日本の食を支える“冷やす技術”で世界をリード
自主性を持った若い人材が活躍できる「成長スピードの速さ」

”冷やす技術”で安心安全な日本の「食」を支える企業、フクシマガリレイ株式会社が、今求めているのはどのような人材なのか。就活状況の変化や企業としての取り組みなど、採用担当者にお話をうかがいました。

フクシマガリレイ株式会社
約70年前、 当時まだまだ珍しかった業務用冷凍冷蔵庫を手作りする機械メーカーとして設立。
以来「冷やす技術」に磨きをかけ、今では、低温インキュベーターや血液用保冷庫などの医療理化学機器、食品工場・冷蔵倉庫などの大型設備を手掛ける、「食のインフラを支える企業」へと成長。その勢いは国内にとどまらず、ASEANを中心とした海外10ヶ国に広がっている。

ーまずは、御社の事業について教えてください。

飲食店の厨房などで主に利用される「業務用冷凍冷蔵庫」、スーパーの売場で生鮮食品などを陳列する「冷凍・冷蔵ショーケース」を中心に、フード機器の専門メーカーとして食を支え、高度な温度コントロール技術で業界をリードしています。

製品開発に留まらず、飲食店の厨房やスーパーなどの店舗全体といった大型建物の設計にも関わっており、現在では、冷凍食品等を作る食品工場やお弁当・惣菜を加工する工場の設計や施工にも携わっています.。また、医療分野にも進出し、医療現場の研究開発に使用できる製品も扱っております。食の流通を幅広く支え、医療分野では人の命に役立っている会社です。

ー食と医療というところで、コロナの影響は大きかったですか?

コロナワクチンの保管など医療分野における需要は増えてきています。
食に関しても、人と接することなく製品を販売する無人販売なども増え、そこで冷凍技術が使われたり、飲食店向けに従業員とお客様が接触することなく買い物ができるように冷凍ロッカーと呼ばれる受け取り専門のロッカーを開発したりと、いわゆる普通の冷蔵庫ではなく、冷凍技術を活用してロッカーや食品の美味しさをより高める製品を開発しています。コロナ禍においては飲食部門も好調です。

ーフードロスの観点からも冷凍技術をはじめ食品の保存技術は注目されていますよね。

そうですね。
弊社の技術とグループ会社が作っているトンネルフリーザー(冷却器)などの技術を組み合わせることで、賞味期限を長くできフードロスに繋がるのではないかと思っており、力を入れていきたいところのひとつです。

70周年を迎え、目標は売上1,000億円!
さらなる成長に向けて環境問題に取り組み

ー成長を続ける技術力で業界をリードしている御社ですが、今後注力したい事業や目標について教えてください。

会社目標としては、売上1,000億円というのがあります。
今年70周年を迎えまして100周年に向けて社集の作成、また、ホームページにも環境問題の取り組みについて具体的な数字をもって特集で掲載しておりますので、その実現に向けて進んでいきたいです。

-100周年に向けても具体的に目標設定されているんですね。

SDGs、カーボンニュートラルという言葉をよく耳にするようになり、冷蔵庫も食品がただ冷えればいい、というわけでなく環境に対する対策も注目されています。
弊社では、冷媒として使用されているフロンガスをCO2冷媒などの環境負荷の低い物体に入れ替えるなど環境問題への取り組みも加速させています。

冷媒ガスが漏れると環境問題につながりますので漏れを出さないよう製造工程から見直したり、システムエンジニアが製品の異常を感知できるようなシステム開発を行っていたりと改善に向けて動いています。

こうした取り組みの中で、学生が活躍できるフィールドはかなり広いですし、入社後も一つの仕事だけでなく、新しいこと、誰もやってこなかったことに挑戦できる会社だと思います。

入社2年目で新たなプロジェクトを担当する
「成長スピードの速さ」

ー新しい取り組みにチャレンジされている御社が求めるのはどんな学生ですか?また、新卒の学生に期待しているのはどういったところですか?

失敗を恐れずにチャレンジしてもらいたいですね。
入社後、早ければ6か月で設計に携わったり、新システム開発のメンバーに入ったり、良くも悪くも実践的な仕事に入るのが早い会社ではあります。

成長スピードが速いのはいいですが、人によっては「もう少し、しっかり教えて欲しい」という声もあるかもしれません。
ですが、会社としても、若いうちからミスなく完璧にこなすことを求めているわけではなく、実践的な経験から仕事に必要なものを習得して欲しいと思っております。
いつかは経験することを弊社では早いタイミングで経験してもらっているというところです。
上司の監督のもと、いろいろ挑戦をして、失敗もして、次に活かしていくというのを繰り返していくPDCAサイクルをどんどん回してもらえるよう、積極的に失敗を恐れず挑戦していただけるといいですね。

ー新卒入社後のキャリアアップについても、早期から新しい開発などに携わっている方もいるんですか?

入社2年目から、業務冷蔵庫のモデルチェンジを担当し、省エネ性能向上プロジェクトで活躍している方もいます。
突然の抜擢で戸惑いもあるかと思いますが、若いうちからそういった経験をしてもらい今後に活かして欲しいと考えております。

一人でできる仕事には限りがあるので、上手に周りを巻き込めることが大事だと思います。

自主性を持った人材の活躍に期待!
裁量のある働き方ができる

ー採用を行う中で好印象の学生はどんな方ですか?

待っているだけではなく「将来のためにこんなことが必要だ」など自ら感じ、考え、勉強していける方や、学生時代に「こんなことに注力してきました」と言えるというのが大事になってくるのかなと感じております。

様々なことを経験していながらもどこか受け身で、話のスタートが「他の人に言われて…」というような方よりは、自分がこうしたいからこうやってきたという自主性を持った方のほうが仕事も前向きにやっていただけるのかなと思いますし、前向きに仕事をすることが、仕事の成果・会社の成長にしっかりと繋がると思っております。

ー御社の社風として、「人」を大事に、「社員」を大事にという印象を受けていますが、実際に働いていてどう感じていますか?

会社の制度として、在宅勤務制度や男性の育休取得など、様々な制度を見直し変えていこうという動きがあります。
仕事のやりがいだけではなく、プライベートなどの充実から精神的にも満足を感じ幸せになっていただけるよう進めております。

各個人がある程度の裁量を持って取り組んでいますが、時間の使い方も割と自由で、「この日は早く帰ろう」「この日はまとまった時間をとって取り組もう」など各個人に任せています。
難しさもありつつやりがいもあると思います。
こうしたやりがいや達成感も若いうちから感じてもらえる環境があります。