「第一三共ってよく聞くけど、理系の自分はどう活躍できるの?」と疑問を持つ理系学生の皆さんも多いのではないでしょうか。

第一三共といえば、がん治療薬「エンハーツ」や解熱鎮痛薬「ロキソニンS」でおなじみの大手製薬企業です。しかし、その事業の深さや就職の実態まで知っている人は意外と多くありません。ぜひこの機会に、第一三共株式会社への理解を深めておきましょう。

本記事では、理系就活生に向けて第一三共の事業概要・就職難易度・採用大学・年収・選考対策などを徹底解説します。

第一三共株式会社はどんな会社?

第一三共株式会社はどんな会社?

第一三共は2005年に第一製薬と三共の合併により誕生した、創業100年以上の歴史をもつ国内トップクラスの製薬企業です。「サステナブルな社会の発展に貢献する先進的グローバルヘルスケアカンパニー」を2030年ビジョンに掲げる同社。現在は、がん領域を中心とした革新的新薬の創出に注力しています。

2025年3月期通期の連結売上収益は1兆8,862億5,600万円に達し、グローバルな成長を継続中です。特に抗がん剤「エンハーツ」の世界展開が事業を牽引しており、日本を代表するバイオ医薬品企業として存在感を高めています。

第一三共株式会社企業概要(2025年3月期単体ベース)

商号第一三共株式会社
設立2005年9月28日(前身:1899年創業)
代表者代表取締役社長 兼 CEO 奥澤 宏幸
本社所在地東京都中央区日本橋本町三丁目5番1号
連結売上高1兆8,862億5,600万円(2025年3月期)
営業利益3,319億2,500万円(2025年3月期)
単体従業員数6,252名(2025年3月時点)
連結従業員数19,765名(2025年3月時点)
平均年齢46.0歳(2025年3月期・単体)
平均勤続年数20.3年(2025年3月期・単体)
資本金500億円
グループ社数48社(2025年4月時点)

※IRBANK(有価証券報告書)、第一三共公式IR情報をもとに作成。

参照:第一三共(4568)株式情報、企業分析|IRBANK
参照:第20期有価証券報告書|第一三共株式会社
参照:第一三共について|第一三共株式会社

第一三共の事業概要

第一三共の主力事業は医療用医薬品の研究開発・製造・販売であり、BtoB(医療機関向け)モデルが基本です。近年はがん領域に経営資源を集中させながら、生活者向けのOTC事業も展開。

第一三共の事業は大きく「スペシャルティ領域(専門医薬品)」と「リージョナルバリュー製品」の2軸で構成されています。

1.スペシャルティ医薬品事業(専門医薬品)

がん、循環器、感染症などの難治性疾患に特化した医薬品の研究開発から販売までを担います。代表製品として、HER2陽性乳がんなどに用いる抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」があります。エンハーツはアストラゼネカとの共同開発・販売契約のもと、グローバルで急速に市場を拡大中。循環器系では「リクシアナ(抗凝固剤)」も主力製品のひとつです。

2.OTC医薬品・ヘルスケア事業

子会社・第一三共ヘルスケアを通じて、一般消費者向けに「ロキソニンS(解熱鎮痛)」「ルル(かぜ薬)」「トランシーノ(美容薬)」などを展開するBtoC事業領域です。知名度の高い製品群を持ち、薬局・ドラッグストアなどで広く販売されています。

3.生産・製造事業

国内外の製造拠点で原薬・製剤の生産を担っており、現在はバイオ医薬品の製造にも対応できる設備を拡充中です。

参照:第一三共について|第一三共株式会社

第一三共の強み

第一三共の強みは、独自のADC技術・グローバルなパイプライン・100年を超える創薬実績という3本柱にあります。この3本柱が同社の競争優位性を形成する、大きな要因となっています。

1.世界トップレベルのADC技術

ADC(抗体薬物複合体)とは、がん細胞を狙い撃ちする抗体と強力な薬剤を結合した次世代バイオ医薬品です。第一三共が開発したエンハーツに使われている「DXd-ADC技術」は、業界内でもその効果が認められており、世界的な成功の大きな要因となっています。

