こんにちは。理系就活情報局です。
浪人経験者は、「浪人していることが就職に不利になるのでは?」と不安に思っていると思います。
そして浪数を重ねるほど、「浪人をしていても大丈夫なのか」という不安は増えると思います。
そこで、この記事では、三浪した理系就活生の就活について解説していきます!
浪人したことが就活にどのように影響するのか気になっている理系就活生は、是非参考にしてみてください!
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三浪している理系の就活はやばい?
三浪の影響はゼロではない
難関大学に挑戦する人も多い理系分野では、一浪、二浪はさほど珍しくないでしょう。
一〜二浪の場合、面接で特に浪人について質問されないこともあります。
しかし、三浪した理系就活生の場合、就職活動にまったく影響がないとは言えません。
三浪以上の多浪は一〜二浪よりも数が少ないこともあり、企業側は「なぜ三回も浪人したのだろう?」と採用に慎重になりがちです。
三浪した理系就活生は、就職活動で浪人について説得力のある説明をする必要があります。
三浪でも努力すれば就職することは可能
三浪している理系就活生は、「就職できるかどうか」という不安を抱えていると思います。
結論、三浪していても、努力すれば就職することは可能です。
また、就活市場では、浪人経験のある就活生が注目されているという話題もあります。
難関大学を目指して二浪や三浪をした学生は、見方を変えれば、「根気強い人」「目標を目指して行動できる人」といった評価をすることも可能です。
採用担当者の中は、つまずいても自分の欠点を克服するために努力できるような人材を求めています。
そうした意味で、浪人生は企業が欲しい人材と言えるでしょう。
意外と浪人や留年を考慮しない会社も多く、中小やベンチャーでは特にその流れが顕著で、やる気や将来ビジョンを評価する企業もあります。
「三浪したから、もう無理だ」と諦めず、就職活動に全力を注ぎましょう。
多浪でも大手に就職できる可能性はある
三浪はマイナスなイメージが付きまといがちですが、中には大手企業から内定を獲得する人もいます。
大手企業から内定を得るためには、学生時代に頑張ったことや成果を企業にアピールして評価されることが重要です。
浪人して入学した学生と、現役で入学した学生とが比較される可能性は否めません。
比較されることは避けられないかもしれませんが、その事実を受け入れて、現役で入学した学生に引けを取らない成果を積むために、日々努力することが大切です。
三浪の理系就活生の就職事情
三浪も新卒扱いになる
結論、就活市場では、三浪も新卒扱いになります。
新卒とは、大学に在籍していて今年度中に卒業予定の人を指します。
厚生労働省は、「青少年雇用機会確保指針」で企業に対して卒業後3年間は新卒対象の求人に応募できるよう要請しています。
この新卒の条件に浪人経験の有無は含まれていないため、三浪であっても新卒として就活が可能です。
参考:厚生労働省「青少年雇用機会確保指針」
理由やアピール次第ではプラスに働くことも
三浪した経験は今から消すことはできませんが、三浪の理由やアピール次第では、好意的にとらえてもらえることがあります。
たとえば、難関国立大学を目指して三浪した場合は、比較的理解を得やすいでしょう。
体調不良や家庭の都合、大学費用を貯める時間が必要だったなど、やむを得ない理由であれば、面接官もさほど気にしない場合があります。
ただし、嘘をつくのは禁物です。
正直に答えながら、どのような伝え方をすればポジティブに受け止めてもらえるのかを考えてみましょう。
三浪の理系就活生が就活に成功するポイント
自己分析で自分を見つめ直す
自分に合った企業を選ぶために役立つのが、自己分析です。
数ある企業の中から志望企業を絞り込む際には、どのような基準で判断するのかを明確にする必要があります。
自己分析は自分自身について明確に理解し、面接官に対してもわかりやすく伝えるために重要な要素です。
自己分析を行うためには自分史を作成したり、友人や家族から自分に対する評価を聞いたりすることが有効です。しっかりと自己分析を行いましょう。
企業が求める人材を理解する
就活では、企業が求める人材を理解した上で自分をアピールしましょう。
志望する企業の募集要項・企業理念を細かく読み込み、企業がどのような人材を求めているのかをしっかりと把握してください。
その上で足りない部分を補い、アピールする角度を変えて選考対策を練ると良いでしょう。
ネガティブにならず、ポジティブにアピール
三浪した人こそ、浪人したことを気にしすぎず、浪人経験をポジティブにアピールすることが大事です!
