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「逆求人って効果があるの?」「理系を採用したいけど、逆求人って使えるの?」
そのように考えている採用担当者は多くいます。この記事では、逆求人で理系採用をする方法について解説します。
人材の取り合いとなる理系採用では、逆求人は非常に有効的です。更に、逆求人の強みの他、メリット・デメリット、理系採用と成功させるポイントも紹介しています。
逆求人はスカウト型/オファー型とも呼ばれる採用サービス
逆求人は、近年注目を集めている採用方法です。その採用方法から、スカウト型やオファー型とも呼ばれています。その特徴として、以下の2点が挙げられます。
- 企業から学生に直接アプローチする採用方法
- ダイバーシティ採用にも対応
企業から学生に直接アプローチする採用方法
逆求人は、サービスに登録している学生へ向けて直接アプローチをかける採用方法です
エージェント型のサービスと違い、採用担当者が直接採用を行い、採用担当者の能力育成としての側面にも期待できます。
また、企業から直接声をかけることもあって、規模や知名度が影響しにくくなります。自社に興味を持ってもらえれば選考にも進められるため、積極的に活用したい採用方法です。
ダイバーシティ採用にも対応
逆求人は、近年重要視されているダイバーシティ採用にも対応しています。
- 年齢
- 性別
- 国籍
- 価値観
- 学歴
- 職歴
- 宗教
これらのパーソナリティを認め、積極的に採用していく取り組みです。市場がグローバルとなる中、企業としても様々な個性を認め、理解していかなければなりません。
ダイバーシティ採用において、マッチ度の高い学生と直接話ができる点は、逆求人の大きな強みです。
逆求人を活用して理系採用に成功した事例2選
逆求人を活用することで、難しいとされる理系採用を成功させている企業が多くあります。ここからは、そんな成功事例を2つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
J:COM株式会社
J:COM株式会は、ケーブルテレビやインターネットなどを幅広く提供している企業です。理系職種の仕事のイメージがつきづらいということで、母集団形成に苦戦していました。自社のイメージが求める人材に対して浸透していなかったこともあり、どのように人材を確保するのかが課題でした。
そこでオファー型サービスであるダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入します。自社が欲しい人材のステータスを設定し、マッチする人材へ自動でオファーを送り始めました。結果、ピンポイントで欲しい人材にアプローチできたこともあって、母集団形成に成功しています。
参考記事:「理系特化型で母集団形成に成功!自動と手動の良いとこどりで工数削減」
株式会社NTTデータニューソン
株式会社NTTデータニューソンは、NTTデータグループの一員です。理系出身のエンジニアが多く活躍しています。理系採用に強いようにも感じられますが、技術力の高い学生と出会えないという課題を抱えていました。またNTTグループの規模が大きいことから、他のグループに人材を奪われることが多々ありました。他社に埋もれることなく、自社の強みを伝えられる方法を探していたのです。
そこでダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入。自社が求める理系人材へ直接アピールする方法に切り替えます。キーワード設定をしっかり行うことで、多くの理系学生と出会うことに成功しています。
参考記事:「マッチ度の高い学生にアプローチできたことで精度の高い採用活動を実現」
逆求人を活用して理系採用をするメリット
逆求人は理系採用において大きな強みを持っています。導入することで様々なメリットを得られるでしょう。中でも大きいものは、以下の5つです。
- 企業規模や知名度が影響しない
- 優秀な学生に直接アプローチできる
- 採用の早期化・通年化に対応できる
- 理系学生のスケジュールに合わせやすい
- 熱意の高い学生と出会える
企業規模や知名度が影響しにくい
逆求人は、企業から学生に直接アプローチする方法です。ナビサイトのように求人を出して待つスタイルではありません。
そのため他の求人に埋もれることなく、全ての企業に平等に機会があります。企業規模や知名度が影響しにくいのが特徴です。
採用方法によっては、そのまま広報活動としても活用可能です。学生間での口コミから志望してくれる層が増える、二次的な効果にも期待できます。
優秀な学生に直接アプローチできる
優秀な学生に直接アプローチできる点も、逆求人のメリットです。国立大学を初めとした難関大学の理系採用は、中小企業やベンチャー企業では難しい側面があります。
ですが逆求人ならば、そうした優秀な学生へ直接アプローチできます。ナビサイトであれば大企業で埋もれていた企業でも、逆求人は埋もれません。採用ブランディングといった取り組みも必要になりますが、優秀な理系学生を採用できるチャンスとして活用できます。
採用ブランディングについては以下の記事で解説しているので、ぜひ確認してください。
採用の早期化・通年化に対応できる
