はじめまして、理系就活情報局です。
今回は、就職偏差値や理系学生に人気の企業について解説していきます。
就活偏差値と聞いて、「いったい何だろう…」と思われる方も少なくないと思います。皆さんが志望している企業は就職偏差値の中ではどのくらいのレベルなのか気になったことが1度はあると思います。
そこで、この記事では就職偏差値の定義や選考レベルが高いとされる企業から内定を得るための必勝法について解説します。
【理系学生向け!】実際に就職偏差値が高いとされている企業
では実際に就職偏差値が高いとされている企業は具体的にどのような企業があるのでしょうか。
ここでは実際に企業名を挙げながら紹介していきます。
【理系学生向け!】SSランクやSランクと言われている企業まとめ
SSランク [70] IBM(基礎研) ・Google(ソフトウェアエンジニア) ・Intel ・JAXA
Sランク [69] 上位研究所(MRI/NTT持株/豊田中研/鉄研/電中研/産総研)[68] 上位金融(数理専門)・ NHK(放送技術)
[67] JXエネルギー・JR東海・Microsoft
引用:就活偏差値ランキング委員会 2019卒用 理系就職偏差値ランキング
このように理系学生を採用しているSS・Sランクの企業は、グローバルな規模で躍進している大手IT企業、コンピューター関連企業、鉄道会社が挙げられていることが分かりました。
これらの企業は知名度の高さや会社の規模といった要因から多くの理系学生が目指す就職先です。
したがって競争率や倍率が他の企業と比べかなり高いため、高い数値が出ているのだと考えます。
就職偏差値の上位に出てきていない企業もチェック!
就職偏差値の高い企業から、希望就職先を決める必要はもちろんありません。
みなさんが企業にエントリーする時は、
「自分が今やりたいことがこの企業なら実現できる」
「会社が求めている人物像が自分にマッチしている」
というように、自分の中である程度軸を決めた上で企業を選ぶようにしましょう。
就職偏差値とは
多くの就活生は自分がエントリーする企業が選定する時に、就職偏差値を見て受ける企業のレベルがどのくらいなのか確認します。
就職偏差値はあくまで基準ですが、エントリーする前に知っておくことで受ける企業をある程度絞り込むことができます。
選考の厳しさや人気度のものさし
就職偏差値とは、多くの応募者の中から選考過程を突破し最終的に内定をもらえる人数や企業の人気度から総合的に算出された数値です。
上位ランクの企業には、大手金融やIT企業が並んでおり、数値を見ればどの企業が学生から人気で且つ選考が厳しいのかが一目でわかります。
常に変化する数値
就職偏差値は毎年変化しています。もちろん大手のメーカーや金融機関は常に上位に位置していますが、数年を経て急成長したIT企業が突然就活偏差値の上位ランクに浮上することもあります。
したがって普段から業界のトレンドを就活情報誌や新聞を読んで理解しておき成長しそうな企業に目星を付けておくことも重要であると考えられます。
大学の偏差値とは全く違う
就職偏差値と聞くと、大学受験の際に大学のレベルを判断する基準として用いる「偏差値」のイメージが思い浮かぶ方がいるかもしれません。
しかし就職偏差値はあくまでまとめサイトがデータ集計して出た数値であり、企業のスキャンダルやその年のトレンドによって常に変化していくので数値が高くてもエントリーを諦める必要はありません。
したがって就職偏差値は企業選びの基準として使っていくのが良いと思います。
後悔しない就活を行うために
就活が終わった時に「もっとこうすれば良かった」「どうして早めに始めなかったんだろう」といった気持ちが残るのは非常に悔しいですよね。
ここでは後悔しない就活を行うために必要なことを3つ紹介します!
まずは業界を絞らず幅広く見渡す
後悔しない就活を行うためには、まずは業界を絞らず幅広く知ることが必要です。
自分が学んでいる分野に沿って業界を絞り込むことも重要ですが、学生時代に身に着けた知識を分野のイメージとはかけ離れた業界で活かすことができるケースがあります。
例えば昨今金融や医療業界ではDX化(デジタルトランスフォーメーション)が進み、技術職として情報・デジタル分野の知見がある理系学生が活躍する職種が増えています。
また理系学生の特徴として数字に強いことが挙げられますが、こういった強みが企業の財務部や経営戦略を練る部署で活躍することが期待されています。
このように自分が学んでいる分野に直結する業界だけではなく、まったく関係がない業界で強みを生かすことができる場合もあるので、まずは幅広く業界を見て絞り込んでいきましょう!
