ものづくりエンジニアに対するあこがれや情熱はあっても、「志望動機となると何を書いたら良いのかわからない」と困ってしまう人は意外に多いもの。メーカー愛や情熱だけを書いても志望動機にはなりません。
志望動機作成には入念な準備が必要です。そして、書くための材料が集まったら、文章としてうまく構成しなければなりません。
本記事では、ものづくりエンジニアを目指す人のために志望動機の作成方法と例文を紹介します。
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ものづくりエンジニアの代表的な5業界
ものづくりとは、人間社会の利便性を向上させるために有形無形の「もの」を発想・設計し、製造する一連の営みを指します。ここでは、製造される「もの」の性質によって分類される、ものづくりエンジニアの代表的な5つの業界について簡単に説明します。
製造系
一般的に「ものづくり」として最初にイメージされるのが、製造系のものづくりです。製造系のものづくりエンジニアは、自動車・家電製品・産業機械など幅広い製品の設計・開発・製造を担当します。また、自動車や家電製品の部品となる鉄鋼やアルミ材などの材料を製造する金属加工、食品を加工する食品製造業なども製造系です。
自動車業界では、EV化や自動運転技術の進展に伴い、ソフトウェア開発の比重が増加しています。また、電機業界ではIoT化で製品の機能が高度化するなどITやAIの活用も進んでいます。
土木・建築系
土木・建築系のものづくりエンジニアは、道路・橋梁・トンネルなどの社会インフラの建設や、高層ビル・住宅などの建築物の設計・施工を行います。構造の強度や耐久性を考慮し、建築基準法や環境基準に従ってプロジェクトを進行させなければなりません。プロジェクト管理やコスト管理も重要な役割を担います。
職人系
職人系のものづくりエンジニアは、手作業による高品質なものづくりが特徴です。例えば、金属加工・木工・大工・左官・塗装・電気工事など、手作業による高度な技術を駆使する長年の経験と技能が求められる世界です。また、古民家再生や伝統工芸品製作など、伝統技術の継承が求められる分野もあります。
クリエイティブ系
クリエイティブ系のものづくりエンジニアは、デザインやアートを軸に独創的な製品を生み出す仕事が求められます。グラフィックデザインやアニメーション制作など、創造性を活かしつつニーズに応えた新しい価値を生み出すのが役割です。デジタルツールの利用やアートの技術を駆使し、独創的なプロジェクトを実現します。
IT系
IT系のものづくりエンジニアは、ソフトウェアやハードウェアの開発、システム設計などを行います。プログラミングやデータベースの設計、ネットワーク構築などデジタル技術を活用して製品やサービスを開発・提供します。特に、AIやIoTなどの最先端技術を使ったものづくりが注目されています。
ものづくりエンジニアの仕事内容
一口に「ものづくりエンジニア」といっても、製品が消費者の元に届くまで、研究開発、企画、生産管理などさまざまなプロセスがあり、多くの人が関わります。ここでは製造業に関わる主な仕事内容を紹介します。
研究・開発
新しい製品を生み出すための基盤となる研究や、既存製品の改良を行うのが研究開発担当者の仕事です。研究開発には主に3つの役割があります。
- ・新しい技術の研究
将来の製品に活かせるような新しい素材や技術の研究開発を行います。
- ・製品コンセプトの立案
消費者のニーズを捉え、新しい製品のアイデアを具体化します。
- ・試作品の作成
考え出したアイデアを実際に形にし、性能や機能を評価します。
企画
研究・開発で生まれたアイデアを、実際に製品として世に出すための企画を行います。企画担当者は以下の3つの仕事を担います。
- ・市場調査
消費者のニーズや競合製品を調査し、製品のコンセプトを具体化します。
- ・製品計画
製品化に必要なコストやスケジュールを計画し、事業計画書を作成します。
- ・マーケティング戦略
製品をどのように市場に展開していくか、具体的な戦略を立案します。
設計
製品の設計図を作成し、製品の形状や機能を決定するのが設計の役割です。設計の仕事は一般に以下の3つに分類されます。
- ・製品設計
3D-CADなどの設計ツールを使い、製品の形状や構造を設計します。
- ・部品設計
製品を構成する部品一つひとつの設計を行います。
- ・試作評価
設計した製品が、設計通りの性能を発揮するかを評価します。
製造・加工
設計図に基づいて、実際に製品を製造するのが製造・加工の役割です。このプロセスでは、主に次のような仕事に分かれます。
- ・部品加工
設計図に基づいて、金属やプラスチックなどの部品を加工します。
- ・組立
加工した部品を組み合わせて製品を完成させます。
- ・生産ラインの管理
生産ラインの効率化を図り、製品の品質を確保します。
生産技術
製造工程を効率化し、生産性を向上させるのが生産技術の役割です。生産技術の工程は主に次の2つに分けられます。
- ・生産設備の設計
製品を製造するための機械や設備を設計します。
- ・生産工程の改善
生産工程の無駄を省き、生産効率を向上させます。
生産技術職については、次の記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてください。
品質管理
製品の品質を確保するのが品質管理部署の仕事です。品質管理では、主に次のような役割を担います。
- ・品質基準の設定
製品が満たすべき品質基準を設定します。
- ・検査
製品が品質基準を満たしているか検査を行います。
- ・不具合対応
製品に不具合が発生した場合、原因を究明し対策を講じます。
サービス
製品が顧客のもとへ届いた後も、エンジニアの仕事は続きます。継続して購入してもらうために、サービス部門は大きな役割を担っています。
- ・アフターサービス
製品に関する問い合わせに対応したり、修理を行います。
- ・技術サポート
製品の使い方に関するサポートを行います。IT関連などでは、企業向けの学習プログラムを作成し、出張講義などを行う場合もあります。
- ・製品改良
顧客のフィードバックを元に、該当部署に対して製品改良に向けた提案を行います。
ものづくり企業が求めるエンジニア像とは?
