「エントリーシートの提出期日が近づいているのに、まだ研究内容が決まっていない。」という方もいるのではないでしょうか。しかし、エントリーシートの研究内容は企業へのアピールにつながる大切なポイントであり、基本的な書き方を理解したうえで効果的な内容にしたいものです。
そこで本記事では、エントリーシートに書く研究内容が、未だに決まっていない方に向けて、基本の書き方や例文を解説します。
エントリーシートに書く研究内容とは?

そもそも、エントリーシートの研究内容では一体どのようなことを書けばよいのでしょうか。まず初めに、エントリーシートへ記載する研究の内容について整理しておきます。
学部生は研究の方針や研究予定を書く
学部生は就活時に研究が始まっていないケースもあるため、決まっている範囲で研究の方針や研究予定の内容を記載します。「自分がどの分野・内容に興味を持ち」「どのように研究を進め」「どんな成果を得たいのか」を伝えることが大切です。研究内容が決まっていなくても、考えた方や価値観が伝わるよう工夫して記載しましょう。
院生は研究内容や実績を書く
院生の場合は研究の経験や実績をある程度積んでいるケースが多いため、今までの研究のプロセスや成果を具体的に記載します。文字数指定に余裕があれば、成功した内容だけでなく失敗や挫折から立ち直った経過なども記載すると効果的です。受賞や発表の実績などがあれば、これまでの経過などにあわせて伝えてアピールしましょう。
文字数にあわせて簡潔に書く
エントリーシートは文字数制限があるため、研究内容を簡潔に書く必要があります。目安としては50文字から100文字程度ですが、企業によっては200文字程度でしっかりと書くことを求められる場合もあります。そのため、あらかじめベースとなる研究内容を決めておくと応用しやすいです。就活中に合間をみつけて、文字数にあわせた表現方法を練習しておきましょう。
エントリーシートの研究内容から企業が知りたいこと

エントリーシートの研究内容から、企業側が知ろうとしていることについて解説します。担当者が知ろうとしている部分を端的に記載すれば、アピールにつながりやすく印象にも残りやすくなります。効果的なアピールのためにも、企業側の意図を確認しておきましょう。
興味や関心がどこにあるか
エントリーシートの研究成果を通して、応募者の興味や関心がどこにあるかを知ろうとしています。興味や関心を知れば、ある程度自社との相性を図れるため、活躍する人材であるかを見極めることが可能です。「なぜこの研究を選択し、どう研究に携わってきたのか」を伝え、自分自身の特性を知ってもらえるよう努力しましょう。
研究のプロセスと心情
エントリーシートの研究成果を通して、企業側は研究のプロセスや研究時の心情を知りたいと考えています。「どのようなプロセスで研究を行い、どんな工夫をしてきたのか。」「研究時の成功や苦労をするなかで、どのような心情を持って進めてきたのか。」など、研究の内容と研究と向き合う姿勢に担当者は注目しています。挫折や失敗を乗り越えたエピソードなどがあれば、良いアピールとなるでしょう。
研究の成果や強み・弱み
実際に研究でどのような成果を得たのかを、自身の強みや弱みとともに知りたいという意図もあります。研究成果は入社後の仕事の成果と同じで、「研究に携わるなかで結局どんな成果がでたのか」が社会人に置いて重要な指標です。強みや弱みとどのように向き合って成果につなげたのかを、しっかりとアピールしましょう。
エントリーシートにおける研究内容の基本の書き方

