製造業を志望している方の中には、製造業の志望理由が思いつかずに、困っている方は珍しくありません。

企業説明会やOBからの話で、何となく良さは感じているものの、志望動機が思いつかない方もいるでしょう。

また志望動機が思いつかないために、ESの志望理由が書けず、一歩が踏み出せない方も多くいます。

今回は、製造業の志望理由が思いつかない場合の対処法と志望動機の例文を解説します。

製造業の志望動機を作るコツがわかれば、良いと感じた企業へ応募がしやすくなります。

製造業の志望動機が思いつかずに困っている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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製造業の志望動機が思いつかないのは分析不足

製造業の志望動機が思いつかないのは分析不足

ESや面接には志望動機が必要なため、志望動機が思いつかないのは選考を進める上で大きな足かせとなります。

何となく良いとは感じる一方で、志望動機が思いつかないのは主に自己分析の不足が原因です。

以下の点が明確になっていない、もしくは言語化できていないため、志望動機が思いつきにくい状態になっています。

  • ・自身が何を重視して働きたいのか
  • ・どのような場所で働きたいのか
  • ・仕事を通して何を実現したいのか

自己分析を繰り返すと何となく良いと感じた部分を言葉にできるため、自分に対する理解を深めましょう。

企業を志望する具体的な理由を見つけたい場合には、企業研究も並行して進めることをおすすめします。

HPやOB訪問、企業説明会、インターンシップなどを通じて企業を"推す"理由を探すとよいでしょう。

製造業の志望動機が思いつかない場合の対処法3選

製造業の志望動機が思いつかない場合の対処法3選

何となく良いとは感じているが、志望動機が思いつかずに困っている方は多いでしょう。

本章では製造業の志望動機が思いつかない場合の対処法を3つ解説します。

自己分析で製造業で働きたい理由を言語化

製造業で何となく働きたい理由はあるが、志望動機が思いつかない方は多くいます。

思いつかない理由として、自己分析の不足が挙げられます。

製造業で働きたい漠然とした理由を上手く言葉にできないのであれば、自己分析による言語化がおすすめです。

自己分析の方法はさまざまありますが、5W1Hやなぜなぜ分析が一般的です。

企業研究で製造業を営む企業の特徴・方向性を探す

製造業を志望する理由は固まっているが、特定の企業を志望する理由が思いつかない方もいるでしょう。

特定の企業を志望する理由が思いつかない場合には、以下の方法で企業同士を調査・比較をして特徴や方向性、強みなどを探します。

  • ・企業や採用HP
  • ・OB/OG訪問
  • ・企業説明会
  • ・インターンシップ
  • ・口コミサイト

見つけた特徴や方向性は特定の企業を志望する理由となるため、メモしておきましょう。

具体的な志望動機との結び付け方は、次項で紹介します。

自身と製造業を営む企業の接点を見つける

企業の特徴や方向性を挙げるだけでも志望動機としては成立しますが、志望動機としては少し"弱い"志望動機になります。

自身の価値観や経験と見つけた企業の特徴や方向性をつなげれば、より納得感の高い志望動機となります。

たとえば、粘り強さが強みと考えている方と地道な製法を特徴としている企業がある場合は、相性がよくみえて企業を志望するのに納得感が高くなります。

自身と企業を深く知るほど接点が見つかりやすくなるため、自己分析と企業分析はできるだけセットでおこないましょう。

製造業の志望動機が思いつかない方に作り方のコツを紹介

製造業の志望動機が思いつかない方に作り方のコツを紹介

志望動機が思いつかない方の中にはテンプレートがあれば、志望動機が書ける方もいるでしょう。

軸となるテンプレートがあると、今後も志望動機が書きやすくなります。

本章では製造業の志望動機が思いつかない方に向けて、作り方のコツを紹介します。

結論ファーストで作成する

ビジネス文書やビジネスの報告では、結論ファーストが求められます。

志望動機でも同様に、まずは結論から書きだすようにしましょう。

「私が御社(貴社)を志望する理由は、コツコツとものづくりをする姿勢に惹かれたからです」

聞き手は結論から聞くことで具体的な説明が頭に入りやすくなるため、ストレスなく話を聞けます。

製造業を選んだ理由を書く

数ある業界の中で製造業を選んだかは、企業が気になるポイントであり、長く会社で活躍してもらうかを判断するために重視しています。

志望理由の結論を書いた後は、なぜ製造業を選んだのかを記載します。

「私が製造業に志望する理由は、人が喜ぶようなものづくりをしたいと考えているためです」

自身の価値観や経験から、具体的な理由で志望理由を書きましょう。

業界の中から企業を選んだ理由を書く

製造業を志望する理由を書いた後は、同様に数ある企業の中から選んだ理由を書きます。

「数ある企業の中でも御社は独自の製法にこだわっており、私の研究テーマと合致するため、御社を志望しました」

特定のケースを除けば業界内に数多くの企業があるため、なぜ自社を選んだのかを企業側はチェックしています。

自身の強みや将来像を書く

志望動機の締めは自身の強みや将来像を書いて、ポジティブな印象を残すようにしましょう。

「御社に入社後は、大学時代で培った研究成果を生かして、より効率的な生産を目指していきます」

「御社に入社後は仕事を覚えることに専念して、5年後には製造のリーダーになれるように努力いたします」

強みや将来像で志望動機を締めると、活躍するイメージを企業側は持ちやすくなります。

製造業の志望動機が思いつかない方に例文を紹介

製造業の志望動機が思いつかない方に例文を紹介

本章では製造業の志望動機が思いつかない方に向けて、例文を3つ紹介します。

例文を参考にして、自分なりにアレンジした志望動機を作成していただければと思います。