浪人経験をポジティブにアピールするために、まずは自分の経験を分析してみましょう。
・なぜ三浪したのか?
・三浪して合格した経験から、いったいどのように成長できたのか?
この2点をベースに、「つらい思いもしたけれど、三浪したことでこんなに成長できた!」とストーリー化すれば、浪人経験をプラスに変えられます。
人材不足の業界にフォーカスする
三浪した理系就活生は、志望企業を検討する際に、人材不足の業界に注目してみるのもおすすめです。
ニーズが増しているのに人材が追い付いていない分野であれば、浪人経験よりも適性や専門性を評価してもらいやすい可能性があります。
IT系のスキルや理系が持っている数字やデータを扱うスキルは、幅広い業界で活かせる強みです。たとえば、文系企業でも、基本的なプログラミングスキルやデータ分析力を持つ理系人材は歓迎されるでしょう。
なかなか就職活動がうまく行かない人は、「自分のスキルがどこでなら重宝してもらえるのか?」と考えてみてください。
三浪の理系就活生が気をつけたいこと
浪人理由は必ず聞かれる前提で対策する
就活では、必ず浪人理由を聞かれると考えてください。
エントリーシートには浪人経験を書くため、三浪したとなればその理由が気になるのは当然です。その質問がさらに頻繁になることがあります。
「浪人中に何を反省し、何を学びましたか」という具体的な質問もされることがありますので、しっかりと準備しておく必要があります。
浪人経験を卑下しない
浪人経験のある理系就活生は、浪人したことに対してマイナスイメージを抱いていると思います。
ですが、就職面接の時にも「自分は浪人をしているから……」と後ろめたい気持ちになったり、自信が持てなかったりすれば、面接官にも伝わってしまいます。
過去を変えることはできませんが、いつまでも三浪したことにこだわっていては、内定までたどり着けなくなってしまいます。
就職先を焦って決めない
三浪した結果、現役合格した同級生よりも遅く就活をすることで焦ってしまう方も多いですが、焦って就職先を決めるのも危険です。
もし「もう自分にはほかに選択肢がないから」と焦って入社を決めた企業の検討が十分ではなかった場合、相性が合わず、居心地の悪さから退職してしまう可能性があります。
企業を転々として、ただ時間だけが過ぎてしまうということが起こらないよう、就職先は慎重に見定める必要があります。
「どこでもいいから就職できる」企業を探すのではなく、純粋に自分が成長して活躍できる企業を選び、妥協をしないで就職したいと思えるような企業を目指しましょう!
三浪の理系就活生が学生のうちにしたいこと
サークル活動や資格取得を頑張る
三浪の理系就活生が学生のうちにしたいこと1つ目は、サークル活動や資格取得を頑張ることです。
サークル活動で得た経験は、集団の中で行動する協調性や、課題を解決していくために必要なコミュニケーション能力を磨いてくれます。
また、業務に役立つ資格の取得もおすすめです。
入社後に必要な資格の取得は、自己PRやガクチカのテーマにも使えます。
入社後に活躍できる人材であり、そのための準備ができていると示すために、サークル活動や資格取得を通して自分を成長させましょう!
