”グローバルニッチ”を追求し世界トップシェアを獲得!
設立75周年 挑戦し成長を続ける企業の魅力は”人”
香川県から世界トップシェアの製品を創り出してきた四国化成工業。今後のさらなる成長のために、企業が求める人材について採用担当者にインタビューさせていただきました。
四国化成工業株式会社:1947年、二硫化炭素の製造を目的に設立。世の中の移り変わりとともに変遷を遂げ、現在、”化学”と”建 材”の2つの分野で、高い技術力と開発力を発揮し数多くの「世界初」「高シェア」を実現。独創的な アイデアで社会課題を解決し、世界の進歩をリードしている。
ーまずは、御社の事業について詳しく教えてください。
古川さん:当社は「化学品」と「建材」の2つの事業を営んでおります。
化学品は、大きく分けて3つのセグメント、「無機化製品」「有機化製品」「ファインケミカル」に分かれており、「無機化製品」では車や航空機に使用されるラジアルタイヤの原料、「有機化製品」ではプールや浄化槽といった水回りの衛生環境を守る製品、「ファインケミカル」では5Gやさまざまな最先端の電子機器の最先端材料を手掛けております。
建材事業では、「壁材」と「エクステリア」に分かれており、「エクステリア」は、住宅向けのカーポートやフェンス、景観向けとして駅の喫煙室や待合室、公園の手すりや休憩所といった製品を手掛けております。
ー「世界シェアNo1」の実績もある御社ですが、常に世界を意識して取り組まれてきたんでしょうか?
古川さん:これまで長らくグローバルニッチのトップを目指すと掲げ、現在では世界トップシェア、国内トップシェアといった製品を抱える企業になりました。
今後も、各事業において新しい取り組みをすでに始めておりまして、例えば無機化製品事業では、EVなどに使われる全固体電池の不溶性の硫黄電池といったところで何か技術が開発できないか、ファインケミカル分野では次世代高速通信「6G」というところにも当社の技術が採用されるように、日夜、開発を続けております。
企業として成長を続けるために求めるのは”挑戦意欲”のある学生
ー今後、そういった新しい取り組みを進めるうえで、新卒採用で求める人材や活躍が期待できる人材とはどういった学生だとお考えでしょうか?
北川さん:現在、当社では「Challenge 1000」という2030年までの目標値・計画値を立てており、そこに向かっていくには既存事業を維持していくのはもちろんのこと、新しいことを生み出していかないと、現在500億円の売上を「Challenge 1000」で掲げる売上目標1,000億円に到達させることはできません。
挑戦意欲のある方、チャレンジしていこうと前向きな姿勢をもった学生がまずは第一に必要な求められる人材と考えています。
ー具体的に採用活動では学生のどんなところを重要視していますか?
北川さん:学生に求めていることは、職種によって変わってきます。基礎学力を求める職種もありますし…でも、私のポリシーは「明るく元気で賢い子」です。明るさや元気さはマストです。賢い子というのは学力的な頭の良い悪いではなく、面接時にもこちらの意図を汲み取りながら会話のキャッチボールがしっかりできるかどうかをみてきました。
古川さん:私は四国化成の「空気感」が好きなんです。歴史のある会社なんですが温かくて、「やってみよう」とベンチャー企業のように新しいことにもチャレンジできる「空気感」が好きなので、学生にもこの「空気感」に共感いただきついてきてもらえるかどうかも見ています。
ー採用で心がけていることはなんですか?
古川さん:第一線で活躍されている方々に何か共通点があるかというとそうでもなく、多様な方がいて、そういった人達の集合体が四国化成なんです。全員が力を合わせてなんとかやると「意外とすごい!」というこの感じが、四国化成のありのままに繋がってくるのかなと思います。みんなが凄い人を目指さなくて良いと思うんですね。四国化成の一員になって自分には何ができるかを考えていただきたいと感じています。
ー新卒で入社する学生の1年後のキャリアプランは考えていますか?
北川さん:あるべき姿やここまで来て欲しいというところは特にないです。高卒入社、大卒入社、大学院卒入社とさまざまですので、1年後もそれぞれの立場や職種で求められるスキルというのも違いますから。いずれは四国化成を背負って立って欲しいですが、そこまでゆっくりと成長していってくれれば十分だから焦らなくていいよと伝えています。こうなって欲しいということを会社側から熱く語るということはなく、どうなりたいかというのをゆっくり考えて実現してくださればいいかなと思っています。
自然と周りをフォローできる魅力的な”人”
ーズバリ!御社の強みはなんでしょうか?
北川さん:私は四国化成に入社してから3部署経験してきましたが、これまで「人に恵まれてきたな」という印象があります。先程の話でも「人」「空気感」というのが出ましたが、当社は「人」という点での魅力はかなり高いのかなと感じます。仕事は個人個人について回るものだと思いますが、それを一人で抱え込んで「もうダメだ」となる前に自然と周りがフォローしている状況もあります。また、「もうダメだ」と言えない環境は良くないと思うんですが、当社には言える環境を作ってくれている社員が多く、四国化成の強みは「人」だと感じています。