研究室へのアプローチ方法とは? | 成功のポイントと流れを徹底解説

研究室へのアプローチ方法を徹底解説

「研究室へのアプローチ方法がわからない」「研究室にアプローチを成功させるために意識したいポイントは?」

理系採用にとって重要な研究室へのアプローチ。アプローチ方法で悩んでいる方は多くいます。この記事では、研究室へのアプローチ方法について解説します。
結論、研究室へのアプローチ方法では関係作りが大切です。

他にも研究室へアプローチする時に参考にしたい「アプローチ方法」と「成功のためのポイント」「注意点」を紹介しています。

理系採用に強く研究室へのオファーも可能な『TECH OFFER』だからこその、実際のアプローチで活かせるものばかりです。ぜひ採用活動の参考にしてください。

研究室へのアプローチ方法3選

研究室へのアプローチ方法を3つ解説

研究室へアプローチするには様々な方法があります。ほとんどが実際に面会してのものでしたが、コロナ禍以降はWebでの接触が増えてきています。そのためより気軽にできるようになったとも言えるでしょう。

中でもアプローチ方法の代表格は以下の3つです。

  • 自社にいるOB・OGに連絡を取ってもらう
  • 内定者が出た時にお礼参りをする
  • 内定辞退の際に顔を出す

このようにタイミングを見つけ出してアプローチをしていくことが基本となります。それぞれ具体的に見ていきましょう。

自社にいるOB・OGに連絡を取ってもらう

自社にアプローチしたい研究室のOB・OGがいる場合、連絡を取ってもらうことをおすすめします。既に繋がりのある人からの紹介ですから、スムーズに面会まで進められる可能性が高いからです。

この場合、意識したいのが採用担当者も一緒に挨拶に行くようにすること。そうすることで顔を覚えてもらえるため効果にも期待ができます。

自社にいるOB・OGは大学・研究室との重要な共通点なので、積極的に活用しましょう。

内定者が出た時にお礼参りをする

内定者が出た時には研究室へお礼参りをしましょう。自然な流れで研究室との接点が作られるためおすすめの方法です。
また、同時に内定者フォローもできるので、非常に効果が大きい方法でもあります。

研究室へアプローチする際に最も必要なのは信頼関係です。しかし信頼関係は一朝一夕で作れるものではありません。中長期的な視点で、しっかり関係を作って行くためにも折に触れてのコミュニケーションは重要です。

内定辞退の際に顔を出す

顔を出すのは内定者が出た時だけではありません。研究室所属の学生が内定辞退となった時も顔を出しましょう。採用面において次年度へ向けての関係作りにも役立ちます

次年度も同じ研究室から学生を採用したいのなら、活用しない手はありません。内定辞退は採用担当にとって頭を抱える問題ではありますが、研究室へのアプローチの面において有効的に活用できる側面を持っています。

内定辞退をされても積極的に研究室へ顔を出すようにしましょう。

研究室へのアプローチで成功した事例

研究室へのアプローチで成功した事例を解説

採用活動で従来の採用方法の他、理系学生を採用するために研究室へアプローチをしている企業が多くあります。
今回はそんな企業の中から、実際にアプローチをして成功した事例を2件紹介します。

  • オーエスジー株式会社
  • 四国化成工業株式会社

それぞれどのような結果となったのか、詳しく見ていきましょう。

オーエスジー株式会社

オーエスジー株式会社は、切削工具を製造販売しているBtoB事業が中心の企業です。そのため学生への認知度が低く、特に地元愛知県以外の学生へのアプローチが急務でした。

そこで県外の学生へアプローチをするため、オファー型のサービスである『TECH OFFER』を導入することに。自動オファー機能を使って採用したい学生の属性を決めたことはもちろん、研究室など細かく設定することで効果的なアプローチを行いました。結果、全国から高学歴の学生を採用することに成功しています。

また内定を出した学生が同じ研究室の友人を紹介してくれることも増え、次年度卒業する後輩の紹介も確約してくれることに。最終的には研究室への繋がりも作れた良い事例です。

