理系学生は3年生になると、学業も大学生活も忙しくなるため、就活は計画的に進めなくてはなりません。
28卒の就活では、夏インターンの参加経験がその後の早期選考につながる場合もあります。特に理系学生は、3年生になると授業・研究・実験で忙しくなるため、早い段階からインターン情報を集め、自己分析や業界研究を進めておくことが重要です。
本記事では、「28卒のインターンがいつからか」について、今から始めるべき準備と対策を解説します。就活で遅れを取らないように、スケジュール全体を把握した上で、さっそくインターンの情報収集を始めましょう。
28卒の就活スケジュール

2023年4月に内閣官房から「インターンシップを活用した就職・採用活動日程ルールの見直しについて」という通達が出され、28卒の就活ルールはその通達に基づいて進みます。
まず、28卒が押さえておきたい就活スケジュールの流れは次の通りです。
- ・大学3年の4月ごろ:インターン情報の公開・エントリー受付が開始
- ・大学3年の夏〜冬:28卒対象のインターンシップが随時実施
- ・2027年3月1日:企業の採用情報が公開
- ・2027年6月1日:採用選考が開始
ただし、専門活用型インターンシップに参加した学生に対しては、企業は「専門人材」として、インターンシップ終了後から採用選考を始められます。専門活用型インターンシップを通じて高い専門性があると判断された学生については、6月1日より前に採用選考プロセスへ移行できる場合があります。ただし、正式な内定日は原則として卒業・修了年度の10月1日以降とされています。
参照:インターンシップを活用した就職・採用活動日程ルールの見直しについて|内閣官房
早期に選考を行う企業が年々増加傾向

近年は、政府が示す就活スケジュールに沿って採用活動を進める企業だけでなく、インターンシップ参加者を対象に早期選考へ案内する企業も増えています。
特に、夏・秋・冬のインターンシップに参加した学生に対して、企業説明会や座談会、早期面談、ES提出、面接などの案内が行われるケースがあります。インターンシップでの参加姿勢や適性、専門性が評価されると、その後の選考で有利に働く可能性もあります。
28卒の就活では、インターンシップを単なる職場体験として捉えるのではなく、早期選考につながる重要な機会として準備することが大切です。政府推奨スケジュールよりも早く選考を進める企業が増加
政府が示す就職・採用活動日程では、企業の広報活動は卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、採用選考活動は6月1日以降とされています。
しかし、実際にはインターンシップ・企業説明会などを通じて学生と早い段階から接点を持ち、その後に早期選考へ案内する企業も多いです。特に外資系企業・IT企業・ベンチャー企業・一部の大手企業では、政府推奨スケジュールより前に選考準備が進むケースも見られます。
そのため、28卒の学生は3年生の春からインターン情報を集め、夏インターンの応募に向けて自己分析・企業研究・ES対策を進めておくことが重要です。
採用においてはインターンシップが重視される
近年の就活では、インターンシップが企業理解を深める場にとどまらず、採用活動の一部として重視されるようになっています。企業側は、インターンシップ中の行動を通じて、面接だけでは確認しにくい以下の点を確認できるためです。
- ・学生の人柄
- ・仕事への向き合い方
- ・コミュニケーション力
- ・専門性への理解度
- ・短時間の面接だけでは判断しにくい適性
特に理系学生の場合、「研究内容や専攻で学んだ知識が、実際の業務でどのように活かせるか」を企業に伝えやすい点が特徴です。たとえば、実験や研究で培った仮説検証力・データ分析力・粘り強さは、メーカー・IT企業・技術職などで評価されやすい要素です。
また、インターンシップに参加することで、学生側にも次のようなメリットがあります。
- ・企業の事業内容や職種への理解が深まる
- ・実際の職場の雰囲気や社員の働き方を知ることができる
- ・自分の専攻や研究内容が仕事にどうつながるかを確認できる
- ・志望動機や自己PRに具体的な経験を盛り込める
- ・インターン後の早期選考や個別案内につながる可能性がある
そのため、28卒の学生は「インターンは参加できればよい」と考えるのではなく、参加目的を明確にしたうえで準備することが大切です。参加前には企業研究を行い、「自分の研究内容・専攻・強みがその企業の事業や職種とどのように関係するのか」を整理しておきましょう。
