自己流で大丈夫?理系学生向け企業研究のやり方について解説します!

企業研究のやり方についてまとめました。
ライバルに企業研究で差をつけて、
自己分析と照らし合わせた上で、面接官に熱意をぶつけてください!

目次

  • 企業研究の目的を理解する
  • 企業研究でおさえるべきポイントとは?
  • ライバルに差がつく理系の企業研究のやり方
  • これだけは知っておきたいポイントまとめ

「理系学生はどうやって企業研究をすればいいの?」

「理系と文系で企業研究のやり方に差はあるの?」

「とりあえず企業の情報を検索しておけばいいよね?」

上記のような疑問を解消するために、理系学生向けの企業研究のやり方についてまとめました。企業研究の「おさえるべきポイント」と「効率的なやり方」について解説します。

企業研究の目的を理解する

「就活に必要だから」と、なんとなく企業研究をしていませんか。まずは企業研究の目的を明確にし、深度の高い企業研究を行いましょう。

志望する企業を理解する

企業研究の主な目的として、志望する企業への理解を深め、応募先の求める人物やニーズを把握することが挙げられます。企業を理解する上で、調べるべきポイントは大きく分けて3つです。

・企業理念や文化、将来への展望

・その企業ならではの強み(業界でのポジションや競合他社との違い)は何か

・応募先の求める能力や人物像の把握

つまり、志望する業界の中で「なぜこの企業でなければならないのか」の理由付けをして、自身が相手の求める能力と人物であることをPRできるようにするために企業研究を行うのです。

採用担当者から「同じ業界の研究職であれば、弊社でなくてもいいのでは?」と質問を受けた際、明確な答えを出せるような企業研究が必要です。

志望動機を明確にする

企業の情報を集めるだけでは、企業研究の目的を達したとは言えません。

内定を得るためには、人事担当者や面接官を納得させる志望動機が不可欠です。

企業と自分を照らし合わせ、会社が新卒採用に求めるものに対応する「この会社で自分ができること、やりたいこと」を伝える必要があります。

ここで注意してほしいのは、自分がやりたいことというのは、あくまでのその会社の中でということです。

例えば、野球をする野球チームに入る前提での応募の際に「自分はチャーハンを作りたいです」というやりたいことはお門違いになります。

あくまでも応募先の会社がどういう事業をしていてどういう職種(ポジション)を求めているかを理解したうえでの、「やりたいこと」と理解しましょう。

企業研究の深度を高めることは、相対的な自己分析にも繋がります。

「ネームバリューは競合他社より弱いけれど、自社技術の強さに興味があるな」

「自分のやりたい仕事につくチャンスは、大企業よりも中小企業のほうがチャンスがあるのでは?」

上記のような気づきを得ることで、自分が就職活動に求めるゴールを再認識することができます。志望動機の精度を高める材料集めが、企業研究の目的の一つといえます。

本気度が伝わる

企業研究をしっかり行うことで、その会社が自分にとって第一志望であること、本気度が高いアピールになります。

人事担当者にとって、学生の内定辞退は避けたいリスクです。企業の状況や予定採用人数によっては、能力の高さと同じくらい内定後の入社確度を重視する可能性があります。

面接官は人事のプロですから、学生がどの程度の深度で企業研究したかすぐにわかります。

「この学生はしっかり調べているな」と思わせることができれば、面接官から内定後の入社確度が高い学生とみなされ、好印象を与えることができます。

企業研究として網羅すべき項目をまんべんなく調べた場合、一社当たり10~20時間程度は必要といわれています。

すべての志望企業に対してこれだけの時間を費やすのは難しいかもしれませんが、第一志望の企業に関しては、丸一日~二日かけて徹底的に企業研究することをおすすめします。

企業研究でおさえるべきポイントとは?

