「もう周りはインターンシップに参加しているのに、自分は何も始めていない…」

2027年卒業予定の理系就活生のなかには、そう思って焦っている人がいるかもしれません。

しかし、今ならまだ大丈夫。研究や授業で忙しい理系学生が、就職活動のスタートが遅れてしまうのは決して珍しいことではありません。たとえ今、何も手をつけていなかったとしても、決して手遅れではありません。

重要なのは、焦らずに現状を把握し、効率的な対策を立てることです。本記事では、今からでも間に合う就活対策と、理系ならではの業界研究の進め方を徹底解説します。

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27卒理系就活の特徴とスケジュール

27卒理系就活の特徴とスケジュール

理系の就職活動は、専門知識や研究経験が評価されるとともに、文系とは異なるスケジュールで進むことが多いのが特徴です。まずは、一般的な就活スケジュールと比較しながら、27卒の理系就活特有の動きと、注意すべきポイントを確認していきましょう。

一般的な就活スケジュール

日本の新卒採用は、一般的に3年生の夏から本格化します。以下が基本的なスケジュールです。

時期学年就活内容
2025年3月~5月3年前期自己分析、企業研究の開始、夏インターンシップへのエントリーシートの作成とエントリー
2025年6月〜9月3年前期夏インターンシップ参加
2025年10月 ~2026年2月3年後期企業研究・エントリーシート準備、冬インターンシップ参加
2026年3月~4年企業エントリーと本選考開始
2026年6月~4年内定獲得が本格化

理系特有の就活時期

文系と理系の就活は異なる点があるため、それにともなって就活時期も異なります。ここでは最初に理系就活の特徴を整理した上で、就活時期を見ておきましょう。

理系就活の特徴

理系学生の場合、実験や研究室選びなどの活動などが忙しく、就活に時間を割きにくいという実情があります。そのため、理系就活には以下のような特徴が見られます。

  • 研究室推薦の存在: 一部の企業では、大学や研究室と連携し、推薦という形で採用を行うルートがあります。この場合、一般的な選考スケジュールよりも早く内定が出ることもあります。
  • ・専門性を重視した採用: 企業によっては、特定の専門分野に特化した採用枠を設けていたり、研究内容を深く評価する選考プロセスを取り入れたりする場合があります。
  • ・通年採用の増加: 近年では、特定の時期に集中せず、年間を通して採用活動を行う企業も増えています。これは、研究活動の合間に就活を進めたい理系学生にとって、選択肢を広げる可能性があります。

理系学生の就活時期

以上を踏まえると、理系学生の場合、「3年の3月から就活スタート」という一般的なスケジュールに囚われすぎず、推薦枠の確認や、自身の状況、志望する業界・企業の動向に合わせて、情報を入手しながら柔軟に就活を進めていくことが重要になります。

業界・企業によるスケジュールの違い

同じ理系分野の企業であっても、業界や企業規模によって採用スケジュールは大きく異なる場合があります。

  • 大手メーカー:理系学生に限定した専門職種の採用活動は、夏のインターンシップを実施し、早期選考を行う傾向があります。
  • ・IT・ベンチャー企業:通年採用が多く、全体的に早めで3年の夏ごろには確定するところもあります。長期インターンシップを実施する企業も多いため、早めの情報収集が欠かせません。
  • ・コンサル・金融:早期選考が主流で、出遅れると選択肢が減る傾向があります。早めの情報収集がカギになります。
  • ・研究開発職:専門知識や研究スキルを重視するため、企業によって専攻時期が異なります。

したがって、興味のある業界や企業の情報は、早めに収集する必要があります。企業の採用ホームページや就活情報サイトなどを活用し、最新の情報を常にチェックするように心がけましょう。

就活スケジュールについては次の記事でも詳しく説明しています。

27卒理系学生の現状チェックリスト

27卒理系学生の現状チェックリスト

周りの就活情報が気になるこの時期。「もしかして、もう遅い?」と不安に感じることもあるかもしれません。ここでは、今の時点で確認しておきたい項目と、これから取り組むべきことを明確にし、出遅れ感を解消するための道筋を示します。

