こんにちは。理系就活情報局です。
面接で「最近気になったニュースを教えてください」と聞かれて、内心冷や汗をかいた理系就活生も少なくないと思います。
「時事問題対策をさぼっていたので、慌てて変なことを言ってしまった」
「そもそも、面接で話すニュースの選び方がわからない」
そんな悩みを持つ理系就活生向けに、今回は「面接で時事問題を聞かれたら?」というテーマで解説します!
時事問題に不安を感じている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
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面接で時事問題を聞かれる理由
社会への関心の深さを知りたい
時事問題を聞くことで、企業は就活生が社会にどれだけ関心を持っているかを知ろうとしています。
社会で働くに当たって、社会を取り巻くニュースは人ごとではありません。
特に、志望業界や企業に関連する時事問題は、直接業務に影響を与える可能性もあります。
採用担当者は、時事問題を通じて社会人として働く姿勢と仕事への向き合い方を判断しているので、対策を疎かにしないように気をつけましょう。
就活生の情報収集力を知りたい
企業が面接で時事問題を質問するのは、就活生の情報収集能力を知りたいと考えているからです。
たとえば、時事問題に詳しい人なら、入社後も最新技術の動向や研究発表に目を配り、自社の事業に活用する方法を考えるでしょう。
ビジネスの世界は変化がめまぐるしく、特に理系就活生がめざす業界では、常に最新の情報を取り入れる力が求められます。
採用担当者は、応募者が日常的にニュースを追い、自分なりの考えを持つ習慣があるかどうかを見ることで、入社後に活躍してくれそうな人材かどうかを見極めようとしているのです。
就活生の価値観や人柄を知りたい
企業が面接で時事問題を質問するのは、就活生の価値観や人柄を知りたいと考えているからです。
社会で起きているニュースはさまざまで、その中でどんな出来事にどのように注目しているのかは一人ひとり異なります。
時事問題への着眼点からは、価値観や人柄が浮き彫りになります。
企業は、時事問題を聞く質問の答えとして正解を求めているわけではなく、学生の人となりを理解しようとしているのです。
就活生の意見の伝え方を見たい
企業が面接で時事問題を質問するのは、就活生の意見の伝え方を見たいと考えているからです。
企業は面接で時事問題を聞くことで、就活生が自分の意見をどのようにまとめて表現しているのかを評価します。
説明の仕方によって、就活生の時事問題への理解や考えの深さが浮き彫りになり、他者へ伝える力がどれだけあるのかがわかります。
面接で取り上げるニュースの選び方
直近のニュースを取り上げる
面接で時事問題について聞かれた時は、できるだけ直近のニュースを取り上げることが望ましいでしょう。
直近の範囲内は長くて「一年以内」ですが、時事性の高いニュースを扱う場合は、その分野の最新情報を確認しておくことが不可欠です。
ただし、あまりにも直近のニュースの場合は、まだ情報が限られていて詳細が不明なものもあります。そうしたニュースは話題として避け、十分意見がまとめられるニュースを選びましょう。
信頼できる情報源から選ぶ
面接で時事問題について聞かれた時は、信頼できる情報源から選びましょう。
誤情報や偏った情報を避けるため、必ずNHK、日本経済新聞、BBCなどのソースのはっきりした信頼できるメディアから得たニュースを選んでください。
情報の正確さは、信頼感につながります。
間違っても、まとめサイトやメディア発ではない動画から情報を取るのはやめましょう。
志望業界に近いニュースを選ぶ
面接で時事問題について聞かれた時は、志望業界に近いニュースを選びましょう。
志望業界に関係するニュースを選べば、採用担当者に業界への関心と理解をアピールできます。
たとえば、金融業界なら金融政策や市場動向、IT業界ならAI、DX、サイバーセキュリティなど、業界の課題やトレンドに触れつつ、自分がどのように貢献できるかを話すと説得力が増すでしょう。
面接で取り上げない方がいいニュース
宗教
面接で時事問題について聞かれた時は、宗教について取り上げるのは避けましょう。
宗教や、宗教と密接な民族、政治的なイデオロギーに関連するニュースは、センシティブな
話題です。
就活生・面接官ともに個人的な価値観が反映される話題のため、避けたほうが賢明です。
芸能
面接で時事問題について聞かれた時は、芸能について取り上げるのは避けましょう。
ゴシップやバラエティ、スポーツをはじめとする芸能の話題は、面接に不適切な印象を与えてしまいます。
ビジネスの場での適性や社会人らしさが問われる面接では、不真面目な印象を与える可能性があるため、避けた方が賢明でしょう。
ネガティブな要素が強い内容
面接で時事問題について聞かれた時は、ネガティブな要素が強い内容は避けましょう。
センセーショナルな要素の強い重大な犯罪など、ネガティブな要素が強い内容のニュースは、批判や否定的な意見に終始してしまいがちです。
選ぶニュースによっては自分の意見が偏ってしまい、面接官にネガティブな印象を与えてしまうかもしれません。
ニュースを選ぶ時は、自分の考えを提示することを念頭に置いて検討しましょう。
面接で時事問題を聞かれても焦らないための準備法
信頼できる情報源に日頃から目を通す
面接で時事問題を聞かれても焦らないための準備法の1つ目は、信頼できる情報源に日頃から目を通すことです。
面接の直前になってニュースに目を通すのではなく、正確な情報を提供するメディアを日常的にチェックして、習慣づけておきましょう。
信頼できる情報源としては、日本経済新聞、NHKニュース、BBC、CNNなどがおすすめです。
業界の時事問題をまとめておく
面接で時事問題を聞かれても焦らないための準備法の2つ目は、業界の時事問題をまとめておくことです。
業界研究を通じて注目分野を特定し、志望する業界が抱える課題やトレンドを調べて、どのような時事問題が関連しているかをリストアップしてまとめておきましょう。
例:
・IT業界:AIの進化、サイバーセキュリティ、デジタルトランスフォーメーション(DX)
・金融業界:金融政策、フィンテック、インフレと金利動向
・製造業:カーボンニュートラル、サプライチェーン問題、ロボティクス
・食品業界:フードテック、サステナビリティ、食料自給率の課題
時事問題への意見をまとめる
面接で時事問題を聞かれても焦らないための準備法の3つ目は、時事問題への意見をまとめることです。
日常的にニュースに目を通す習慣をつけるとともに、考える習慣をつけて自分の意見をまとめておきましょう。
時事問題への意見をまとめるときは、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
・このニュースはなぜ重要なのか?