ものづくり企業が求めるエンジニア像について、5つの要素に分けて説明します。
専門知識・スキル
企業が求めるエンジニアには、業界や職種に関連する専門知識やスキルが不可欠です。例えば、製造業では機械工学や材料科学、IT業界ではプログラミングやデータベース設計など、各分野での深い理解と実践能力が求められます。技術革新を支え、企業の競争力を高めるために重要です。
技術力と創造力のバランス
ものづくりエンジニアには、技術力と創造力の両方が求められます。技術力に裏付けされた創造的なアイデアを形にすれば、革新的な製品やサービスを生み出せるからです。技術力だけでなく、ものづくりに対する情熱が原動力となってアイデアが生まれ、それを実現するための創造力が養われます。
論理的思考力
論理的思考力は、問題解決や設計プロセスにおいて非常に重要です。エンジニアは、複雑な課題に対して段階的に分析し、合理的な解決策を導き出す能力が求められます。
また、出来上がった製品から、「なぜこのように動作するか」を調査する「リバースエンジニアリング」の思考も重要です。企業は論理的思考を持つエンジニアを必要としています。
プロジェクト管理能力
ものづくりの現場では、プロジェクトの進行管理やスケジュール調整が重要な役割を果たします。エンジニアには、複数のタスクを効率的に管理し、プロジェクトを計画通りに進める能力が求められます。予算管理やリスク管理も含め、全体を見渡してプロジェクトを成功に導く力が必要です。
コミュニケーション能力
エンジニアには、チーム内外でのコミュニケーション能力も求められます。具体的には、技術的な内容をエンジニア以外のメンバーや顧客に分かりやすく伝えたり、説明したりする能力が求められます。他の部門と協力してプロジェクトを進める能力も重要です。
また、異なるバックグラウンドを持つメンバーとの意見交換や、フィードバックを受け入れる柔軟性も必要です。プロジェクトのスムーズな進行が可能になります。
言葉巧みである必要はありません。協働を可能にする能力がエンジニアに求められるコミュニケーション能力です。
ものづくりエンジニアの志望動機を書く際のポイント
ここでは、ものづくりエンジニアとして企業に応募する際の志望動機を書くポイントを説明します。
なぜその企業でなければならないのか?
