はじめまして、理系就活情報局です。
今回は、文系理系の就活の違いって?について解説していきます!
「理系の方が就活で有利って言われるのはなんで?」「文系就職を考えたい」という学生も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、「文理で就活は変わる?」から「文系就職」、「理系就職」、「理系就活を有利に進めるには」まで、解説します!
文理で就活は変わる?
文系、理系で就活はどう変わるのでしょうか?
大きな違いは特にないと思うかもしれません。
ここでは決定的な違いがある部分と、少し違ってくる部分について紹介していきます。
就活開始時期
人や志望する業界にはよりますが、理系学生の方が文系学生より就活開始時期が早い傾向にあります。
理系学生の中には、大学3年生や大学院1年生の時点で内々定を持っている学生もいます。
これに対し文系学生は大学4年生や大学院2年生が始まる頃に就活を始める人が多いです。
このような差が出る理由としては、企業の選考開始時期も関係してきます。
例えば外資系、コンサル、テレビ・広告業界やIT業界、通信業界は選考開始時期が早く、大学3年や大学院1年の中でもかなり早い時期から始まるものがあります。
理系職はこのあたりの業界で活躍できる職種がいくつかあり、また人気な業界かつ人手不足の業界もあると考えると、理系の学生のほうが就活時期は全体的に見ると早くなります。
学校推薦の有無
これは文系理系で決定的な違いとなります。
学校推薦とは、大学や教授と繋がりのある企業に、教授による推薦を添えてエントリーするものです。
内定をもらえる確率も高くなるため、理系学生にとってはありがたいものでしょう。
特に行きたい企業の推薦が学校にあるなら、使うに越したことはありません。
就活に打ち込める時間
これは人によりますが、研究室が忙しい理系学生は学校が始まってから就活に打ち込む時間をなかなか取れない人も出てきます。
中には研究室にコアタイムが存在し、教授によっては融通を効かせる事が難しいこともあるでしょう。
企業によっては面接日程を平日だけにしている所がほとんどです。またその時間も、遅くて17時ごろとしている所が多いでしょう。
また、研究室も基本的には平日の時間になるでしょう。
つまり、面接時間と研究室が被ってしまいます。
そのため、理系学生は学校が始まる前の春休み、つまり大学3年の終わり頃が一番就活に打ち込める時期となるでしょう。
これに対し文系学生は、1〜3年でほとんどの授業を取り終わっている人はゼミが週1,2回となるでしょう。
そのため、平日に就活をする時間が比較的取りやすいです。
このことからも、理系学生の方が早い時期から就活を始めておくほうが良いといえます。
文系就職
理系学生と文系学生の就活の違いについて解説してきました。
次に文系就職と理系就職について解説していきます。
理系だけど文系職を考えているという学生さんもいるのではないでしょうか?
ここでは文系職に就く場合の就職先とその職種について解説していきます!
主な就職先
考えられる就職先としては、商社やコンサル、広告やマスコミ、銀行などの金融系です。
実はこの中にも理系職種があるものもありますが、ほとんどの人は文系職種が多いというイメージをもつでしょう。
実際、数としては文系職種のほうが多いです。
主な職種
主な職種としては、総合職や営業職、マーケティング職、一般職、広報や人事などがあります。
これらの職に理系学部出身でも就く事は可能です。
また、理系学生は数字に強く、研究を通して論理的思考力を持っているとみなされる事が多いです。
このような力は先に述べた職種でもかなり活かす事が出来るでしょう。
そのため、企業としても理系学部出身から就いてくれるのは大歓迎です。
また文系の人とは違った考え方を持っている人もいます。
面白いアイデアを出してくれる人がいるという面でも理系学生が文系職に応募するのは企業としても嬉しいものです。
しかし、1つ注意点としては、学んだ事が直結する職種ではないため、なぜ文系職を選ぶのかという明確な理由を聞かれるでしょう。
この理由をはっきりと伝えられるようにしておきましょう。
理系就職
次に理系職について同様に解説していきます。
大学で学んだ事や研究したことが活かせる仕事がしたい!という人は是非こちらを読んでください。
主な就職先
主な就職先としてはメーカーやIT業界、エネルギー業界、建築や不動産、化粧品や食品などが挙げられます。
この中にはもちろん、営業職やマーケティング職のような文系職も存在します。
学んだ事が直結しやすい職種がある業界としてはこのあたりが考えられます。
