こんにちは、理系就活情報局です。
新卒学生が就活をする際、避けて通れないのが筆記試験です。筆記試験を突破できなければ、面接を受けることすらできず、選考落ちしてしまうため、対策は欠かせません。
企業によって学生に課す筆記試験は様々ですが、その中の1つにC-GABという試験があります。
しかし、対策をしたくともSPIなどに比べて認知度が低くどんな試験なのかよく知らない学生もいるのではないでしょうか。
この記事では、C-GABの試験の概要から、テストセンターで受験する際の注意などについて解説します。
これから筆記試験の対策をする予定の学生は、ぜひ参考にしてください。
C-GABは筆記試験の種類の1つ
他にSPIや玉手箱・CABなど様々な試験がある
就活で企業が学生に課す筆記試験には様々な種類があります。
もっとも有名なのがSPIですが、業界や職種・企業規模などによって玉手箱・CABなど様々です。
C-GABも、筆記試験の一種であり、出題傾向や対策をすることで選考突破の糸口をつかむことは可能だと言えます。
大手企業でC-GABを課されるケースがある
大手企業の中には、C-GABを課す企業もあります。どの企業がどの筆記試験を学生に貸すかは、大学のキャリアセンターで先輩の記録を調べたり、ネット上で検索したりすることで得ることができるでしょう。
C-GABの基本的な試験情報
テストセンター形式でしか受けられない
テストセンター形式でしか受験できません。筆記試験によっては、自宅などのWebから受験する方式や、手書きのマークシートなど、受験方式は様々です。
C-GABについては、テストセンター形式以外の受験はできないので注意しましょう。
問題の種類は言語・計数・英語・パーソナリティの4種
問題の種類は、大きく4つあり言語・計数・英語・パーソナリティに大別されます。
言語は15分で32問、計数は15分で29問、英語は10分で24問、パーソナリティは事前にWEB上で行われるものを受験します。
解答時間が短めである
解答時間は、問題数に対して短いと言われています。もちろん、受験する学生の能力にも左右されますが、一般的に「解答時間が短く、時間が足りなかった」という声が過去の先輩たちからも多く挙がっています。
電卓が持ち込めない
筆記試験の種類によっては、電卓が持ち込めるため計算問題等での負担が軽減されますが、C-GABは電卓持ち込み不可です。
電卓が使えないということは、自分で計算する必要があります。小数点や分数などの計算がスムーズにできるようにしておきましょう。
長文問題が基本になる
パーソナリティ以外の3分野は、どれも長文問題が基本となります。
単純に漢字の読みや計算式がある問題を解くのとは違い、問題に鳴れていないと時間配分や解答でほかの学生と差がつく恐れがあり、慣れが求められるでしょう。
難易度は高めと言われている
難易度は、他の筆記試験と比べて高いと言われています。
もちろん、問題を解く学生の主観や能力にもよるため一概には言えませんが、難しいと感じた先輩も多く、それだけ選考通過のハードルが高いとも言えるでしょう。
C-GABと他の筆記試験の違い
問題の数
問題の数が他の筆記試験と異なります。
学生によって問題数が多いと感じるかどうかは違いますが、一般的には制限時間に対して問題数が多いと言われており、スピーディーな解答が必要になるでしょう。
電卓が使えないため計算力が求められる
電卓が使えないため、計算力が求められます。電卓なら小数点などの計算も数字を入力するだけでやってくれますが、手書きとなると小数点の処理などを自分で行う必要があります。
自力で計算できる能力が求められるでしょう。
長文問題のため読解スピードや時間配分が求められる
長文問題が基本となるため、問題の読解スピードと解答への時間配分が大きな鍵を握ります。
問題に慣れて、解答時間などの時間配分のシミュレーションをしておくことが求められます。
C-GABと似た試験は玉手箱
C-GABと似た試験としてよく挙げられるのが、玉手箱です。
玉手箱も難易度が高い私見だと言われていますが、玉手箱の対策をすることでC-GABの対策を兼ねることも可能だと考えられます。
先に玉手箱の試験を課す企業を受けることで、慣れることも可能です。
もちろん、筆記試験の種類ごとに問題集も市販されていますので、それぞれの試験対策に合わせた問題を解くことが試験突破の近道となるでしょう。
C-GABを課す企業は?求められる合格ライン
博報堂などの大手広告企業
博報堂などの大手広告企業で、C-GABが課されたという報告が多く挙がっています。人気企業のため受験者も多く、難易度の高い筆記試験で最初から大きくふるいにかける目的があると考えられます。
世界的に展開する商社やIT企業
世界的に展開している商社や大手IT企業でも、C-GABを導入している企業が多く見受けられます。志望者の餞別だけでなく、高い能力を持った学生を選抜したいという思惑から導入していると考えられます。
不動産開発大手企業など
不動産開発大手などでも、導入例があります。他の企業と同様、能力の高い学生を選抜したいということで、難しい試験を導入している可能性があるようです。