就活 やばい?今の時期に完了しておくべきこと

今の時期にすませておきたいことは以下のことです。いずれも本格的な選考活動に入る前の準備段階として非常に重要なことばかりですが、もし、まだこれらの段階に達していない場合は、できるだけ早く取り組むようにしましょう。

  • 自己分析の段階
    • 自分の強みや弱み、興味のある分野、これまでの経験で得たことなどをある程度把握しているか。
    • どのような仕事に興味があるのか、漠然とでも考え始めているか。
  • ・就活の基本情報の収集
    • 一般的な就活の流れや、理系特有の就活スケジュールについて基本的な知識を持っているか。
    • 就活サイトや情報源をいくつか把握しているか。
  • 学校推薦の利用検討
    • 学校推薦の説明会や概要公開のスケジュールを把握しているか。
    • 学校推薦や研究室推薦を利用することを検討したか。利用する場合に専攻対策は必要か。
    • 大学(教授)からどのようなサポートが受けられるのか調べているか。

これからの時期にやるべきこと

現時点で上記のチェック項目が完了していなくても、悲観する必要はありません。これからの時期にしっかりと取り組むことで、十分に挽回は可能です。

  • 自己分析の深化
    • 過去の経験を振り返り、具体的なエピソードと共に自分の強みや価値観を明確にする。
    • 興味のある分野や仕事について、より深く掘り下げて考える。
  • ・業界・企業研究の本格化
    • 興味のある業界をいくつかピックアップし、その業界の動向や主要企業について調べる。
    • 企業のホームページやIR情報、ニュース記事などを参考に、具体的な企業への理解を深める。
    • OB/OG訪問などを検討し、実際に働いている人の話を聞いてみる。
  • ・インターンシップへの応募(まだ間に合うものも)
    • 夏以降のインターンシップだけでなく、秋以降や冬に開催されるものも視野に入れる。
    • 興味のある企業や、業界理解を深めたい企業があれば積極的に応募する。
  • ・SPI対策や筆記試験対策
    • 早めに基本的な対策を始めることで、直前になって焦ることを防ぐ。
    • 参考書や問題集を活用し、計画的に学習を進める。
  • ・エントリーシート対策の準備
    • 過去のインターンシップや選考で出されたエントリーシートの設問例などを参考に、自己PRや志望動機について考え始める。
    • 文章構成や表現方法についても意識する。

出遅れを取り戻すには?

出遅れを感じている場合、最も重要なのは「今すぐ行動を開始する」ことです。出遅れは、決してハンデにはなりません。大切なのは、現状をしっかりと把握し、効率的な対策を講じることです。焦らず、着実に一歩ずつ前進していきましょう以下のポイントを意識して、効率的に就活を進めていきましょう。

  • 優先順位をつける
    • 自己分析、業界・企業研究、インターンシップ応募など、やるべきことをリストアップし、重要度や緊急度に応じて優先順位をつける。
    • まずは、自分にとって最も重要だと考えることから着手する。
  • ・スキマ時間を活用する
    • 移動時間や休憩時間など、ちょっとした時間を有効活用して情報収集や対策を行う。
    • タイマーなどを活用し、集中して取り組む時間を作る。
  • ・周囲の協力を得る
    • 友人や先輩と情報交換をしたり、キャリアセンターのサポートを積極的に利用したりする。
    • 研究室の教授や先輩に相談してみるのも良い。
  • ・完璧主義にならない
    • 最初から完璧を目指すのではなく、まずは行動を起こすことを意識する。
    • 進めながら改善していくという意識を持つことが大切。
  • ・諦めずに情報収集を続ける
    • インターンシップや企業説明会など、参加できる機会を積極的に探す。
    • 就活サイトやSNSなどで最新の情報を常にチェックする。

27卒理系学生が今からでもできる効率的な業界研究

27卒理系学生が今からでもできる効率的な業界研究

就職活動において、自身の興味や適性に合った業界を見つけるための業界研究は非常に重要です。しかし、「出遅れた」と感じている場合、効率的に情報収集を進める必要があります。ここでは、短時間で効果的な業界研究の方法や、出遅れを挽回するための秘策、そして大学のリソースを最大限に活用する方法について解説します。

