戸建て住宅の外壁・屋根材を提供!近年では大規模商業施設などでも活用

住居やビルなどの建物に欠かせない「屋根材」や「外壁材」を中心とした建材を扱うケイミュー株式会社が、今求めているのはどのような人材なのか。企業の取り組みや入社後のキャリアなど、採用担当者にお話をうかがいました。

ケイミュー株式会社

ケイミュー株式会社は2003年に発足した建材を製造・販売するメーカーです。【株式会社クボタ】と【パナソニック株式会社】の住宅外装建材部門を事業統合し、2003年に発足しました。
建材の中でも「屋根材」と「外壁材」を主に扱っており、住居に住む人々の安全や安心、居住空間の心地よさに貢献しています。
外壁材と屋根材は研究開発から販売まで一貫して取り組んでおり、より安全で美しい住まいづくりに貢献する建材の開発を目指し、日々新しい技術や商品の開発に努めています。

公式採用サイト:https://www.kmew.co.jp/saiyo/

ーまずは事業内容についてお伺いできますでしょうか?

弊社は大きな枠組みで言うと建材メーカーとなりますが、具体的には建材の中でも外装建材をメインに扱っており、外壁材と屋根材の研究開発から製造、販売までを一貫して行っています。
現在では、外装建材から派生して内装材にも展開しています。

また、雨といの販売も行っており建材に関しては幅広く取り扱っているメーカーです。

ー基本的には住宅の外壁材を商材として扱っているのでしょうか?

弊社の売り上げの多くは一戸建ての住宅向けの外壁材がメインとなっています。
しかし、現在では商業施設や病院などの住宅以外の大規模な建物の建材にも注力しており、そちらの市場も拡大しております。

ー外壁材のメーカーとなると、競合も多いのでしょうか?

競合はもちろんありますが、弊社のように建材に関して幅広いラインナップを揃えているメーカーはあまり多くありません。
建材メーカーとなると、外壁材だけ取り扱いがあるとか、屋根材だけ扱っているなど1つの種類に特化している企業が多い印象です。

そのため、弊社の場合は商材が多く、顧客のニーズに沿った提案がしやすいという強みがあります。
また、研究開発の点においても、複数の建材を扱っていることからそれぞれの開発技術を掛け合わせることで、シナジー効果を生み出すことができます。
例えば、外壁材で行っている研究開発の内容が屋根材にも応用できますし、逆もしかりですね。

既存の建材以外にも、何か新しいものを作るとなった時に、他社と比べ複数の建材を扱っている事で、多くの技術や知見を掛け合わせることができ、より高品質で付加価値のある建材を生み出せることが弊社の強みだといえます。

ー現在の御社を取り巻く業界の景気の部分はどのような状況でしょうか?

業界全体でいえば、弊社は住宅業界に大きく関係しますが、右肩上がりかといわれるとそうではなく、人口の減少に伴い戸建の着工数も減っているため、建設需要も減ってきている傾向です。

しかし、そうした中でも大規模な商業施設を中心とした住宅以外の領域で積極的に製品開発から提供まで行っているため、現在ではこうした住宅以外の領域での販売も拡大し、利益や売り上げも堅調に推移しているといった状況です。

企業側だけでなく学生側からの視点も重視し、Win-Winな出会いの場を創出

ー採用活動において大切にされていることを教えてください。

採用活動で大切にしていることは、一言でいうと弊社の採用像にマッチしているかどうかをみることです。
言い方的には上から目線になってしまいますが、マッチが意味することは会社側からみた学生という視点だけではなく、学生側からみた会社という視点も含んでいます。
例えば、弊社で求める人物像を3つ掲げていますが、学生側からも「この考え方いいな」「自分にもこういう考え方があるな」と感じてくれたら嬉しいですね。

そのため、面談の場では事業内容などの説明もしますが、幅広く興味を持ってさまざまなことに挑戦する気持ちを大切にしてもらえるような場にすることを意識しています。

ー具体的にはどのような学生に入社してほしいと考えていますか?

