こんにちは。理系就活情報局です。
企業の中には、選考フローで面接が2回しかない企業もあります。
「3回面接があるつもりで対策してたんだけど……」
「2回しか面接がない時って、どう受ければいい?」
初めて二次面接が最終面接となる企業を受けた時には、どうすればいいのか迷ってしまうと思います。
今回は、そんな悩みを抱える理系就活生の方に向けて、企業の意図や質問例を解説します!
一次面接を突破したと思ったら最終面接を迎えることになり、不安を感じている理系就活生は、ぜひ参考にしてみてください!
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二次面接が最終だと一次面接通過率は高い?
企業は確実に学生を確保したい
一般的な選考フローでは、一次面接・二次面接・最終面接と3回面接が行われます。
多くの企業が面接を3回以上行うのは、学生と会う回数を増やすことで、採用者を吟味し見極めるからです。
一方で、面接が2回しか行われない企業もあります。
中には、選考期間を短縮することによって、同業他社よりも早い段階で優秀な人材を確保できるという理由から、選考フローを短縮している場合もあります。
専門分野が細分化していたり、専門性を様々な領域で活かせるポテンシャルを持つ理系企業の採用担当者は、同業他社に先駆けて優秀な人材を獲得したいと考えています。
同業他社よりも先んじて内定を出せば、優秀な人材が他社に流れることを抑制できます。
そのため、面接が2回しかない企業の場合、一次面接では人材を絞りすぎないようにする企業もあります。
採用方針によってばらつきはありますが、面接が2回しかない場合の通過率は、低くないと言えるでしょう。
企業が二次面接を最終面接にする理由
選考フローを短縮したい
中小企業の場合、面接回数を減らすことで採用担当者の負担を軽減するという理由が考えられます。
企業の規模を問わず、採用担当者は優秀な学生を確保したい一方で、通常の仕事と並行して行う採用にかかる工数を減らしたいと考えています。
人手の足りない中小企業にとって、面接フローを2回に抑えるのは、限られた人材で採用活動を行うための戦略とも言えるでしょう。
書類選考や専門性を重視したい
選考フローにおいて書類選考に比重を置いている企業や、専門性を重視している企業は、エントリーシートの段階で人材をある程度絞り込んでいる場合があります。
そうした企業では、書類選考で採用基準に達しているのかを判断し、2回の面接で端的に掘り下げ、採用を検討しています。
自ずと質問内容は3回面接よりも密度が高くなるので、事前対策が重要になってきます。
リクルーター面談を組み込みたい
リクルーター面談を組み込むために、面接を2回に短縮している企業もあります。
面接官ではなく、リクルーターと呼ばれる別の担当者を用意して行う面談は、採用精度の向上や優秀な就活生のフォローアップを目的としたものです。
どの学生にリクルーターを付けるのか、また、どの程度採用に影響するのかは企業によって異なります。
就活生にとっても企業理解を深められたり、選考対策ができたりとメリットがあります。
二次面接が最終面接の場合に合否を分けるポイント
企業理解や入社意欲をアピールする
二次面接が最終面接の場合に合否を分けるポイント1つ目は、企業理解や入社意欲をアピールすることです。
少ない面接回数で自分の存在をアピールするためには、志望する企業への熱意や企業理解の深さを打ち出しましょう。
密度の高い面接にするためには、企業がどんな事業を行っており、そこで働く社員の仕事や、入社後のビジョンにいたるまで、濃やかに把握しておかなければいけません。
企業研究を深めて、その企業がどんな人材を必要としているのかを汲み取った上で入社意欲をアピールすれば、面接官に企業研究不足と判断されることもないでしょう。
面接前に今一度企業研究を振り返り、どんな質問が来ても慌てなくて済むように準備してみてください。
キャリアビジョンを明確にしておく
二次面接が最終面接の場合に合否を分けるポイント2つ目は、キャリアビジョンを明確にしておくことです。
回数が少ない分、深掘りをされる二次面接では、「自分が入社後その企業でどのようなことがしたいのか」「将来はどのようなポジションについて、どんな仕事をしたいのか」まで考えておきましょう。
具体的なキャリアビジョンがないと、入社後のことを質問されたときに、「御社に貢献したい」という曖昧なことしか言えません。
実際に自分がどのような仕事で会社に貢献をして、キャリアを積み重ねたいのかを明確にしておけば、採用担当者もあなたの入社後の様子をイメージしやすくなります。
キャリアビジョンを考える際には、企業の採用サイトに掲載されている先輩社員のインタビューを参考にすることをおすすめします。
同じ質問をされたときの対処法
二次面接が最終面接の場合に合否を分けるポイント3つ目は、同じ質問をされたときの対処法を知っておくことです。
一次面接と同じ質問をされたときは、一瞬、「同じ内容を答えない方が良い?」と不安になるものですが、必ず回答内容には一貫性を持たせましょう。
二次面接の面接官は、一次面接の面接官が受けた印象や評価したポイントをもとに、目の前の理系就活生が自社にふさわしい人材なのか見極めようとしています。
もしそこでまったく異なる内容を答えてしまうと、二次面接の面接官はあなたをどうすればいいのか悩んだり、考えがぶれていると判断したりしてしまいます。
前の選考の回答内容を深掘りされるのは、珍しいことではありません。
面接の後には、その時何を聞かれて何を答えたのかをメモしておいて、次の選考時に深掘りされても焦らないように、対策をしておきましょう。
逆質問の準備をしておく
二次面接が最終面接の場合に合否を分けるポイント4つ目は、逆質問の準備をしておくことです。
面接の最後で「ほかに何か質問はありますか?」と聞かれたときは、入社意欲をアピールするチャンスです。
また、HPやクチコミだけではわからない生の情報を得られるチャンスでもあります。
せっかくのチャンスを逃してしまわないよう、複数の質問を用意しておきましょう。
入社後に働く上で知りたいことや、入社までにやっておいたほうがいいこと、疑問点など、自分の入社意欲が伝わる質問をするのがおすすめです。
二次面接で聞かれる質問と回答例
志望意欲を深掘りする質問
・なぜ弊社を志望していますか?