インターンシップで得た学びを振り返り、志望動機や自己PRに反映できれば、本選考でも説得力のあるアピールにつながります。
28卒インターンシップのスケジュール

28卒インターンシップはいつから準備を始めたら良いのでしょうか?時期ごとにやるべきことを紹介します。
2026年2月~7月(準備)
【この時期にやるべきこと】
- ・インターン情報の収集
- ・説明会への参加
- ・業界研究・企業研究
- ・自己分析
- ・夏インターン面接
2026年2月~7月は、インターンシップの準備を始める時期です。特に外資系やITベンチャーなどはインターンの募集時期が早いため、積極的に情報収集を行いましょう。
説明会に関しては自分の志望する業界を意識しつつも、仕事について知識のないこの段階では、あえて業界を絞り込まず幅広く参加しましょう。
情報収集しながら、適職を見つけるための自己分析を開始します。
6月下旬から夏インターンの面接が始まります。多くの企業は、学生の夏季休暇にあわせてこの時期にインターンを開催します。
2026年8月~10月(夏インターン)
【この時期にやるべきこと】
- ・夏インターンに参加
- ・夏インターンの振り返り
- ・OBOG訪問
- ・自己分析
- ・秋インターンの準備
- ・早期選考の準備
夏インターンに参加しましょう。多くの人にとっては初めての経験であるインターンは、想定外のことにとまどったり、期待通りではないこともあるかもしれません。しかし、うまくいかなかったことでも、インターン参加後は振り返りを行い、自分の課題を抽出することが大切です。自己分析を通して課題を腹落ちさせ、次のインターンや本採用活動に活かしてください。
秋インターンはベンチャー企業や中小企業が中心ですが、大手の中にも開催する企業があります。開催する企業は少ないため、秋インターンの参加を希望する人は早めに情報収集を行いましょう。
また、インターン終了後に早期選考を行う企業もあります。インターンで得た学びを活かし、志望動機をブラッシュアップして本選考に臨んでください。
2026年10月~12月(秋インターン・早期選考)
【この時期にやるべきこと】
- ・秋インターンに参加
- ・秋インターンの振り返り
- ・冬インターンの準備
- ・就活軸の設定
- ・早期選考の準備
多くの学生は、秋インターンの時期には、志望業界や志望企業がかなり絞り込まれているでしょう。企業の側も、秋インターンを採用に直結させている傾向があります。直接採用ではなくても選考プロセスの一部が免除されている場合もあるため、この時期のインターンはより本選考に近いものとして、意欲的に参加しましょう。
また、冬インターンの募集が開始される時期でもあります。冬インターンシップは大学の試験期間とも重なるため、冬インターンへの参加を希望する人は、スケジュール調整を早めに行ってください。インターン参加や振り返りを通して、就活の軸を固める時期です。
2026年12月~2027年2月(冬インターン・本選考エントリー)
【この時期にやるべきこと】
- ・冬インターンに参加
- ・冬インターンの振り返り
- ・早期選考の準備
- ・エントリー企業確定
- ・本選考エントリー
- ・ES作成
冬インターンは試験期間中に開催されるため、スケジュール管理、時間管理をしっかりすることが重要です。遅刻や当日になっての早退はNGで、「学生だから」という言い訳は通用しません。採用に直結しやすい冬インターンでは、企業の一員としての言動を意識しましょう。
また、この時期を目安にエントリー企業を確定し、本選考のエントリーを検討することをおすすめします。エントリー企業が決まれば、ESを含めた早期選考に向けた準備を進められます。これまでのインターン参加経験をもとに、具体的で気持ちが伝わるESを作成しましょう。
インターンシップのスケジュールに関しては、次の記事も参考になります。
2027年3月~4月(就活情報解禁)
【この時期にやるべきこと】
- ・本選考
- ・就活情報収集
就活情報が解禁となるため、まずは本選考に向けた情報収集を行います。あわせて、インターン参加によって、実際に現場にいたからこそわかる経験を元に、自分の適性を見直し、志望動機のブラッシュアップを行いましょう。
また、この時期から本選考に参加する場合もあります。本選考に至るまでの準備が結果に直結するため、逆算してしっかりと準備を進めることが大切です。
具体的に何をする?インターン前にしておきたい準備

インターン活動を成功させるためには、次の3点の準備が必要です。さっそく準備に取り掛かりましょう。
インターンシップの目的を明確にする