志望動機を書く際には、まず「なぜその企業でなければならないのか?」を明確にしましょう。企業が知りたいのは、就活生が「ものづくり企業が数多くある中で、なぜA社やB社ではなく自社を志望しているのか」という点です。
疑問にきちんと答えるため、企業の特徴や強み、事業内容をよく調べて共感する点を具体的に述べましょう。例えば、企業が特定の技術に強みを持っている場合を考えましょう。技術に惹かれた理由や該当分野で自分がどのように貢献できるかをアピールすることが有効です。
自身の経験と企業の求める人物像の一致
企業が最も知りたいのは、「志望者が長期にわたって自社に便益をもたらしてくれるのか?」です。企業側には自社の経営戦略を踏まえた「求める人物像」があります。就活生は、自分が求める人物であることを証明しなければなりません。
そのために、企業の求めるスキルや価値観を理解し、関連する自身の具体的な経験や実績を述べましょう。企業にとって自分が適切な候補者であることを伝えられます。例えば、大学でのプロジェクトやインターンシップで得た経験を具体的に説明し、企業の目指す方向性とどのように一致しているかを示しましょう。
ものづくりへの情熱
どんなものづくりメーカーにも共通するのは、「ものづくりを通して、世界を良くすること」に対する情熱です。そのため、ものづくりエンジニアを志望する就活生も、ものづくりへの情熱を伝えることが不可欠です。具体的なエピソードを交えて、ものづくりに対する思いや、今まで取り組んできた研究に対する姿勢を示しましょう。情熱的に取り組めば、困難な課題にも挑戦し続ける姿勢が伝わり、企業に対して強い印象を与えられます。
次の記事では、実際のものづくりエンジニアの声が紹介されています。ぜひ参考にしてください。
ものづくりエンジニアにおける志望動機作成のステップ
ここでは、ものづくりエンジニアとして志望動機を作成する際の具体的なステップを説明します。
ステップ1:企業研究でなぜその企業かを明確化
まず最初に行うべきは、企業研究です。「なぜその企業に興味を持ったのか」「企業で働きたい理由」を明確にしましょう。企業の強みや特徴、事業内容を深く理解し、自分が共感できる点や挑戦したい分野を見つけることが重要です。企業研究で得た情報をもとに、志望動機の核となる部分を形成します。
ステップ2:自己分析でエピソードを探す
次に、自分自身の過去の経験や実績を振り返り、企業が求める人物像と合致するエピソードを探しましょう。自己分析を通じて、自分の強みやスキルがどのように企業へ貢献できるかを考えます。企業に対して自分が適任であることを説得力を持って伝えられます。
ステップ3:自己PRで自分が貢献できることを
ステップ2で見つけたエピソードをもとに、自分が企業にどう貢献できるかをアピールします。具体的なスキルや経験を示し、企業の目指す方向やプロジェクトにどう役立つかを明確にしましょう。自己PRを通じ、企業に対して「この人材が欲しい」と思わせることが目標です。
ステップ4:3ステップを文章に落とし込む
最後に、今までのステップで整理した内容を1つの文章にまとめます。志望動機としての文章は、明確かつ簡潔に、自分の思いや意図が伝わるように構成します。特に、企業が興味を引くような内容を前面に押し出し、読み手に強い印象を与えることが大切です。
志望動機作成については、次の記事でも詳しく説明しています。
ものづくりエンジニアにおける業界・職種別志望動機の例文
では、ここから志望動機の例文を紹介します。自分の志望業界や職種、志望動機に近いものを参考にしてください。
家電メーカーで組み込みエンジニアを志望する際の例文
貴社の家電製品が持つ高い技術力とユーザー視点を重視した設計に強く共感し、組み込みエンジニアとして貢献したいと考え、志望いたしました。特に、貴社のスマート家電製品が日常生活をより快適にするための革新技術を他社に先駆けて導入している点に強く惹かれています。
大学では、マイクロコントローラを用いた組み込みシステムの開発に携わり、効率的な電力制御やセンサーとの連携を実現するプログラムを作成しました。経験を通じて、ハードウェアとソフトウェアの協調が重要であることを学びました。
また、私は幼少期から家電製品に強い興味を持ち、自ら修理や改良を試みてきた経験があり、ものづくりへの情熱は人一倍です。この情熱を活かし、貴社の製品開発において、消費者により愛される家電の実現に貢献したいと考えています。
貴社の一員として、これまでに培った技術力と情熱を持って、組み込みエンジニアとしてさらに成長し、製品開発に貢献していきたいと強く思っています。
IT企業で回路設計エンジニアを志望する際の例文
私は、貴社が次世代のデジタル技術を先導し、革新的な製品を開発していることに強く惹かれ、回路設計エンジニアとして貢献したく志望いたしました。特に、貴社のAIやIoT関連製品が社会に大きなインパクトを与えている点に魅力を感じております。
私は大学で、デジタル回路の設計と最適化に関する研究を行い、特に低消費電力と高効率を両立する回路設計に取り組みました。FPGAを用いたプロジェクトでは、限られたリソースの中で最適な設計を実現し、システム全体のパフォーマンス向上に寄与できました。この経験が貴社のデジタル回路設計に貢献できると確信しています。
また、今までに複数の技術セミナーに参加し、新しい設計手法を勉強しています。持ち前の探究心と向上心を活かし、貴社の一員として次世代の製品開発で重要な役割を果たせるよう努めていきます。
機械メーカーで生産技術エンジニアを志望する際の例文