また、今挙げたものは予想しやすい、イメージがあるものだと思います。
しかし実は他にも理系職がある就職先があります。
テレビ局、ITコンサル、広告、エンタメやゲーム業界などです。
放送が関わるテレビ局ではプログラミングが出来る学生や通信に強い学生、ITコンサルではITに関する知識を有している学生を、広告やエンタメ、ゲーム業界でもエンジニアやデータ分析が関わってきます。
そのためこのような業界も就職先に考えられます。
主な職種
主な職種としては研究職・研究開発職、エンジニア、技術営業職、MRや建築士、データサイエンティストです。
このあたりの職種は応募条件にその分野について学んでいることとしている事もあります。
特定の学科に所属している人限定の場合もあります。
そのため、自分が今いる学科で学んだ事、研究した事を直結して活かせる仕事がしたい学生さんはこのあたりの職種を見ると良いでしょう。
また、例えばエンジニアに就きたいと考えている場合、IT業界に絞られる事はありません。
金融業界でもATMなどの仕組みを支えているのはエンジニアです。
このように1つの職種に対して選べる業界は広く、また思ってもいなかった業界に実は理系職が潜んでいることもあります。
そのため、最初に業界を絞りすぎず色んな業界に触れておくことをおすすめします。
理系就活を有利に進めるには
文系理系で就活に違いがあること、さらに文系職で進む道も理系職で進む道もあることがわかりました。
ここでは、理系学生がより有利に、少しでも楽に就活出来る方法について解説していきます。
就活サイトを使う
就活サイトを上手く使うことで就活をより楽にすることができます。
おすすめするサービスとしてはオファー型のものです。
これは基本的に学生自身がプロフィールを登録し、これを読んで気になった学生に対して企業がオファーを送るものです。
インターンにしても本選考にしても、選考免除がもらえる所、書類選考免除してくれるところ、特別選考にのせてくれるところがあります。
そのため通常よりもより効率良く就活をすすめることができます。
ここではオススメのオファー型サービスを紹介していきます。
①Tech Offer
この記事を読んでいるのであればもしかしたら使っているかもしれませんが、これは理系学生限定のオファー型サービスです。
学校で学んだこと、所属している研究室を見て、またプロフィールを見てからオファーを送ってくれます。
そのため学んだ事を活かした仕事がしたい学生、研究室で忙しくて就活に時間を割けない学生におすすめです。
Tech Offer限定の特別選考もあるため、エントリーする企業を増やすという目的にも使えるでしょう。
②iroots
こちらは文系理系に関係なく登録できるものです。
なので、文系職を考えている学生にも良いかもしれません。
また、登録されている企業は大手が多く、大手志望の学生に良いでしょう。
登録するプロフィールはかなり細かく、学生時代について記入する所が沢山あるため面倒に思うかもしれません。
しかし、エントリーシートのように400字という文字数では収まらない事を伝えるチャンスでもあります。
それも、1回記入してしまえば後は企業が読むだけです。
こちらも研究室が、学校が忙しい学生は使っていくと効率良く就活ができるでしょう。
学校推薦の利用
理系学生だけが使える学校推薦は、使う方が就活で有利と言えるでしょう。
また、行きたい企業があり、その推薦があるなら使わない手はないです。
さらに学校からの推薦は比較的内定がでる確率が高くなります。
しかし、注意しなければならない点が2つあります。
1つ目は枠に限りがあるという事です。
また、この枠は大学院生が優先的に使えるようになっている事が多いでしょう。
そのため人気のある企業は枠が埋まってしまう可能性が高いです。
2つ目は辞退しづらいということです。
辞退してしまうと大学側の推薦枠が次の年から減り、また大学側からも企業側からも怒られるでしょう。
信頼にも関わるところですし、辞退した企業が社会人になってから取引先になる事もあります。
そのため辞退をしたら悪い印象しか与えないという事を覚えておきましょう。
そうならないためにも、学校推薦を使う場合は本当に行きたい企業なのかどうかということをきちんと考えてから使うようにしましょう。
これだけは知っておきたいポイント!(まとめ)
この記事では「文系理系の就活の違いって?」について解説してきました。
重要なポイントをおさらいします。
・文系理系では選考時期や推薦の有無という違いがある。
・理系でも文系職に就く事ができる。
・効率良く就活するにはオファー型、学校推薦を使う。