就活の進め方はさまざまありますが、自分に合う業界探しから始める方もいるでしょう。
自分に合う業界を見つけておけば、エントリーする企業を見つけやすくなります。
一方で、業界は数多くあるため、どのように自分に合う業界を探せばよいのか困っている方は多いでしょう。
業界の多さに困っている方におすすめなのが、業界一覧を使った業界研究です。
業界一覧で広く業界をみて、徐々に業界を絞り込んでいくとよいでしょう。
今回は、業界研究に役立つ業界一覧と各業界の特徴を解説します。
数ある業界から自分に合う業界を見つけられれば、就活が進めやすくなります。
業界探しから就活を始める方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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業界とは企業のカテゴリー・分類
業界一覧や各業界の特徴を紹介する前に、そもそも業界とは何かを解説します。
業界とは主に事業内容で分けられたグループを指しており、メーカーや商社、小売流通などが業界になります。
販売している商品が異なっても、事業内容が同じであれば同じ業界として分類されます。
たとえば、化学製品を製造販売している会社と自動車を製造販売している会社は異なる業界にみえますが、メーカーとして分類されてるため同じ業界です。
業種・職種との違い
業種は、業界をさらに細かく分けたグループになります。
たとえば、メーカーは化学メーカー・自動車メーカー・医療品メーカーなどの業種に分類ができます。
業界研究の場合には業界から調べて、業種に絞り込んでいく流れがよいでしょう。
業種と混同しがちな職種は、業界・業種内での仕事の種類やポジションを指します。
たとえば、生産管理や品質管理、研究職が職種になります。
業界研究では、各職種がどのような仕事をしているのかを調べるとよいでしょう。
【2024年最新】業界研究に使える業界一覧表
業界研究の方法はさまざまありますが、業界一覧を使うと広い視野で業界が見渡せるため、おすすめです。
特に、どの業界へ進むのか決まっていない方は、どのような業界があるのか俯瞰的に眺めるためにもおすすめです。
また、受ける業界をある程度絞っている方も一度は全体的に業界を眺めることをおすすめします。
興味の惹かれる業界に出会えた場合は選択肢が広がるため、就活を安全に終えられる可能性が上がります。
業界名 | どのような業界か |
メーカー | 製品や製品の基となる部品・パーツを製造する業界 |
商社 | メーカーや生産者をサポート・仲介業をおこなう業界 |
小売流通 | メーカーや問屋から仕入れた商品を消費者に販売する業界 |
金融 | 金融商品の販売や仲介をおこなう業界 |
サービス・インフラ | 個人や企業に対するサービス提供や電気ガスなど提供する業界 |
広告・出版・マスコミ | 媒体を通じて人々に情報を提供する業界 |
ソフトウェア・通信 | アプリや通信サービス、情報処理サービスを提供する業界 |
官公庁・公社・団体 | 公的事業や公的サービスを提供する業界 |
各業界の特徴と向いている人
各業界では事業内容をはじめ、ターゲットや業務のスピード感など、さまざま点に違いがあります。
各業界の違いを理解することは、業界研究をする上での第一歩です。
本章では、各業界の特徴と各業界に向いている人の特徴を解説します。
業界①:メーカー
メーカーは、製品や製品の基となる部品・パーツを製造・販売する業界です。
製造した製品や部品、パーツを販売して、利益を得るビジネスモデルになります。
メーカーは食品メーカーやスポーツメーカー、電子機器メーカーなどの業種に分類ができます。
ものづくりを基本としている業界のため、ものづくりが好きな方や協調性の高い方が向いている業界です。
業界②:商社
商社は、メーカーや生産者から仕入れた商品を小売店への販売、メーカーの販路開拓などサポートをおこなう業界です。
メーカー・生産者と小売店をつないだ際の仲介手数料で、利益を得るビジネスモデルです。
商社は、特定の商品を扱う専門商社と幅広く商品を扱う総合商社に分かれます。
さまざまな企業と関わることが多い業界のため、協調性や行動力、チャレンジ精神がある人が向いている業界です。
業界③:小売流通
小売流通は、メーカーや問屋から仕入れた商品を商品者に販売する業界です。
商品の輸送料金や消費者に販売して利益を得るビジネスモデルです。
小売流通はコンビニエンスストアやスーパーマーケット、専門店に分類ができます。
人と頻繁に関わる仕事のため、コミュニケーション力や協調性が求められており、また商品を売るためのアイデアを持つ方も向いています。
業界④:金融
金融は、金融商品の販売や仲介をおこなう業界です。
金融商品の売上や仲介手数料で利益を得るビジネスモデルになります。
金融は銀行や証券会社、保険会社などに分類ができます。