・一次面接で教えていただいた志望動機について、もっと詳しく話してください。
・◎◎業界では、弊社のほかに大手企業が◎社ありますが、なぜ弊社を志望しているのでしょうか?
◎回答例
私が御社を志望する理由は主に2つあります。
1つ目は、自分がこれまで学んできたことを活かして、人の生活を支えられると考えたからです。◎◎◎の技術は、まだ広く社会に浸透しているとは言えません。ですが、◎◎◎事業を展開する御社でなら、将来を見据えて、地球環境や社会のために、縁の下の力持ちとして働き変えられると考えました。
2つ目は、御社のインターンシップに参加して、同業他社ではなく御社で働きたいという思いを強くしたからです。インターンシップでお会いした社員の方々は、皆さん自分の仕事に誇りと使命感を持って、日々成長意欲をもって働いていらっしゃいました。互いに切磋琢磨し、協力し合いながら働ける環境に身を置くことで、私もモチベーション高く持って仕事に取り組めると考えました。
ガクチカを深掘りする質問
・学生時代に取り組んだことを教えてください。
・取り組んだことから、どんなことを学びましたか?
・辛かった経験をどのように仕事に活かせると思いますか?
◎回答例
私が学生時代に頑張ったことは、研究です。私はもともと◎◎◎技術に興味があり、大学入学当初から所属するゼミを決めていました。
大学一年生の頃からゼミに出入りさせてもらい、先輩や教授に相談を重ねながら、研究の準備を進めていきました。とはいえ、実際にゼミに所属後は、先行研究の少なさや力不足から実験が上手くいかず、悔しい思いをすることも多かったです。
指導教官や先輩にアドバイスをもらい、研究室に泊まり込む覚悟を決めて実験をくり返す中で、私は◎◎◎◎という課題に気づきました。そこで、実験の精度を高め、必要なデータを徹底的に収集するところからやり直し、一から実験を見つめ直しました。その甲斐あって、学会発表も行うことができました。この経験から、私はたとえ困難に思えたことでも決して諦めず、粘り強く取り組むことの大切さを学びました。御社でも、目の前の結果だけでなく将来を見据えて、研究生活に取り組んでいきたいです。
入社後のビジョンを深掘りする質問
・今後のキャリアプランを教えてください。
・入社後に希望するプロジェクトを担当できるとは限りませんが、もしそうなったときはどうしますか?
◎回答例
私は、入社後はこれまでの研究を活かして、◎◎◎事業の研究開発に携わりたいと考えています。私はまだ世間に浸透していない技術を、社会に還元することで、広く役に立つことを目指しています。そのために、御社の研究者と切磋琢磨しあいながら、より良いサービスや商品を作っていきたいと考えています。
もし◎◎◎事業の研究開発部に配属されなかったとしても、自分に与えられた役割や配属の意味を考え、配属先で活躍できるよう努力します。たとえどの部署であっても、これまでの研究を活かせると思いますし、広く社会を支えていくために必要な経験ができると考えます。まずは今の自分に足りない部分を補い、真摯に目の前の仕事に取り組むことで、一歩一歩成長していきます。
まとめ
二次面接を控えた理系就活生は、併せて「TECH OFFER」へ登録しておきましょう。
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就職活動は、選考が進むにつれて、どれだけ将来の選択肢が残っているのかが重要です。
あなたという人材を欲する企業とマッチングして、自分らしく働ける将来を手に入れましょう!
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