理系の集団面接(グループ面接)事情と対策について解説!

理系就活ではグループディスカッションの機会は少ないですが、人気企業など応募者が多い企業では行われるケースがあります。
ですので、事前に応募企業の選考形式について調べ、着実な準備を踏んでいきましょう!

目次

  • 理系就活における集団面接(グループ面接)
  • 集団面接(グループ面接)で押さえるべき基本
  • 集団面接(グループ面接)で失敗しないコツ
  • これだけは知っておきたいポイント

エントリーシート(ES)による選考を無事通過すれば、次はいよいよ一次面接です。

個別面談やグループディスカッションなど、一次面接の形式は企業によってさまざまですが、理系就活においても「集団面接」が行われることがあります。

この記事では、理系就活における集団面接事情と、実際に集団面接に臨む際の心構えについて解説していきます。

理系就活における集団面接(グループ面接)

まずは、理系就活における集団面接事情や基礎知識について解説します。

理系就活では集団面接(グループ面接)の機会は少ない

前提として、理系就活において集団面接を実施する企業はあまり多くありません。一般的な理系企業の選考は、以下のような流れです。

1.履歴書+エントリーシート(ES)による書類選考

2.筆記試験(Webテストの場合も)

3.一次面接(採用担当者や部門のトップなど)

4.二次面接(代表・役員面接)
※企業によっては三次面接まで実施することもあります。

理系就活における集団面接では、2と3の選考の間に実施される場合があります。実施頻度が少ないため、対策にはそれほど力を入れる必要はありませんが、基本的なポイントは押さえておきましょう。

理系企業が集団面接(グループ面接)を実施するケース

理系企業が集団面接を実施するケースとして、主に2つのパターンが想定されます。

1.人気企業で応募者多数の場合

2.インターンシップ選考での面接

1は、人気企業において、応募者数が想定よりも多かった場合の足切りとして実施されるケースです。履歴書の写真では分からない、候補者の雰囲気やキャラクターを見る目的もあります。

2は、インターンシップ参加者を選考する場合に実施されるケースです。

理系の就活においてインターンシップを取り入れる企業は増えており、応募者も年々増加傾向にあります。人気のある企業が実施するインターンシップの場合、参加者数の制限から集団面接が実施されることがあります。

グループディスカッション形式で行われることも

最近の就活事情として、理系企業でもグループディスカッションを取り入れる企業が増えてきました。実施されるのは、集団面接と同じく一次面接やインターン選考のタイミングです。

グループディスカッションは集団面接の一種で、候補者同士がグループになり、与えられた課題に協力しながら取り組む過程を評価する選考形式です。

グループディスカッションにおいては、候補者同士の議論が選考のメインである点、試験官が議論に参加しない点で、集団面接とは大きく異なります。

グループディスカッションの対策については、別の記事で詳しく解説していますので、そちらも併せて参考にしてみてください。

参考:理系の強みを活かす!グループディスカッション徹底攻略

集団面接(グループ面接)で押さえるべき基本

応募企業の選考フローに集団面接があった場合、事前の対策が必要です。この章では、集団面接で押さえておくべき基本的な姿勢について解説します。

集団面接(グループ面接)では「時間配分」が重要

集団面接へ参加する際に重要なのが、時間配分です。

集団面接は通常の面接と異なり、候補者一人当たりの持ち時間が短い特徴があります。長々と話してしまうと、自己中心的と見なされてしまい、良い評価は得られません。

面接官から「〇分程度で自己紹介をお願いします」のような時間指定があった場合、しっかりと指示に従ってください。特に時間を指定されなかった場合は、1分前後に収めると良いでしょう。

自己紹介や自己PRを簡潔にまとめて話すのは、慣れていなければ意外に難しいものです。集団面接に臨む際は、想定される質問への回答を事前に用意し、あらかじめスピーチの練習をしておくことをおすすめします。

記事の後半で、集団面接でよく聞かれる質問集を紹介しています。是非参考にしてみてください。

他候補者と比較されていることを意識する

集団面接では、自分が他の候補者と比較されている可能性を意識しましょう。複数の候補者に同じ質問をする集団面接では、それぞれの候補者との差は評価の良し悪しに関わらず目立ちます。

面接では、話す内容はもちろん、声のトーンや大きさ、表情によっても面接官に与える印象は変わります。他の候補者と比較されることを前提において、基本的なビジネスマナーやノンバーバルコミュニケーションを意識して臨みましょう。

面接におけるノンバーバルコミュニケーションの重要性については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

参考:【 理系就活必勝講座 】WEB面接のデメリットを吹き飛ばせ!ノンバーバルコミュニケーションを理解して好印象を与えよう

他の候補者が話している際の態度も評価対象

集団面接で気を付けるべきポイントの一つとして、他の候補者が話している際の態度が挙げられます。

他の候補者の話に対する頷きやリアクションなど、いわゆる「傾聴姿勢」も評価対象であることを意識してください。

椅子には浅く腰掛けて背筋を伸ばし、顔は面接官の方ではなく、話している他の候補者の方へ向けましょう。面接では、緊張で表情が強張りがちです。不機嫌に見えないよう、少し口角を上げ、軽く微笑んだ表情を作ると良いでしょう。