参考記事:オーエスジー株式会社「利用開始1年で高学歴学生の内定多数!地元以外の学生からも多数の応募を獲得」

四国化成工業株式会社

四国化成工業株式会社は、その名の通り四国に軸足を置いている企業です。UIターンで来る学生を中心に採用していましたが、コロナ禍の影響を受けて採用活動が難航しました。

そこで自動オファー機能のある『TECH OFFER』を導入します。自動オファー機能では欲しい人材と研究室を紐付けてダイレクトにアプローチができます。

研究室にアプローチするといっても、そもそもどんな研究室があるのかわからない状況だったため、研究室・教授名・研究詳細など細部に至るまで設定できることで採用活動を効率化できました。結果、全国の研究室の学生にアプローチでき、採用に成功しています。

参考記事:四国化成工業株式会社「1年目で効果実感!効率的な自動オファーにより学生との向き合いに注力。」

研究室へのアプローチを成功させるポイント4選

研究室へのアプローチを成功させるポイントを解説

研究室へアプローチする際、ただ闇雲に接触するだけでは効果がほとんどありません。しっかりとポイントを意識することで、効率的なアプローチが可能です。ひいては自社が欲しい人材の採用にも繋がるため、以下の4点は必ず意識しましょう。

  • ゴールを明確にイメージする
  • 同じ採用担当者が訪問し続ける
  • 訪問後は小さな気配りを意識する
  • 内定者から研究室を紹介してもらう

それぞれどのようなものか具体的に解説します。

ゴールを明確にイメージする

研究室にアプローチするにも、まずはゴールを明確にイメージすることが大切です。研究室の活動は基本的に忙しいため、企業と面会した際に無駄な時間を過ごしたくないと考えています。
そのためゴールを決めずに訪問すると話が進まず、無駄な時間を過ごしたとしてマイナスのイメージを与えてしまうことも。

そういった状況を防ぐために研究室にアプローチする際は、企業から提供する情報を事前にしっかり準備し、お互いにとって有意義な時間になるように意識しましょう

同じ採用担当者が訪問し続ける

研究室との関係作りで重要なのは、人と人との関係性です。そのためにも訪問は同じ採用担当者が行うようにしましょう。まずは顔を覚えてもらうところからスタートするのです。同じ人が訪問回数を重ねることで、お互いに信頼関係を構築しやすくなり、踏み込んだ話も気軽に出きるようになります。

この点は営業と同じです。毎回訪問してくる人が違っては、受け入れる側の研究室としても戸惑ってしまいます。

研究室に訪問する際は、特別な理由がない限り同じ採用担当者が行くようにしましょう。

訪問後は小さな気配りを意識する

研究室にアプローチする時に忘れてはならないのが、細やかな気配りです。この人は違うなと感じてもらえればしめたもの。そうすれば顔も覚えてもらいやすく、スムーズな関係作りが可能です。

特に気をつけたいのが、訪問後の感謝を伝えるメール。デートや会食と同じく、最後にメールで一言添えるだけでその印象は大きく変わります。
感謝の他にも、自社に対しての疑問点や質問点、要望などがあればヒアリングし、すぐに対応しましょう。

長期間の関係性を見越して、少しずつでも良い印象を積み上げていくことが大切です。

内定者から研究室を紹介してもらう

内定者は貴重な研究室へのパイプです。そのため研究室を紹介してもらうのもアプローチを成功させる方法として有効打になるでしょう。
この場合、メリットとして内定者が既に研究室に所属している点があります。つまり、初めからある程度の関係性構築が見込めるのです。

紹介が上手くいけば、同じ研究室の同輩や後輩を紹介してくれることにもなるため、次年度以降の採用にも期待できます。

研究室へのアプローチの注意点5選

研究室へのアプローチの注意点を解説

採用において研究室へのアプローチは施策として大きな期待をできますが、一方で実践するには注意しなければならない点がいくつもあります。
特に以下の5点については見過ごしがちなので、アプローチの際には1つずつ確認してください。

