こんにちは。理系就活情報局です。
今回は、就活用語のひとつである「サイレントお祈り」について解説をしていくと共に、サイレントお祈りをされた時の対処法や対策なども紹介していきます。
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サイレントお祈りとは?
企業から不採用通知がこない不採用のこと
サイレントお祈りとは、何も通知がないまま不採用になることを意味します。
本来ならば書類やメールで不採用の連絡をするのが一般的ですが、最近では「選考通過者のみ連絡」といった説明もないまま、明確な連絡をしないといったケースも耳にします。
不採用が分かれば気持ちを切り替えて次に進めますが、サイレントお祈りされてしまうと、合否すら分かりません。スケジュールや今後の就活にも響いてしまいます。
厚生労働省による事業主啓発用パンフレット「公正な採用選考をめざして」には、採用通知について以下の記載があります。
◆応募者は、採否通知があるまで大変不安な状態で待っておりますし、他の企業への応募を差し控えている場合もありますので、採否の決定(内定)は速やかに本人に通知します。
◆特に不採用とする場合は、応募者の立場に十分配慮をして通知するようにしましょう。
引用:厚生労働省による事業主啓発用パンフレット「公正な採用選考をめざして」
明確なルール化には至っていないものの、厚生労働省はサイレントお祈りを推奨してはいないことがわかります。
サイレントお祈りは失礼?非常識?企業側の理由とは
時間と手間を省くため
一番の理由としてあげられるのが、時間と手間を省くためです。
書類選考から何万と言った書類が学生から届き、選考するだけでも一苦労であるのに、採用通知を一通一通返信していくというのは、長丁場でキリがないものです。
そんな中、不採用通知を送ることで、就活生からなぜ落とされたのかなどの質問を受けるケースも多々あることなどから、サイレントお祈りが企業のコストカットや時間を節約してくれることにつながります。
特に現在は人手不足というのが深刻な問題であり、なるべく少ない人数でコストを抑えながら作業をしていかなければいけないことからサイレントお祈りをせざるを得ない企業が多いとされています。
内定辞退に備えるため
後から内定辞退が出た時に声をかけて選考を進めたいというのも、サイレントお祈りの理由の1つです。
あらかじめ決められた採用人数に基づいて合格者を選んでも、内定を辞退されることはあります。
空いてしまった採用枠を補填したいとき、不採用通知を送らずキープしておけば不採用としていた候補者を繰り上げることができます。
質問対応を避けるため
不採用の通知をすると、「不採用となった理由を教えてください」といった質問や「何が足りなかったのかをきちんと教えてほしい」という問い合わせが発生することがあります。
就活生にとっては大きな悩みでも、何十件・何百件と重なれば相当な手間になってしまいます。また、個別に対応できるリソースがない企業もあるでしょう。
サイレントお祈りは、こういった事態を避ける目的でも行われていると考えられます。
サイレントお祈りされたと思った時の対処法
2週間を目安に待ってみる
連絡がこないからと言って、すぐに「だめだった」と次に進んでしまうのは時期尚早です。
「サイレントお祈りかもしれない」と思った時は、大体2週間を目安に待ってみることをおすすめします。
一般的に、選考の通知は合格者から先に通知していくことが多く、選考終了後1週間で合格者に採用通知を出し、後の1週間で不合格者に結果を通知していく流れです。
通知が届く可能性がある期間である2週間は、ひとまず待ってみると良いでしょう。
企業に問い合わせてみる
2週間経ってもなかなか結果が帰ってこない場合は、企業に問い合わせてみることも1つの対処法です。
企業に直接問い合わせてもいいのか不安になりますが、選考後に通知が来なければマナー違反にはならないので特に規定はありません。
問い合わせる前に、本当に通知がきていないか、メールの迷惑メールの枠や郵便物の中もしっかり確認してから問い合わせましょう。