短時間で効果的な業界研究の方法

限られた時間の中で効率的に業界研究を進めるためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 目的意識を持つ

何を知りたいのか(業界の将来性、仕事内容、企業文化など)、明確な目的を持って情報収集に取り組むことで、効率が格段に上がります。

  • 情報源を絞る

あらゆる情報に手を出すのではなく、信頼できる情報源(業界専門誌、企業のIR情報、就活サイトの業界分析記事など)を重点的にチェックしましょう。

  • 業界地図を活用する

業界全体の構造や関連性を把握するのに役立ちます。主要な企業やその立ち位置を知ることで、理解が深まります。

  • 説明会・セミナー動画を視聴する

リアルタイムのイベントに参加できなくても、アーカイブ動画などを活用することで、効率的に情報を得られます。

  • 逆質問を意識して参加する

企業説明会などに参加する際は、事前に質問を準備しておくことで、より主体的に参加することができます。

効率的な企業研究については次の記事でも詳しく説明しています。参考にしてください。

出遅れ挽回の秘策は、企業からオファーを貰うこと。

最後に、27卒学生の出遅れを挽回する秘策を解説します。その秘策とはこちらからエントリーするだけでなく、「企業からオファーを貰うこと」です。先程ご紹介した具体策とともに、本章で伝える方法も活用することで、就活の進捗を大幅にあげられる方法で

就活は企業から声が掛かる時代に

これまでの就活サイトは、就活生がエントリーすることが基本となっていました。しかし、近年では企業から就活生にオファーできる、「オファー型就活サービス」の利用者が増えてきています。

サービスの内容としては、企業側が就活生のプロフィールなどを参考にオファーし、就活生が合意すれば面談や説明に進むことも可能。就活生は企業から声を掛けられることで、自身の経歴や能力において魅力的だと感じて貰える部分を、客観的に把握できます。

オファー型就活サービスが強い味方に

例えば、オファー型就活サービス「TECH OFFER」の場合には、プロフィールを登録しておくだけで企業からオファーを受けられます。ご自身の専攻や経歴などのプロフィールをみて、組織に必要だと思った企業があればオファーが届く仕組みです。

そのため、無駄なエントリーの必要もなく、ほかの就活スケジュールをこなしながらの利用が可能。企業に認知されることでオファーが増えれば、選択肢も大きく広がることになり、就活の強い味方となるはずです。サービスを味方につけることで、就活ペースを上げていきましょう。

早期登録が可能性を広げる

登録すればすぐに利用できるので、できるだけ早期に登録しておくことがおすすめです。登録内容はサービスによって異なりますが、「TECH OFFER」の場合は最短5分で登録が可能。専攻や興味のある分野、性格診断などを案内に従って実施するだけで、企業が閲覧できるプロフィールが完成します。

企業側は登録されたプロフィールをみてオファーするので、早期に登録すればするほど実は有利。必然的に閲覧される可能性が高くなるので、早期登録の後に就活をリスタートするのがベターです。プロフィールを定期更新することが、オファーを集める秘策のひとつ。状況が変われば更新し、企業に対してアピールし続けることで、出遅れた就活を巻き返せるでしょう。

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大学のキャリアセンター活用術

大学のキャリアセンターは、就活に関する様々なサポートを提供してくれる強い味方です。積極的に活用することで、効率的に就活を進めることができます。

  • 個別相談

就活の進め方、自己分析、エントリーシート添削、面接対策など、個別の悩みに応じたアドバイスを受けることができます。

  • 求人情報の紹介

大学に寄せられた求人情報や、卒業生が活躍している企業の情報などを得ることができます。

  • 学内セミナー・イベント

業界研究セミナー、企業説明会、模擬面接など、就活に役立つ様々なイベントが開催されます。積極的に参加しましょう。

  • OB・OG紹介

興味のある業界や企業に勤めている卒業生を紹介してもらい、直接話を聞く機会を設けてもらうことができます。

  • エントリーシート添削・面接対策

専門の担当者から、エントリーシートの添削や面接の練習をしてもらうことができます。客観的な視点からのアドバイスは重要です。

OB・OG訪問で生きた声を聞く

OB・OG訪問は、インターネットや説明会だけでは得られない、企業のリアルな情報を得るための貴重な機会です。OB・OG訪問を成功させるためには、事前に質問事項をしっかりと準備し、相手の時間を尊重した丁寧な態度で臨むことが大切です。