インターンシップに意欲的に取り組む
三浪の理系就活生が学生のうちにしたいこと2つ目は、インターンシップに意欲的に取り組むことです。
長期インターンシップでは、実際に企業の中で働くことができます。
そういった経験をする中で、学生時代に社会人の仕事経験を先取りすれば、広い視野が養えます。
1、2年から参加できるインターンシップもありますので、周りに差をつけるために長期インターンシップに参加してみてください。
三浪した理系就活生は、合格した後「学生時代にも努力を怠らなかった」と示すことで、浪人経験を成功エピソードに変えられます。
学生時代に努力して、過去の苦さをプラスに変えましょう!
就職体験記を読んで参考にする
三浪の理系就活生が学生のうちにしたいこと3つ目は、浪人した人の就職体験記を読んで参考にすることです。
「本当に就職できるのかな」と不安な方は、実際に三浪しても人生終了しなかった人の体験記を読んでみましょう。
浪人経験があっても就職した先輩たちの体験記を読むことで、今の自分に足りないものやこれから取るべき行動が見えてきます。
以下は、おすすめの体験記です。
・【逆転就活】MARCH未満の就職浪人が大手IT5社に内定するまでの3つの行動【unistyle24卒インターン生就活体験談vol.1】
三浪の理系就活生のガクチカ例文
目標達成までの努力をアピールするガクチカ
私は大学受験において三度の浪人経験があります。
私は、A教授のもとで◎◎◎◎の研究をしたいという夢がありました。高校生の時に講演会で出会ったA教授を追いかけて、地元を出る決意をしたものの、A教授が在籍する大学のレベルは高く、現役で合格することはできませんでした。
最初の浪人期間では、学習方法の不備や計画性の欠如に気付き、改善するために努力しました。二度目に浪人した時は、滑り止めの大学に通おうと思いましたが、自分の夢を追い求めることを決意しました。挫けそうになりましたが、過去の失敗から学んで勉強と反復練習に取り組み、志望する学部への合格を目指しました。しかし、受験直前に風邪を引いてしまい、三度目の浪人期間に突入しました。
三度目の浪人期間では、細かく計画を立てて系統立てて勉強を行い、入試の1カ月前から体調管理も万全に行ったことで、最終的に目標を達成することができました。
この経験から学んだことは、自己管理能力の重要性や目標達成への執着心、夢を諦めない努力です。私はこの経験をもとに、大学では1年次からA教授のゼミに通い、◎◎◎◎の研究で学会発表をするまでに至りました。
目標達成まで努力し続けた成功体験をもとに、貴社の事業の発展に取り組み、貢献したいと考えています。
粘り強さをアピールするガクチカ
私には、三度の浪人経験があります。
この経験から、私は粘り強く物事に取り組むことの大切さを学びました。
最初の浪人期間では失敗を受け入れながらも、その原因を徹底的に分析して改善点を見出しました。二度目の浪人では挫折を乗り越えるために、より一層の努力と集中力を持って学習に取り組みました。しかし、目標に到達するには至らず、三度目の浪人生活に突入しました。
何度も挫けそうになり、家族からも滑り止めの大学に行ってはどうかとすすめられましたが、自らの能力を信じて最後の挑戦をする覚悟を持ちました。
この経験から得た粘り強さは浪人期間中だけでなく、その後の学生生活にも良い影響を与えました。挫折や困難に直面した際に、逆にそれをチャレンジの機会と捉えられるようになりました。
学会で研究発表をするまでに至ったのも、困難に立ち向かったことで得た成功体験があったからだと考えています。
私は粘り強さを活かして、貴社の◎◎◎◎事業の研究に勤しみ、成果を上げていくことを目指します。困難に打ち勝ち、前進することで貴社に貢献したいと考えます。
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まとめ
三浪しても、志望する企業に就職できる道は必ずあります。
今からできる努力と行動で、マイナス要素をプラスに変えれば、内定をもらうのも不可能ではありません。
自分の魅力をしっかり打ち出して、未来を切り開いていきましょう!