世界トップシェアを誇る切削工具であらゆる“モノづくり”を支える

切削工具メーカーとしてあらゆる製品の製造を支えるオーエスジー株式会社が、今求めているのはどのような人材なのか。企業の取り組みや入社後のキャリアなど、採用担当者にお話をうかがいました。

オーエスジー株式会社

オーエスジー株式会社は、「ドリル」「エンドミル」「タップ」などの切削工具を扱う総合メーカーです。
1938年に創業して以来、あらゆる製品の製造を支えてきました。
オーエスジーの工具は、さまざまなモノづくりに対応する幅広い製品ラインナップと高い技術力で常に顧客から高く評価されています。
今日もオーエスジーでは“世界初"や“世界最高"、“世界最速"の工具が多数生み出され、国内だけでなく世界のモノづくりをしっかりと支えています。

公式採用サイト:https://www.osg.co.jp/recruit/index.html

ーまずは事業内容についてお伺いできますでしょうか?

弊社は工具の製造や販売を中心としている会社です。
主な取扱製品としては、ドリルやエンドミル、タップなどの切削工具があり、全世界に向けて製造・販売を行っています。

弊社が取り扱っている工具は、主に自動車産業向けのものが多く、売り上げの半分以上を自動車向け切削工具が占めています。
自動車にはエンジン部分や足回りなどにさまざまな部品が使われていますが、そういった部品を削って加工するために、弊社の切削工具が使われています。

ー主に自動車向けの切削工具を販売されているんですね。

自動車業界での販売は多いですが、切削工具自体は自動車のためだけに作っている訳ではないため、幅広い用途に利用可能です。
それこそ、穴を開ける必要のあるものや、ネジを立てる必要のあるものであればどんなものでも使えるので、航空機や金型、スマートフォンの製造時にも弊社の切削工具が役立っています。
さらに、身近なもので言えばパソコンや眼鏡、時計などの加工でも弊社の切削工具が使われているケースもあります。

そのため、何かものを製造する際の加工には、弊社の切削工具が何かしらの形で携わっているでしょう。

学生に寄り添う採用活動がオーエスジーの強み

ー採用上の取り組みで大切にされていることを教えてください。

採用において心がけていることは、学生ファーストであることです。

学生さんは弊社以外にも多くの企業に応募していますが、一生に一度の新卒での就職活動となるため、思うままに就活をしてもらいたいと思っています。
そして、さまざまな企業を受けた中で「オーエスジーが1番良かったな」と思ってもらえるような採用活動を心がけています。

具体的には、内定承諾の期限を長めに設定しており、内定を早めに出したとしても、そこから5ヶ月間程度の承諾期限を設けるなどしています。
他の企業と比べながらじっくり考えてもらう時間を設けて、学生さんに寄り添う形の採用活動にしています。

もちろん、結果として他の企業に入社を決めてしまう方もいますが、私自身も就活中に当時のオーエスジー採用担当に内定承諾を長い時間待っていただきました。
その時に、オーエスジーは優しい企業だなと感じたので、学生さんに寄り添う部分は崩さず採用活動に取り組んでいきたいですね。

ー学生に寄り添う採用活動を大事にされているんですね。

こうした対応を心がけていると、学生さんから内定辞退の申し出があった時に「本当にお世話になりました。来年は絶対後輩を紹介します。」と言ってもらえることもあります。

また、学生さんの希望に合わせて個別に工場見学を行ったり、内定者親睦会ではオンライン開催時に内定者の自宅に食べ物を郵送で送ったりなどもしています。
学生さんからは驚かれますが、私たちも弊社に応募してくれた学生さんのことが大好きなので、気持ちとしてやっている部分はありますね。

技術力の高さと若手がチャレンジできる環境が魅力

ー学生に向けてアピールしたい御社の強みは何でしょうか?

業務面においては、切削工具における市場で世界ナンバーワンであるため、技術力の高さを活かして仕事を行えるところが弊社の強みです。
そして、弊社は非常に古くからある企業ではありますが、若手が積極的にチャレンジできる環境を用意しています。

例えば、開発・設計部門に新卒で配属になった場合、入社1年目から常務に対して製品の開発案をプレゼンする機会があります。
他の企業と比較しても、若いうちから任せられる仕事の幅が大きいため、この部分が弊社の強みと考えています。

ー新卒入社した方のキャリアアップについて教えてください。

新卒の方はまず技術職での採用となるため、技術職の研修を受けることとなります。
最初の研修はおおよそ3ヶ月行い、最初の1ヶ月は文系の営業職と一緒に合同研修を受け、残りの2ヶ月は技術職の専門研修を受ける流れです。
技術職研修では、実際に工具を使った加工試験を行ったり、試験結果の発表などの内容となっています。

研修終了後は、配属部門を決めて該当する部署に配属しますが、弊社では製造部と設計開発部の2つに部門が分かれています。
どちらの部門に配属になるか決定した後も、さらに研修は続きます。それぞれの部門に必要な知識をしっかり取得した後に業務スタートという形です。

また、総合職となるため、異動の可能性は大きくあります。
例えば、設計開発部にいた人が数年を経て人事部に異動となったり、製造部として配属されても設計開発部に異動することもあります。

ー異動について希望を伝えることもできるのでしょうか?

キャリア申告制度というものがあり、年に1回、「どの部署に行きたいか」や「今後どのようなキャリアを歩みたいか」といった自分の希望を申告できる機会があります。
例えば、数年後の異動希望先として、技術職で入社した方も営業職や管理部門を選べるといった感じです。
もちろん、100%希望が叶う訳ではありませんが、適性と希望がマッチすれば自分の希望部署に異動できる可能性があります。

求めるのは「明るく、楽しく、元気よく」取り組む人財

ーどのような学生を求め、どのようなことを期待されていますか?

弊社では、若手から積極的にチャレンジしてほしいと考えているため、チャレンジ精神がある方は弊社にマッチしていると思います。
また、オーエスジーのモットーとして「明るく、楽しく、元気よく」というものがありますが、弊社に入社後も仕事を楽しんで明るく元気に取り組んでくれる方にぜひ入社していただきたいですね。
そして、弊社は工具を扱う会社ですので、機械工学系の学生の応募が多い印象を周りから抱かれますが、実際に入社される方は化学専攻や生物専攻などの学生も多く、弊社の事業に直接関わらないような専攻の学生でも活躍しています。
そのため、自身の研究内容や学びに関係なく、「新しい世界でさまざまな知識を吸収して頑張っていこう」という気持ちを持った前向きな方が弊社にマッチするのではないかと考えています。

ー御社はダイバーシティにも積極的に取り組んでおられますが、働き方への影響はありますか?

ダイバーシティの観点でいうと、外国人社員が在籍する職場もあるため、さまざまな国の人と関わりながら仕事ができる環境があります。
グローバル展開をしている会社ですので、具体的には、定期的に海外からお客様がいらっしゃったり、海外とのオンラインミーティングも多くあります。
そのため、文化や言語が違う人と同じ使命を持って業務にあたるという意味では、ダイバーシティが働き方にも大きく影響を与えていると思います。

ー応募した学生から友人・後輩の紹介があるほどの「社風」と「社員の人柄の良さ」に魅力を感じました。本日はお時間をいただきありがとうございました。