弊社の採用像に当てはまる学生となりますが、求めていることは3点あります。

まず1つ目は、最も弊社が大事にしていることで「自律自走」という考え方です。
自分で考え自分で動く姿勢のことを指しています。

例えば、「何か変だな」「ここを変えた方がいいな」と思った時に、気になることがあれば自分で行動を起こして変えてみたり、周囲に意見を言ったりするという姿勢を大切にしてほしいと考えています。
そして、入社後もこうした力を伸ばすような環境づくりに会社として力を入れています。

2つ目が「協働・チームワーク」という考え方です。
企業での仕事は一人でできることは少なく、人と協力してはじめて成せる仕事がほとんどです。
そのため、約束や時間を守るといった当たり前のことはもちろん、自分1人でやり切るだけではなく、周りの人を頼ったり、巻き込んで仕事をしていくという事を心掛けて欲しいと思っています。

3つ目が、先の2つの根底にある考え方ですが、「好奇心」です。
知的好奇心という方が合っているかもしれませんが、自分の興味のある分野だけではなく、より広くアンテナを張ってさまざまなことに視野を広げる考え方を持ってほしいと思っています。
欲を言えば、視野を広げながらも物事の本質を深く追求するという方向にも繋げていってほしいですね。

安定した事業基盤でものづくりのさまざまな工程に携われる

ー御社が学生に向けてアピールしたい強みはありますか?

1点目が、自律自走の考え方に基づいた仕事のやりがいの部分です。
この考え方は全社員共通で持っているため、それぞれのアイデアや知識がちゃんと形となる場面が多くあります。
そうしたアイデアや知識が目に見える形で住宅の外壁や屋根に使われるというものづくりに携われることは、働く上でのやりがいに繋がってくるでしょう。

2点目が、さまざまな視点でものづくりに携われるところです。
弊社では、建材を開発するにあたり、素材の研究開発から自社で行っており、そこから建材を製造して販売するため、ものづくりの全ての工程に携わることができます。

そのため、自身の興味を深められるのはもちろん、自分がやっている仕事以外にも他の部署や社員とプロジェクトを組んで幅広い仕事ができるため、自身の市場価値自体も高めやすい環境にあると思っています。

3点目が、事業基盤が安定しているところです。
建材自体は非常に参入障壁が高いということもあり、無理な価格競争なども起きにくく、安定した経営がしやすいという特徴があります。
事業基盤が安定しているからこそ、新しい分野への挑戦も行いやすいですし、福利厚生や給与面といった処遇の面もしっかりしていると思います。

このように、働く上での不満が少ないといったところも弊社の強みであると考えています。

ー新卒社員のキャリアアップについてお伺いできますでしょうか?

キャリアや異動に関しては、弊社は柔軟に対応している方だと自負しています。
そのため、キャリアプランは人によってさまざまとなりますが、入社時点から共通する部分で話すと、入社後はまず2ヶ月間の新入社員研修があります。
新入社員では、職種関係なく会社のことを学んでいただき、6月から配属という形です。

配属後はいきなり1人で仕事をするのではなく、OJT形式で先輩社員のサポートを受けながら仕事を覚えていくような流れとなります。
OJTの期間は人によって違いがありますが、平均すると1年弱くらいは先輩社員のサブ的な位置で業務をサポートしていきます。

OJTの期間が終われば、自分が主担当となるテーマを進めていく形となります。
ここからは人によって異なる部分とはなりますが、目安として5〜6年を目安に1回ほどでキャリアが変更となる機会があります。
そのまま自身の専門を極めていく人もいれば、研究部門から商品の企画・開発部門に異動するなどジャンルを変更する人もいます。

このキャリア変更は、会社としての最適な人員配置と本人希望の2つの視点から考えて、決定していきます。

ー企業と学生の相互理解に重点をおいた採用活動が印象に残りました。本日はお時間をいただきありがとうございました。