籍している場合もあり、土地選定・調達と役割を分けている場合もあります。
建築業界の特長
建築業界の職種は建築家、設計士、施工管理者、エンジニアなど専門ごとに役割が分けられていますが、どの職種も知識と経験が必要になります。設計〜施工・管理まで幅広い分野を包含しているため、入社後はプロセスや技術の習得をしながら専門性を高める努力が必要です。
また、住宅・商業施設・公共施設など建物の内容や目的によって働き方も大きく変わります。企業や業界を充分に研究したうえでインターンへ参加し、実際にどのような仕事に携わるのかをしっかりと確認しましょう。
建築業界のインターン実施内容
建築業界のインターンで実施される内容には、以下のようなものがあります。企業によって実施内容は異なるため、一例として参考にしてください。
建築物や建築現場の見学
実際に完成した建築物や建築現場の見学は、インターンでよく実施される内容のひとつです。入社後に携わる建物に触れることで、意欲や熱意を掻き立てる狙いがあります。自身が関わるであろう建物を見たり、現場を見学できたりすることは就活生にとっても有益な経験となるはずです。「建築業界で活躍する幅広い職種が、どのような役割で建物に関わっているか」を確認できることも、就活のモチベーションになるでしょう。
現場や設計などの職業体験
インターンにおいて、現場や設計などの仕事を体験するケースもあります。例えば、施工管理のインターンでは施行の進捗管理や安全管理業務のサポートを、設計事務所でのインターンにおいては設計やデザインの製作に携わるなど内容もさまざまです。職業体験を通じて建築のプロセスや実際の業務を体感し、自身と仕事との相性を確認できます。目標とする職業に直接触れれば、意欲や想いが強くなり、志望動機・自己PRに説得力が増します。
展示会などでの接客体験
志望する企業や職種によっては、展示会などでの接客を任せられる場合もあります。自社のモデルルームなどで実際に接客を行い、エンドユーザーを把握して購入までのプロセスを学ぶことが可能です。施工に直接携わる職種を志望する就活生にとっても、有益な経験となります。
特別講義やセミナーなど
業界の最新動向や技術を学べる、特別講義やセミナーを実施する企業もあります。技術や知識を必要とする業界であるため、有識者から直接話を聞ける機会は特に貴重です。自身の進路にプラスになる講義・セミナーであれば、積極的に参加しましょう。業界の動向や技術への理解を深めれば、選考時のアピール材料にできます。
建築業界のインターンへ参加するメリット
ここからは、建築業界のインターンへ参加する代表的なメリットを解説します。
職種や業界の知識を得られる
建築業界のインターンへ参加すれば、建築業界の各職種や業界の知識を得られるメリットがあります。「志望する職種は建築のどのような部分を担っていて、どのように貢献しているか」を把握し、入社後の活躍をイメージしやすくなる点も参加のメリットです。志望する職種になるために不足している知識や技術も把握できるため、入社までの準備を明確にできるでしょう。
現場の雰囲気を感じられる
建築業界のインターンへ参加すれば、現場の雰囲気を感じられるメリットがあります。仕事の進め方やコミュニケーションの取り方を見学時に確認するだけでも、自身との相性をチェックできます。「どのような雰囲気の職場で、どのように活躍できるか」をイメージしやすくなり、入社の意欲や意思が高まる点もメリットです。また、入社後の一定の不安も解消されるため、後の就活を力強く進める原動力になります。
選考時のアピール材料になる
建築業界のインターンへ参加すれば、担当者へのアピールができることも代表的なメリットです。近年、インターンを選考の一部として活用する企業も増えていることは就活生の皆さんも理解しているのではないでしょうか。
参加しなければ選考を通過できない訳ではありませんが、アピールの場として積極的に活用したいのがインターンです。職業体験や現場見学での立ち振る舞いや周囲との協調を通して、しっかりと担当者に覚えて貰うことで内定率は高まりす。
進路決定の際の参考にできる
建築業界のインターンへ参加して現場や職場、人に触れれば、企業選定の参考にできます。インターン参加前に志望していた企業でも、実際に現場をみてみるとイメージと違い、志望企業が変わるケースも少なくありません。イメージの違いは早めに気づいた方が軌道修正しやすいため、インターンを通して現実に触れることは非常に重要です。特に、企業HPなどでは伝わりにくい人や環境の部分で志望先は変わりやすい傾向があります。気になる企業があれば、インターン参加を通してイメージと現実とのギャップを確認しておきましょう。
建築業界のインターンに必要な準備
最後に、建築業界のインターンに必要な事前準備について解説します。
志望動機の準備
建築業界に限らずインターンに参加する前には、志望動機やESの準備が必要です。多くの場合インターンに参加するには、ESでの書類選考と面談を通過することが求められます。人気の企業であれば競争率も高いため、ESや面談の質を上げる努力が必要です。
また、選考が無いインターンに参加する場合も、志望動機くらいは準備しておきましょう。担当者や周囲とのコミュニケーションを取る際に、志望動機は良く聞かれる質問だからです。志望動機をはっきりと答えれば入社意欲が感じられるため、選考のアピールにもつながります。
業界・企業研究
インターン参加前には、業界や企業研究をしておくことも必須事項です。業界や企業の情報を収集して深く知れば知るほど自身と相性の良い企業をみつけられるため、後悔しない就活を送るためにも非常に重要なタスクです。自分の進路に自信を持つことで行動も早くなり、効率良く就活を進めることにもつながります。
業界や企業の知識が増えればインターンで吸収できることも増え、より有益な経験を積むことも可能です。幅広い面で就活にプラスに働く業界・企業研究は、時間を掛けて丁寧に行っておきましょう。
できるだけ多くの企業をみておく
インターン参加前には間違いの無い企業選定を行う意味でも、できるだけ多くの企業を見ておくことが大切です。できるだけ効率良く多くの企業に触れるには、TECH OFFERをはじめとする逆オファー型就活サイトの活用をおすすめします。TECH OFFERは理系特化型就活サイトで、簡単なプロフィール登録のみで企業からのオファーを受け取れるため、理系就活生が多く利用している就活サイトです。
企業からのオファーはインターンだけでなく、説明会や本面接への招待までさまざまです。早期登録が多くのオファーを集めるコツですので、できるだけ早めの登録が良策です。
まとめ
今回は建築業界を目指す就活生に向けて、インターン開始時期や実施内容、準備するべきことなどを解説しました。建築業界は経験や技術が必要とされる、やりがいある業界のひとつです。まずはインターンを上手く活用し、志望企業の実態を知ることをおすすめします。しっかりと事前準備をしたうえで、自身に必要な情報や学びを積極的に吸収しましょう。