現在も、複数のADCパイプライン(新薬候補)が同時進行で開発され、がん治療のスタンダードを塗り替える潜在力を持っています。

2.米メルクとの大型戦略提携

第一三共は2023年に、米メルク・アンド・カンパニーとADCに関する大規模な戦略的提携を締結しました。これは日本の製薬企業史上最大級のアライアンスであり、グローバルでの開発・販売力を一気に高めるものです。資金力・ネットワークの両面で競争優位の向上を図るうえでも、大きな一手だといえます。

3.100年以上の創薬実績とバランスのとれたパイプライン

同社の前身企業からの創薬の歴史は100年を超えます。がん領域に集中しながらも、感染症・循環器・ワクチンなど複数領域での開発実績も持ち、リスク分散されたポートフォリオを形成しています。

第一三共の強みはADC技術という、唯一無二のコア技術にあることも忘れてはいけません。がん治療の世界標準を変える可能性を秘めた環境での勤務は、大きな魅力を感じるポイントになるでしょう。

第一三共の福利厚生

充実した福利厚生は、長く安心して働ける環境づくりの証です。住宅支援から育児・自己啓発まで幅広くカバーされており、将来の幅広いライフステージにも対応。健康経営優良法人(大規模法人部門)に7年連続で認定されており、社員の働きやすさへの配慮が評価されています。

制度・項目内容
住宅支援社宅制度(一般物件の借り上げ)、住宅手当
休暇制度年次有給休暇、リフレッシュ休暇、特別休暇(慶弔・骨髄ドナー・ボランティアなど)
育児・介護支援育児休業・介護休業・看護休暇
自己啓発支援ビジネス通信教育支援、ビジネススキルアップ研修、語学力強化支援
財産形成支援財産形成支援制度(持株会など)
保育支援事業所内保育施設
医療関連支援各種ワクチン接種補助等
勤務制度フレックスタイム制(職種による)

※第一三共公式採用サイト(募集要項)掲載情報をもとに作成。

基本的な福利厚生はすべて整っていると言えるため、その時々のライフスタイルに適した制度を活用し安心して働き続けることが可能です。

参照URL:募集要項|第一三共株式会社

第一三共の社風・働きがい

第一三共の社風・働きがい

数字だけでは見えない職場の空気感を知ることは、入社後のミスマッチを防ぐうえで非常に重要です。ここでは同社社員の実際の声と制度データから、リアルな職場環境を整理します。

社員の声から見る第一三共

第一三共の社風を一言で表すなら「科学への情熱と、患者さんへの思いやりが根づいている」という点に尽きます。採用サイトが掲げる「イノベーションに情熱を。ひとに思いやりを。」というスローガンは、現場の社員にも浸透していると多くの口コミが示しています。

口コミサイトOpenWorkの社員評価によると、研究開発職・開発職の社員からは以下のような声があがっています。

「自分の研究が実際の患者さんに届く喜びがある」
「専門性を活かして世界を舞台に働ける」
「働き方改革が進んでおり、有給取得や育休取得にプレッシャーなく取れる雰囲気がある」

一方で、職種や部署によっては「業務量が多いことがある」という意見もみられるため、OB・OG訪問で現場のリアルを確認しておくのが賢明です。実際の職場環境は志望職種によっても大きく異なるため、口コミを鵜呑みにしない姿勢を心がけましょう。

第一三共のワークライフバランス

制度面と実態の両面から、第一三共のワークライフバランスを確認しておきます。

項目データ
所定労働時間1日7時間45分(休憩1時間)
平均残業時間月18.1時間(2024年度)
有給取得率87.6%(2024年度)
育休取得率男性:96.3%(2024年度)女性:86%(2024年度)
勤務制度職種によっては、フレックスタイム制適応
(MRは事業場外みなし労働時間制)
休暇制度年次有給休暇・リフレッシュ休暇・特別休暇など複数
育児休業育児休業・時短勤務制度完備
平均勤続年数20.3年(2025年3月期・単体)