・自分はどう考えるか?
・この話題は志望業界にどう影響するか?
時事問題が仕事に及ぼす影響を想定する
面接で時事問題を聞かれても焦らないための準備法の4つ目は、時事問題が仕事に及ぼす影響を想定することです。
気になった時事問題を、「自分が働こうとしている環境にどう影響を与えるか」という視点で整理してみましょう。
たとえば、テクノロジーの進展(生成AIの普及)のニュースを取り上げる場合は、以下のように影響を整理します。
影響:業務の効率化や新たなサービスの創出が可能→ 従来のビジネスモデルに影響
課題:著作権や正確性など、人の目を介在させずに生成AIを使うのは危うい部分がある
就活生としての視点:「AIを活用した業務改善のアイデアを提供したい」とアピール
自分の意見に客観性があるか確認する
面接で時事問題を聞かれても焦らないための準備法の5つ目は、自分の意見に客観性があるか確認することです。
面接で自分の意見を述べるためには、時事問題について客観性のある考えを持っているか確認しましょう。
そのためには、自分と反対の意見を調べ、その主張に対する自分の考えを整理します。
それぞれの意見のメリット・デメリットを整理して、問題を多面的に捉えることで、自分の考えの客観性を補強できます。
面接で時事問題を聞かれた時の答え方
最初に時事問題を端的に説明する
面接で時事問題を聞かれた時は、最初に結論として時事問題を端的に説明しましょう。
結論は1文程度で、長くとも60字程度に収めると採用担当者にも伝わりやすくなります。
短く感じるかもしれませんが、あくまで簡潔な内容にすることで、採用担当者が興味を持てる余白を残すことができます。
注目している点と自分の意見の概要を語る
次に、注目している点と自分の意見の概要を語りましょう。
結論を補足するために、時事問題を取り上げた理由の概要を述べます。
この後、取り上げた理由や考えについて詳しく説明するため、ここでは詳細に説明する必要はありません。
取り上げた理由や考えを詳しく説明する
次は、具体例として時事問題を取り上げた経緯と自分の考えを詳しく説明しましょう。
具体例を書くときは、日付や数量といった数字がある場合は盛り込むと、具体性が増します。
目安としては、200~300字程度の分量にすることをおすすめします。
結論として仕事への活かし方を説明する
最後に、結論として仕事への活かし方を説明しましょう。
質問の答えの中で取り上げたニュースから得た学びがどのように自分の成長や入社後の仕事につながるのかを節目すると、入社後の意欲を示せます。
面接で時事問題を聞かれた時の回答例
副業と働き方
私は、副業の普及と働き方の変化のニュースについて注目しています。
近年、副業を解禁する企業が増え、個人がスキルを活かして多様な収入源を得る機会が広がっています。この背景には、働き方改革やリモートワークの普及があり、企業と従業員の関係が大きく変化していると感じます。
一方で、副業には労働時間の管理や本業とのバランスといった課題もあります。
私は、副業が従業員の成長を促し、企業の競争力強化にもつながると考えています。
また、貴社のように社員のキャリア形成を支援する企業において、副業を活用した新たな働き方を提案し、柔軟な組織文化の実現に貢献したいと考えています。
出生率の低下
私は、日本の出生率の低下について注目しています。
2022年の時点で出生数は80万人を下回り、現代日本では少子化が深刻化しています。
この背景には、結婚や出産に対する経済的負担や、育児と仕事の両立が難しい社会環境があると考えられます。少子化は労働力不足や社会保障制度の維持に影響を与えるため、早急な対応が求められます。一方で、リモートワークや育児休業の拡充など、働きやすい環境を整える企業が増えており、こうした取り組みは少子化対策にもつながると感じています。
私は、子育て支援制度や柔軟な働き方を推進する仕組みづくりを通じて、企業の社会的責任を果たす一助を担いたいと考えています。
人手不足
私は、日本の人手不足問題に注目しています。
高齢化が進み、生産年齢人口が減少する中、多くの業界で人材確保が課題となっています。特に、介護や建設業界では深刻で、労働環境の改善や外国人労働者の活用が進められています。一方で、AIやロボットを活用した業務の自動化や効率化も注目されていますが、これには初期投資や専門知識が必要で、中小企業にはハードルが高いと感じます。
私は、人手不足の解消には、働き方改革やスキル向上のための教育、さらにテクノロジーの活用が重要だと考えます。
私は入社後も、働きながらこの課題に取り組むことで、持続可能な成長を実現し、社会全体に貢献できると考えています。
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そのため、大手ナビ型サイトに登録しているだけでは、取りこぼしてしまう求人が増えています。
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企業は逆求人サイトを通じて、自分のニーズに合った学生を探しています。
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まとめ
時事問題に関する適切なトピックを選び、わかりやすい回答の構成を意識すれば、面接でも落ち着いて自分の意見を採用担当者に対して効果的に表現することができます。
日々の積み重ねを大切にしながら時事問題に向き合い、面接で質問されても焦らずに答えられるよう、しっかり備えておきましょう!