私は、貴社の精密機械の製造における卓越した品質管理に強く共感し、生産技術エンジニアとして貢献したいと考え志望いたしました。特に、貴社がグローバル市場で展開する高品質な製品が、多くの顧客に信頼されている点に魅力を感じています。
私が生産技術に興味を持ったきっかけは、大学の授業で製造プロセスの自動化の具体例を数多く学んだ経験にあります。なかでも貴社の生産ラインの効率化は、国内のみならず海外にも取り入れられていることを知り、感銘を受けました。貴社のユースケースを応用して、私自身も実験工程のボトルネックを解消する改善策を提案・実施し、実験時間の短縮と効率化を実現できて教授からも良い評価をいただきました。自分なりに培ってきた生産技術者としてのマインドは、貴社が求める生産現場での技術的課題を解決できるエンジニアとして、貢献できると確信しています。
貴社の一員として、今までに培った知識と経験を活かし、生産技術エンジニアとしてのスキルを磨きつつ、貴社の製品が持つ競争力をさらに高めるために貢献したいと強く思っています。
化学繊維メーカーで品質管理エンジニアを志望する際の例文
私は、貴社製造の化学繊維が持つ高い品質と安全性に深く共感し、品質管理エンジニアとして貢献したいと考え志望いたしました。
私は幼少期から洋服の裏地の肌触りが好きで、服そのものより裏地に興味を抱いていました。やがて、化学繊維の製造工程に興味を持つようになり、大学は化学工学に進学しました。授業を通じて原材料の選定から最終製品に至るまでのさまざまなプロセスを学んだのですが、特に興味を持ったのは品質管理に関してです。
当時、私はDtoCのアパレルブランドで品質管理のアルバイトをしていたのですが、商品の信頼性を高めるためには徹底した品質管理が重要であると考えるようになりました。品質管理について学べば学ぶほど、さらに上流の製造工程でエンジニアとして品質管理に関わりたいという思いが強くなったのです。グローバル市場で高い評価を得ている貴社の一員として、品質管理エンジニアとしてのスキルをさらに磨きながら、貴社の製品が持つ高い品質と信頼性を支える役割を果たしていきたいと強く願っています。
ハウスメーカーで建築設計エンジニアを志望する際の例文
私は、貴社が提供する住宅のデザインと技術力に深く共感し、建築設計エンジニアとして貢献したいと考え、貴社を志望いたしました。特に、貴社の住宅が快適に暮らせる憩いの場として、多くの顧客に長く愛されている点に強く魅力を感じています。
大学では、建築設計に関する専門知識を学ぶとともに、インターンシップに参加する中で、複数のプロジェクトで設計から施工までのプロセスに携わってきました。また、CADソフトを用いた設計や3Dモデリングの技術を習得し、顧客のニーズを反映した設計提案を行うスキルを磨いてきました。貴社が求める、技術力と創造力を兼ね備えた設計エンジニアとして、自分の経験が役立つと確信しています。
今までに培った建築設計の知識とスキルを活かし、貴社の住宅が持つ高い品質とデザイン性をさらに高めるために尽力します。
ものづくりエンジニアの志望動機でありがちなミスと改善策
志望動機を書く際にありがちなミスとその改善策について説明します。
企業研究が不足
志望動機でよく見られるミスの1つは、企業研究が不足していることです。企業の特徴や強み、具体的な事業内容について十分に理解せずに志望動機を書くと、抽象的な表現になりがちです。表面的な理由に終始し、企業側からも「別に自社でなくてもかまわないのだな」と見られて本気度が伝わりません。
【改善策】
企業の公式サイトやニュース、製品情報を徹底的に調べ、「具体的にどの部分に共感したのか」「自分との接点は何か」を明確にすることが重要です。
自己分析が不足
もう1つのよくあるミスは、自己分析が不足していることです。自分の強みや経験が明確でないと企業が求める人物像に合致していると示せず、説得力のない志望動機となります。
【改善策】
自分の過去の経験やスキルを振り返り、企業が求める能力とどのように関連しているかを考え、自分自身の適性を具体的にアピールしましょう。なぜ企業が自分を採用しなければならないのかが、明確に伝わるようにすることが重要です。
熱意が伝わらない
最後に、志望動機でありがちなミスとして、熱意が伝わらないという点が挙げられます。企業が第一志望ではない・作成しなければならないエントリーシートの数が多いときなどは、使いまわしの志望動機になってしまいがちです。しかし、文章が形式的で、ただの一般的な内容に終始してしまうと、企業から「本当に自社で仕事がしたいのか?」と疑問を抱かせ、面接に進めない可能性もあります。
【改善策】
何番目の志望であったとしても、企業に入社したい意欲がある場合は、自分の気持ちに焦点を当てましょう。おおまかなテンプレートを用意しつつも、具体的なエピソードや自分の言葉を用い、企業に向けて自分の情熱ややる気をしっかりと伝えましょう。熱意が伝わる志望動機は、企業に対して強い印象を与えられます。
自分の強みと企業が求める人材が一致した志望動機を
理系学生の中には、小さいころからものづくりに憧れ、エンジニアを志望している人も多いでしょう。
しかし、残念ながら熱い思いを、正直に企業に伝えるだけでは、「志望動機」としては不十分です。
- ・なぜその企業でなければならないか
- ・企業はなぜ自分を採用しなければならないか
この2つの要素とともに、情熱を伝えてください。
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