はじめて一次面接後のお礼メールを送る際は、例文を参考にして内容を考えると安心です。まずは送るタイミングを含めた、基本マナーの把握が必須です。ポイントを抑えたうえで、失礼のないお礼メールを送りましょう。

本記事では、一次面接後のお礼メールのマナーや例文の紹介に加え、よくある疑問にも回答します。はじめてのお礼メール送信にお役立てください。

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一次面接後のお礼メールは必須ではない

一次面接後のお礼メールは必須ではない

実は一次面接後のお礼メールを送るのは、とくに必須ではありません。しかし送るメリットがあるのも事実です。メリットやタイミングを含めた基本的知識を、まずは確認しておきます。

お礼メールを送るメリットもある

一次面接後にお礼メールを送るメリットは、採用担当者の印象に残る場合がある点です。必須ではないお礼メールが届き、それがマナーを踏まえた綺麗な文章であれば、当然印象には残りやすくなります。お礼メール内でアピールをすることは避けた方が良いですが、丁寧なお礼メールを送ることでアピールになります。

また、もう一つのメリットとしては、お礼を伝えることは単純に気持ちが良いという点です。時間を割いていただいたことに対してお礼を伝えるのは、人として当然の行為です。アピールする意図が無くてもしっかりとお礼を伝えたい場合は、マナーを踏まえたうえで送りましょう。

送るなら当日中に送ろう

一次面接後にお礼メールを送るのであれば、当日中に送るのが一般的です。お礼メールを送るタイミングもマナーのひとつ。数日経過してから送るケースはビジネスの現場で少ないため、できるだけ当日か遅くとも翌日中には送るのがおすすめです。

当日中に送った方が良い訳は、相手が自分のことを認識しやすいためでもあります。数日経過していると「えっと、どんな人だったかな」となることはやはり多いものです。しかし、当日中であれば「さっき面接で話した学生だな」とすぐに理解でき負担も少なくなります。認識して貰えればアピールにもなりやすいため、できるだけ早めの送付を心掛けましょう。

マナーを把握して送るのがベター

一次面接後のお礼メールは、マナーを踏まえた送付がベターです。マナーを守らないメールは雑な印象を与え、せっかくのお礼メールが逆効果になる場合もあります。面接での自分の評価も落としかねないため、基本マナーを把握したうえでお礼メールをすることが大切です。

一方でマナーに縛られ過ぎると、個性のないメールになることもあります。一つひとつのマナーの意味を考えながら、徹底する部分と自分らしくしてよい部分とをすみ分けるのがポイントです。気持ちのこもったメールになるよう、基本マナーをまずは知ることから始めましょう。

一次面接後のお礼メールを送る際のマナー

一次面接後のお礼メールを送る際のマナー

では、一次面接後のお礼メールを送る際の、基本的なマナーを確認しておきましょう。

ビジネスメールの基本を抑える

お礼メールを送る前に、ビジネスメールの基本を抑えておくことがマナーの1つ目です。件名の内容や宛名の書き方、冒頭の挨拶など、基本的なビジネスメールのマナーに沿って作成します。ポイントさえ抑えれば難しいものではありません。一般的な社会人の知識として、この機会に身につけておきましょう。

面接の内容を補足しない

一次面接後のお礼メールはアピールにも繋がるメリットがありますが、面接での対応を補足したり、過度にアピールするのはマナー違反です。お礼メールはあくまで、面接対応のお礼を伝えることに留めておくことがスマートだといえます。面接時での対応を補足した場合、言い訳と捉えられることも少なくないため、効果の観点からもさけた方が良策です。

面接から何日も経ってから送らない

前章でも解説した通り、面接から何日もたって送るのは相手の負担も大きくなるため、避けた方が良いでしょう。アピールの効果を考えても、送るなら当日中がベストです。通常のビジネスの場面でも、当日中かまたは翌日中には送るようにするのが一般的です。万が一面接から日数が経過したしまった場合は、お礼メールを送るのを控えましょう。状況に応じた対応を心掛けてください。

