こんにちは。理系就活情報局です。

26卒の理系学生にとって、就活は何を、いつから始めたらいいのかは、学生生活を送る上でとても切実な問題ではないでしょうか。

特に、研究室に入る3回生または院生にとって、忙しくなると言われる時期と就活が重なることに不安を抱いている学生もいるでしょう。

しかし、就活のスケジュールを把握した上で的確に行動することができれば、両立も充分可能です。

「絶対に就活で失敗したくない。いつ頃から、何を始めたらいいのか知りたい」

「就活を効率的に進めるためには、どのようなスケジュール感で動けばいいのだろうか」

「26卒の就活スケジュールを知り、どう進めるべきか知りたい」と思っている理系就活生に向けて、今回は26卒の就活スケジュールとそれぞれの時期にやるべきことについて解説します!

これから就活本番を迎え、活動を本格化させようと考えている理系就活生は、ぜひ参考にしてください。

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理系就活の対策を早い時期から始めたい理由

理系就活の対策を早い時期から始めたい理由

理系学生が、就活対策を早期に始めておきたい理由はいくつかあります。

学年が上がっていくと研究や専門科目で忙しくなるから

理系学生は、文系学生と違って学年が上がっていくごとに専門科目や研究など、実習を伴うものが増えていく傾向にあります。

そのため、学業に費やす時間が多くなっていくことが見込まれ、就活やそれ以外の資格取得などに割ける時間が相対的に少なくなってくるのです。

就活本番前に焦って対策しても、充分な対策には時間が足りず、不本意な就活となる恐れを防ぐため、計画的な準備が必要だと言えるでしょう。

早めに対策できることを前倒しできれば時間にゆとりができるから

筆記対策や自己分析、ガクチカ対策、資格取得など、そうっきから対策できることはたくさんあります。

計画立てて準備していくことで、就活本番前には時間のゆとりを持つことができます。

その時間のゆとりを、志望企業研究や面接対策に充てることで、より自信をもって就活本番を迎えることが可能となります。

他の学生より優位に就活を進められるから

就活対策に、終わりはありません。

よりよい自己分析や書類対策、面接対策など、常にブラッシュアップが必要です。

早期にできることを終わらせ、志望企業を絞り込む段階で再度ブラッシュアップをすることでよりしっかりとした選考対策を取ることができます。

その結果、他の学生よりも優位に活動を進めることができるようになるでしょう。

入学後から2回生までの間は早期にできることを

入学後から2回生までの間は早期にできることを

大学入学後は新しい生活に心躍らせ、サークル活動やアルバイトなどに力を入れたくなるでしょう。

その一方で、早期にできる就活対策に着手することも大切です。

ガクチカ対策などのエピソード作りは早めに

ガクチカは、書類対策や面接対策でも非常に重要な項目です。

一方で「書くことが何もない」「どんなエピソードを選んだらいいのか分からない」と悩む学生もたくさんいます。

ガクチカのために何か特別な経験をするというよりは、学業以外にもサークル活動、アルバイト、ボランティア、資格取得、短期留学など、できるだけたくさんの経験を積むことが大切です。

筆記試験対策や自己分析も早目に取り組む

筆記試験対策や、志望業界や志望企業、志望職種を絞り込む前にできる対策です。

特に人気企業を受ける場合、筆記試験の得点はその後の選考へ進めるかどうかの分かれ道となり、とても重要なフェーズになります。

特に大学に推薦で入学した場合は、学科試験を受けて入学してきた学生に比べ、筆記試験対策のスタート時点で学力差があることも珍しくありません。

しっかりと筆記対策を行い、自己分析をして自分に向いている業界や企業、職種を早期に考えるようにしましょう。

資格取得は計画的におこなう

資格取得は、思いついてすぐに取得できるものではありません。

受験するためには勉強も必要なだけでなく、受験資格、受験時期も関わってきます。

例えば、英語力を示すTOEICの得点は、過去2年のうちに取得した得点を書類に明記するのが一般的ですが、高得点を修めるには何度か受験する必要があります。

資格によっては、試験の実施回数が年に1~2回しかないという資格もあるのです。

希望する業界や企業が決まっている場合、必要になりそうな資格や、アピールできそうな資格がある場合は早目に受検計画を立てるようにしましょう。

海外留学や長期インターンシップを考えている場合は綿密に計画する

海外留学や、長期インターンシップを考えている学生もいるでしょう。

その場合、学業や就活に影響が出ないように事前計画が必須です。

単位取得や就活スケジュール、その他やりたいことを考えて計画的に実行しましょう。

どうしていいか分からない場合、大学内に設置されたキャリアセンターや留学情報を提供している部署、または学生センターなどに問い合わせて相談することができるので、聞いてみることをおすすめします。

