こんにちは、理系就活情報局です。
新卒学生が就活をする際、必ずと言っていいほど筆記試験が課されます。様々な試験がありますが、そのうちの1つがWEB-CABとなります。
筆記試験で思うように点が取れなかったり、対策をおろそかにしたりすると、次の選考へ進めず、悔しい思いをすることになりかねません。
しかし、WEB-CABは独特な試験となり、対策が特に求められる試験です。
この記事でWEB-CABとCABとの違いから、試験対策の方法・高得点を取るコツまで徹底的に解説します。
これからWEB-CABを受験する予定の理系学生は、ぜひ参考にしてください。
WEB-CABとは何か
筆記試験「CAB」の一種
筆記試験は様々な種類がありますが、そのなかの1つ「CAB」の一種です。
基本的な内容についてはCABと同様に考えて問題ないでしょう。他の筆記試験と同様、事前の対策が選考突破の明暗を分けます。
違いは受験形式にある
CABとWEB-CABの違いは、下記の通りです。
・CAB(Computer Aptitude Battery)
ペーパーテスト形式で、一般的な筆記試験のように、紙と鉛筆を使って問題を解きます。
特定の試験会場に集合し、他の受験者と一緒に試験を受ける形式です。
問題の種類はWeb-CABとほぼ同じですが、時間配分や問題の順番が固定されているため、事前に対策がしやすいかもしれません。
・WEB-CAB(Web-Based Computer Aptitude Battery)
Web上での受験で、パソコンやタブレットを使って、自宅やインターネット環境のある場所から受験できます。
一つの項目が終わったら、次の項目の準備をする時間を取ることができるのが特徴です。
各問題にかけられる時間が表示されているため、苦手な問題に時間をかけすぎないように調整できるのは利点だと言えます。
基本的な問題構成はCABとWEB-CABに違いはない
基本的な問題構成、測られる出題項目はどちらの試験も同じです。
そのため、どちらの形式で受験することになったとしても基礎的な対策は同じだと考えて問題ないでしょう。
問題数や制限時間はCABの方が少し多くなっている
問題数や制限時間に関しては、CABの方が少し多めとなっているようです。
制限時間に応じて問題数も考慮されており、どちらかの試験が有利で、どちらかの試験が不利ということはありませんので安心してください。
CABより難易度も高く制限時間も短い
WEB-CABは、一般的にCABよりも難易度が高く、制限時間が短いとされています。
しかし、試験の構成などには違いがなく、どちらの試験を受験したとしても測られる能力に差が出ないように作られていますので、どちらを受けたかで差がつくことはないでしょう。
WEB-CABの受験方法
自宅からパソコンで受験
自宅からパソコンで受験するのが一般的です。
大学などの自習室で受けることもできますが、他の学生が騒いでいたり、周辺を通過したりするなど落ち着かないことが多いため、自宅での受験が無難でしょう。
自宅で受験する際は、家族に受験するので静かにしてもらうように依頼し、室内でペットを飼っている場合は邪魔されないようにしっかり部屋を施錠するなどの対策が必要です。
通信環境に注意して集中できる環境を準備する
通信環境が安定し、集中できるようにしましょう。
家族が掃除などの家事をしていたり、兄弟姉妹が騒いだりすることがないよう、事前にお願いしておくことが大切です。
夜などに受験する場合は、近くで何らかの工事がされていないかどうかを確認しておくと安心して受験できます。
WEB-CABの対策は?全体対策
まずは問題集を何度も解いて傾向をつかむ
どの筆記試験対策にも共通して言えることですが、まずは試験の特徴や出題形式に慣れて問題を解けるようになることが求められます。
問題集が大手書店またはネット通販で販売されていますので、手に入れて問題を何度も繰り返し解き、傾向を掴むことが大前提です。
何度も問題を解くことで、少しずつ問題形式や傾向に慣れることはできます。逆に言えば、対策する時間が少なければ、試験突破の可能性を下げてしまうことになりかねません。
問題を解くスピードは、問題形式や傾向に慣れ、正答率が上がってきてから考えましょう。
短時間で解けるように慣れる
CABとWEB-CABは、どちらも制限時間が短い筆記試験です。
基本的にすべての問題を解くことができない前提で作られていますが、それでもある程度の問題で政党を積み重ねることも必要とされています。
問題形式や出題傾向に慣れたら、次はできるだけ短時間で正確に解けるようになりましょう。制限時間が短い試験のため、より多く確実に解けるようになることが、試験突破の鍵となります。
WEB-CABの対策は?項目別対策
暗算はケアレスミスに注意する
暗算では、四則演算で穴抜きされた計算式が出題され、空欄にあてはまる数字を回答します。