平均勤続年数が20.3年と非常に長く、長期的に安心して働ける環境であることがわかります。フレックスタイム制や育休取得の推進も進んでおり、ライフステージに合わせた働き方をしやすい企業といえるでしょう。

参照:働き方に関する制度|第一三共株式会社
参照:ESGデータ|第一三共株式会社
参照:第20期有価証券報告書|第一三共株式会社

第一三共の就職難易度

第一三共の就職難易度

第一三共の就職難易度は比較的高い傾向にあります。しかし採用人数自体も増加傾向にあるため、対策次第ではチャンスを広げられそうです。

第一三共の就職が難しい理由は主に以下の3点です。

  1. 1.エンハーツの世界的成功により企業知名度が急上昇し、応募者数が急増している
  2. 2.研究職・開発職では有名大学を中心とした大学院生が多いなど、専門性の高さが求められる
  3. 3.職種別採用のため、職種によっては倍率が高くなりやすい

ただし、採用人数は年々増加しており、門戸は確実に広がっている状況です。学歴フィルターは明確には設けられていないため、専門性・志望動機・研究への姿勢をアピールすれば、有名大学でなくても十分に内定を獲得する余地があります。理系学生は自分の研究分野と第一三共の事業との接点を明確にすることが、内定への近道となるでしょう。

第一三共の採用大学・採用人数

第一三共の採用大学・採用人数

第一三共を目指すのであれば、事前に採用大学の実績と採用規模を確認し、自分がどのポジションにいるかを客観的に把握することが大切です。

第一三共の採用大学ランキング・採用大学一覧

第一三共では有名大学・薬学部系大学からの採用実績が多くなっていますが、明確な学歴フィルターはなく、多様な大学から採用している状況です。

以下はマイナビ2027などのサイトに掲載された採用実績をもとに、主要大学を抜粋したものです。

区分採用実績のある主な大学(参考)
国公立大学
(理系・薬学系)
東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学、九州大学、
北海道大学など
私立大学
(理系・薬学系)
慶應義塾大学、早稲田大学、東京理科大学、慶應義塾大学、
北里大学、星薬科大学、明治薬科大学など
大学院上記各大学の理系・薬学系大学院修士・博士課程が採用の中心

参考:第一三共(株)の新卒採用・会社概要|マイナビ2027

研究職・開発職では大学院修士以上の学生が採用の主流ですが、生産技術職では学部卒・高専卒にも門戸が開かれています。薬学部・理学部・工学部・農学部など幅広い専攻から採用しており、学部・学科よりも研究の内容と志望動機の質が重視されます。

第一三共の採用人数

マイナビによると、第一三共株式会社の2022年〜2025年にかけての新卒採用人数は以下のとおりです。

新卒採用人数
2022年98名
2023年105名
2024年108名
2025年260名

採用人数は近年急拡大しており、理系学生にとっては以前よりも入社しやすい状況です。2025年は260名と採用人数が急増しており、エンハーツを中心とした事業拡大に伴う人員補強が進んでいることがわかります。

参照:第一三共(株)の新卒採用・会社概要|マイナビ2027

第一三共が求める人物像・活かせるスキル

第一三共が求める人物像・活かせるスキル

求める人物像を理解することで、自己分析とESの方向性が明確になります。第一三共が重視するのは専門性と人間性の両立。求められる要素を理解しておけば、内定に向けた効果的なアピールが可能になります。

第一三共が求める人物像

第一三共の採用サイトでは、求める人物像として「好奇心と冒険心を持ち、複雑な課題に果敢に挑んでいける人」を掲げています。また「多様な個性・文化・価値観の中で刺激し合いながら成長し、世界中の人々の健康に貢献したいという情熱と思いやりに満ちた人」とも表現されています。

具体的に選考で重視される要素は、以下の3つです。

1.イノベーションへの情熱

既存の枠組みにとらわれず、科学の力で新しい価値を生み出そうとする姿勢が求められます。研究活動の中で自ら課題を設定し、解決策を探った経験は大きくアピールできるでしょう。