  • 具体的な仕事内容ややりがい

実際に働いている人にしか分からない、仕事の面白さや大変さ、やりがいなどを聞くことができます。

  • 職場の雰囲気や企業文化

社風や人間関係など、入社前に気になる情報を直接確認することができます。

  • 選考のポイントや対策

過去の選考経験に基づいたアドバイスや、企業が求める人物像などを教えてもらえることがあります。

  • 業界の将来性やキャリアパス

業界全体の動向や、その企業でのキャリアアップの可能性などを知ることができます。

理系学生の強みを活かすエントリーシート・面接対策

理系学生の強みを活かすエントリーシート・面接対策

理系学生は、専攻を通じて身につけた専門知識や論理的思考力、問題解決能力などの強みを持っています。これらの強みを効果的にアピールすることが、エントリーシートや面接を突破する鍵となります。ここでは、自己分析の深掘りから、研究内容や技術的スキルの具体的な伝え方まで、理系学生ならではの対策ポイントを解説します。

カギとなる自己分析

効果的なアピールの第一歩は、自己分析を徹底的に行うことです。単に「真面目です」「努力家です」といった抽象的な言葉を並べるのではなく、具体的な経験に基づいて自分の強みを明確にすることが重要です。自己分析を通じて明確になった強みや興味は、エントリーシートや面接で一貫性のあるアピールをするための土台となります。

  • 研究活動を振り返る
    • 研究テーマ、実験の進め方、困難だった点とそれをどう乗り越えたか、得られた成果などを具体的に書き出す。
    • 研究を通して身についた論理的思考力、分析力、課題解決能力などを言語化する。
  • ・学業以外の活動を振り返る
    • ゼミ、サークル、アルバイト、ボランティアなど、学業以外で力を入れた活動について、具体的なエピソードと共に、そこでどのような役割を果たし、何を学んだかを整理する。
    • リーダーシップ、コミュニケーション能力、協調性など、社会で求められるスキルを意識して振り返る。
  • なぜその企業・業界に興味を持ったのかを深掘りする
    • 自身の専門知識や研究経験がどのように活かせるのか、将来どのような貢献をしたいのかを具体的に考える。
    • 企業の理念や事業内容を深く理解し、自分の価値観と合致する点を見つける。

研究内容のアピール方法

理系学生にとって、研究内容は最も重要なアピールポイントの一つです。しかし、専門的な内容を分かりやすく、かつ魅力的に伝えるためには工夫が必要です。

  • 専門用語を避け、非専門家にも理解できる言葉で説明する

面接官が必ずしも同じ分野の専門家とは限りません。専門用語を多用するのではなく、背景知識がない人にも理解できるように、具体的な例え話などを交えながら説明することを心がけましょう。

  • 研究の目的・意義を明確にする

自身の研究が、社会や特定の分野にどのような貢献をする可能性があるのかを説明することで、研究の価値を伝えることができます。

  • 主体性と課題解決能力を示す

研究を進める上で、自ら考え、どのように課題を発見し、解決に取り組んだのかを具体的に説明することで、主体性や問題解決能力をアピールできます。

  • 結果だけでなく、プロセスを重視して語る

どのような仮説を立て、どのような実験を行い、どのような考察をしたのかといったプロセスを具体的に説明することで、論理的思考力を示すことができます。

技術的スキルの伝え方

プログラミングスキル、実験スキル、分析スキルなど、理系学生が持つ技術的なスキルは、企業にとって大きな魅力となります。これらのスキルを効果的に伝えるためには、以下の点を意識しましょう。