インターンシップに参加する前に、まず「何のために参加するのか」を明確にしておきましょう。目的が曖昧なまま参加すると、企業説明を聞くだけで終わってしまい、自分に合う企業なのか、どの職種に向いているのかを判断しにくくなります。
インターンシップの目的としては、次のようなものが考えられます。
- ・志望企業の仕事内容や職場の雰囲気を知る
- ・自分の専攻や研究内容がどの職種で活かせるかを確認する
- ・研究職、開発職、生産技術職、品質管理職などの違いを理解する
- ・社員の働き方やキャリアパスを知る
- ・自分に合う業界・企業・職種を見極める
- ・本選考で使える志望動機や自己PRの材料を得る
また、参加前には「インターン中に確認したいこと」をメモしておくのもおすすめです。たとえば、「若手社員はどのような業務を任されているのか」「研究で培った分析力や仮説検証力はどの場面で活かせるのか」「大学院での研究経験は評価されるのか」など、具体的な問いを持って参加すると、得られる情報の質が高まります。
インターンシップ後は、参加して感じたことを振り返り、志望度が上がった理由・下がった理由を整理しましょう。その振り返りが、今後の企業選びや本選考の志望動機作成にも役立ちます。
参加を志望する企業を詳しく研究する
インターンシップに参加する前には、志望する企業について詳しく研究しておくことが大切です。企業理解が浅いまま参加すると、説明を聞くだけで終わってしまい、自分に合う企業かどうかを判断しにくくなります。
まずは、企業の事業内容や主力製品・サービス、対象としている顧客、業界内での立ち位置を確認しましょう。あわせて、採用ページやインターン募集要項を読み、「どのような職種で募集しているのか」「インターンでどのような業務を体験できるのか」を把握しておくことが重要です。
また、企業研究では「その企業のどこに魅力を感じたのか」まで言語化しておくことが重要です。「事業内容に興味があるのか」「技術力に惹かれたのか」などを整理しておくと、インターン選考の志望動機や面接でも説得力を持って伝えられます。
参加前には、次の点を確認しておくとよいでしょう。
- ・企業の主力事業や製品・サービス
- ・募集されている職種やインターンの実施内容
- ・自分の専攻・研究内容と企業の事業との接点
- ・競合他社との違いや企業の強み
- ・若手社員の働き方やキャリアパス
- ・インターンで確認したいこと、質問したいこと
企業研究を丁寧に行っておくと、インターン中に社員へ質問しやすくなり、得られる情報も具体的になります。参加後の振り返りでも、「自分に合う企業か」「本選考でも志望したいか」を判断しやすくなるため、インターン前の企業研究は必ず行っておきましょう。
インターンシップ選考対策を行う
インターンシップには、エントリーシートや面接、適性検査などの選考が行われる場合があります。人気企業や大手企業のインターンは応募者が多く、早い段階から準備を進めておかないと、応募締め切り直前に十分な対策ができない可能性があります。
インターン選考に向けて、次の準備を進めておきましょう。
- ・自己分析を行い、自分の強みや価値観を整理する
- ・ガクチカや自己PRを作成する
- ・研究内容や専攻で学んだことをわかりやすく説明できるようにする
- ・企業研究を行い、志望動機を具体化する
- ・エントリーシートの添削を受ける
- ・面接でよく聞かれる質問への回答を準備する
- ・適性検査やWebテストの対策を進める
インターン選考の準備は、本選考にもそのまま活かせます。早い時期から自己分析や企業研究、エントリーシート対策を進めておくことで、インターンだけでなく、その後の就職活動もスムーズに進めやすくなるでしょう。
28卒インターンシップについてよくある質問

インターンシップのスケジュールを頭に入れたら、次は実際に情報収集を開始しましょう。ここでは28卒インターンシップについてよくある質問をご紹介します。
28卒インターンの締め切りはいつ頃?
夏インターンは、3年生の5月〜7月ごろに応募締め切りを迎える企業が多くあります。特に大手企業や人気企業は応募が集中しやすいため、4月の情報公開後すぐに募集要項を確認し、ESや面接対策を早めに進めておきましょう。
28卒が大手企業のインターンに参加するにはいつから動くべき?
大手企業のインターンを狙う場合は、3年生の春から情報収集を始めるのが理想です。人気企業では応募倍率が高くなるため、企業研究・自己PR・ガクチカ・研究内容の説明を早めに準備しておく必要があります。
インターンシップ先はどうやって探す?