近年、採用が早期化・通年化しています。就活スケジュールは3月から解禁ですが、実際は前年の夏頃から既に始まっているのが現状です。
そのため優秀な学生は、早期に内定を決めています。場合によっては就活解禁と同時に内定が出るほどです。
逆求人を活用することで、登録している学生に対していつでもアプローチをかけられます。就活前であっても、メッセージを送って関係性を構築することも可能です。早期化・通年化に対応できる採用方法として活用しましょう。
理系学生のスケジュールに合わせやすい
理系学生は、文系学生と就活スケジュールが大きく異なります。従来、就活が解禁となるタイミングが、研究で忙しい時期だからです。
そのため就活に時間を割く余裕がなく、一段落する頃には良い企業が残っていなかったなんてことも多くあります。逆求人ならそうした理系学生のスケジュールに合わせた採用が可能です。学生にとっても嬉しいポイントなので、導入するメリットは大きいでしょう。
熱意の高い学生と出会える
逆求人と利用している学生は、自分自身を企業にアピールできる場所として活用している層が多い傾向にあります。
- 面談
- イベント
- 説明会
- インターンシップ
こうした機会に参加することも多く、就活そのものへの温度感がナビサイトよりも高めです。そのため、意欲のある学生と出会える可能性の高い採用方法と言えます。
逆求人を活用して理系採用をする際のデメリット
逆求人で理系採用をする際、メリットばかりではなく、デメリットもあります。特に以下のデメリットは必ず発生するため、導入する際は注意しましょう。
- ターゲットを明確化しなければならない
- 採用担当者への負担が大きい
ターゲットを明確化しなければならない
逆求人は、企業が欲しい人材へ直接アプローチする方法です。有効活用するためには、ターゲットの明確化が求められます。
- プロフィール
- 自己PR
- スキル
- 経験
他、様々な属性を見てオファーを送るか判断します。そのため、ターゲットを曖昧にしておくとミスマッチが起こりかねません。内定辞退・早期退職にも繋がるため、まず自社がどのような人材を求めているのかを明確化しておきましょう。
採用担当者への負担が大きい
逆求人は、他の採用方法と比べて採用担当者への負担が大きいことが特徴です。学生1人1人と向き合うため、工数・時間ともにかかります。
- スカウト・オファー文面の作成と送信
- 学生とのやり取り
- 面談
これらは採用担当者が少なくなるほど、負担が増していきます。そのため、ある程度自動化できる仕組みがあると便利です。
理系採用に強い『TECH OFFER』なら、設定した属性の学生に自動でオファーを送信できます。全てを人力で進めるのではなく、システムに任せられるサービスを選ぶようにしましょう。
なお、新卒採用の業務効率化については以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。
逆求人の理系採用を成功させるポイント
逆求人の理系採用を成功させるには、意識しておきたいポイントがあります。中でも以下の3つは、意識するだけで大きく変わります。
- 積極的なアプローチを心がける
- テンプレのスカウトを使わない
- 親しみやすい環境を作る
積極的なアプローチを心がける
逆求人は、学生へどれだけ積極的なアプローチをできるかが大切です。多くの企業が取り入れ始めていることもあり、学生は日々アプローチを受け取っている状態となっています。
そのような中で返信をもらうには、企業が積極的かどうかは重要です。企業から動かなければ注目してもらえないので、積極的にアプローチしましょう。
テンプレのスカウトを使わない
スカウト時にテンプレの文面を使わないことも大切です。誰にでも当てはまる文面だと、受け取った相手に見透かされてしまいます。なるべく相手に沿った文面にするよう心がけてください。
- 個人の情報に触れる
- 企業で働くイメージが持てる
- 面白いと感じる情報がある
このような工夫をすることで、目をとめてもらいやすくなります。
スカウトメール作成のポイントについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
親しみやすい環境を作る
理系学生が親しみやすい環境を作ることも意識しましょう。以下の方法がおすすめです。
- カジュアルな対応
- 学生に合わせた柔軟なスケジューリング
- 面談
学生にとって、採用担当者とのやり取りは緊張するもの。企業側からカジュアルな雰囲気を出すことで、リラックスして面談に臨めます。親しみやすいと感じてもらえれば、応募意欲の向上にも期待できます。
逆求人で理系採用をするならダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』
逆求人は、企業から学生へアプローチする採用方法です。スカウト型やオファー型とも呼ばれています。企業の規模・知名度に関係なく、欲しい人材とやり取りできる点がメリットとなっています。
中でも理系採用で活用したいのが、ダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』です。理系採用に特化しており、自動オファー機能を使えば、採用時の負担軽減にも期待できます。利益採用で逆求人を考えているなら、ぜひお気軽にご相談ください。