みなさんこんにちは!理系就活情報局です。
みなさんは将来どんな企業に就職して活躍したいですか?
理系学生だと自分の専門分野に沿った企業選びをされる方が多いと思います。
企業選びの段階では幅広く企業を見ていきましょう。
今回は理系学生に人気の業界・業種について解説していこうと思います。
是非企業選び・業界研究の参考にしてみてください!

理系就活生に人気の業界

ここでは理系の就活生に人気の業界を紹介していきます。
文系に人気があるイメージの業界も、意外と理系学生の間でも人気度が高い業界もあります。
就活準備を始める前に、どのような業界があるのか把握しておきましょう。

メーカー

まず最も人気といえるのはメーカーといえるでしょう。
メーカーとは私たちが普段使う「モノ(製品)」を原材料から仕入れ、製造を行い、それを必要とする消費者または法人に対して流通業者を介して販売を行う業界を指します。

主に2つの種類に分別されます。
消費者の生活を支える食品、衣服、自動車といった商品(BtoC)と、交通・運輸業界を支える乗り物の部品や精密機器の部品などの商品(BtoB)です。

特にBtoCの商品を製造する企業は知名度が高く、人気の業界としてイメージがついています。

ソフトウェア・通信

私にとって身近な道具である携帯やパソコン、ネットワークビジネスを基盤にしている企業にとってソフトウェア・通信企業は日本経済を支える重要な役割を担っています。
またスマートフォン用のアプリ開発・ゲームソフト開発もソフトウェア・通信業界に含まれており、非常に認知されています。
さらに近年トレンドとなっているDX化(デジタルトランスフォーメーション)や、テレワークの増加によって需要は拡大傾向にあります。
理系向けだとシステムエンジニアやデータアナリストといった専門知識や数字の強さを活かした職種があります。

商社

商社は大きく分けて「専門商社」と「総合商社」の2種類があります。
総合商社とは、海外の衣料品を日本に輸入し、国内メーカーや百貨店、コンビ二などで売るために仲介する役割を担っています。
扱う商品は、食料品からアパレルまで幅広く対応しています。
また同時に日本の商品を仕入れて海外のバイヤーに販売する役割も持っています。
近年ではメーカーと経営統合して、商品の販売をさらに促進する戦略を立てています。
一方で専門商社とは、繊維系、エネルギー系、化学系といった専門的な商材を手がける商社を指します。
専門商社は独自に製品を販売して利益を得る場合があるため製造から流通、販売まで手がけることもあります。
専門商社の場合は、理系の専門知識が必要な商材を取り扱っている場合が多いため、生産ラインだけでなく営業でも理系出身者が活躍する場は多いと考えられます。

金融

金融には直接金融と間接金融の2種類があります。
直接金融は主に証券会社を指します。
企業と投資家の間で行われる投資や株式・債権の取引の仲介をする役割を担っています。
一方で間接金融は銀行を指し、企業と預金者に向けて取引を行っています。
企業の場合は、銀行が企業に融資して企業は利息を銀行に払うシステムになっており、預金者の場合は銀行が預金者に融資を受けた際に、利息を還元するシステムとなっています。
理系が活躍できる金融専門職としては、アクチュアリー、アナリスト、ファンドマネジャー、クォンツアナリストが挙げられます。

人気の職種は?

理系就活において人気の業界について理解することができました。
では次に人気の職種についてご紹介したいと思います。
理系の職種といえば、研究員や技術職といったイメージがありますが、実際はどのような職種が人気なのでしょうか。

商品・事業開発

まず人気の職種として挙げられるのは、商品・事業開発です。
人気の要因としては理系学生の特質と非常に合致している職種であるからだと考えられます。
商品・事業開発は、最初に消費者が求めているモノ・サービスや最新のトレンドを知るためにマーケティングを行います。
そしてマーケティングの結果から、ヒット商品を作るために仮説を立て実証しながら改善点を見出しつつ販売戦略を立てていきます。
こうしたプロセスでは理系学生が持つ強みである「論理的思考力」「統計学やデータ分析の素養」が必要です。
したがって商品・事業開発は理系学生から人気があると同時に、企業側も積極的に理系人材を求めている傾向にあります。

コンサルティング

コンサルティングではITコンサル・財務系コンサル・経営戦略系コンサルといった3つのコンサルティングファームで働くことを指します。
コンサルティングとは企業からヒアリングして判明した課題に対して仮説を立てたうえで検証し、その結果からさらなる試行錯誤を重ね解決に導く仕事です。
コンサルティングとして働くうえで必要な能力として「論理的思考力」「分析・考察力」が挙げられると考えます。
これらの要素は、理系学生が学生時代に身につけた能力と非常に相似しており、採用側として今後の活躍が見込まれます。