切り替えて別の選考に注力する
2週間以上経っても何の連絡もなく、問い合わせたメールにも返信がない場合は気持ちを切り替えて別の選考に力を注ぎましょう。
選考結果を待っている間にも、時間は過ぎていきます。
「採用かもしれないし、サイレントお祈りかもしれない」と悩むよりも、ほかの選考に目を向けたほうがプラスに働きます。
採用の結果がはっきりせずすっきりしない気持ちになりますが、ほかの選考中に採用通知が届けばその時に検討すればいい話です。
まずは、自分の選択肢を狭めないために、就職活動を再開しましょう。
サイレントお祈りされてる?企業への問い合わせ方
問い合わせはメールがおすすめ
電話で問い合わせることもできますが、担当者が不在だったり、忙しい時間にかけてしまって折り返しになったりする可能性があります。
双方の負担を減らすためにも、サイレントお祈りの問い合わせはメールがおすすめです。
メールで問い合わせる際は、いつ面接を受けて何を知りたいのかが分かるようにしましょう。
また、問い合わせる際には結果を直接聞くのではなく、いつ頃に結果が出るのかを尋ねると良いでしょう。
結果を直接聞くよりも角が立たず、過ぎた日にちを告げられれば不採用だと分かります。
問い合わせのメール例文
件名:【◎月◎日実施の面接結果について】/◎◎大学(名前)
◎◎株式会社
人事部
(名前)様
お世話になっております。
◎◎大学◎◎学部の(名前)です。
先日はお忙しい中、面接のお時間をいただきありがとうございました。
◎月◎日の面接に参加いたしましたが、
その際、結果発表の日時を聞きそびれてしまいました。
面接の結果につきまして、
いつ頃連絡いただけるか伺ってもよろしいでしょうか?
本来であれば面接時に連絡時期を確認すべきところ、
メールでの連絡でご迷惑をかけることになってしまい、申し訳ございません。
ご多忙のところに催促の連絡を差し上げて誠に恐縮ですが、
お手すきの際にご連絡いただけますと幸いです。
お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。
===============
名前(ふりがな)
◎◎大学◎◎学部◎◎学科◎年
携帯電話:
メール:
===============
サイレントお祈りされた時のポイント
仕返しや苦情を入れることは避ける
将来のために真剣に就職活動をしているだけに、サイレントお祈りに怒りを覚える方もいるでしょう。
ですが、仕返しや苦情を入れることは避けましょう。
仕返しや苦情を入れて一時気持ちが収まったとしても、その企業に入社することは十中八九できません。
最悪の場合、苦情を入れたことで悪い評判を業界内に流されるかもしれません。
苛立ちや悔しさをぐっと堪えましょう。
ポジティブに割り切って別の選考へ向かおう
不採用の通知をしないことを事前に伝えていなかったり、合否の連絡をすることを伝えていたにもかかわらずサイレントお祈りをするような企業は、就活生への配慮が足りない企業とも捉えられます。
「自分には相応しくない会社だった」と考えるのも一つの手段です。
就活生に対して誠実ではない会社が、社員に誠実なのかは疑問です。
入社後に「社員を大切にしない会社だ」とストレスを感じるよりも、「入社前にわかってよかった」と発想を転換してみましょう。
ポジティブに割り切って、もっと自分に合う企業の選考を進めましょう!
サイレントお祈りを防ぐ方法
サイレントお祈りを避けたい方は、面接の場で通知期間を聞いておくことをおすすめします。
直接採用担当者に「面接の結果はいつ頃いただけますか」と確認しておけば、もしサイレントお祈りだった場合も問い合わせることなく気持ちを切り替えることができます。
質問するタイミングは、逆質問を聞かれるときがおすすめです。
気になることを聞いた後、最後に質問すると自然です。
通知期間を聞くときは、併せて通知方法も確認しましょう。
メールや電話なのか、それとも封書なのかを確認しておけば連絡の有無の確認もスムーズです。
まとめ
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