生産管理の志望動機例文

私が御社を志望する理由は、私の強みである計画的に実行できる力を生かせると考えたためです。

数ある業界の中から製造業を志望するのは、何かを作ることで人に喜んでもらえることにやりがいを感じるためです。

私は友人に簡単な机を作った際、大変喜んでくれたのをみて、ものづくりに楽しさを感じました。

自然と、卒業後はものづくりに携わる仕事をしたいと思うようになりました。

製造業の中から御社を選んだのは、生産現場での課題解決に力を入れている社風に共感したためです。

インターンシップで御社を見学させていただいた際に、生産現場で起きている問題に対計画的に解決しようとしている現場をみました。

実際の現場を見た際に、私の強みである計画を立案・実行する力が一番生かせる企業と感じて御社を志望しました。

さまざまなお話を伺う中で、御社では私の強みが生かせるポジションとして生産管理職を志望しております。

御社に入社後は強みを生かして、御社のものづくりを支えていきたいと考えております。

加工・組み立ての志望動機例文

私が御社を志望する理由は、地道な作業をおこなえる器用さと忍耐力を生かせると考えたからです。

私は昔からものづくりが好きだったため、将来は物を作る仕事に携わりたいと思っており、製造業を志望しています。

数ある製造業から御社を選んだのは、地道な製法を大事にしているためです。

説明会やOB訪問での情報で、御社は地道な製法を大切にして品質を上げていると伺っております。

私の強みである地道な作業がおこなえる器用さと忍耐力が一番マッチすると感じて、志望しました。

御社に入社後は強みを生かせる加工・組立のポジションを志望しております。

入社後は1日も早く戦力となり、御社のものづくりを支えていきたいと考えております。

検査・検品の志望動機例文

私が御社を志望する理由は、1つのことに集中できる性格を生かせると考えたためです。

1つのことに集中できる性格はさまざまな場面で役立ちましたが、特に図工や工芸などものづくりの場面で役立ちました。

学校での経験から将来はものづくりに携われる仕事がしたいと考え、製造業を志望しております。

数多くの製造業の企業から御社を選んだのは、10代から乗っている御社のバイク作りに携わりたいと考えているためです。

免許を取得した16歳から御社のバイクに乗っており、1台として同じバイクはないオリジナリティに魅力を感じています。

一方で、御社のバイクはオリジナリティが高いが故に、品質にばらつきがあるとも感じています。

私が御社に入社した際には、強みを生かせる製品の検査・検品のポジションが志望です。

先ほど申し上げた品質のばらつきを私の強みを生かして、少しでも改善に貢献できたらと考えております。

思いついた製造業の志望動機をより良くするポイント

思いついた製造業の志望動機をより良くするポイント

本章では思いついた製造業の志望動機をより良くするポイントを3つ解説します。

思いついた製造業の志望動機がまだ”粗い”と感じる方は、ぜひ参考にしてください。

第三者にレビューをしてもらう

自分が読みやすい・熱意を感じる文章でも、他の人が同じように感じるとは限りません。

志望動機でも同様であり、第三者目線で作った文章をレビューしてもらいましょう。

客観的な意見がもらえれば、今より読みやすく、熱意が伝わる文章にブラッシュアップができます。

レビューを頼むのは友人や知人でも問題はありませんが、就職課の方や就職エージェントなどに頼むのがおすすめです。

ビジネス目線で物事を見る方に、レビューしてもらった方がより良い志望動機につながります。

自己分析を再度おこなう

自己分析は、志望動機を作る前に再度おこないましょう。

自己分析はエントリー前だけおこない、以降は自己分析をしない方も多いです。

一方で、企業との出会いや選考を繰り返し受ければ、自分に対する新たな気づきを得る場合があります。

たとえば、面接を通じて、第三者とビジネスの話をするのが好きなことに気づくケースです。

自分に対する新たな発見があった場合には、改めて自己分析をおこない、言語化をしておきましょう。

新しい気づきが、もう少し深い志望動機につながる可能性は十分にあります。

製造業で自身に合う企業を探すならスカウトサービスを

製造業で自身に合う企業を探すならスカウトサービスを

製造業の志望動機を作るために、企業同士を比較していると多くの企業に出会えます。

一方で、自分だけで企業を探すには限界があるため、別のアプローチをプラスすると、さらに多くの製造業の企業に出会える可能性が増えます。

企業に出会う方法にはさまざまありますが、スカウトサービスがおすすめです。

スカウトサービスとは、学生が登録した情報を基に企業から学生に説明会や面談・面接のオファーをするサービスです。

企業が求める人材像にマッチする学生へスカウトを送るため、相性の良さが期待できます。

数あるスカウトサービスの中で、理系学生におすすめなのが理系学生に特化したサービスの『TECH OFFER』です。

『TECH OFFER』は理系学生を採用したい企業が利用しており、製造業の企業も利用しています。

会員登録はたったの5分でおこなえますので、製造業の企業に出会える方法として活用してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

今回は、製造業の志望理由が思いつかない場合の対処法と志望動機の例文を解説しました。

今回解説した内容をまとめると以下のとおりです。

  • ・製造業の志望動機を思いつかないのは分析不足が原因
  • ・製造業の志望動機を作るには自分と企業の接点をみつける
  • ・思いついた製造業の志望動機を改良するには第三者にみてもらう

志望動機は選考の要となりますが、志望動機が思いつかないことは珍しくありません。

製造業の志望動機が思いつかない方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。