2.誠実さと当事者意識

患者さんの命に関わる医薬品を扱う企業として、高い倫理観と責任感が強く求められます。チームの中で誠実に役割を果たした経験を具体的に語れることが重要です。

3.グローバルな視野と協働力

30カ国・地域に展開するグローバル企業として、異文化を尊重しながらチームで成果を出せる人材を求めています。英語での発信力も徐々に重要度を増しており、TOEIC等のスコアアップも意識しておきましょう。

理系学生が活かせるスキルや専攻

第一三共では薬学・生命科学系だけでなく、工学・情報系など幅広い理系人材が活躍できる環境が整っています。

職種活かせる専攻・スキル活躍例
研究職薬学、生命科学、有機化学、生化学、分子生物学がん領域の新薬創出、ADCリンカー・ペイロードの最適化研究
データサイエンス職統計学、情報科学、バイオインフォマティクス、AI・機械学習臨床試験データ解析、AIを活用した創薬支援
開発職薬学、医学、統計学、臨床試験管理治験計画の立案・実施、グローバル治験の推進
ファーマコビジランス職薬学、疫学、統計学市販後医薬品の安全性情報管理・評価
生産技術職化学工学、機械工学、電気電子工学、製剤工学バイオ医薬品の生産プロセス開発・スケールアップ
コーポレートスタッフ情報工学、理系全般(TOEIC730以上が望ましい)IT・DX推進、グローバル経営企画

薬学・生命科学系の専攻でなくても、情報・機械・化学工学など幅広い分野で活躍の場があります。自分の専攻と第一三共のどの事業が接点を持つかを事前に整理しておくことが、志望動機の説得力を高めることにつながるでしょう。

参考:職種一覧|第一三共株式会社

第一三共の年収・初任給

第一三共の年収・初任給

給与水準は就職先選びの重要な判断材料のひとつです。客観的データをもとに事実を確認し、企業選定やキャリアビジョン設定の参考にしましょう。

第一三共の平均年収

第一三共の平均年収は製薬業界の中でもトップクラスの水準を誇っており、1,000万円超を長年維持し続けています。有価証券報告書によると、2025年3月期の第一三共(単体)の平均年収は1,114万円(平均年齢46.0歳、平均勤続年数20.3年)でした。

平均年収平均年齢
2022年3月期1,094万円44.8歳
2023年3月期1,119万円45.3歳
2024年3月期1,113万円45.5歳
2025年3月期1,114万円46.0歳

長年にわたって平均年収1,100万円前後を安定して維持しており、製薬業界の中でも高水準です。経営方針への共感や自身の能力が活かせるなど他条件が合致すれば、やりがいとともに十分な待遇を得ることができます。

参照:第一三共(4568)の平均年収|IRBANK

第一三共の初任給

同社の初任給も大手製薬企業の中でトップクラスの水準にあります。

第一三共の2026年4月入社予定の初任給(総合職)は、以下のとおりです。

学歴区分初任給(2026年4月予定・総合職)
学士(4年制)360,500円
修士・学士(6年制)381,100円
博士(3年制)401,700円
博士(4年制)408,400円

生産技術職(参考)

学歴区分初任給(2026年4月予定・生産技術職)
高校257,500円
高専(本科)275,000円
学士(4年制)/高度専門士/高専(専攻科)298,700円
修士・学士(6年制)328,600円

初任給は前年(2025年4月:学士350,000円・修士370,000円)からさらに引き上げられており、優秀な理系人材の確保に積極的な姿勢が表れています。特に修士・博士課程修了者にとっては、業界内でも高い処遇が期待できるでしょう。

参照:募集要項|第一三共株式会社

第一三共のインターンシップ情報

第一三共のインターンシップ情報

インターンシップは企業理解を深める最大の機会であり、本選考に直結する場合もあります。第一三共のインターン事情をしっかり把握し、効果的なアピールにつなげましょう。インターン参加は本選考での早期案内や有利な扱いにつながる可能性が高いため、積極的に参加してください。

インターンシップへのエントリー方法

第一三共のインターンシップは職種別に複数のコースが設定されており、夏・秋・冬の複数回に分けて開催されています。エントリーは、公式マイページから行うことが推奨されています。