エンジニア

エンジニアの種類は「営業系エンジニア」・「WEBエンジニア」・「インフラエンジニア」「開発エンジニア」と4種類に分類されます。
まず営業系エンジニアとは主にセールスエンジニアを指します。
仕事内容としては顧客のニーズをヒアリングして問題点を見つけたうえで、自社の商品・サービスを販売しています。
次にWEBエンジニアとはフロントエンジニアやバックエンドエンジニアを指します。
フロントエンジニアはWEBサイトアプリを使うユーザーが使用する画面を開発するお仕事です。
一方でバックエンドエンジニアはサイトやアプリを使用するユーザーの操作に対する処理の設計を行っています。

そしてインフラエンジニアとはOS・通信回線・サーバー・コンピューターといったITインフラを構築し維持する仕事です。
サーバーエンジニア・ネットワークエンジニア・データベースエンジニア・セキュリティエンジニア・クラウドエンジニアが挙げられます。

最後に開発エンジニアとはITを利用した機器の設計をする仕事です。
身近な例では携帯電話やデジタル家電、また医療機器や工場で使われている生産管理システムが挙げられます。

主にプログラマー・テストエンジニア・システムエンジニアを指します。

自分に適性がある業界・職種を見つけるには

みなさんは将来就活する企業を探すためにどのような方法を行っていますか?
ここでは本当に自分に適性がある職業を見つけるコツや具体性のあるESを書く方法について解説していきます!

まずは業界・業種を幅広く見渡す

志望企業を見つけるには、まず業界を絞らずリサーチすることが必要です。
自分が学んでいる分野に沿って業界を絞り込むことも重要ですが、自分の適性に沿った業界選びをするのも手段の一つとして挙げられます。
例えば近年働き手不足の解消や作業の効率化を目指し企業は積極的にITを取り入れています。
したがって、技術職として情報・デジタル分野の知見がある理系学生が活躍する職種が増えています。
また理系学生の特徴として数字に強いことが挙げられますが、こういった強みが企業のデジタルマーケティングや経営戦略を練る部署で活躍することが期待されています。
このように自分が学んでいる分野と直接関係がなくても、自分の適性に合った企業をみつけることができる場合もあるので、まずは幅広く業界を見て絞り込んでいきましょう!!

理系のインターンシップに参加

インターンシップに参加することで得られるメリットは2つあります。


1つ目は興味のある企業で実際に働いている方の意見を聞くことができる点です。
インターネットで企業について得られる情報だけでなく、社内の雰囲気や社員の方と交流することでさらに企業に対する理解が深まります。

2つ目は具体的な志望理由を書くことができます。
インターンシップでは常に組織の一員として同期のインターン生や社員の方々と働きます。
したがって就業経験やグループワークを通して、「自分の性格・強み」をより深く知ることができます。
このように苦労した経験から分かった自分の性格・強みを志望理由に反映すれば、説得力や具体性のある志望理由になるでしょう。

  

理系学生におすすめな就活方法

オファー型サービスの利用

オファー型サービスとは登録しておくだけで、自分がリサーチせずとも自動的に希望業種や研究内容から企業が絞り込まれオファーを受け取ることができるサービスです。
オファー型利用のメリットは2つあります。


1つ目は自分の専門分野とマッチした企業と出会えることです。オファー型就活サイトは、採用担当者が一人ひとりのプロフィール情報をもとに、興味を持った学生やマッチする学生に対してオファーを送っているため、高確率でミスマッチを防ぐことができます。
したがって書類選考や面接の突破率は高くなり一般的な応募より有利になります。

2つ目は研究と同時進行で就活が行える点です。
オファー型就活サイトは、に登録しておくだけで、企業からオファーが届くため就活をしつつ研究に没頭する時間も十分に取ることができます。

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「【理系学生におすすめ】理系就職において人気の業界や職種をご紹介!」について解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。



理系就活生に人気の業界は以下に挙げられる

 1.メーカー
 2.ソフトウェア・通信
 3.商社
 4.金融


人気の職種は「商品・事業開発」「コンサルティング」「エンジニア」が挙げられる。

・自分に適性がある業界・業種を見つけるには業界・業種を幅広く見ることと、理系のインターンシップに参加することが重要である。

・理系学生におすすめな就活方法としてオファー型サービスの利用がある。