院生に限らず、参加したいインターンに全落ちすると不安になるものです。ただ不安になっているだけだと行動が制限され、メンタルも落ち込んでしまいます。まずはインターン全落ちの影響を把握したうえで、挽回の方法を探っていくことが大切です。
本記事では、「院生がインターン全落ちしても大丈夫なのか?」の観点について、全落ちの割合や影響、内定を勝ちとるコツを解説します。
院生がインターン全落ちしても大丈夫?

まずは「院生がインターンに全落ちしても大丈夫なのか?」について、インターンに落ちる割合などを含めた結論を解説します。
インターン全落ちでも挽回可能
希望のインターンに全落ちすると落ち込んでしまいますが、本採用に大きな影響はないので心配することはありません。もちろん、インターンはアピールの場として有効な機会ですが、企業にとっては本選考に重きをおくのが一般的です。院生としてインターン全落ちの理由や原因を振り返り、逆に成長の機会として今後に活かすことをおすすめします。
とはいえ、インターンに落ちるとアピールの場をひとつ失ったことになります。そのため、別のアピール方法や本面接で印象付ける方法など内定を勝ち取るためにできる限りの工夫をしたいところです。本記事の内容を参考にしながら自分なりの打ち手を見出し、落ち着いて着実に前に進むことが大切です。
インターンに落ちる割合
専門性の高い院生といえども、志望する企業のインターンに落ちる人は意外と多いものです。全落ちする院生の割合は院生の数によっても異なりますが、有名企業や人気企業を中心に受けた場合には全落ちする確率も非常に多くなります。採用人数が少ない企業や競争率の高い人気企業にエントリーしていた場合は、落ちてもさほど気にすることはないでしょう。
一方で、最終的には選考に通過してこそ内定となります。今回はインターンでしたが、最終選考でも同様にライバルはいるため、自身の課題を確認し修正を図って適切なアピールをできるようにしましょう。なお、志望企業によって落ちる確率は大きく異なるため、周囲の状況と比べる必要はありません。
今後に向けた見直しと対策が必須
結局のところ、今後に向けた見直しと対策が何より必要となります。インターン選考での課題を洗い出し、企業や業界研究、企業選定や自己分析を見直すことも良策です。自分自身のどこを打ち出せば特徴が伝わるのか、客観的な視点でもチェックしてみましょう。
また、課題の洗い出しや見直しは一人でやる必要はなく、知り合いや家族などに協力を依頼して第三者からアドバイスを貰うことも有効です。特に、面接やESの質の向上には客観的な視点が欠かせません。周囲から貰ったアドバイスを自分なりに解決できれば、おのずとアピールの質は向上していきます。
院生がインターン全落ちした場合の影響

インターンに全落ちしたからと言って悲観的になることはありませんが、引き起こされる影響を把握しておくことは大切です。ここでは院生がインターンに全落ちした場合の代表的な影響を丁寧に解説します。
企業へのアピールが遅れる
インターンに参加できないことで、企業へのアピールが遅れる影響があります。近年の新卒採用においては、インターンを選考材料の一部と位置づけている企業も少なくありません。
しかし、アピールの場が少なくなっただけで、内定が獲得できなくなったわけでは無いことも事実です。今後のアピールに向けて前向きに対処していきましょう。
企業や職業への理解が深めにくい
インターンに参加できないことの最も大きな影響は、企業や職業への理解が深めにくいことです。インターンに参加すれば、現場の雰囲気や働く人、働く場所の環境などに実際に触れられます。自身のイメージとの乖離や誤解に気づきやすくなり、企業選定を見直せることがインターンへ参加する大きなメリットです。
しかし、インターンへ参加できない場合は実際の現場に触れられず、理解を深めることが難しくなります。インターンで得られたであろう経験を補うためには、インターン以外の説明会やセミナーなどに積極的に参加するなど別の方法を見つけることが大切です。
自信を失ってしまう
インターンに全落ちしたことを受けて、自信を失ってしまうことも比較的起こりがちです。しかし、ただインターンの選考に落ちただけであり、本選考こそが重要であるため、自信を失うことは非常にもったいないです。もう一度自分の強みやアピールポイントを思い出し、対策を進めることが自信を取り戻すきっかけになります。社会人になっても失敗や上手くいかないことはつきもので、インターン全落ちをバネに自己成長できるよう心がけましょう。
インターン全落ちした際の見直しポイント