項目内容
開催時期夏季(8〜9月頃)、秋冬(10〜12月頃)の複数回開催
応募方法第一三共採用マイページ(i-note)からエントリー
選考フローESの提出→適性検査(Webテスト)→面接選考
提出書類WEBエントリーシート(応募動機・研究概要など)
コース例研究職・開発職・MR・データサイエンス・PV職・コーポレートスタッフなど

インターンシップにおいても選考があるため、事前に十分な準備が必要です。ESでは「なぜこの職種で第一三共のインターンに参加したいのか」を具体的に書くことが求められます。適性検査の対策も早めに始めておきましょう。

参考:仕事体験|第一三共株式会社

過去のインターンシップ内容

職種ごとに異なるプログラムが設定され、実践的な仕事体験を中心に構成されています。

研究職・開発職コース(2〜5日程度)

製薬業界・第一三共の概要説明を起点に、グループワーク形式で治験計画の立案や研究課題の解決に挑戦します。現場の研究員・開発員によるフィードバックがあり、職種理解と研究力のアピールも可能です。アメリカの社員とのグローバルWeb会議を体験できるプログラムもあり、グローバルな職場環境をリアルに体感できます。

MR職コース(2日程度)

製薬業界・MRの仕事を概観したうえで、戦略立案ワークやマーケティング思考を学ぶグループワークに取り組みます。現場MRとの交流セッションもあり、営業職としての働き方をリアルに感じられます。

PV職(ファーマコビジランス)・データサイエンスコース

薬剤疫学・安全性情報管理の業務体験や、臨床試験データのマネジメント体験が中心です。インターン参加後にも参加者限定のフォローアップイベントが設けられており、本選考への橋渡しとして非常に重要な機会となっています。参加した学生からは「社員の方と深く話せた」「職種の解像度が上がった」という声が多く聞かれます。

参照:仕事体験|第一三共株式会社
参照:第一三共のインターンシップ選考対策・早期選考直結・優遇・募集情報|就活会議

第一三共のエントリー方法・選考フロー

第一三共のエントリー方法・選考フロー

選考の流れを時系列で把握し、各ステップで求められることを事前に理解しておこう。

第一三共の本選考は、ESの提出からスタートし、Webテスト・面接を経て内々定となる流れが一般的です。研究職・開発職では専門性を問う技術面接(研究内容プレゼン)があり、内定に向けた最大の山場ポイントとなります。

基本選考フロー(研究職・開発職の場合)

ステップ内容補足
STEP1マイページ登録・エントリー採用マイページへの登録後、職種を選択してエントリー
STEP2WEBエントリーシート提出志望動機・研究概要・ガクチカなどを記入。研究職はパワーポイント資料の提出を求められる場合あり
STEP3Webテスト(適性検査)言語・非言語・性格検査。事前に市販問題集で対策を
STEP4一次面接人事・若手社員との面接。人物面・コミュニケーション力・志望動機の深掘りが中心
STEP5技術面接・研究発表志望部署の研究員・開発職社員との面接。研究内容のプレゼン発表後、質疑応答に答える形式もあり。
STEP6最終面接部長・役員クラスとの面接。入社意欲・キャリアビジョン・企業への共感が問われる
STEP7内々定

研究職の技術面接では、パワーポイント等で研究内容を発表し、専門的な質疑応答が行われた実績が多くあります。「なぜこの研究をしているのか」「第一三共のどの事業に活かせるか」まで論理的に語れる準備が必須でしょう。

参照:第一三共の通過ES・選考体験談一覧|ワンキャリア
参照:Recruiting SITE|第一三共株式会社

第一三共の選考を通過するためのポイント

第一三共の選考を通過するためのポイント

選考突破のカギは事前準備の深さにあります。ここでは、第一三共の内定獲得に向けた実践的な3つのアクションを紹介します。

第一三共への志望動機を明確にする

第一三共の選考で最も重要なのは、「なぜ製薬業界か」「なぜ第一三共か」「自分にどう貢献できるか」の3層構造を明確にしておくことです。

「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」という第一三共の方向性と、自分の研究テーマ・専門性の接点を具体的に語れるかどうかがアピールの最大の鍵です。例えば「自分の修士研究で取り組んできた〇〇の技術は、第一三共のADCリンカー開発に活かせると考えている」という形がかんがえられます。企業の事業内容と研究の接点を論理的につなぐと好印象を与えられるでしょう。

