新卒面接時の自己紹介で、ゼミの話題をだしても良いのか気になる方も多いのではないでしょうか。面接官に良い印象を与えるポイントさえ押さえれば、ゼミの内容でもまったく問題はありません。例文を参考に自分なりの自己紹介を完成させましょう。
本記事では新卒の面接対策として、ゼミの話題で自己紹介を構成するコツと面接官に良い印象を与える例文をご紹介します。
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面接での自己紹介で、ゼミの話をする4つのメリット
新卒面接時の自己紹介で、ゼミの話題をするのには下記4つのメリットがあります。
考え方・マインドを表現できる
ゼミで学んだ内容・過程を自己紹介にすれば、自分の考え方やマインドを表現することができます。なぜそのゼミを選び、どのようにしてその研究をすることになったのかという理由を話すのも方法のひとつです。また、研究過程でどんな工夫をし、どんな成果を達成したかを語るのも効果的です。
社会人は言われたことだけでなく、自分で考えた行動を求められます。そのため、個々のパーソナリティーやマインドを面接官は注意深くみています。面接官や企業の視点にも立ちながら、伝えるべきポイントを選定することが大切です。
好きなことや興味があることを伝えられる
ゼミを選んだ理由を話せば、自分が好きなことや興味がある分野を伝えられます。特に自身の志望職種ややってみたい業務がある方は、アピールとして使いやすい手法です。好き・興味があることは、継続して前向きに取り組む原動力になります。恥ずかしがらずにはっきりと表現しても問題ありません。
気を付けたいのは、入社後の仕事や業務内容に関係ない項目であれば話さないことです。あくまで新卒を目指す面接であるため、自己紹介を通して「自社に入社して欲しい」と思って貰えることを目指しています。だからこそ、入社後の仕事に関連した興味や関心をアピールすることが非常に大切です。
周囲との関わり方や姿勢を伝えられる
ゼミの活動や研究のワンシーンを伝えれば、周囲との関わり方や研究への姿勢を伝えられます。周囲との関わり方や研究への姿勢は、入社後の仲間や仕事との関わり方とほぼ同じです。面接官も入社後のイメージをしやすく、内容によってはアピールにも繋がりやすいメリットがあります。
伝えたいポイントとしては、協調性や貢献性、リーダーシップなどがおすすめです。周囲や仲間にどんな良い影響を与えられるかを明確にすれば、おのずとアピールになります。面接官がイメージしやすいよう、具体的な事例をあげて伝えることがポイントです。
スキルや経験、知識を伝えらえる
ゼミや研究での経験や実績を伝えれば、学生時代を通して身につけたスキルや経験、知識を伝えられます。専門的な分野の研究職であればあるほど、基礎的な専門知識や技術は求められます。自分がどのような知識や経験をもっているのかを伝えれば、面接官に安心感と好印象を与えられるのがメリットです。
入社後の仕事や事業に関連した内容であれば、研究分野以外の周辺知識に関連する経験もアピールになる場合があります。企業研究をしっかりと事前に行ったうえで、組織にぴったりの経験があれば自己紹介で話すのも良い方法です。エピソード選びから丁寧に行ってみてください。
面接官がゼミのエピソードで確認しているポイント
ここでは、自己紹介で面接官が意識して聞いているポイントを確認します。自己紹介構成のヒントにもなりますので、面接官からの視点もしっかりと理解しておきましょう。
ゼミを通してどんな強みや特徴を得たか
面接官は、ゼミでの活動を通してどんな経験をしたかに注視しています。ゼミでの経験を通して、どんな学びがあり、強みや特徴を得られたかを知りたいと考えています。経験を通して得られる収穫は、本当に人物によってさまざまです。
そのため、多くの学生が経験するゼミから得られた成果を伝えることは、自分自身の性格や特徴を伝えるのと同義です。面接官も人物像を理解しやすくなるため、好印象を抱きやすくなります。
自己紹介から汲み取れる人柄や性格
ゼミでの学び以外にも、周囲との関りなどの話からくみ取れる、あなたの人柄や性格にも面接官は注目しています。自己紹介から把握できる性格や人柄が、業務や職務の適性とあっているかを確認しています。
また、自己紹介の内容だけでなく、入室時の雰囲気やお辞儀などのマナーからも人物を把握するのが企業側が見ているポイントです。面接での自己紹介の際は、所作やマナーも意識して丁寧に対応しましょう。
自社組織との相性はどうか