就活が本格的にスタートするのは3回生または院1回生の春

就活が本格的にスタートするのは3回生または院1回生の春

この時期から本格的なインターンシップの募集がスタート

就活が本格的に始まるのは、3回生または院1回生になった春からです。

この時期に、26卒を対象とした夏のインターンシップの募集が開始されます。

ただし、企業によってはそれ以前から募集をしているケース、夏以降に募集するケースもあるため、志望業界や企業が決まっている場合はもっと早い段階から情報を集める必要があります。

インターンシップ情報サイトに登録し、自分のスケジュールも見ながら興味のある企業に積極的にエントリーしていきましょう。

インターンシップ参加に向けて選考が課されることも

インターンシップは、申し込めば誰でも参加できるという訳ではありません。

特に大手企業や有名企業には、多くの学生からエントリーが殺到するため、就活本番と同じレベルで書類選考、面接が課されることもあるのです。

そのため、この時点で自己分析や企業研究、書類対策、面接対策ができているかどうかでインターンシップ参加の可否が大きく左右されることも珍しくないのです。

そのため、それ以前に対策できているかどうかは大きな差となって現れることがあると心しておきましょう。

業界研究や企業研究も本格化していく時期

また、この時期はインターンシップ参加へのエントリーと共に、業界研究セミナーなどが学内で開催されることも増えてきます。

業界研究などを通じて、気になる企業を選択、絞り込んでいく作業も本格化していきます。

名の知られた有名企業だけでなく、名は知られていなくとも業界では優良な企業などに目を向けることが就活に大きく影響するため、ぜひ知らない企業に注目しましょう。

3回生または院1回生の秋以降は早期選考がスタート

3回生または院1回生の秋以降は早期選考がスタート

夏に参加したインターンを踏まえ、業界や企業の絞り込みを経て書類選考対策、面接対策などが本格化していきます。

インターンシップの結果がよかった学生には早期選考の案内が来る

夏に参加したインターンシップで、企業から優秀な学生だと注目された場合、秋以降に早期選考の案内が届くことがあります。

企業によって優先的に求めている職種や人材像が年度によって変わることもあるため、もし志望企業から声がかからなかったからと言って落ち込むことはありません。

しっかりと書類対策や面接対策を行い、就活本番で再挑戦しましょう。

志望業界や企業を絞り込んでいく

夏に参加したインターンシップでの経験や、自己分析などを踏まえて志望業界や志望企業を具体的に絞り込む作業が本格化します。

まだ絞り込めないという場合は、OB・OG訪問やキャリアセンターなどで情報を集め、できるだけ早期に絞り込むようにしましょう。

志望企業を見据えた書類対策・面接対策を本格化

志望企業が絞り込めたら、キャリアセンターで情報を調べた上で具体的な書類対策、面接対策に移ります。

卒業生が志望企業にいる場合は、必ずOB・OG訪問をして話を聞くようにします。

卒業生がいない場合も、SNSなどを駆使して採用担当者に失礼のない範囲でアポイントを取るのも有効です。

3回生または院1回生の1月頃から選考がスタート

3回生または院1回生の1月頃から選考がスタート

年が明けると、いよいよ学内でのセミナーや企業説明会も増えてきます。

学内説明会やセミナーの機会が増える

個別の企業を招いたセミナーや、学内説明会の案内がキャリアセンターから送られてくることも多くなる時期です。

特に、学内企業説明会は「その大学の学生を採用したい」「卒業生が活躍している」とあなたの大学に対して好印象を持っている企業が集まります。

選考対策を教えてくれたり、一般的な企業説明会よりもフランクに話を聞けたりするなど、参加しておくことで得することもあります。

また、キャリアセンターを積極的に利用することで、職員と仲良くなり、いい企業の情報を教えてもらえる機会も出てくるかもしれません。

ぜひ、日程を確認して積極的に参加するようにしましょう。

合同説明会や個別企業説明会もスタート

3回生または院1回生の3月1日が情報解禁となりますが、それ以前に個別企業説明会などはスタートすることが多くなっています。

気になる企業がある場合、「LINEに登録してください」と言われることがありますが、面倒がらずに必ず登録しましょう。