製薬企業の志望動機に多い「患者さんに貢献したい」という表現だけでは不十分です。「なぜ第一三共でなければならないのか」という独自性のある理由を、IR情報や採用サイト・ニュースをしっかり読み込んだうえで言語化することが求められます。

第一三共のOB・OG訪問を行う

OB・OG訪問は、採用サイトや説明会では得られないリアルな情報収集の場です。第一三共では職種ごとに働き方や求められるスキルが大きく異なるため、志望職種に就いている先輩社員に話を聞くことが特に有効です。

聞いておきたい質問の例として、以下のようなものがあげられます。

「1日の仕事の流れを教えてください」
「理系の専門性がどの場面で最も活きていますか」
「選考でどんなことを意識すれば良かったと今振り返って思いますか」

OB・OG訪問を通じて得た情報は、志望動機や逆質問の精度を大幅に高めることができます。

WEBテスト・SPIの対策をする

第一三共のWebテストは、玉手箱形式での実施が多く報告されています。言語・非言語・性格検査の3セクションがあり、特に非言語では「表の空欄予測」など玉手箱特有の問題が出題されます。

対策のポイントとして、市販のWEBテスト対策問題集を繰り返し解き、出題パターンに慣れておくことが効果的です。Webテストはスコアが良いものを提出できる場合もあるため、複数回の練習を重ねておきましょう。理系学生が得意な数理系の問題は確実に得点しつつ、言語問題にも同等の準備を行うことが重要です。

第一三共に関するよくある質問

よくある疑問をQ&A形式でまとめました。エントリー前にしっかり確認しておきましょう。

Q1.学歴フィルターはありますか?

公式には設けられていません。採用実績をみると有名大学からの採用が多い傾向はありますが、様々な偏差値帯の大学からの採用実績があります。専門性や志望動機の質が重視されるため、大学名よりも研究内容の深さと志望理由の説得力が重要です。

Q2.理系学部卒でも研究職に応募できますか?

研究職・開発職の多くは大学院修士以上を応募条件としています。学部卒(4年制)では、MR職・コーポレートスタッフ・生産技術職(一部)への応募が主となります。研究職を目指す場合は大学院への進学が強く推奨されます。

Q3.薬学部以外でも選考を受けられますか?

もちろん受けられます。生命科学・有機化学・情報科学・化学工学・機械工学など、幅広い理系専攻から採用実績があります。特にデータサイエンス職や生産技術職では、薬学以外の専攻が強みになる場面も多いです。

Q4.インターン不参加でも本選考に影響はありますか?

インターン不参加でも本選考への応募は可能です。ただし参加者が早期選考や特別イベントに案内されるケースが報告されており、参加できる場合は積極的に参加を検討しましょう。

Q5.TOEICのスコアは必要ですか?

コーポレートスタッフ職ではTOEIC730以上が望ましいと明記されています。研究職・開発職では公式の基準は設けられていませんが、グローバルな仕事が多く英語論文・英語でのメール業務も発生します。早い段階からTOEICの準備を進めておくと、選考・入社後の両面で有利に働くでしょう。

まとめ

第一三共は、独自のADC技術と100年超の創薬実績を土台に、世界で急成長するグローバル創薬企業です。エンハーツの成功に象徴されるように、がん治療の世界標準を塗り替える可能性を秘めた環境で働ける点は、理系就活生にとって大きな魅力となるでしょう。

また、第一三共の選考対策を進めながら、同時に自分に合った他の優良企業を探すことも大切です。理系に特化した逆オファー型就活サービス「TECH OFFER」を活用すれば、専攻・研究内容に合った企業からのオファーを受け取れます。簡単なプロフィール登録のみで利用できるため、時間の無い理系学生にも非常に好評の就活サービスです。第一三共への挑戦を進めながら、企業選びの視野を広げる一手として、並行して利用してみるといいでしょう。

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