自己紹介を通して面接官が注視しているのは、あなたと自社組織との相性はどうかという点です。色々なエピソードを聞くなかで組織への影響を想定し、良い影響があるかを選考の材料にしています。ゼミの話題を通して自身の魅力をしっかりと伝えましょう。
気を付けたいポイントは、アピールを意識し過ぎて自身の特徴を偽らないことです。嘘の自己紹介をして採用に至っても、働くなかで必ず苦しくなります。長く働き続けて企業に迷惑を掛けないためにも、偽りのない本当の自身のパーソナリティーをアピールしてください。
自己紹介をゼミの話題で構成するコツ
面接官の視点が把握できたところで、自己紹介をゼミの話題で構成するコツを確認していきます。
アピールしたいポイントを明確にして構成する
ライバルの多い新卒面接での自己紹介においては、アピールしたいポイントを明確にすることが大切です。ゼミに関する軸となる経験などから、どの部分を伝えると効果的かを考察し、アピールポイントを中心に自己紹介を組み立てます。
ゼミで経験したことや学びをエピソードにする
ゼミで経験したことや学びを、細かく描写しながら伝えるのも効果的です。経験→実績→学びの順序で構成すれば、面接官もイメージしやすく感情移入できる自己紹介になります。全体の長さにも気を付けて事前に構成してみましょう。
ゼミでの経験を今後どのように活かすかを伝える
ゼミでの経験から得た学びを、入社後にどのように活かしたいかを伝えることも重要なポイントです。事前に企業研究をしっかりと行い、それぞれに企業に合わせた内容にすることが非常に大切です。
自己紹介や面接の経験をできるだけ積む
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面接官に印象の良いゼミのエピソード例
では最後に面接官に良い印象を与える、ゼミのエピソード例をご紹介します。
継続して頑張る姿勢をアピールする例文
私が誇れる強みは、前向きに継続して頑張れることです。
私は「~」という目的があり~を扱うゼミに入りました。ゼミを選んだ理由は、以前から興味を持っていた~分野の研究に活かせると感じたためです。非常にレベルが高いと評判のゼミでしたが、入ったからには最後までやり抜くことを決意し参加しました。
参加すると毎日参加が必要なプロジェクトや〜分野に関する課題などもあり、噂通りのハードな日々だと感じました。しかし、周囲の仲間や先輩、OB・OGなどのアドバイスや協力が助けとなりました。結果的に~の成果を残し、かつ一日の欠席もなくやり抜けました。
ゼミを通して培ったこの継続力は自分の財産だと感じています。入社後の研究にも活かしながら、貴社事業へ貢献したいと考えております。
リーダーシップをアピールする例文
自分の強みは周囲を巻き込むリーダーシップだと感じています。
もともとはリーダーを補佐するタイプでしたが、ゼミ長を任せられるようになり、マネジメントにも興味をもったことがきっかけです。約30名のゼミでしたが、定期的な面談やミーティングを行いながら、~という目標達成に向けて組織をけん引してきました。最終的には~という実績を残せたことが、自分への自身にもなっていると感じています。
メンバーへのマネジメントはもちろん、教授の意向をくみながら組織を引っ張れたことを評価頂きました。この能力を入社後にも活用し、将来的には自身がリーダーとなったプロジェクトで成果を出すことが目標です。
協調性をアピールする例文
私の強みは周囲と協調し、組織を良い方向に導くことです。
ゼミ自体も20名程度の組織でしたが、最初はやりたい方向性がまとまらず、非常に苦労する日々が続きました。
私自身はリーダーなどではありませんでした。仲間の意見をできるだけ聞き、リーダーや教授へフィードバックすることに務め、組織をまとめられるよう支えることを意識していた気がします。最終的には〜で成果をあげられ、解散の際には周囲から「●●さんのお陰だよ」といってもらえたのも、非常に良い思い出です。
入社後も自身の強みを活かし、事業の目標に向けて周囲をサポートしながら頑張れたらと考えています。
まとめ
今回は新卒の面接対策として、ゼミの話題で自己紹介を構成するコツと面接官に良い印象を与える例文をご紹介しました。ゼミの話題のなかからアピールポイントを絞り、コツを踏まえて構成することが非常に大切です。本記事の内容を、自己紹介文作成の参考に役立ててください。
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