「企業研究が必要なのはわかったけれど、どこから手をつけていいかわからない」という人のために、企業研究で押さえるべき基本のポイントを整理しました。項目ごとに解説します。

企業の基本情報

企業の基本情報は公式ホームページの「会社概要」や「会社案内」のページから確認できます。暗記する必要はありませんが、概要は把握しておく必要があります。ポイントは以下の通りです。

・企業の正式名称

通称や略称が有名な企業も、正式な名前を憶えておきましょう。

「株式会社」が社名の前後どちらにくるのか、間違えないよう注意してください。

・代表者名

志望する会社の代表者の名前と肩書き(代表取締役社長、CEOなど会社によって異なる)は覚えておく必要があります。

・創業・設立年度

業界の古参か新興企業かで社風が異なります。

・企業規模

売上高や従業員数など、おおよその数字を把握しましょう。志望する企業が業界大手なのか中堅規模か、業界内におけるポジションを確認しておきます。

・事業内容

取り扱う商品や主力サービス、力を入れている事業などを確認します。

ビジネス形態がBtoB(企業向け)、BtoC(一般消費者向け)のどちらかも把握する必要があります。

企業理念・企業文化

企業理念は企業のあり方や指針、企業文化は会社と社員の間で培われる価値観や文化を表しています。創業者や経営者の想いが込められており、経営方針や行動規範に大きく影響します。

企業理念・企業文化について把握しておく必要がありますが、志望理由について「企業理念に共感した」と安易に回答するのはおすすめできません。

込められた意味や背景を理解したうえで、企業理念の「どこに」「なぜ」共感できたのか、自身のエピソードや経験とともに具体的に説明できるように準備しましょう。

企業の動向・強み

企業の動向や強みは、公式ホームページのIR情報から確認できます。IR情報とは投資家向けにまとめられた企業の情報です。

会社の強みや弱み、特色、経営状況や今後の指針など、大枠で企業の全容を理解することが可能です。

面接でのPRに使うというよりも、自分自身の企業への理解度を深めるために活用しましょう。

待遇・福利厚生

就活生の皆さんにとって、最も気になるポイントの一つです。募集されているポジション(総合職or一般職)や給与制度(月給制or年俸制)、福利厚生について確認しておきます。

セミナーや資格取得手当がある企業は、従業員の教育に積極的といえます。変わった制度や福利厚生を設けている企業もあるため、事前に確認しておきましょう。

ただし、待遇面や福利厚生について、面接の場で聞きすぎるのはマイナス評価です。どうしても気になるポイントがあれば、要点をまとめ簡潔に質問しましょう。

待遇や福利厚生の詳細は、企業が用意する採用ページや就活サイトで確認できるほか、会社説明会などに参加すると他の応募者が質問してくれることがあったり、口コミサイトで確認するという方法もあります。

同業界での位置づけ・他社との比較

企業規模や過去数年の売上高・利益、年収などで比較を行います。

志望する企業が創業して何年か、企業としての成長段階はどのあたりなど併せて理解しておく必要があります。

「歴史が長く実績やネームバリューがある反面、新規取り組みには保守的」「創業間もなくベンチャー気質が強いため裁量権が大きい」など、企業同士を総合的に比較した上で、自分の資質や希望条件と照らし合わせてみましょう。

例えば、大手の安定企業を志望して入社した場合、安定しているけれど、保守的な会社で新規取組みや自身の提案が受入れられない。

スピード感がなくて成長を感じることができない。給料がなかなか上がらないという理由で転職を考える人も多く存在しますので、社風とのマッチングはかなり重要です。

業界での位置づけや他社との比較は、公式ホームページの情報を確認しつつ企業情報比較サイトとの併用をおすすめします。

ライバルに差がつく理系の企業研究のやり方

ここからは、理系の学生向け企業研究のやり方について、順序だてて解説していきます。

まずは公式ホームページを読み込む

企業研究の最初のステップとして、公式ホームページを一通り読み込みましょう。会社概要やIR情報などが確認すべきポイントです。

自社ホームページに力を入れている企業では、新卒採用のコンテンツを用意している場合があります。

求める人材の要件などが詳細に説明されているため、就活サイトと比較しながら確認してください。企業文化の解説や先輩社員の紹介ページがあれば、しっかりと内容を読んでおきましょう。