インターン全落ちした院生の皆さんは、落ちてしまった原因をもとに見直しを行う必要があります。ここでは、見直しを行う際のポイントを解説します。
企業選定は適切だったか
インターン全落ちした場合にまず確認したいのは、企業選定が適切だったかという点です。自分の意思に反して人気企業に偏ったエントリーをしていたり、身の丈に合わない職種を志望していたりしていないかなど、客観的にチェックしましょう。自分だけでは分からない場合は、信頼できる第三者にアドバイスを貰うのも有効です。
企業選定に誤りがあるとわかれば、自己分析と企業・業界研究を再度行う必要があります。「自身の興味や強みはどこにあるか」をはっきりさせ、熱意をもって目指せる志望企業を見つけることが大切です。企業選定に自信を持てれば、就活の意欲や意識を向上させられるメリットもあります。
ESや面接の質は充分だったか
実際に選考時に提出したESや、面接の質を振り返ってみましょう。特に、ESの課題はチェックすればみつけやすいですし、修正を重ねれば質も向上しやすいです。誤字脱字や文章校正、アピールポイントなどを細かくチェックし、内容の見直しを図るのも良策です。
また、面接に関しては、思い出しながらノートに回答を書き出してみましょう。チェックしてみると、「相手の質問に端的に答えられていない」「質問に合わない回答をしている」などのケースも少なくありません。単純なミスをしている場合も冷静に確認できるため、課題がわからない場合は書き出してみることをおすすめします。
企業研究はできていたか
インターンに全落ちした場合は、企業についてしっかりと研究できていたかを振り返ることも大切です。企業研究は就活のさまざまな場面で土台となる重要なタスクのひとつで、ESや面接はもちろん企業選定の質を左右します。個々の企業について方針や特性を理解できていたか再度確認し、自身の課題をみつけましょう。
インターン全落ちの院生が内定を勝ち取るコツ

最後に、インターン全落ちの院生が最終的に内定を勝ち取るコツを解説します。
成長の機会だと前向きに捉える
インターン全落ちだからといって必要以上に落ち込まず、まずは自分自身にとって成長の機会だと捉えることが大切です。だらだらと落ち込んでいると自信を失うとともに、行動や挑戦ができない状態になります。消極的な状況を避けるためにも、失敗を前向きに捉えることが非常に重要です。
企業の選考担当者からの視点でみれば、失敗をしてもへこたれず、前向きに乗り越えられる人材を求めています。今後も失敗に負けない自分をつくるためにも、まずは就活を通して成長したいところです。自身の課題と向き合うことは入社後にも役立つため、できることから対処していきましょう。
説明会などへ積極的に参加する
できることのひとつとして、説明会などへ積極的に参加してみるのも良策です。企業へのアピールは、インターンだけでなく説明会への参加でもできます。就活期間にはさまざまなイベントなども行われるため、志望企業が変わらない場合は別の接点を探しましょう。
逆就活サイトで就活の効率を上げる
企業の接点を広げ、より多くの企業を知るためにはTECH OFFERなどの逆オファー型就活サイトの活用がおすすめです。TECH OFFERは理系に特化した就活サイトで、簡単なプロフィールを登録しておくだけで利用できます。一般的な就活サイトと異なり、企業からオファーが届く逆オファー型就活サイトであるため、効率良く多くの企業に触れられるでしょう。
企業から届くオファーはインターンや説明会、本面接などさまざまです。企業からあなたのスキルを求めるオファーが届けば、自信が回復するメリットもあります。早期登録がオファーを多く集めるポイントであるため、できるだけ早めの登録をおすすめします。
まとめ
今回は「院生がインターン全落ちしても大丈夫なのか?」について、全落ちの割合や影響、内定を勝ちとるコツを解説しました。長い人生でみれば、インターン全落ちなんて気にするほどの失敗ではありません。しかし、失敗を成功につなげるコツを掴むことは非常に大切です。全落ちからの全内定を目指して、できることから対処していきましょう。