企業のインターンシップや説明会に積極的に参加する
インターンシップや説明会に積極的に参加することで得られるメリットは3つあります。
1つ目は興味のある企業で実際に働いている方の意見を聞くことができる点です。
やはりインターネットで企業についてリサーチするだけでは得られる情報量は限られてしまいます。
また志望理由も他の就活生と似たような内容になってしまい、差別化が難しくなります。
したがって説明会を通して実際にお話を直接伺うことで、企業に対する理解が深まり志望理由の具体性が増します。
2つ目は在学中に社会人としてのマインドを育成することができる点です。
インターンシップで行われる就業体験やグループワークを通して組織の一員として働く意識を学ぶことができます。
学生時代はアルバイトをして自分が働いた分だけ稼ぐことができます。
しかし社会人になれば「組織のために自分がどういう役割で貢献すればいいのか」という意識を常に持ちPDCAを回す必要があります。
こういったマインドセットをインターンシップ中に行うことが可能です。
3つ目はインターンシップに参加することで内々定を獲得できる可能性があることです。
企業のインターンシップの中で実際に参加した学生が成果を認められ内々定をもらう内定直結型ケースが存在します。
もし少しでも志望企業の内定に近づきたいと思っている方がいればこういった内定直結型インターンシップに参加することをおすすめします。
人気があり選考が厳しいとされる企業から内定を得るには?
ここでは就職偏差値が高いとされる企業から内定を得るために就活生が行うべきこと4つ紹介していきます。
就活生の方もこれから就活を控えている方も必見です!
自己分析を完璧にする
後悔しない就活を行うためには、自己分析が必要不可欠です。
自己分析を行うために書店で販売されている自己分析に関する本を読んだり、家族や友人に普段の自分について客観的な意見をもらう方法があります。
また自分が将来挑戦したいことをいくつか紙に記し、その目標に対して
「なぜ自分はこれを行いたいのか」
「なぜこの目標ができたのか」
というように
「なぜ」と繰り返し問うことで自分自身を理解することができます。
大学生活で熱中できることを1つ見つける
みなさんは今大学生活で熱中していることはありますか?
多くの学生は部活やサークルのような活動であったり、学外でボランティアやバイトに力入れている方もいらっしゃると思います。
例えば、体育系の部活動に全力で取り組んだ経験は採用担当者に対して厳しい練習を乗り越える忍耐力があり周りを巻き込む力がある印象を持ってもらうことができます。
またバイトでシフト責任者を勤めた経験はリーダーシップ能力があり、高いコミュニケーション能力を持っている印象を与えることができます。
このように学生時代に熱中していることがある人は、その経験から自分の潜在能力を分析することができ採用担当者にアピールすることができます。
TOEICやWEBテストの勉強を早めに始める
昨今大手商社や外資系を中心にが学生に対してTOEICのスコアを求めるケースが増えています。
外資系だけでなく、大手自動車会社がTOEICのスコアを昇進の判断する場合もあり、入社前だけではなく入社後必要となってくる資格です。
TOEICのスコアを継続的に伸ばしていくためには問題集に取り組むなど早期の準備が不可欠です。
またWEBテストは選考段階を進むためにクリアする必要があります。
自己分析や企業説明会等で就活スケジュールはかなり忙しくなるため、対策する時間は限られているのでこちらも早くから取り組んでおきましょう。
企業研究は時間をかけて行う
企業研究は皆さんが志望する業界の中から企業を絞り込むために行う重要な作業です。
基本的には、会社説明会や会社のホームページで企業理念や事業内容、また社内の雰囲気を理解して魅力的だと思った企業をリストアップすることから始まります。
そこから志望する企業に勤めているOG・OBの方に自らアポを取りお話を聞いたり、常に最新の情報をチェックし
て企業の動向・強みを理解していきます。こうしたプロセスは志望理由を明確にすることや、就活に対するモチベーションをキープすることに繋がります。
これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
この記事では、
「就職偏差値って何?理系学生に人気の企業をまとめてみました」
について解説してきました。
重要なポイントをおさらいします。
・就職偏差値は企業の選考の厳しさや人気度のものさしであり、ランクが高い企業ほど選考 が通るのが難しい。上位ランクはグローバルな規模で事業を広げている研究所やIT企業が 占めている。
・ランクが高い企業から内定を得るために行うことは4つある。
①自己分析・業界研究は時間をかけて取り組む
②語学力を証明する資格を取得しておく
③学生時代に熱中できるものを見つけて、経験から自分の強みを見出す
・後悔しない就活を行うために必要なことは2つある。
①昨今理系が活躍する業種が増えているため、業界は絞らず幅広く見渡してみる
②インターンシップや説明会に参加することで志望企業の魅力を深掘りして、具体性のあ る志望理由を作る。
このように「就活偏差値」は人気がある企業ほど数値が高い傾向になっていることが分かりました。
最終的にどの企業にエントリーするかは皆さん次第ですが、あくまで「自分の軸」を基準に企業を選定していきましょう。
また満足のいく就活を行うためにインターンシップや説明会を通して企業研究を行ったり、学生時代に様々なことに挑戦をして自分の強みを見つけていくことも大切です。