合格ラインは企業によって違う
合格ラインは、SPIなど他の筆記試験と同様に企業によって違います。
公表されているわけではないものの、一般的に高得点が取れればそれだけ筆記試験通過の確率は高まり、次の選考へ進める可能性が上がります。
ネットなどで「○○社の合格ラインはこれくらい」という情報を見かけることがありますが、あくまでも推測であり、実際の合格ラインを知ることはできないことは覚えておきましょう。
約8割正答できればいいと言われている
C-GABは一般的に約8割正答できれば概ねどこの企業でも筆記試験を突破できるとは言われています。
ただし、自分では自己採点ができないこと、問題は常に変わるためあくまでも目安にしかすぎないことは覚えておく必要があるでしょう。落ち着いて解答することが、選考突破の鍵となります。
一般的に人気企業ほど合格ラインは高くなる
一般的に、C-GABに限りませんがどの筆記試験も人気企業になればなるほど合格ラインは高くなると言われています。その年に受けた学生の数や、募集人数にも左右されますので、合格ラインがどれくらいか考えるより、自分の実力を発揮して正答率を上げることを目標にしましょう。
C-GABを受ける際の持ち物
受験票や身分証明証
受験票と身分証明書は必ず持参しましょう。
受験票を印刷して持っていく場合は忘れず鞄に入れ、予約画面を表示する場合はスムーズに提示できるよう、スクリーンショットを取っておくなど準備していけば受付が迅速に済みます。
身分証明証については、学生証を持っておくか、運転免許証等写真付がいいでしょう。理由は、顔写真で本人確認をされるからです。
もし、学生証を紛失したなど身分証が手元にない場合は早急に準備しましょう。選考が進んだ際に提出を求められる成績証明書や卒業見込み証明書などの発行にも影響するからです。
筆記用具やハンカチ・ティッシュなどのエチケット用品
筆記用具やハンカチ・ティッシュなどのエチケット用品は必ず確認して不足なく準備しましょう。特に筆記用具は、シャーペンの芯が出ない、消しゴムがないなど当日慌てることがないようにしておくことが大切です。
エチケット用品も、当日アクシデントなどが起こった時に安心して使えるようにしておくと心強いお守り代わりとなります。
C-GABの対策はどうしたらいい?
問題集を完璧にしておく
市販されている問題集を何度も解き、完璧にしておくことが大切です。特にC-GABは他の筆記試験とは異なる点があるため、一発勝負では勝算が薄くなります。
早い段階から、問題集を入手して対策しましょう。
志望企業の筆記試験を調べておく
志望企業で、どの筆記試験が課されるかを調べておくことも大切です。大学のキャリアセンターには、先輩たちが企業の選考を受けた際の記録が残っています。
また、卒業生に連絡を取り、OB・OG訪問で情報を確認することも忘れないようにしましょう。
玉手箱で実践経験を積む
玉手箱を受け、実戦経験を積んでおくことも有効です。
特に、本命企業がC-GABの場合は事前に玉手箱を実施する企業を受けて慣れておくといいでしょう。
時間配分に慣れておく
時間配分も、問題を解く上で鍵となります。長文問題は、問題を読むだけで時間がかかり、その分解答に割ける時間も少なくなりがちです。
何度も問題を解き、時間配分や傾向に慣れておくと本番で焦らずに済むでしょう。
問題の読解スピードを上げておく
問題を読むための読解スピードを上げておくことも、重要です。
普段から長い文章や問題を読む練習をし、解答する練習をしておきましょう。大学入試の長文問題などを使ってみるのも有効でしょう。
性格テストは嘘の回答をしない
パーソナリティ、性格を確認するテストでは、絶対に嘘の回答をしないようにしましょう。志望度が高い企業の試験では、どうしても自分をよく見せたいと考えますが、解答の信頼性を確認するための仕掛けが施されています。
また、仮に嘘の回答で筆記試験を突破しても、その後の面接選考などで筆記試験の回答とあなたの印象が合致しなければ、企業は繰り返し様々な質問をして確認するのは間違いありません。その結果、選考落ちすることもあるのです。
運よく内定がもらえたとしても、企業は筆記試験の回答などを資料にして配属を判断します。結果的に自分と合わない企業に入ることになったり、合わない仕事をすることになったりする可能性もあります。
正直に、ありのままに答えましょう。
分からない場合解答を何か埋めておく
解答が分からない場合、何らかのマークで埋めておくと当たる可能性もあります。
空白にするのではなく、何らかの選択肢を選びましょう。
スカウトサービスに登録しておくと就活の視野が広がる
理系学生は、研究など学業と就活の両立で非常に多忙です。
テックオファーのようなスカウト型サイトに登録しておくと、あなたの専攻や得意なことを見た企業からスカウトが届きます。
就活の窓口を広げるためにも、ぜひ登録しておきましょう。
まとめ
以上、C-GABと他の筆記試験との違いや受ける際の注意事項、試験対策について解説しました。筆記試験は、しっかり対策をおこなえば突破できる可能性が高い試験です。
早い段階から取り組み、志望企業の内定が取れるようしっかり対策していきましょう。