就活で使えるアピール項目は勉強の知識ばかりではありません。

むしろそうしたプライベートな時間にやってきた物事こそが自分自身の本質であり、企業としても興味がある部分です。

ぜひ他人とは違う、自分の個性をアピールしたい人に参考にしてもらえればと思います。

勉強以外のことをアピールするメリット

プライベートを知ることでその人に対する魅力がアップする

実は採用選考では、あなたの学力や採用後の働くイメージを見ているばかりではありません。

面接を通して、あなたの心技体(心:仕事への考え方、技:業務能力・技術力、体:性格や性質・キャラクター)の3つの面を把握したいと考えており、「体」としてあなた自身の私生活を知りたいのです。

心技体のどれか一つが欠けてもいけません。

バランスよくそれぞれを知ることで、あなたの魅力が最大限伝わります。


心技体とは

理系エントリーシート(ES)の書き方保存版!必要な3つの観点について解説

どんな分野に興味があるのかを知ることができる

仕事とプライベートは別とよく言いますが、共通するものが多いほど仕事への熱意を感じることができます。

例えば「自動車関連の設計業務をしたい」と考えている人の趣味が「車やバイクの整備・チューンアップ」だとすると大いに納得ができます。

反対に「ゲームプログラマーを目指している」という人が「ゲームはあまりやったことがなく、クラブやライブハウスに行くのが趣味」と話されると疑問に思いますよね。

つまり、ある程度仕事と共通した趣味を持っていることで「自分でいろいろ考えながら興味を持って仕事に取り組んでくれるかもしれない」という印象を与えられます。

コミュニケーションを取るためのきっかけになる

もしあなたの趣味が仕事と直結するようなものでなかったとしても、他者と意見を交わせるようなものであればコミュニケーションと取るために役立ちます。

無趣味な人よりも何か好きなことがある人の方が話しやすく、人間らしさを感じることができます。

料理や掃除といった家事全般が得意な人

自立した生活を送っているアピールになる

家事をきちんとこなすことができる人は「自立している」といったイメージが付きます。

すなわち「自分のことは自分でできる人」ということであり、自己管理能力にも期待できます。

仕事のスケジュールや納期をしっかり把握できる、遅刻しない、時間を守る、このようなプラスのイメージを持たれることも少なくありません。

転勤などにも対応できる生活力があるようなイメージになる

自立している人は転勤や出張といった生活が変わった場面でも、自分で生活をすることができ、対応力があるという認識を持たれます。

実際にあった話として、一人暮らしをしたことのない人が1ヶ月の長期出張をした際に「洗濯ができない」と上司に相談してしまい、評価に響いてしまった人もいます。

そういった意味でも、自分で生活できる人は安心感があります。

話の種にもなり、コミュニケーションに使える

会社には一人暮らしをしながら通勤している人も多く、家事や生活に関する悩みや困りごとは話の種になります。

また、一人暮らしをしている者同士の仲間意識というものもあるため、何かと話しかけられることや誘われる機会も増えます。

一方であまりにも日常的な話題だと、自ら何かにチャレンジして行動したことがないこじんまりとした人材だととらえられてしまうので注意しましょう。

パソコンや電子工作、プログラミングが得意な人

勉強以外の部分で理工系の知識を生かせる応用力

趣味でパソコンや電子工作、プログラミングといったことに関連することをしている人は、それらを応用して仕事に役立ててもらえるのではないかという期待を持ってもらえます。

勉強以外で自分から進んで学んだことは身に付きやすく、応用力に繋がります。

仕事に関連付けることができれば熱意も伝わる

自分の趣味と仕事とをつなぎ合わせてアピールできれば、さらにポイントが高くなります。

とはいえ無理に共通点を見いだしてアピールしてしまっては、意味がありません。

自然と自分の言葉で、熱意と知識を伝えられることを見つけておきましょう。

趣味を仕事に役立てることで新しい発見に期待できる

全く仕事に直結しないことであっても、別分野からの知見で新しい発明が生まれることも少なくないため、アピールポイントになります。

例えば、自動車メーカーの面接で「バイクは好きだけど、車とは違うから」と思ってアピールしないと損です。

同様に「ゲームは好きだけど、プログラミングはしたことがない」とゲーム好きをアピールしないことは、せっかくのチャンスを無駄にしていることにもなります。

漫画や映画などに興味がある人

話題の作品に触れておくことで自分なりの意見を述べることができる

美術や芸術、文化といったものに興味がある人は、他人との共通の話題にしやすく、議論をするきっかけにもなります。

そういったものを通じて自分の意見をしっかりと持っておくことで「この人はこういう考えなのか」「こういった物の見方ができるのか」と自分の人間性や考え方を伝えやすくなります。