就職情報サイトでは情報解禁が3月1日にちですが、LINEなどでそれ以前から企業説明会の案内や選考の案内が来ることも多く、出遅れないようにするためです。

業界研究・志望企業研究などは随時ブラッシュアップする

業界研究・志望企業研究は、随時ブラッシュアップが必要です。

一度やったからとそのままにしておくと、情報の更新ができておらず、面接等で古い情報を基にした内容を話す恐れがあります。

その業界や企業に対する志望度をアピールするためにも、常に情報は最新のものにしておきましょう。

3回生または院1回生の終わりには早期内定も出始める

3回生または院1回生の終わりには早期内定も出始める

経団連の協定では3月から就活情報解禁

経団連の協定では、3月1日が情報解禁日となっています。

就活サイトでも、一気に募集要項や説明会募集が始まり、一気にスケジュールが埋まっていくことになるでしょう。

しっかりスケジュールを管理し、ダブルブッキングなどがないようにしましょう。

早期選考をスタートしている企業は面接選考のフェーズへ

早期選考をスタートしている企業の場合は、面接選考のフェーズに進みます。

面接は複数回行われるのが一般的なため、しっかり対策をして臨むことが求められます。

メールなどで専攻の案内が来ることも多いため、一日に複数回チェックすることも忘れないようにしましょう。

早い学生はこの時期に内定が出始める

早い学生は内定が出始めます。

友人同士で内定が出た話を聞いて焦ることがあるかもしれませんが、しっかりと自分の就活に集中することが、内定への近道となります。

4回生または院2回生の春以降に本格的に内定が増える

4回生または院2回生の春以降に本格的に内定が増える

4回生または院2回生の春になると内定を得ている学生が過半数を超える

この時期になると、進学予定の学生、教授推薦を考えている学生や公務員試験を予定している学生など、一部の学生を除いて、内定を持っている学生の割合が多くなります。

5月の連休が明けると、既に内定を持っている学生の割合が過半数を超えるでしょう。

ただし、企業によっては内定が5月以降に出るケースもあるため、焦らずしっかりと自分の就活に集中することが大切です。

教授推薦や公務員・教職などの学生は春以降が本番

教授推薦や公務員試験・教職などの学生は、春以降が本番です。

特に公務員試験・教職は筆記試験対策が非常に大切となるため、場合によってはダブルスクールなどで対策をする学生もいます。

納得のいく企業を探して就活を継続するケースも

内定が出ていても、納得のいく企業を探して就活を継続するケースもあります。

学業との両立を見据えつつ、自分で納得できるまで就活を続ける場合は何を大切にして企業を選ぶのかを見つめ直すなどブラッシュアップをしていくことが大切です。

後悔のない就活にするためにできること

後悔のない就活にするためにできること

早い段階から情報を集める

早い段階から、多くの情報を集めて選択肢の幅を広げましょう。

志望企業が決まっている場合も、対策をしつつダメだった場合のことも考えて視野を広げておくことが重要です。

テックオファーのようなスカウト型サイトに登録しておく

テックオファーのようなスカウト型サイトに登録することで、就活の窓口を広げておくことも重要です。

特に、学生は知っている企業に応募するケースが多く、知らない中にも優良企業が多数あるのに見過ごしているケースが散見されます。

思わぬ企業からオファーが来たことで、いい企業と巡り合えた先輩もいますので、ぜひ登録しておきましょう。

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大学のキャリアセンターを積極的に利用する

大学のキャリアセンターも積極的に利用することが大切です。

企業の選択や書類・面接対策だけでなく、資格取得や進路選択の方法について幅広く相談することができますので、低回生のときから活用しておきましょう。

まとめ

以上、26卒の就活スケジュールや、時期ごとに行う対策などについて解説しました。

「まだ何もできていない」「思うように就活対策が進んでいない」と焦る必要はありません。まずはできることから行い、着実に対策を積み重ねることが納得のいく就活にする秘訣です。

納得のいく企業に出会うために、できることから始めていきましょう!