クライアントの資産を扱うため、正確に仕事ができる方やロジカルな思考力を持つ方、高い倫理観を持つ方が向いている業界です。
業界⑤:サービス・インフラ
サービス・インフラは、個人や企業に対するサービスの提供や電気ガス水道のインフラなどを提供する業界です。
サービスやインフラを提供する対価として、利益を得るビジネスモデルです。
サービス・インフラはレストランや理容、水道、電気、ガスなどの業種に分けられます。
顧客満足度をいかにして上げるかが問われるため、現状を分析する力や柔軟な対応力、チャレンジ精神がある方が向いています。
業界⑥:広告・出版・マスコミ
広告・出版・マスコミは、媒体を通じて人々に情報を提供する業界です。
情報が掲載された書籍の売上や媒体への広告料で、利益を得るビジネスモデルになります。
広告・出版・マスコミは、新聞やテレビ、出版社などに業種が分けられます。
多くの方に向けた情報を発信する業界のため、正確に仕事ができる方やトレンドを把握できる方、高い倫理観を持つ方が向いている業界です。
業界⑦:ソフトウェア・通信
ソフトウェア・通信は、アプリや通信サービス、情報処理サービスを提供する業界です。
アプリや通信端末の利用料、情報処理サービスの対価で利益を得るビジネスモデルです。
ソフトウェア・通信は、ソフトウェアやインターネット関連、通信などの業種に分かれます。
成長性が高く、流行り廃りが多いため、自己研鑽できる方やトレンドを把握できる方が向いています。
業界⑧:官公庁・公社・団体
官公庁・公社・団体は、公的事業や公的サービスを提供する業界です。
国や地方自治体から配分された税金などで運営がされています。
官公庁・公社・団体は、中央官庁や地方自治体の役所、特殊法人などに分かれます。
コツコツと地道に仕事ができる方や強い使命感を持つ方が向いている業界です。
業界一覧を使った業界研究のやり方・進め方
業界一覧のメリットを理解した一方で、業界一覧を使った業界研究や就活の進め方がわからない方は多いでしょう。
本章では業界一覧を使った業界研究の進め方ややり方を解説します。
業界一覧で各業界を俯瞰的に確認する
進みたい業界が決まっていない場合は、どのような業界があるのか知るところから始めましょう。
業界一覧から読み取れる業務内容や所属する企業などで気になる業界があれば、メモに残します。
また、かねてより憧れのある業界もあれば、ピックアップしておきましょう。
自己分析で進みたい業界を絞る
気になる業界をいくつかピックアップした後は、本当に進む業界かを決めます。
業界の選定は、自身の価値観や経験に基づくためには、自己分析で自身への理解を深めましょう。
どのような働き方がしたいのか、何をしたときにやりがいを感じるのかなどを言語化して、業界を選ぶための基準を見つけます。
業界研究の段階で進む業界を一つに絞る必要はなく、複数の業界を志望しても問題はありません。
進みたい業界をさらに研究をする
進みたい業界を絞った後は、業界への理解を深めるために調査を進めます。
業界研究では以下の内容を調査しましょう。
- ・市場規模
- ・将来性
- ・大手企業はどこか
- ・各企業の売上高や利益率
- ・業界の変遷/歴史など
業界を深掘りする際に各企業を調べる機会もあると思いますが、気になる企業があればメモをしておきましょう。
業界研究の次は企業研究になるため、メモは役立ちます。
業界一覧から気になる業界があるならスカウトサービスを
業界一覧から話を聞いてみたいと思える業界がある場合、業界が開催しているセミナーなどに参加して企業から話を聞くとよいでしょう。
業界に所属する企業に話を聞く方法として、セミナーへの参加もよいですがスカウトサービスもおすすめです。
スカウトサービスとは、学生の登録したプロフィールや経歴を基に企業が学生へスカウトサービスを送るサービスです
スカウトの内容は企業説明会や選考案内、簡単なミーティングなどさまざまです。
気になる業界の企業からもスカウトを受ける可能性があるため、直接話が聞ける機会もあるでしょう。
スカウトサービスは数多くありますが、理系学生におすすめなのが『TECH OFFER』です。
『TECH OFFER』は理系学生に特化したサービスであり、理系学生の採用を狙う数多くの企業が利用しています。
会員登録は5分でおこなえるので、この機会に登録してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
今回は業界研究に役立つ業界一覧と各業界の特徴を解説しました。
今回解説した内容をまとめると以下のとおりです。
- ・業界とは主に事業内容で分けられたグループ
- ・業界一覧を使うと広い視野で業界研究ができる
- ・事業内容の違いから各業界には特徴がある
各業界の特徴を把握するのは業界研究の第一歩です。
本記事では各業界を大まかに解説しておりますので、業界研究を始めたばかりの方はぜひ本記事を参考にしましょう。