「足し算」「引き算」「掛け算」「割り算」のような、基本的な問題が出題されますが、小数点や大きな数字が出題され、計算ミスしやすいのが特徴です。
小数点以下の切り捨てなど概算での計算に慣れ、ケアレスミスを少なくしましょう。
これは、SPIなど他の筆記試験にも言えることですが、電卓を使わずとも暗算で一定の答えを導き出せるようになることが一番の近道です。
普段から、電卓を使わない計算に慣れておくといいかもしれません。
法則性はパターンの見分け精度を上げる
法則性は、複数並んでいる図形の法則を読み取り、あてはまる図形を選びますが、出題形式は複数あります。
主な出題パターンは、一定の角度で図形が変化する回転、マス内で図形が動く移動、図形が上下左右斜めに動く交差移動、図形の個数が変わる増減です。
この試験はSPIの非言語能力に該当する項目だとも言えます。
必ず、いずれかのパターンに当てはまるはずなので、落ち着いてどのパターンか冷静に見極められるようにしてください。
命令表は冷静に分析できるようにする
命令表は、命令に従って表を完成させますが、思考力だけでは解くことができません。
図形がどのように移動したか、命令の取り消しはどうなったのかなど、複雑なものが多いため、メモして落ち着いた対処が必要です。
他の筆記試験では見られない形式なので、しっかり慣れておきましょう。
暗号は元の図形や状態をしっかり把握しておく
暗号は、異なる2つの図形が表示され、どのような変化を与えれば図形が一致するかを解答しますが変化パターンは色々あります。
色の反転、図形の大きさ変化、図形や文字の数の変化、字の並びが変わる、数字の増減、図形の変化です。
元の図形をしっかり覚えておくか、メモすることが重要になるでしょう。
また、素早く判断できるようになることも、性格に問題を解く上で必須となります。
性格検査は嘘をつかない
どの筆記試験でも共通していることですが、性格検査に決まった答えはなく、嘘をついて自分を取り繕った答えをすると自分の首を絞めかねません。
性格検査には、解答の整合性を測る仕掛けがされているので、大抵の場合は筆記試験の段階で落とされる仕組みになっています。
仮に筆記試験を突破して面接に進めたとしても、面接での受け答えや印象と性格検査に大きな乖離があれば、即座に落とされるからです。
企業の採用担当者は多くの志望者を面接しているため、取り繕っても見抜かれます。
自分に合わない企業への入社を防ぐという意味でも、自分をよく見せようと思わず正直に答えましょう。
IT業界を志望する場合は早くから対策しておくと有利に
CABとWEB-CABは、どちらもITエンジニアを目指す場合に課されるケースが多くなります。自分の志望企業の筆記試験を調べておくことはもちろん大切ですが、ITエンジニアの適性検査という位置づけで測られるあることを考え、早くから対策しておくと他の就活対策が楽になります。
逆に言えば、この筆記試験がなかなか解けない、どうしても点数が伸びないという場合は、自分にITエンジニアの適性がないと考えることもできます。
多くの企業で課されるSPIの対策をしながら、CABとWEB-CABなど他の筆記試験の対策を並行し、どの筆記試験が課されてもいいように準備するのが最もオーソドックスな対策です。
筆記試験は事前に対策をすることで突破できる可能性を自分で上げることができる試験でもあります。
しっかりと対策の時間を取り、志望企業の選考に備えましょう。
スカウトサービスに登録しておくと就活の視野が広がる
理系学生にとって、就活でスカウトサービスを利用するメリットは数多く存在します。
まず、企業から直接アプローチを受けるため、自分の興味関心に合った企業との出会いが期待できます。従来の求人サイトでは、数多くの企業の中から自分自身で探す必要がありましたが、スカウトサービスでは、企業側からアプローチされるため、情報収集の効率化が図れます。
また、スカウトされるということは、企業があなたのスキルや経験に注目しているということの裏返しです。そのため、自分の強みを再認識し、自己理解を深めるきっかけにもなります。
さらに、スカウトサービスの中には、企業とのマッチング率が高いことを謳っているものもあり、より効率的に内定獲得に繋げることができる可能性も秘めています。このように、スカウトサービスは、従来の就活の概念を大きく変え、学生にとってより有利な環境を提供してくれると言えるでしょう。
ぜひ、学業と就活を効率的に両立するためにも、テックオファーに登録しておくことをおすすめします。
まとめ
以上、Web-CABの概要やCABとの違い、対策法などについて解説しました。
筆記試験対策は、早い段階から始めることができ、他の就活対策と比べて手ごたえや習熟度が分かりやすいものです。
ぜひ、早い段階から取り組んで選考序盤で落とされることがないよう対策していきましょう。1問でも多く問題を解くことが、志望企業の内定の第一歩となります。