自分のこだわりがあると「一つのことに熱心に取り組める人」に見える

好きなものへのこだわりは熱意の表れです。

全く何も興味も趣味もない人よりも、こうした熱意を秘めた人は仕事でも発揮することができます。

採用選考では冷めた人よりも熱を持った人の方が魅力的に見えるため、もし質問された際にはしっかりとアピールする内容を考えておきましょう。

ゲームやサブカル系はあまり前面に出さないほうが得策

趣味をアピールすると言ってもゲームやサブカル系、いわゆる「オタク系」文化は人を選びます。

若い人は抵抗なく話を聞くことができても、そうでない世代の方も多いのが実情です。

相手からそうした話を振られない限り、自発的にアピールしていくのは得策ではないかもしれません。

大学のサークルや同好会などの活動

運動系の部活は体力や縦割り社会への慣れに期待される

スポーツ系の部活に所属してきた人には「体力がある」「縦割り社会でも順応できる」といったイメージが付きます。

ほとんどの場合、体力はあるに越したことはありませんし、どんな会社でも縦割り社会である部分は持ち合わせているため、プラスのイメージになりやすいアピールと言えます。

文学系のサークルや委員会活動はコミュニケーション能力を鍛える場

文化系サークルや委員会活動では、さまざまな人と意見を交わすことが多くなっています。

チームワークで物事に取組んだ経験などはアピールポイントとなり、自身がその中でどういう役割を担当したかを紹介しましょう。また、経験を通しての失敗や学びを紹介することで、「コミュニケーション能力が鍛えられた」というアピールにつなげることができます。

活動での成果や学びは何があったかなどを交えながら説明しましょう。

アルバイトも大きなアピールポイントの一つ

アルバイトは内容によっていくつかアピール方法があります。

飲食店などの接客系のアルバイト経験は、対人コミュニケーションが苦手ではなく、状況判断能力を養うことができたと言えます。

体力系のアルバイトであれば、泥臭く働くことへの抵抗が少ないという見せ方ができると共に、様々な年齢の社員とのコミュニケーションにも慣れている「タフネス」のPRになります。

その他にアピールポイントとして紹介できる出来事

アピールポイントとして紹介できる出来事として、そのほかには下記などが挙げられます。

一人旅、海外旅行:新しい物事に対しての対応力がある。知的好奇心が旺盛でチャレンジ精神もあるということを表現
研究室での行事、役割:研究室というコミュニティの中での自分自身の役割やキャラクターを紹介することで自身の人間性を知ってもらえるように表現

学会の若手の会での活動:学会の若手の会に参加しているのであれば、自分たちで企画~段取り~運営までをやり通す若手の会の活動は非常に様々な学びも得ることができたと想像します。活動の中で得られた学びや経験などを紹介すると良いでしょう。

アワードやハッカソン、ロボコンへの参加:企業は自らチャレンジした経験を持ち、自己鍛錬をした学生を非常に採用したいと考えています。アワードやハッカソン、ロボコンなどにチャレンジした経験があれば必ずPRすると良いでしょう。

理系就活でこれだけは知っておいてほしいこと

・アピールする際には、心技体のバランスが就職活動では重要

・勉強以外の趣味や活動も大きなメリットになり、あなたのイメージをより明確にする

・熱意があることも最初はコンパクトにまとめてアピールするように注意

プライベートな時間をアピールすることで、自分の性格や人物像をより具体的にイメージしてもらいやすくなります。

注意する点はプライベートなことで熱が入ってしまうと、ついつい長く説明しがちなことです。

最初から長い話をすると逆に悪い印象を与えることになるため、話始めはコンパクトに、相手が興味を持って質問をしてきたことに関しては、徐々に熱意を込めていくような話し方を意識しましょう。