エントリーシートに記載する研究内容は、下記のような流れで書くと伝わりやすくなります。
①研究内容を伝える
まずは冒頭で研究内容を簡潔に伝え、あわせてテーマや目的などを記載して研究内容をイメージできるようにしましょう。まだ研究が始まっていない場合は一旦書ける範囲で記載し、研究予定の内容を、決まっている部分にフォーカスして丁寧に伝えます。
②研究内容を選定した理由
つぎに、研究内容を選定した理由を伝えます。テーマや目的、研究内容などが志望企業と関連があると効果的なアピールが可能です。研究内容が社会や業界・志望企業に与える良い影響などがある場合は、しっかりとアピールしておくと印象が良いです。
表現方法としては、たとえば「貴社が主事業として提供されている環境保全にも通じる、水や空気を綺麗にする研究に携わって参りました」のような伝え方です。企業側は自社に関連した内容だと興味も増し、また入社後の活躍も期待できると認められます。社会問題と絡める方法でも、アピールにつながります。
③研究のプロセスや取り組み
研究を進めるにあたって採用したプロセスや、取り組みを具体的に伝えます。文字数によって調整が必要ですが、200文字以上であれば、工夫した内容なども含めて問題ありません。。実験の方法や手段などを伝えることで、主体性や計画性をアピールできます。
また、失敗したエピソードを伝える場合は、「上手くいかなかった時の対処の様子」「挽回するまでの工夫や取り組み」を具体的に伝えることが大切です。挫折からの対処やトラブル時の想像力は人間性のアピールにつながり、逆境に強い人物という印象を与えられます。
④研究で得た喜びや学び
研究で得られた喜びや学びを伝えましょう。「研究のどんな過程で喜びを感じたのか」「どのような学びを得たのか」を表現すれば、自分の特徴や価値観を伝えられます。研究で得た喜びや学びは「次の経験をどう活かすか」というテーマにつながるため、研究成果の締めから逆算してエピソードを選定すると説得力のある文章となります。
⑤入社後に研究の経験をどう活かすか
文章の締めとして、④で書いた「研究で得た喜びや学び」を含めた経験が入社後にどう活きるかを述べます。研究成果の文章でもっとも大切な部分であり、流れ次第で説得力は大きく変わります。今までの経験が、入社後に必要なスキルや経験の糧となることを表現できれば、担当者の印象に残りやすいです。説得力のある研究成果となるよう事前に企業研究を行い、組織理解を深めておきましょう。
エントリーシートの研究内容例文3選

では最後に、エントリーシートの研究内容に使える例文を3つご紹介します。50文字、100文字の基本的な研究内容を紹介するため、作成した際のイメージとして。
研究が始まっていない学部生(100文字)
≪例≫
私の大学では4年生から研究を始められるため、研究内容は決まっておりません。しかし、幼少期から興味のある〇〇の分野について、ぜひ研究したいと考えています。現在は基礎知識の習得に尽力しています。
≪解説≫
研究が始まっていない場合は、なぜ始まっていないかを最初に伝えることが大切です。ただ「研究が始まっていない」とだけ伝えると、採用担当者に疑問や不信感を抱かせてしまうため、ます。必ず理由に言及しましょう。あわせて、研究したいことや興味のある分野などを伝えて自己PRにつなげます。端的にすっきりと伝えることが100文字で書く際のポイントです。
研究が始まっていない学部生(200文字)
≪例≫
私の大学では現在ゼミの所属を決めた段階のため、まだ研究内容は決まっておりません。しかし、幼少期から興味のある〇〇の分野について、ぜひ研究したいと考えています。具体的には、多くの貴社商品にも活かされている〇〇の研究です。〇〇の活用法や新たな加工方法をみつけられれば、より沢山の人に喜んで貰えると考えています。〇〇の知識と理解を深め、貴社の力になることが現在の目標です。
≪解説≫
研究が始まっていない理由を明確に伝え、取り組みたい研究内容を伝えることは100文字の場合と同様です。200文字の場合はより具体的に取り組みたい研究内容を伝え、計画的に努力しようとしている姿勢をアピールします。もし、入社後の業務に活かせるような研究内容であれば、事業内容などと絡めてアピールするのも良策です。
院生の研究内容例(200文字)
≪例≫
私は現在、大学で〇〇の研究に取り組んでいます。研究している内容は〇〇の発展にも寄与するものですが、本テーマを選んだ理由は子供の頃に観た環境問題についてのニュースです。「世界の生態系が狂い始めている」という内容でしたが、「研究を通して改善できるのではないか」と考え、本テーマを研究課題に決めました。商品開発の品質向上にも繋がる研究であるため、入社後に活かせるよう今後も研究に取り組みたいと考えています。
≪解説≫
現在取り組んでいる研究内容を端的につたえ、「どんなことに活かせる内容なのか」についても紹介しています。担当者の理解も進みやすく、共感を得られやすい導入です。。より深く研究内容を伝える方法もありますが、例文ではテーマを決定した想いを伝えています。想いを伝え、研究への熱意や姿勢を表現する内容に仕上げています。
まとめ
本記事では、エントリーシートに書く研究内容が決まっていない方に向けて基本の書き方や例文を解説しました。研究内容の質を高めるためには、面接やESの提出回数を増やし、経験を積むこともおすすめです。TECH OFFERをはじめとする逆オファー型サイトなどを活用し、経験を積みながら質の向上を図りましょう。
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