  • 具体的なスキル名を挙げる

曖昧な表現ではなく、「Pythonを用いたデータ分析」「CADを用いた設計」「〇〇という実験装置の操作」など、具体的なスキル名を挙げましょう。

  • スキルのレベル感を伝える

どの程度のレベルでそのスキルを習得しているのか(基本的な操作ができる、インターンでの実務経験があるなど)、具体的な経験に基づいて説明しましょう。

  • スキルをどのように活用してきたかを説明する

研究活動や個人的なプロジェクトなどで、そのスキルをどのように活用し、どのような成果を上げたのかを具体的に説明することで、スキルの実用性をアピールできます。

  • 企業が求めるスキルとの関連性を示す

志望する企業の事業内容や募集要項をよく理解し、自身のスキルがどのように貢献できるのかを結びつけて説明しましょう。

  • 資格や実績をアピールする

関連する資格を持っている場合や発表などで実績がある場合は、積極的にアピールしましょう。

技術的スキルを自己PRでアピールする方法については次の記事でも詳しく説明しています。参考にしてください。

27卒の効率的な就活の進め方のステップバイステップガイド

27卒の効率的な就活の進め方のステップバイステップガイド

これからどのように就活を進めていけば良いのかを、具体的なステップに分けて解説します。今からでも決して遅くありません。計画的に行動し、内定獲得を目指しましょう。

3月〜4月にやるべきこと

これからすぐに始めたいことを以下の6点にまとめました。この時期は、焦らずに土台作りをしっかりと行うことが大切です。一つ一つのステップを着実にクリアしていきましょう。

  • 現状把握と目標設定
    • 改めて自己分析を行い、自分の強みや興味のある分野、将来のキャリアプランなどを明確にする。
    • どのような業界・企業に興味があるのか、具体的な企業名をいくつかリストアップしてみる。
    • 就活の軸(給与、やりがい、ワークライフバランスなど)を定める。
  • ・情報収集
    • 興味のある業界・企業の最新情報を収集する(企業ホームページ、ニュース記事、就活サイトなど)。
    • 27卒向けのインターンシップ情報や早期選考情報をチェックする。
    • 大学のキャリアセンターの情報を確認し、利用できるサポートを把握する。
  • ・就活ツールの準備
    • 履歴書やエントリーシートの基本フォーマットを用意する。
    • 自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の基本的な内容をメモにまとめる。
    • 就活用のメールアドレスを作成し、管理しやすいように設定する。
  • ・OB・OG訪問の計画
    • 大学のキャリアセンターや研究室のコネクションを活用し、興味のある企業に勤めているOB・OGを探し、訪問を依頼してみる。
    • 訪問前に質問事項をしっかりと準備しておく。
  • SPI・筆記試験対策の開始(基礎固め)
    • SPI対策の問題集などを購入し、基礎的な問題から取り組み始める。
    • 苦手な分野を把握し、重点的に対策を行う。
  • ・インターンシップへの応募準備(早期募集)
    • 3月〜4月に募集が開始されるサマーインターンシップもあるため、興味のある企業があれば積極的に応募準備を始める。
    • エントリーシートの締め切り日などをしっかり確認する。

5月〜6月のインターンシップ対策

本格的なサマーインターンシップの選考が始まる時期です。積極的に応募し、選考対策にも力を入れましょう。

  • インターンシップへの積極的な応募
    • 興味のある企業だけでなく、少しでも関心のある企業には積極的に応募してみる。
    • 多様なインターンシップに参加することで、業界理解を深め、視野を広げることができる。
  • ・エントリーシートの完成度を高める
    • 自己分析の結果や企業研究の内容を踏まえ、具体的なエピソードを盛り込んだ魅力的なエントリーシートを作成する。
    • キャリアセンターの添削サービスなどを活用し、第三者の意見を取り入れる。
  • ・面接対策の強化
    • 模擬面接などを活用し、実践的な練習を重ねる。
    • よく聞かれる質問(自己PR、志望動機、ガクチカなど)への回答を事前に準備しておく。
    • 研究内容について分かりやすく説明できるように練習する。
  • ・企業説明会・セミナーへの参加
    • オンラインや対面で開催される企業説明会やセミナーに積極的に参加し、企業理解を深める。
    • 積極的に質問することで、Webサイトなどでは得られない情報を収集する。
  • ・インターンシップ選考へのフィードバックを活かす
    • サマーインターンシップは狭き門。選考に落ちてしまった場合でも、その経験を無駄にせず、反省点や改善点を見つけて次の選考に活かす。

