こんにちは。理系就活情報局です。
就活をする中で、避けて通れないのが志望企業に対する自己PRです。何をアピールするかによって、その学生の個性や強みが出るため他の学生と差別化するチャンスでもあります。
人によっては計画性があることを自己PRとして考えている学生もいるのではないでしょうか。
「自己PRで計画性をアピールするにはどうしたらいいの?」
「計画性をアピールすることで、企業にどう思われるのだろうか」
これから就活の中で計画性があることをアピールしたい理系学生に向けて、今回は具体的な例文や注意事項などを解説します。
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自己PRで企業が求める「計画性のある人」とは
自己PRで企業が計画性のある人を求め、評価する場合どのような点で評価するのでしょうか。
評価ポイントを知っておくことは、選考の受け答えや具体的な自己PRで大きな差を生むことになります。本章では、企業が求める「計画性のある人」の具体的な中身を解説します。
自己管理能力がある
計画性がある人は自己管理ができ、自ら目標を設定して行動できるという評価をされることが多いでしょう。
例えば、資格取得などの自己研鑽や、授業やバイト・サークル・研究などの複数のタスクを管理できるなど、人に言われなくても計画を立てて自己管理ができるとみなされます。
社会人になると、新人の頃は先輩や上司がフォローしてくれますが徐々に自立して与えられた仕事を期日までに計画立てて処理していく能力が必要です。
自己管理能力があることは基本的なことを任せられると企業は評価するでしょう。
物事を進める方法や順序などを考えられる
計画性がある人は何をどの順序で進めるべきかを考え、行動に映せると考えられます。社会人になれば、複数の仕事やタスクを同時進行で処理していくことは日常茶飯事です。
計画性があるということは、優先順位をつけて効率よく物事を進められ、生産性の向上が期待できると評価されるでしょう。
期限を守ることができる
期限を守り、しっかりと責任を果たすことができるとみなされます。あらゆる仕事において納期厳守が求められる中、安心して仕事を任せられることは、社会人として必要不可欠な能力です。
複数の仕事を状況に応じ、進捗管理を行いながら計画的に実行する力が重要視されるため、計画性があるということは、それだけで評価の対象とされます。
自己PRで計画性をアピールするためのポイント
では、自己PRで計画性があることをアピールするためには、どうしたらいいのでしょうか。効果的にアピールするためには、しっかり伝わるように筋道立てた話し方が重要です。
ここでは、具体的にどうしたらいいのかポイントをお伝えします。
結論から伝える
自己PRに限りませんが、面接では必ず質問された答えは結論から話し始めることが大切です。その方法として、PREP法を利用すると良いでしょう。
PREP法は、相手に自分の考えや情報を整理し、分かりやすく伝えるための構成法です。Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論の再確認)の順に話すことで、論理的で説得力のある伝え方ができます。面接だけでなく、社会人になってからもプレゼンテーションや会議など、様々な場面で活用することができます。
ぜひ、学生のうちに身につけておきましょう。
具体的なエピソードを伝える
自分が本当に計画性を持って行動していることを証明するために、客観的な視点を取り入れた回答をしましょう。
具体的な数字やエピソードを交えて説明することで、採用担当者はあなたの回答に納得し印象に残りやすくなります。
入社後に活かせることをアピールする
企業が求める人材に合わせて、アピールする計画性の内容を変えることも大切です。
計画性と言っても、企業や職種ごとに求められるスキルが異なります。計画性があることを具体的にどのような場面で活用できるのか、企業研究や職種研究から自分なりに導き出し、アピールできるようにしておきましょう。
計画性の自己PRの例文
具体的に、計画性を盛り込んだ自己PRの例文をどう作ればいいのか悩んでいる学生のために、それぞれのエピソードに合わせた例文を紹介します。
ゼミ・研究室
私は、○○ゼミ(研究室)において、発表資料の作成を担当しました。限られた時間の中で、複雑な研究内容を分かりやすく伝えるためには、論理的な構成が不可欠です。そのため、発表内容を整理し、視覚的に分かりやすい資料を作成するために、綿密な計画を立てました。発表後には、聴衆からの質問にも的確に答えられ、高い評価を得ることができました。この経験から、私は、複雑な問題に対しても、全体を俯瞰し、計画的に解決策を導き出すことができる能力を身につけました。
学業・資格取得
私は、大学3年の時にTOEIC900点取得を目標に、計画的な学習に取り組みました。まず、現在の英語力と目標点を比較し、具体的なロードマップを作成。その後、毎日少しずつでも英語に触れる習慣を続け、模試で弱点分野を徹底的に克服しました。結果、目標を達成し、英語力向上だけでなく、計画性と継続力の重要性を学びました。
部活
大学の水泳部では、私はインカレに向けて練習計画を立てていました。体力強化のためのトレーニングメニューや、苦手な泳法の克服のための練習メニューなどを、選手の個性や大会までの期間を考慮して作成しました。計画を実行することで、チーム全体のレベルアップに貢献し、目標としていた大会で好成績を残すことができました。この経験から、私は目標達成のために、計画性を持って行動することの大切さを学びました。
留学
私は、○○大学へ留学中に研究プロジェクトのリーダーを務めた経験から、計画性の重要性を学びました。限られた時間と資源の中で、様々な国から来たチームメンバーと協力し、実験計画を立て、実行しました。その際、各メンバーの役割分担を明確にし、定期的な進捗報告会を実施するなど、綿密な計画を立てることで、プロジェクトを成功させることができました。この経験から、私は目標達成のために、計画的に行動することの重要性を深く認識し、どんな状況でも冷静に判断し、最適な解決策を導き出すことができる力を身につけました。
アルバイト
大学2年時から家庭教師のアルバイトを始め、中学3年生の数学の指導を行っていました。生徒の学力や性格を分析し、一人ひとりに合わせたカリキュラムを作成。定期テスト前には、重点的に復習すべき単元を特定し、効果的な対策を行いました。その結果、生徒は目標としていた高校に合格することができ、私自身も大きな達成感を得ることができました。この経験から、私は計画性を持って物事に取り組むことの重要性を学びました。
インターン
大学3年の春に機械メーカーの設計インターンに参加しました。新製品の設計では、納期が厳しく、複数の工程を同時に進める必要がありました。そこで、私は各工程の進捗状況を可視化するスケジュール管理表を作成し、チームメンバーと共有しました。その結果、円滑なコミュニケーションが取れ、製品の設計を期日通りに完了させることができました。
ボランティア
大学3年の夏、地域の清掃ボランティアに参加しました。参加人数や作業範囲を考慮し、効率的な清掃ルートを事前に作成。当日は、作成したルートに基づきメンバーに指示を出し、スムーズに作業を進めることができました。この経験から、計画性を持って物事に取り組むことの重要性を学びました。
計画性があることを自己PRするには内容とポイントを押さえよう
以上、計画性があることを自己PRする場合に企業からどのような評価を受けるのか、効果的なアピール方法などを例文付きで解説しました。
自己PRで大切なことは、具体性を持たせることと、志望企業が求める人材像にマッチしている内容かどうかです。
キャリアセンターで先輩の専攻記録なども参考にしつつ、自分だけの自己PRを完成させましょう。
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