登録者情報
ニックネーム:な
大阪大学大学院 理学研究科 / 24卒

選考企業情報
企業名:AGC株式会社
職種:研究職
インターン参加:短期インターン参加
最終選考結果:1次選考通過

エントリーシート

あなたがこれまでに行った大きな決断や悩んで決めたことがあればどのように決断したのか教えてください(400文字以内)

私は、迷った際には常に困難な道を選択し、自身が最大限成長できるような決断を積極的に行ってきました。それが顕著に現れたのは、第一志望の大学に不合格となり、浪人を選択したことです。他大学の教育学部への進学も可能でしたが、そこでは「研究者になる」という私の昔からの夢は達成できないと考え、再チャレンジを選択いたしました。決断に至るまでは当然迷いもありましたが、「挫折を成功体験に変える」ことが出来れば自信に繋がり、今後困難な問題に対しても怯むことなく立ち向かえると考えました。また、「精神力を養う」ことで、強い意志や根気があれば、今後大抵のことは乗り越えられるという体験が、将来自分の財産になると思ったからです。結果、当初の第一志望より偏差値が5高い、現大学に合格できました。この経験は「努力すれば大抵の目標は達成できる」という、私が新たなものに挑戦する際の原動力となっています。

学生時代の取り組みの中で、選択したキーワードを実践したエピソードについて、目標とそれに対する成果を記入してください。(100文字以内)

私は「前任者が1年間取り組んでも実現できなかった、新規ペプチド調製法を開発する」という、非常に挑戦的な目標を掲げ、研究を行いました。結果、この開発に成功し、研究テーマの完成に大きく近づきました。

エピソードの具体的な内容を記入してください(300文字以内)

私が開発した新規ペプチド調製法は、大腸菌発現で得たペプチドを切断し、1度の発現から2つのペプチドを得られる方法です。その切断部位として非天然に導入したシステインというアミノ酸と、天然に存在するシステインの識別が難しく、その反応を得るための手法発見が最大の課題でした。この解決のため、論文から情報収集を行い、新たな仮説を立て、何度も反応条件を変えて挑戦しました。更に、教員や先輩との議論を通して多角的な視点から考察しながら、根気強く改善を行ないました。その結果、フォールディングという手法を用いることで、非天然のシステインの位置でのみ、ペプチドを切断できることを突き止め、半年でこの課題を解決しました。

あなたの研究テーマを教えてください(50文字以内)

新規ペプチド調製法を用いた糖タンパク質合成法の確立

あなたの研究テーマの概要を教えてください(400文字以内)

新規ペプチド調製法を用いた、糖タンパク質合成法の確立に取り組んでいます。糖タンパク質とは、糖が連なった糖鎖が結合したタンパク質です。糖鎖はタンパク質の構造や生理活性に影響を及ぼすため、この糖鎖の厳密な機能解明を行うことは、医薬品の開発やその大量生産にも大きく貢献できる、非常に有意義な研究です。しかし、単一の糖鎖構造を持つ糖タンパク質の合成は非常に困難であり、これが機能解明を妨げる原因となっています。従来の合成法では強酸の使用が不可欠となるため、その副反応として糖鎖の脱離が起こります。そのため、貴重な糖鎖を多く失ってしまい、糖タンパク質を大量且つ効率的に合成することが困難であるという問題がありました。そこで私は強酸を使用しない新規糖タンパク質合成法を提案し、大腸菌を用いたバイオ技術による新規ペプチド調製法の開発を行いました。現在その開発に成功し、糖タンパク質合成に向けた準備を進めています。

現在所属している組織(ゼミ、研究室、クラブ、サークル等)で、あなたはどのような立場、役割を担うことが多いですか?最も当てはまるものを1つ選択してください

• チームをまとめるリーダー • リーダーに異論を唱える補佐役 • 頭脳派● • 行動派 • ムードメーカー • サポーター • アイディアマン

各質問項目で注意した点

研究職ということもあり、挫折経験と、それをどう乗り越えたのか、その再現性も示す必要があると感じたので、それがしっかり伝わるように書きました。

結果通知時期および結果通知方法

結果通知時期:4~5日以内 結果通知方法:マイページ上