インターンシップ先を探すときは、業界・職種・企業名だけでなく、プログラム内容や実施期間、大学や研究室からの紹介など、複数の視点から比較することが大切です。特に理系学生は、授業や研究で使える時間が限られるため、自分の専攻やスケジュールに合うインターンを効率よく探しましょう。
| 探し方 | 向いている人 | 確認するポイント |
| 業界で選ぶ | 専攻を活かせる業界を探したい人 | 化学系なら素材・医薬品・食品・化粧品、機械系なら自動車・精密機器・重工業、情報系ならIT企業・メーカーのDX部門など、自分の専門分野と関連する業界を確認する |
| 職種で選ぶ | 研究職・開発職・データ分析職など、興味のある職種がある人 | 募集職種、仕事内容、必要なスキル、専攻や研究内容との関連性を確認する |
| 企業で選ぶ | 志望企業や気になる企業がある人 | 採用ページやインターン募集情報を確認し、応募締め切り、選考内容、実施日程を早めに把握する |
| プログラム内容で選ぶ | 実際の業務や職場の雰囲気を知りたい人 | グループワーク中心なのか、職場体験があるのか、社員との座談会があるのかなど、参加して得られる経験を確認する |
| 実施期間・場所で選ぶ | 研究・授業・実験との両立を重視したい人 | 開催日程、実施期間、対面・オンラインの有無、移動時間、研究室の予定と重ならないかを確認する |
| 推薦・紹介で選ぶ | 研究室や大学経由の情報を活用したい人 | キャリアセンター、指導教員、研究室の先輩から紹介を受けられる企業がないか確認する |
早い段階から探し方を一つに絞りすぎると、選択肢が狭くなる可能性があります。最初は複数の方法で情報を集め、自分の専攻・興味・スケジュールに合うインターンシップを比較しながら選びましょう。
情報収集はどうする?
インターンシップの情報は、大学のキャリアセンターや企業サイト、就職情報サイトなど、複数の方法で集めることが大切です。情報源によって得られる内容やメリットが異なるため、1つの方法だけに頼らず、複数の手段を組み合わせて探しましょう。
| 情報収集の方法 | 特徴 | 活用するポイント |
| 大学のキャリアセンター | 大学に届いているインターンシップ情報を確認できる | 学部・専攻に合う企業情報を探せるほか、志望動機の作成や面接対策の相談にも活用できる |
| 企業サイト | 企業が公式に発信している採用情報やインターン募集情報を確認できる | 志望企業がある場合は、採用ページを定期的に確認し、応募開始日や締め切りを見逃さないようにする |
| 企業のSNS | インターン情報や説明会情報、社員の雰囲気などを知ることができる | 企業サイトだけでは分からない最新情報や社風を把握するために活用する |
| 就職情報サイト | 多くの企業のインターン情報をまとめて検索できる | 業界・職種・開催時期・実施場所などの条件で絞り込み、自分に合うインターンを探す |
| 就活イベント・合同説明会 | 複数の企業の情報を一度に集められる | まだ志望業界が決まっていない場合に、幅広い企業を比較する機会として活用する |
| 研究室・先輩・OB・OG | 実際に参加した人の体験談や選考情報を聞ける | 企業の雰囲気、選考で聞かれた内容、参加してよかった点など、リアルな情報を確認する |
特に理系学生は、授業・実験・研究で忙しく、情報収集に使える時間が限られがちです。そのため、就職情報サイトで広く探しつつ、気になる企業は公式サイトやSNSで詳細を確認し、大学のキャリアセンターや先輩からも情報を集めると効率的です。
インターンシップの情報収集は次の記事も参考になります。
理系学生は夏インターンと研究をどう両立すればいい?
夏インターンと研究を両立するには、応募前にインターンの実施期間・参加形式・拘束時間を確認しておくことが大切です。研究室の予定や実験スケジュールと重なる可能性がある場合は、早めに指導教員へ相談し、参加できる日程を明確にしておきましょう。
効率的にインターンを探すには?
研究・実験・授業で就活に使える時間が限られる理系学生は、すべてを同時に進めようとするのではなく、まずは自己分析、研究内容の整理、志望業界の候補出しを優先しましょう。そのうえで、応募締め切りが近い企業からES作成や面接対策に取り組むと、限られた時間でも効率的に準備を進められます。
研究や卒論などで、就活の時間がなかなか確保できない理系学生には、TECH OFFERを活用した企業探しがおすすめです。TECH OFFERは理系学生に特化したオファー型サービスです。
TECH OFFERに登録すれば、簡易自己分析を受けられます。1,000,000件の技術キーワードを元に自分の専攻やタイプにぴったり合った企業からオファーを受け取れる点がメリットです。
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28卒インターンのまとめ
本記事では28卒の就活スケジュールの変更と、ルール見直し後のインターンについて紹介しました。あわせて28卒のこれからのインターン活動に向けたスケジュールを、時期別に紹介しました。
28卒のインターンでは、企業理解を深めるだけでなく、自分の専門性や適性を企業に伝える機会としても重要性が高まっています。研究や授業で忙しい理系学生ほど、早めにスケジュールを把握し、参加目的を明確にしたうえで準備を進めましょう。
ぜひ早めの準備でインターン活動を成功させてください。