一次面接後のお礼メールの例文とポイント

一次面接後のお礼メールの例文とポイント

ここからは、一次面接後のお礼メールの例文を紹介します。また、例文に対してのポイントも解説しますので、作成の際の参考にしてみてください。

一次面接後のお礼メールの例文

件名/一次面接のお礼について

株式会社◯◯

人事部人事課 ◯◯様

お世話になります。

先程◯◯時より面接していただきました、

◯◯大学の◯◯と申します。

本日は御多忙のなか面接の機会をいただきまして、

誠にありがとうございました。

◯◯様以外の社員様にもお気遣いいただき、

緊張していましたが気持ちよくお話できました。

本日◯◯様のお話を伺い、

貴社への入社意欲がより一層強くなったことを感じております。

まずは面接のお礼を申し上げたく、メールいたしました。

末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

お忙しい時期かと存じますので、ご返信をいただくには及びません。

本日は貴重な機会をいただきまして、誠にありがとうございました。

書き方のポイント

例文を参考に、書き方のポイントをみていきましょう。

・件名

件名はシンプルに、メールの要件がわかるように端的に書きます。例文のように「一次面接のお礼について」のみでも構いませんが、大学名と氏名が件名からも確認できるとより親切です。採用担当には一日に何件ものメールが来るため、みつけやすくてわかりやすい件名にしなければ読まれない場合もあるでしょう。

・宛名

宛名は会社名とともに、部署名や役職とお名前を記載します。会社名も名前の記載は非常に大切な部分なので、誤りがないようしっかりと確認したうえで書くようにしましょう。担当者名が分からない場合は、「採用ご担当者様」または「新卒採用ご担当者様」で問題ありません。宛名とメールアドレスに誤りがないように、丁寧にチェックすることが大切です。

また、面接時に複数担当者が参加していた場合は、同一の内容であれば一通のメールに複数の宛先を入れて送るのも問題はありません。宛名の順番は基本役職上位者から順番に書き連ねますが、宛先の順序に不安がある場合などは、個別に送りましょう。

・内容

メールの内容は短く整理し、一次面接のお礼を伝えます。面接官の印象に残った言葉などを書いても問題ありませんが、過度なアピールは禁物です。お礼メールが逆効果にならないよう、気持ちの良い文章を心がけましょう。

また、お礼を伝えたいあまりに文章が長くなりすぎるのも良くありません。採用担当者も採用活動の期間は最も忙しい時期です。忙しい時期に長いメールを送れば、迷惑に感じる担当者も存在します。メールの内容は読みやすく、よい印象になることを意識して作成することが大切です。

お礼メールの疑問Q&A

お礼メールの疑問Q&A

さいごに一次面接後のお礼メールを送る際に、よくある疑問に回答します。基本的なことですが中々質問にいけるところもありませんので、事前に確認しておくと役に立つでしょう。

Q.面接の都度送るべき?

一次面接だけでなく、二次・三次と面接が続く場合がありますが、面接ごとにお礼メールを送っても問題はありません。宛名のミスや打ち間違えなどがないよう、常に確認したうえで送信することが大切です。手間は掛かりますが、「丁寧な人」という印象を与えられることもあります。

また、複数回お礼メールを送る際は、まったく同じ内容を送ることがないよう毎回オリジナルな文面をおくることもポイントとなります。コピペで同じ内容を送っていることは、受け取り側の採用担当も気づきやすいものです。送るなら気持ちを込めて、都度お礼メールを作成することをおすすめします。

Q.メールでなくて葉書でもいい?

一次面接のお礼メールではなく、お礼の手紙にするのも問題はありません。業種や職種によっては良い印象を与えられる場合もあるでしょう。しかし、多くの場合メールで送った方が、効率的で印象も良いです。

手紙に比べメールはすぐに届くため、受け取り側が人を特定しやすいからです。面接の数日後に手紙が届くと、嬉しいですがどの人物であるかがはっきりしないことも少なくありません。「誰だったっけ」と考える採用担当の負担を考えても、メールでのお礼が最も良い方法でしょう。

Q.ビジネスメールに慣れる方法は?

お礼メールを送るためにビジネスメールに慣れておきたいという方は、逆オファー型サイトを活用して企業や仕事に触れてみることをおすすめします。たとえば逆オファー型サイト「TECH OFFER」に登録すれば、理系人材を探す企業からの、本面接やインターンのオファーを受け取ることが可能です。

オファーを受け取れば直接企業とやり取りすることになり、本面接やインターンへの参加を経てビジネスメールに慣れることができます。「TECH OFFER」は学科や研究分野、志望企業や志望業界を登録するだけで、すぐに使うことができる就活サービスです。多くの企業に触れられるサービスですので、できるだけ早めの登録をおすすめします。まだ登録していない方は、すぐに登録しておきましょう。

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まとめ

今回は、一次面接後のお礼メールのマナーや例文の紹介に加え、お礼メール作成や送信に関するよくある疑問にも回答しました。はじめてのお礼メール送信の不安や疑問は、多少緩和されたでしょうか。今回ご紹介したマナーやポイントを抑えたうえで、採用担当者へ気持ちの良いお礼を伝えてみてください。