プレスリリース、関連ニュースの確認

公式ホームページを読み込んで概要を把握した後は、企業動向について確認します。企業名を検索すれば、その企業に関するプレスリリースや最新ニュースを確認できます。

新拠点の立上げや社長交代、新商品のリリースなど、大きなニュースは何かしらのメディアで必ず発表されます。

面接の場で話題に上る可能性が高いため、面接の前日や当日の朝にも確認するようにしましょう。

代表者のブログや社員のインタビュー記事を探す

最近では、自己発信に精力的な経営者が増えています。経営者の本音や新卒採用に対する想いが確認できるため、個人メディアの有無を確認しておきます。

「この社長の考え方には共感できるな」「この社長の元で働きたいな」と思うことで、面接で熱意を伝えやすくなります。

note、Twitter、FacebookなどのSNS、ブログやyoutubeチャンネルなど、一通りチェックしておきましょう。

また、ITやWebエンジニア採用に強いWantedlyでは、先輩社員のインタビュー記事を公開している企業も多く確認できます。

働き方ややりがいなどについて本音が語られている記事も多く、会社の雰囲気を知る上で参考になります。

OB/OG訪問・口コミサイトの確認

働いている人のリアルな意見を知るために。可能であればOB、OG訪問をしておきましょう。

もし同じ研究室の先輩が企業で働いているようであれば、意見を聞いておくことをおすすめします。ネット上では確認できない情報が得られる可能性が高いです。

OB、OG訪問が難しければ、口コミサイトの情報を参考にするのも有効です。

ただし、退職理由や不満などのネガティブな意見は、書いた本人の主観が大いに影響しています。あまり真に受けず、参考程度に留めておきましょう。

>企業個別の研究ということではないですが、業界研究、職種研究についても軽く言及お願いします。

特に理系は職種研究と職種適合、職種ごとのやりがいや求められる姿勢の理解(+どの職種が競争が激しいかなどの理解)が重要になってくると考えています。

特許や研究論文の検索

理系学生の場合、企業の特許や研究論文など技術動向の確認は必須です。研究職や開発職以外を志望する場合でも、過去数年分については、確認しておくことをおすすめします。

現在注力している分野や今後の展望を推測できれば、他の候補者との差をつけられます。自分の専門分野に関わるようであれば、積極的にPRできるポイントです。

企業の特許情報は、公式ホームページやニュースリリース、または独立行政法人工業所有権情報・研修館が運営する特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)から検索が可能です。

論文については、CiNii Articlesなどの論文データベースを活用してみてください。

自己分析との比較分析(心・技・体3つの観点)

一通り企業研究を終えた後は、自己分析の結果と比較します。自己分析の方法(※適宜リンクを入れてください)については、当サイトでいくつか紹介していますので参考にしてみてください。

企業研究と自己分析の比較には、心・技・体3つの観点からのアプローチが有効です。

前項までに調べた企業研究の結果を、上記の「心(心理性)、技(技悟性)、体(体感性)」の項目にそれぞれ割り振ってみましょう。

企業研究がしっかり出来ていれば、企業研究と自己分析の重なる点、重ならない点が見えてくるはずです。

応募先を理解するということは自身が熱意をもって努力して頑張れるかということにもかかわります。応募先を理解しないことには、このような姿勢や気持ちや覚悟も生まれてきません。

心技体の3つの観点から応募先について理解をして、自身の気持ちを高めましょう。

心・技・体の考え方の詳細については、別記事(※適宜リンクを入れてください)も是非参考にしてみてください。

これだけは知っておきたいポイントまとめ

理系の企業研究のやり方について、ポイント別に解説しました。面接官や採用担当者の印象に残るためには、自己流の企業研究では不十分です。面接本番で慌てないように、しっかりと企業研究をした上で挑みましょう。

理系の企業研究のやり方について、まとめポイントは以下の3点です。

企業研究の目的は「企業を知り」「志望動機を明確にし」「熱意を伝える」こと

・理系の企業研究は情報の種類と深さが重要。「代表者の自己発信や社員のインタビュー」「ニュースリリース」「特許や論文」など、多角的に調べておく

・企業の情報を集めるだけでは不十分。自己分析と照らし合わせてみる

この記事が、皆さんの就職活動のお役に立てば幸いです。

  • 監修
    株式会社テックオーシャン
    人工知能やビッグデータを駆使し、理工系人材領域における採用ベストマッチングを生み出すHR Tech企業です。 理工系学生専門のオファーがもらえる就活サービス「TECH OFFER」と、大型イベントから1on1面接まで、気軽に企業と出会えるカジュアル就活サービス「TECH MEET」を運営しています。