夏以降の本選考に向けた準備

サマーインターンシップの経験を活かし、本格的な本選考に向けて準備を進める時期です。自信を持って積極的に行動し、内定獲得に向けて最後まで諦めずに取り組みましょう。

  • インターンシップの振り返り
    • 参加したインターンシップで得られた学びや気づきを整理する。
    • 社員の方々との交流を通して感じたことや、企業文化などを記録しておく。
    • 本選考でアピールできる経験やエピソードを見つける。
  • ・業界・企業研究の深化
    • インターンシップでの経験やOB・OG訪問を通して得た情報を基に、志望する業界・企業を絞り込んでいく。
    • より深く企業分析を行い、競合他社との違いや強みなどを理解する。
  • ・エントリーシート・面接対策の最終調整
    • インターンシップの経験を踏まえ、自己PRや志望動機をさらに具体的に、説得力のある内容にブラッシュアップする。
    • 模擬面接を繰り返し行い、自信を持って本番に臨めるように練習する。
    • 企業ごとの選考対策を徹底的に行う。
  • ・情報収集の継続
    • 最新の採用情報を詳細にチェックし、エントリーの機会を逃さないようにする。
    • 就活サイトやSNSなどを活用し、選考体験談などの情報を収集する。
  • ・体調管理
    • 長期にわたる就職活動を乗り切るために、規則正しい生活を送り、体調管理に十分注意する。

27卒理系学生がまず揃えておきたいもの

27卒理系学生がまず揃えておきたいもの

就職活動は、情報収集や選考対策だけでなく、身だしなみを整えることも重要です。ここでは、本格的な就活シーズンを迎える前に準備しておきたい基本的なアイテムを紹介します。お金もかかるので、資金計画を立てた上で、早めに揃えておきましょう。

リクルートスーツ

就職活動における基本中の基本となるのがリクルートスーツです。企業説明会、面接、筆記試験など、多くの場面で着用します。

通気性の良い素材でシワになりにくく、動きやすいジャストサイズのものを選びましょう。試着を必ず行い、肩幅、袖丈、着丈、ウエストなどをしっかり確認してください。ボトムス(パンツ、スカート)は複数枚用意しておくと、連日の着用でもローテーションが可能です。

革靴

足元は意外と見られているものです。清潔感のある革靴を履くことは、社会人としての第一印象を良くするために重要です。

黒または濃い茶色が基本で、男性は 紐付きのストレートチップやプレーントゥ、女性の場合はシンプルなローヒールのパンプスが一般的です。靴擦れを防ぐためにも、試し履きをして、自分の足に合ったサイズを選びましょう。

カバン

A4サイズの書類やクリアファイル、筆記用具などを収納できる、ビジネスシーンに適したデザインのカバンを用意しましょう。 面接会場などで床に置くことを考えると、自立するタイプが便利です。

手帳

就活を意識し始めたら、早めに用意しておきたいのが、スケジュールや進捗を書き込める手帳です。紙の手帳でも、スマートフォンのスケジュールアプリでも構いませんが、自分にとって最も使いやすいものを選びましょう。

履歴書

企業に自分自身をアピールするための重要な書類です。大学指定の履歴書がある場合は、そちらを使用しましょう。ない場合は、市販の履歴書を購入する必要があります。A4サイズまたはB5サイズが一般的で、企業から指定がある場合は、それに従います。下書きや書き損じも含めて、ある程度の枚数を用意しておくと安心です。

就活の出遅れも今なら取り戻せる(まとめ)

27卒の理系学生が、現状で就活をまったく始めていなかったとしても、まだ間に合います。焦らずに、情報収集や自己分析など、基本的なことを丁寧にやっていきましょう。

あわせてTECH OFFERに登録して、企業からのオファーを受けることも忘れないでください。オファー型サイトや、大学のキャリアセンターなどのサポートも活用して、効率的に業界研究・面接対策を進めましょう。

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