他の候補者の話をしっかり聞いておくと、自分の話を展開する上でも有利です。

例えば、質問に対する回答が他の候補者と同じになった場合でも、「〇〇さんのお話と似ていますが…」「前の方の意見と同様…」のようなクッション言葉を付けることで、話の内容と併せて傾聴姿勢も同時にアピールすることが可能です。

集団面接(グループ面接)で失敗しないコツ

実際に集団面接に参加する場合、最低限押さえておくべきコツについて、いくつかご紹介します。

無理に目立つ必要はない

集団面接では、無理に目立つ必要はありません。集団面接は、企業が求めている人材像とマッチしない候補者を足切りする意味合いが強い面接です。

評価の分かれそうな変わったエピソードで目立つよりも、「他候補者と比べて暗い」「話を聞いていない」「空気が読めない」などの致命的な印象を避ける意識が重要です。

集団面接の長さや参加人数にもよりますが、最低でも一人当たり3つ以上の質問に回答するチャンスがあります。必要以上に目立たなくても、自分なりの個性や長所をアピールできれば、及第点を得られる可能性は高いでしょう。

他の候補者の回答に引きずられない

他の候補者の回答が優秀だった場合や、話そうとしていた内容を先に言われてしまった場合でも、焦りは禁物です。

自分の話を必要以上に誇示したり、まとまりの無い話し方になってしまうため、話の内容を急に変更するのはおすすめできません。他の候補者の回答に引きずられないように注意してください。

緊張や不安を押さえつつ、自分なりの受け答えを心がけましょう。

説明は数字と具体性を交えて

集団面接に限ったことではありませんが、質問に対する回答には、出来る限り「数字」や「具体性」を盛り込むのが、理系就活の基本です。

いくつか例を上げて解説します。

サークル活動を頑張った場合

3年間バスケットボールサークルの練習には欠かさず参加しました。大学からバスケットを始めた初心者だったため、経験不足をカバーする目的で、チームメンバーのトレーニング管理やコートの予約など、マネージャー的な役割も引き受けました。

部員の参加率を上げるため、メンバーの授業やアルバイトの予定を把握する管理表を作成した他、キャプテンと協力して2週間に1回のショートミーティングを企画し参加を促しました。

結果として、部員の出席率が5割から7割にアップし、部員同士のコミュニケーションも円滑になるなどの成果をあげることができました。

・PRポイント:継続性、コミュニケーション力

卒業研究をPRする場合

私の卒業研究は、有機材料の応用に関する研究です。研究室の先輩を引き継ぐ形で始めた研究だったため、基本的な検証実験は既存の方法をそのまま行っていました。

一回の実験に時間のかかる方法だったため効率化できないか考え、研究の本筋ではありませんでしたが、実験方法の改良へも同時に取り組みました。

成果が出るまでには時間が掛かりましたが、他大学の研究室に共同研究を打診した結果、

実験時間の3割短縮に成功しました。

研究論文以外にもう一方論文を発表出来た他、他大学の研究室との関係性が深まるなどの成果を得ることができました。

・PRポイント:問題解決力

集団面接(グループ面接)でよく聞かれる質問集

集団面接でよく聞かれる質問について、質問例をいくつかご紹介します。参加前に、自分なりの回答を準備しておくことをおすすめします。

簡単に自己紹介をしてください。
大学名、学部、フルネームを伝えた後、自分の専門や卒論テーマを簡潔に説明します。

志望動機を教えてください。
業界への志望動機ではなく、その企業ならではの特長と、自分自身の特性を重ね合わせるような志望動機が評価されます。

・最近関心を持ったニュースは何ですか。

事前に新聞やWebニュースをチェックし、話題になっている時事問題をいくつかピックアップしておきましょう。

研究テーマについて簡潔に説明してください。

専門用語はなるべく避け、研究者以外にもわかるような説明を心がけてください。また、研究結果以外にも、取り組みの過程で培ったスキルについてアピールしましょう。

学生時代に力を入れたことについて教えてください。

力を入れて取り組んだことによって、どのような経験やスキルが得られたかが重要です。研究テーマ同様、過程を意識して話すよう心がけましょう。

あなたの強みはどのような点だと思いますか。

集団面接の場合持ち時間が少ないことを意識し、アピールする強みは1つにしぼりましょう。

これだけは知っておきたいポイント

理系就活における集団面接事情と対策について解説しました。今回のポイントは以下の3つです。

・理系の集団面接は頻度は少ないが、インターン選考などで実施されることがある

・自分の持ち時間以内で簡潔に話すこと、他の候補者への傾聴姿勢が重要

・他の候補者と回答が同じでも基本的にはOK。自分のペースで堂々と臨もう

この記事が、現在就活中の皆さんのお役に立てば幸いです。

  • 監修
    株式会社テックオーシャン
    人工知能やビッグデータを駆使し、理工系人材領域における採用ベストマッチングを生み出すHR Tech企業です。 理工系学生専門のオファーがもらえる就活サービス「TECH OFFER」と、大型イベントから1on1面接まで、気軽に企業と出会えるカジュアル就活サービス「TECH MEET」を運営しています。