  • 事前準備をしっかりする
  • 連絡を滞らせたり急かしたりしない
  • 大学側・研究室側の視点に立つ
  • 採用活動後にも感謝を伝える
  • 採用スケジュールに気をつける

それぞれ具体的に解説します。

事前準備をしっかりする

研究室へのアプローチは、営業と変わりません。そのため成功させるには事前準備が最も大切です。ゴールを決めて、逆算して何が必要なのかをしっかり考えましょう。
中でも最低限持参した方が良いのは以下の2つです。

  • 自社のパンフレット
  • 求人票

これらは研究室にアプローチする上で必要です。また、訪問する研究室や大学が公表している情報も調べておくと良いでしょう。
営業において訪問前に相手のことをリサーチしておくことは基礎中の基礎です。相手にとっても、自分たちのことを調べてきてくれていると好感を抱きやすい効果があります。

準備をしておいて損はないため、入念に行いましょう。

連絡を滞らせたり急かしたりしない

研究室との関係は一朝一夕で作れるものではありません。何度も訪問し連絡を取り合って、初めて良い関係を作ることができます。そのため連絡を滞らせたり、逆に相手を急かしたりすることはNGです。良い関係作りのマイナスとなります。

アプローチの際には電話やメールといったツールは必ず使います。しかし自社が忙しいのと同様に相手もまた忙しいということを忘れてはいけません。

重要な連絡のリマインドなら問題はないでしょうが、それ以外の面で急かしたりすると悪い印象を与える可能性があるため、控えるようにしましょう。

大学側・研究室側の視点に立つ

研究室へのアプローチの際、自社だけのメリットを伝えてはいけません。大学側・研究室側の視点に立ち、自社の訪問によってどのようなメリットがあるのかを提示しましょう。

企業の事業によっても与えられるメリットは違いますが、一般的に以下のものは共通して提示が可能です。

  • 就職先
  • 就職率の向上

これらは大学や研究室にとってもブランド力向上に繋がるため、メリットとして感じてくれます。もし事業提携できるものがあるのなら、それを提示するのも良いでしょう。

大学・研究室と自社がどのような関係を築いていけるのかを、ビジネスの面からしっかり考えることが大切です。

採用活動後にも感謝を伝える

研究室所属の学生を採用活動後、研究室には感謝の意を伝えましょう。その際に注意したいのが、採用の有無に関わらず伝えるという点。これは研究室が協力してくれたことに対しての感謝だからです。

しっかりと感謝を伝えることで、次年度の採用活動に繋がる可能性があります。また複数の企業が研究室へアプローチしていた場合、比べられる可能性も。相対的に評価を落とすことにもなりかねません。

採用担当にとって研究室は大切なビジネスパートナーと考え、礼儀を尽くすことが大切です。

採用スケジュールに気をつける

近年、通常の採用スケジュールに加え、通年採用を行っている企業が増えています。その場合、新卒採用が解禁される前から動き始めている企業がほとんどです。

しかしここで注意したいのが、国公立大学。新卒採用が政府主導となったことから、私立大学よりも採用スケジュールを重視するところが多いと予測できます。そのため、大学に合わせた採用スケジュールで動くことが重要です。大学に合わせることで研究室にも負担をかけずにアプローチできるようになるでしょう。

研究室へのアプローチ方法で困っているなら『TECH OFFER』

研究室へのアプローチは理系採用において重要です。しかしその関係作りは一朝一夕でできるものではありません。中長期的な視点で、ゆっくりと関係性を構築するようにしましょう。

その際、自社に研究室のOB・OGがいる場合は紹介してもらうのも良いでしょう。アプローチは営業と同じです。自社だけではなく相手の立場に立って考えるのはもちろん、なるべく同じ採用担当者が訪問することをおすすめします。

『TECH OFFER』の自動オファー機能を使えば、全国の大学から研究室を指定してアプローチが可能です。教授名や研究詳細まで指定できるため、採用活動で有利に立てます。研究室へのアプローチで悩んでいる方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。